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[本日のお題] フランスとドイツ
今年は世界的に主導者の交代が続いています。再選、復帰を含めすでに台湾、ロシア、北朝鮮そしてフランスで指導者が確定しています。
特にフランスはミッテラン以来17年ぶりになる社会党の大統領と言うことで、いまのヨーロッパの混迷を、ドイツのメルケル首相との信頼関係を構築し、どの様に対応できるか市場の関心が集まっています。
フランスはナポレオンの敗北に伴うヨーロッパの新秩序を模索したウイーン会議でも、敗戦国でありながら会議を主導するなどその政治力は当時から定評があります。第二次大戦後も、フランスを開放したアメリカ主体の連合国とは距離を置き、独自路線を貫きNATOを脱退、反米的なスタンスを貫いたことは良く知られています。
一方国土を蹂躙されたドイツとの関係では、怨念は横に置き、積年の紛争の種であった、両国の国境になるアルザス・ロレーヌ地域の石炭の利権を共同管理する石炭共同体を創設、それが他のヨーロッパ諸国を巻き込み、ヨーロッパ石炭共同体に発展しEUの基になったことは良く知られています。
特にドイツとの関係が深まったのはフランスではミッテラン大統領の時代で、ドイツ受け手はコール首相でした。ミッテランは1981年に、コールはその翌年に就任していますが、両者の人間的な関係は年々深まり、1996年にミッテランが亡くなるまで続きます。
ビスマルク以来の鉄の意志を持った首相と言われたコールが葬儀の場で涙を流し続けたと伝えられています。
そしてそのコールの一番の教え子がメルケル首相です。国と国との関係は情緒的なものではないでしょうが、最後は指導者同士の人間関係とその歴史が生きてきます。サルコジとメルケルの親密な関係から、オランド新大統領とメルケル首相の関係を不安視する意見がありますが、両国には奇しくも因縁のような人間模様と歴史があることも事実です。
(中嶋)

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