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水曜日の早朝、ストックボイスのオフィスに到着しました。これから2時間、「東京マーケットワイド」の準備に没入します。

水曜日は2週連続して激しい雨と風に見舞われました。冬の陽気とは思えない風雨の強さで、まっすぐ歩けないほどでした。2022年もあとわずかというところで、なぜか水曜日だけ異常気象に見舞われているような感覚です。

昨年に続いてコロナ禍に日常の暮らしが翻弄された1年でしたが、今年は近年にないほど異常な天候の少ない年でもありました。心配された夏のオリンピック、パラリンピックも異常なほどの暑さではなく、比較的軽微に過ごすことができました。もっともスケートボードのように種目によってはたいへんだったところもありますが。

天候が穏やかだったせいか、農作物や果物の出来栄えがよいようです。社会のあらゆるところで物価の上昇が見られますが、野菜の値段だけは落ち着いています。生育状況もよいようで、柿、ブドウ、梨など夏から秋にかけての果物は近年ないほどのおいしさでした。おそらく品種改良の技術も進んでいるのでしょう。冬の入り口でみかんはどの産地のものを食べても格別においしいです。これからリンゴの季節が始まるので楽しみです。

異常気象がない分、気がかりなのが頻発する地震です。九州のトカラ諸島では数日のうちに200回を超える地震が発生しており、伊豆大島も同様です。地下深いところで火山活動が活発化しているのでしょう。10年前の東日本大震災から現在までずっと地続き、時間続きです。

異常気象が少ないと言っても、8月に小笠原諸島の海底火山の爆発があり、噴き上げられた大量の軽石が漂流して沖縄・九州地方の漁業と観光に深刻な被害を与えたばかりです。地下のマグマの活動が原因だけに、人間の力では止めることはできません。いざという場合に備えて、何かあったら迅速に対処するしかありません。この点は株式投資と同じです。

手帳を買う季節、カレンダーを配る季節、来年の見通しを立てる季節です。明るい年の瀬を心から願っています。
(スズカズ)



疑問

櫻井 英明

2021/12/07 07:26

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土曜の日経朝刊の見出しは「上場5社に1社最高益」。
サブタイトルは「海運や半導体目立つ」とありました。
日経が継続比較の集計可能な1971社を調査。
今期に純利益で最高益を見込むのは全体の20.2%。
コロナ前の19年3月期は24.1%だったから回復基調は明白。
海運や商社など非製造業が目立つのも特徴。
そしてDX需要を背景にIT関連も好調。
まだ半導体・電子部品・素材も好調です。
「好業績」という戦力だけで戦っている日本市場には悪くない観測。
でもほとんど見向きもされていない印象です。

興味深かったのは「大機小機」。
タイトルは「業績相場へ転換促す」。
登場したのは米国企業の自社株買い。
9月末までに約7800億ドルとなり年間1兆ドルが視野。
S&P500のEPSの伸び率は21年に40%。
22年ー23年は年10%上昇の見通し。
株価がこのままだとPERは今年の23倍→23年は19倍となる見通し。
一方で日本。
22年3月期の純利益予想は前期比42%増。
「上方修正は必至」とあります。。
金融を除く民間企業の現預金は320兆円を超えました。
東証1部時価総額のほぼ半分です。
業績は好調。
お金はある。
それでも株は上がらないのでしょうか。
疑問。

どうも気になるのがマネタリーベースの減少。
前月が過去最高だったとは言えグラフは右肩下がりに転じました。
10月が天井だったとすると株式市場には悪影響となります。
11月のマネタリーベースの平均残高は前年比9.3%増の659兆円。
残高は過去最高を記録した10月の660兆7426億円からは減少。
ただ緩和的な金融環境が続く中で過去2番目の高水準。
金融機関向けのコロナオペが導入された前年の反動は継続。
伸び率は2020年6月以来の低さとなりました。
平均残高の内訳は、日銀当座預金が同10.9%増の536兆6367億円。
過去最高となった前月より減少。
紙幣は同3.1%増の117兆3108億円。
貨幣は同0.7%増の5兆0525億円でした。
11月末のマネタリーベース残高は660兆4444億円と前月末より減少。
マネタリーベースは、市中に出回っている現金と金融機関が日銀に預けている当座預金の合計値。
日銀がETFを買わないだけでなくず知らず知らずのうちに資金供給を渋っている格好。
これは良くない傾向ではあります。

