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日経朝刊では「日本株年金売り重荷」の記事。
投資部門別売買動向では年初から2月第3週までの信託銀行は8598億円の売り越し。
最大の売り手となっています。
信託銀行は年金などの売買が中心。
GPIFの日本株の割合めどは25%。
錯塩12月末時点で25.85%。
足音は16%超との観測。
25%までの売り金額は1兆円という試算もあります。
指摘は「市場での売買は長期的視点に基づいて行う」。
他の企業年金も「さらに上がれば日本株売却を検討」とのコメント。
ここに株式市場の本質の一つがあります。
それは「上がれば売る」という単純な図式。
「下がれば買う」は心強いが間違いなく「上がれば売る」。
これは機関投資家も個人もほぼ一緒でしょう。
だから課題は「高値のその上値を買う投資家がいるかどうか」。
売り人が必ずいることを勘案すればこれが重要となってきます。
だから今の市場で大切なのは「高値のその先を買う大義名分・理由付け」でしょう。

2021年度予算が衆院を通過しました。
一般会計総額は当初予算で106兆6097億円、
9年連測で過去最高を更新。
ということはアベノミクスが始まった2013年度予算から更新継続ということ。
結果的に国が潤沢にお金を使えば株価も上昇するということでした。
そして「株高はある程度すべての課題を解決する」。
ココにいち早く気が付いたのはNY市場。
遅ればせながら東京も気が付いてきたようですがまだキャッチアップへは道半ばの感。
それにしても・・・。
国家予算の審議の過程で記憶に残るのは、天下国家の行く末ではなく残念ながら俗人的な問題。
もっとも今年に限ったことではありません。
過去もそうでしたが国会の論戦というのは個人の行動に起因したことが多いような印象。
予算の中身についての論議が少ないから、無駄も発生するのかも知れません。
その他の法案では「脱炭素・デジタル化」が目玉なのでしょう。
オンラインでの株主総会も俎上です。
各論に陥って総論が見えなくなることには警戒したいところ。
とはいえ、野党の枝葉末節好みに変化はないのでしょう。
もっとも・・・。
株式市場も同様で重箱の隅を穿る傾向が持て囃される傾向。
必要なのは「大局観」なのですが、それは少数。
多数は「目先」だから、コロコロと相場観が変わるのでしょう。

少し前まで東京市場の株価は前日のNY株式の値段を参考にしていました。
最近はどうも東京市場の株価がNY市場の株価の先駆けとなっているような印象。
日付変更線を跨いで昨日の株価を参考にする後追いチックな姿ではなくなったような気がします。
その日のファーストプライスを着けるのは東京株式市場。
つまりフィナーレではなくオープニングの役割を持ってきたと言えるでしょうか。
これはシカゴの夜間取引などの先物価格が昼間の東京でリアルに反映するからかも知れません。
とはいえ、シカゴの夜中にトレードする米国人投資家もそう多くはないでしょう。
日本からのオーダーで左右されることも大いにありそうです。
だとすると、従来の「昨日のロンドンは、NYは」という発想は消した方がよさそうな気配。
夜間取引の先物動向に支えられてとはいえ一応「自立」した格好は評価されるべきでしょう。

金利上昇でグロースセクターやハイテクセクターが売られるという論調。
それらがまとめられたのがこんな声でした。
「足元の利益水準が低くても、短期間で急成長するだろうと期待されている企業は人気が高い。
従って投資マネーが集まりやスク株価は上昇しやすい。
株価が上昇すると、益回りは当然低くなりがちだ。
債券利回りが上昇すると益周りの低いグロースセクターの魅力は相対的に低下する。
むしろ株価が低調なので益回りが高いバリューセクターに乗り変える動きも出てくる」。
活字でしか株式市場を学ばない非実務者にとっては「なるほど」なのかも知れません。
頭だけで理解しようとすると、これは正しい理論なのでしょう。
しか実務的にはどうなのでしょうか。
低PERかつ低PBRで益回りの高い銘柄はピカピカですか?
魅力的ですか?
決してはそうは映らないことでしょう。
バリュー株はほとんど魅力のない過去の遺物みたいな存在かも知れません。
金利が少し上がっただけで「成長」とか「未来」という言葉が色褪せることは実務的にはない筈です。
それにしても・・・。
相場を学問的に置換して推論すると変な理論が妙に正しく見えるから面白いもの。
本や活字の知識だけを頼りにすると思わぬ陥穽にはまることはままあること。
相場がPERや益回りだけで動くものなら、誰も苦労はしません。