OECDの世界経済見通し。

2021年見通し。
★日本9月時点2.5%、今回1.8%。
世界9月時点5.7%、今回5.6%。
米国9月時点6.0%、今回5.6%。
ユーロ圏9月時点5.3%、今回5.2%。
★2022年見通し。
日本9月時点2.1%、今回3.4%。
世界9月時点4.5%、今回4.5%。
米国9月時点3.9%、今回3.7%。
ユーロ圏9月時点4.6%、今回4.3%。
コメントは「コロナ感染拡大にうまく対応。
財政・金融政策も22年に向けた景気の支援材料。
基本シナリオは「経済活動の回復が続く」。
課題は「労働力不足とコロナ株の新たな変異種。
とはいえ、2022年の日本は悪くない見通しですが・・

11月26日時点のQuick調査の信用評価損率は▲9.66%(前週▲7.87%)。
6週連続で悪化。
11月26日時点の信用売り残は366億円増の7839億円。
4週連続で増加。
同信用買い残は1608億円増の3兆7401億円。
2週連続で増加。
信用倍率は4.77倍。
4週連続で4倍台。
11月26日時点の裁定売り残は450億円増の458億円。
2週ぶりに減少。
裁定買い残は1800億円減の4801億円。
2週ぶりに減少。

11月第4週の海外投資家動向。
現物2483億円売り越し(3週連続売り越し)。
先物4064億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
合計6548億円売り越し(2週連続)。

週間ベースで日経平均株価は2.5%安、2週続落(累計5.8%下落)。
TOPIXハ1.4%安、ともに2週続落(同4.2%下落)。
東証マザーズ指数は7.1%安、2週続落(同9.1%下落)。
日経ジャスダック平均は2.0%安、2週続落(同3.6%下落)。
東証2部指数は1.9%安、3週続落(同4.1%下落)。
東証REIT指数は2.2%安、2週ぶりの反落。


12月相場はヘッジファンドの決算通過。
ある意味で新年度入りです。
四季報発売月。
メジャーSQ通過後の国内外の機関投資家は一服。
20日以降はクリスマス休暇。
26日以降の東京は最近はあるかどうか不明な掉尾の一振狙い。
3ヶ月に一度のIPOラッシュ。
最近はドレッシング(お化粧)という言葉も聞かれなくなりました。
昨年末日プラスの基準は27444円
年足陽線基準は27258円。
因みに・・・。
昨年12月SQ値は26713円
3月SQ値は29282円
6月SQ値は29046円
9月SQ値は30085円

以下は今朝の場況。

「反発」

週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反発。
NYダウは646ドル(1.9%)高。
1日の上昇幅としては大統領選があった2020年11月9日(834ドル高)以来。
1年1カ月ぶりの大きさとなった。
パウエル議長がテーパリング(量的緩和の縮小)加速を示唆する前の水準(11月29日、35135ドル)を回復。
過去4週間で1747ドル(4.8%)下落していた。
売り持ち高を形成した投機筋の買い戻しも巻き込んで上昇幅が大きくなったとの解釈。
国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が「オミクロン株は現時点で重症化の度合いはそれほど高くないようだ」とコメント。
これを好感した格好。
「中国人民銀行が銀行の預金準備率を引き下げる」と発表したことも支援材料。
S&P500バリュー指数は1.5%高。
グロース指数は0.9%高。
景気に敏感なダウ輸送株指数は2.3%高。
小型株で構成するラッセル2000指数も2%上昇。
アマゾン、アルファベットが上昇。
ユナイテッド航空が8.3%高。
クルーズ株も上昇。
一方、エヌビディアやテスラは下落。
ファーザー、モデルナが軟調。
10年国債利回りは1.437%。
2年国債利回りは0.633%。
ドル円は113円台半ば。
WTI原油1月物は前日比3.23ドル(4.9%)高の69.49ドル。
週末に急落していたビットコインは0.6%安の49166.35ドル。
SKEW指数は149.64→151.64。
恐怖と欲望指数は20→25。