3月2日時点で新型コロナウィルスの累計感染者数は434390人。
退院治癒者数は413153人(前日比1184人増)。
現在感染者数は13225人(前日比362人減)。
昨年11月17日の水準まで低下した。
このまま減ればもうすぐ1万人割れのところまでは行けそうな気配だ。
一方で今年のインフルエンザ患者数は2月第3週で49人。
昨年同時期は30192人だった。
今年の最大は2月第1週の98人。
昨年のピークは1月第1週の90811人だった。
コロナとインフルエンザ患者の数を合計すると2月第3週で概ね1万5000人。
「でしかない」と見るか、「中身が違う」と見るかは別れますが・・・。

ロイターが日銀出資証券(8301)のストップ高について報じていました。
「1980年代のバブル期には最安値から40倍以上の上昇を記録した経緯がある。
直近の急騰は金融相場を象徴する動きとの見方も出ている。
動意づいたのは先週の後半。
日経平均が1202円安となった2月26日には逆行高。
昨年6月17日以来、約8か月ぶりに3万円を一時回復した。
年初1月5日に昨年来安値2万4610円を付けて80年代のバブル後最安値を更新。
その後も日経平均が3万円を回復する中でも、チャート上ではどん底の水準に放置されていた。
目立った材料は見当たらないものの、1つの見方は好業績の出遅れ銘柄。
上期には株価上昇によるETF運用益の増加から、最終利益にあたる当期剰余金が9288億円。
過去最高水準を記録するなど空前の好決算となった。
ただ、日銀は、一般的な企業の評価とは異なり、業績を投資尺度とする株価判断の枠外にある存在ともいえる。
バブル期には4年間で株価が40倍になった経緯がある。
昔を知る投資家にとっては投機対象の1つ。
同社株は84年の8月に付けた上場来安値1万8000円から88年12月の上場来高値75万5000円。
約41倍に上昇した」。

市場に跋扈する完全トレンド追随型の市場関係者が先週の下げを見て表面上弱気になった印象。
条件付きの結論は玉牛色。
上下どちらとも解釈できる巧妙な論理。
しかし、それでも圧倒的強気でないところはむしろ歓迎すべき現象なのかも知れません。


《兜町ポエム》

「株祭り」

灯りをつけましょ兜町
株価を上げましょ久しぶり
世界株高の笛太鼓
今は楽しい株祭り

提灯つけたら消えちゃった
株価が下がって枯れちゃった
バブルのあとの長丁場
コロナが加わり塩漬けだ

グロース株とバリュー株
高値が並んですまし顔
バブルの頃のあの高値
よく似たチャートの右上がり

株のボードに映る買い
かすかにゆするは春の風
小出しの業績まだ増えよう
赤いお顔の株価たち

マインド着替えて板締めて
このごろ株価も晴れ姿
春の弥生のこのよき日
何より嬉しい株祭り

以下は今朝の場況。

「揃って反落」

火曜のNY株式市場で主要3指数は反落。
ハイテクセクター反落、素材セクター上昇の構図。
アップルが2%、テスラが4%、アマゾンが1.6%下落。
小型株中心のラッセル2000は1.9%安となった。
空売り比率の高い住宅ローン会社ロケット・カンパニーズは71%急伸。
掲示板レディットの人気フォーラム「ウォールストリートベッツ」で関心を集め3日続伸。
10年債利回りは3連続で低下し1.398%。
2年国債利回りは0.123%。
ビットコインは約4%安の4万7609ドル。
SEC委員長に指名されたゲーリー・ゲンスラー氏が投資家保護に関する懸念を示したことが材料。
ドル円は106円台後半。
SKEW指数は141.68。
恐怖と欲望指数は65→62。