週明けのNYダウは646ドル(1.87%)高の35227ドルと反発。
高値は35356ドル、安値は34633ドル。
NASDAQは139ポイント(0.93%)高の15225ポイント。
高値は15281ポイント、安値は14931ポイント。
S&P500は53ポイント(1.18%)高の4591ポイントと反発。
高値は4612ポイント、安値は4540ポイント。
ダウ輸送株指数は360ポイント(2.26%)高の16327ポイントと3日続伸。
SOX指数は0.12%安の3800ポイントと続落。
VIX指数は27.48と低下。
合算売買高は119.6億株(前日138億株、直近20日平均は115.5億株)。
225先物CME円建ては大証日中比245円高の28905円。
ドル建ては大証日中比255円高の28105円。
ドル円は113.48円。
10年国債利回りは1.437%。
2年国債利回りは0.633%。

「ボリンジャーのマイナス1σが28411円」

週明けの日経平均は寄り付き40円高。
終値は102円安の27927円と反落。
日足は4日ぶりに陰線。
TOPIXは0.53%安と反落。
東証マザーズ指数は3.80%安と反落。
日経ジャスダック平均は0.46%安と反落。
東証1部の売買代金は2兆5071億円(前日2兆9347億円)。
値上がり835銘柄(前日2015銘柄)。
値下がり1245銘柄(前日138銘柄)。
新高値5銘柄(前日9銘柄)。
新安値54銘柄(前日89銘柄)。
騰落レシオは75.91(前日76.56)。
NTレシオは14.34倍(前日14.32倍)。
サイコロは5勝7敗で42.67%。
下向きの25日線(29118円)からは▲4.09%(前日▲3.85%)。
7日連続で下回った。
横這いの75日線は28977円。
7日連続で下回った。
右肩下がりの200日線(28915円)からは▲3.42%(前日▲3.09%)。
7日連続で下回った。
右肩下りの5日線(27893円)から△0.12%。
2日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.070%(前日▲15.891%)。
買い方▲11.600% (前日▲11.080%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲0.612%(前日▲3.846%)。
買い方▲28.876% (前日▲27.746%)。
空売り比率は44.4%(21日連続で40%超:前日45.4%)。
空売り規制なしの比率は8.4%(前日10.2%)。
日経VIは28.94(前日25.00)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.50倍(前日13.57倍)。
7日連続で13倍台。
前期基準では18.23倍。
EPSは2068円(前日2065円)。
225のPBRは1.23倍。
BPSは22705円(前日22604円)
日経平均の益回りは7.41%。
10年国債利回りは0.035%。
東証1部全銘柄だと予想PERは15.05倍。
前期基準では20.65倍。
PBRは1.27倍。
東証1部単純平均株価は10円安の2349円。
東証1部売買単価は23306円(前日2279円)。
東証1部時価総額は719兆円(前日723兆円)。
73日連続で700兆円台。
ドル建て日経平均は247.08(前日247.61)。
週明けのシカゴ225先物は大証日中比245円高の28095円。
高値28155円、安値27680円。
大証先物夜間取引終値は日中比250円高の28100円。
気学では「押し目にある時は一時高を見る日なり」。
水曜は「人気に逆行し前後場仕成を変える日」。
木曜は「高下荒く初め高いと後安の日。戻り売り良し」。
金曜は「高下しても結局安き日。吹き値売り狙え」。
ボリンジャーのマイナス1σが28411円。
マイナス2σが27704円。
サポートになった。
マイナス3σが26998円。
一目均衡の雲の上限が28917円。
下限が28875円。
7日連続で雲の下。
勝手雲の上限は29505円。
下限が29218円。
7日連続で勝手雲の下。
9日(木)に黒くねじれる。
RSIが23.09(前日27.43)。
RCIが6.32(前日4.67)。

《今日のポイント12月07日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反発。
   10年国債利回りは1.437%。
   2年国債利回りは0.633%。
   ドル円は113円台半ば。
   SKEW指数は149.64→151.64。
   恐怖と欲望指数は20→25。

(2)ダウ輸送株指数は360ポイント(2.26%)高の16327ポイントと3日続伸。
   SOX指数は0.12%安の3800ポイントと続落。
   VIX指数は27.48と低下。
   合算売買高は119.6億株(前日138億株、直近20日平均は115.5億株)。
   225先物CME円建ては大証日中比245円高の28905円。

(3)東証1部の売買代金は2兆5071億円(前日2兆9347億円)。
   新高値5銘柄(前日9銘柄)。
   新安値54銘柄(前日89銘柄)。
   騰落レシオは75.91(前日76.56)。
   NTレシオは14.34倍(前日14.32倍)。
   サイコロは5勝7敗で42.67%。

(4)下向きの25日線(29118円)からは▲4.09%(前日▲3.85%)。
   7日連続で下回った。
   横這いの75日線は28977円。
   7日連続で下回った。
   右肩下がりの200日線(28915円)からは▲3.42%(前日▲3.09%)。
   7日連続で下回った。
   右肩下りの5日線(27893円)から△0.12%。
   2日連続で上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.070%(前日▲15.891%)。
   買い方▲11.600% (前日▲11.080%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲0.612%(前日▲3.846%)。
   買い方▲28.876% (前日▲27.746%)。

(6)空売り比率は44.4%(21日連続で40%超:前日45.4%)。
   空売り規制なしの比率は8.4%(前日10.2%)。
   日経VIは28.94(前日25.00)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.50倍(前日13.57倍)。
   EPSは2068円(前日2065円)。
   BPSは22705円(前日22604円)
   日経平均の益回りは7.41%。
   10年国債利回りは0.035%。

(8)東証1部時価総額は719兆円(前日723兆円)。
   ドル建て日経平均は247.08(前日247.61)。

(9)ボリンジャーのマイナス1σが28411円。
   マイナス2σが27704円。
   サポートになった。
   マイナス3σが26998円。
   一目均衡の雲の上限が28917円。
   下限が28875円。
   7日連続で雲の下。
   勝手雲の上限は29505円。
   下限が29218円。
   7日連続で勝手雲の下。
   9日(木)に黒くねじれる。
   RSIが23.09(前日27.43)。
   RCIが6.32(前日4.67)。

今年の曜日別勝敗(12月6日まで)

月曜27勝19敗
火曜24勝21敗
水曜17勝30敗
木曜25勝19敗
金曜25勝22敗
(櫻井)。
週末の『資産形成フェスタ2021』はご好評のうちに無事終了しました。
ご視聴くださった皆様、ありがとうございました。
様々な企業のTOPの素顔が見られ、私自身とても勉強になりました。
会場公開型のセミナーの良さとまた違って、自宅にいながらリラックスして学べるいい機会でした。
セミナーの様子はストックボイス動画に上がっていますので、ぜひご覧ください。

さて、先週写真データの喪失の話を書いたところ、
各方面から有難いアドバイスを沢山頂きました。

総合すると、
cloudを過信しない、依存しないこと。
データは定期的にHDDなどに保存すること。
中でも友人のアドバイスが響きました。
「データは選んだり消したりしない。時間の無駄。
ただただ保存するべし。」
なるほど。
この週末はHDDへの保存作業に取り掛かる予定です。

面白かった話をここで一つ。

先週書いた、「Google フォト」のアプリ。
結論としては、残念ながら私の悩みを解決する手段にはなってくれなかったのですが、
普段使っているiPhoneの写真アプリに比べて、顔の認識力がとても高く、
色々と思い出を系統だてて振り返ることができました。
人ごとに顔を振り分けてくれて、
たまに自信がない表情の写真があると
「〇〇さんで合ってますか?」
と確認してくれます。
似た顔を誤認識する場合もあるので、その際は「これは〇〇さんではない」
と手動で選び直してフォルダーに仕分け。

登場頻度が多い順に私の写真アルバムの主要登場人物が並ぶのですが、
友人や家族の枚数の割に、私自身の写真が少ないような。
全登場人物を見ていくうちに理由が分かりました。
『盛った』写真を別人と認識する傾向がある。
例えば、
プロのメイクさんがメイクしてくれた写真
プロのカメラマンが実物以上に撮ってくれた写真
など。つまり、実物以上によく取れている写真ですね。

弟の写真など、幼少期の頃のものも含め、正確に彼のフォルダーに振り分ける精巧さを持ちながら、
なぜ私の『盛った写真』を別人フォルダーにはじいた??AIさんよ。

「メイク落とすと、携帯のFACE IDが反応しない!」
と不平を漏らしていた後輩の言葉を思い出しました。

なかなかいい目を持っておる。
↓別人と認定された写真のサンプル







市場の動揺が収まりません。2週に渡りアルゴ・高速取引の市場へのインパクトに関し投稿しましたが、更に関与が強まっているようです。,何しろ世界の取引の8割がアルゴ取引で、7割が高速取引(HFT)で処理されているのですから。

昨年3月のコロナ禍による市場の急落に、アルゴ取引が対応出来なかったことは前回指摘した通りです。コロナ禍に伴う取引事例が無く、充分なデータが蓄積されていなかった為です。コロナ禍に対処するため、新たにアルゴリズムに必要なデータの蓄積が始まったのですが、昨年の急落の経緯からネガティブなシナリオばかりが積み上がり、データ化された可能性があります。そもそも機械は感情を持たないため、コロナ=売りの判断は出来ません、始まりは人間の意識、心理の傾きで方向性が植え付けられるのです。

更に機械で取引を効率よく処理する為、一人の人間が多様な金融商品をカバーすることが可能になっています。かつてはそれぞれの分野の専門家が事例の分析を行い、対処法をアドバイスしたのですが、そうした多様性が失われ判断が一方に偏りがちになっています。それぞれ違った金融商品が同じ方向に上げ下げを示すのもその為かもしれません。11月26日の世界同時株価・原油下落に見て取れます。

アルゴ取は市場の下落に対する対応が不充分との見方もあります。株価の上昇は時間をかけてゆっくりと進むことが多く、データの取得が有効にできるのです。一方下落はいつも短期間に急速に起き、充分なデータが取得出来にくい為です。モデルナのCEOがオミクロンに対するワクチンの効用に慎重な見方を示しただけで、一転して下落に転じ、テクニカルな反発すら示さなかったのが良い例でしょう。

今回の急落局面では、所謂チャート上の節目と言われるポイントも一気に突き破っています。下落に対するデータ不足のまま機械が指令する怖さがここにあります。繰り返し指摘したいのは、アルゴリズムはあくまで取引に於けるパターンを認識するだけで、企業業績、景気実態など株価を動かす仕組みまで分析するわけではありません。冷静に対処したいものです。
(中嶋)
この土曜日、日曜日にストックボイス「資産形成フェスタ2021」がオンライン形式で開催されました。昨年に続いての第2回目です。今年も大勢の皆さまにご参加いただきまして誠にありがとうございました。

ご登壇された各企業の社長、会長、IR担当重役の方々のお話には、まさに「情熱」や「熱意」という言葉がぴったりの情報がたくさん詰まっていました。私も進行役として参加させていただいて、たくさんの学ぶべき点を見つけることができました。一視聴者としてとても勉強になりました。おとなりの席に座る小川真由美キャスターとずっとそんな話をしていました。

土日の2日間を通して、東証アローズの中にずっといるという時間も貴重でした。ご存知のように、東証アローズはかつての取引所の立会場です。高い天井、柱のない広い空間、端から端までよく響く声がそれを物語っています。昭和60年代までまさにこの場所で、大勢の証券会社の市場部員の人たちが、毎日手を振って声を張り上げて、株式の取引を行っていました。それはそれは壮観でした。

松尾芭蕉は奥州・平泉で「夏草や兵どもが夢の跡」と詠みました。消えてしまった多くの人々の夢、野望、奮闘、汗、怒号、泣き笑い、生きざま、さまざまなものが去来して、それらも今は跡形もなく消えてしまいました。記憶、あるいは寂寥感だけが残されています。

AIの登場によって消滅してしまう職業があると数年前から世の中挙げて心配しています。そのひとつの実例が、証券取引の電子化によって丸ごと消滅してしまった仕事、職種の跡が東証アローズです。存在するけど存在しない。

「資産形成フェスタ2021」の主役はもちろん、企業説明で登壇される会社の社長、会長に違いありませんが、もうひとつ、影の主役は東証アローズです。あの空間をほとんど独り占めして行うストックボイスの「資産形成フェスタ」は、皆さまのご支持によって「2022」も「2023」もおそらく続いてゆくのだろうと思います。そう願っています。

新しい使命と役割を託された東証アローズの雄姿を、これからもご覧いただければありがたく存じます。
(スズカズ)