火曜のNYダウは143ドル安の31391ドルと反落。
高値は31623ドル。
NASDAQは230ポイント安の13358ポイントと3日ぶりに反落。
高値は13601ポイント。
S&P500は31ポイント安の3870ポイントと反落。
ダウ輸送株指数は46ポイント安の13571ポイントと反落。
SOX指数は3.10%安の3070ポイントと3日ぶりに反落。
VIX指数は24.53と上昇。
3市場の売買高は123億株(前日121億株。過去20日平均は149億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比30円高の29520円。
ドル建ては大証比日中比30円高の29520円。
ドル円は106.67円。
10年国債利回りは1.398%。
2年国債利回りは0.123%。

「25日線がサポート」

火曜の日経平均は寄り付き276円高。
終値は255円安の29408円と続落。
3万円まであと4円まで迫ったが届かなかった。
日足は2日ぶりに陰線。
TOPIXは反落。
東証マザーズ指数は続伸。
日経ジャスダック平均は反落。
東証1部の売買代金は2兆6132億円(前日2兆4773億円)。
29日連続で2兆円超。
値上がり745銘柄(前日1931銘柄)。
値下がり1346銘柄(前日229銘柄)。
新高値34銘柄(前日29銘柄)。
新安値4銘柄(前日3柄)と逆転。
騰落レシオは107.83(前日107.34)。
NTレシオは15.54倍(前日15.66倍)。
44日連続で15倍台。
サイコロは5勝7敗で41.67%。
右肩上がりの25日線(29247円)からは△0.55%。
2日連続で上回った。
右肩上がりの75日線は27679円。
右肩上がりの200日線(24572円)からは△19.68%(前日△20.95%)。
2日ぶりに△20%割れ。
右下がりの5日線(29575円)から▲0.57%。
3日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.889%(前日▲20.529%)。
買い方▲6.011%(前日▲5.613%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲5.045%(前日▲5.638%)。
買い方▲16.939%(前日▲16.312%)。
空売り比率は40.6%(3日連続で40%超:前日41.2%)。
空売り規制なしの比率7.9%(前日6.3%)。
2月26日時点の信用売り残は1371億円減の7734億円。  
4週ぶりに減少。
同信用買い残は1559億円増の2兆9743億円。
2週連続の増加。
2兆円台は42週連続。
金額ベースでの信用倍率は3.85倍(前週は3.09)。
6週連続の3倍台。
日経VIは24.92と低下。
日経平均採用銘柄の予想PERは22.05倍(前日22.79倍)。
前期基準では23.26倍。
EPSは1333円(前日1336円)。
225のPBRは1.29倍。
BPSは22797円(前日22944円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.54%(前日4.51%)。
配当利回りは1.64%。
東証1部全銘柄だと予想PERは24.05倍。
前期基準では24.30倍。
PBRは1.36倍。
ドル建て日経平均は275.31(前日278.40)。
東証1部単純平均株価は8円安の2384円。
(2020年末2341円、2019年末2327円、
2018年末2077円、2017年末2946円)。
東証1部売買単価は2021円(前日1981円)
東証1部時価総額は710兆円(前日713兆円)。
2日連続で700兆円超。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比30円高の29520円。
高値30025円、安値29315円。
225先物大証夜間取引終値は日中比60円高の29550円。
気学では「一方に偏って動く日」。
木曜は「変化注意日」。
金曜は「一方に偏傾して動く日。波動につくべし」。
ボリンジャーのプラス1σが30033円。
プラス2σが30818円。
マイナス1σが28462円。
一目均衡の雲の上限が28055円。
78日連続で雲の上。
勝手雲の上限は29854円。
3日ぶりに勝手雲の中。
勝手雲の下限は29172円。
RSIが50.20(前日53.30)。
RCIが35.44(前日58.43)。
週末に空けたマドは30044円ー29760円。
アノマリー的には明日が「株高の日」。

《今日のポイント3月3日》

(1)火曜のNY株式市場で主要3指数は反落。
   ハイテクセクター反落、素材セクター上昇の構図。
   SKEW指数は141.68。
   恐怖と欲望指数は65→62。

(2)ダウ輸送株指数は46ポイント安の13571ポイントと反落。
   SOX指数は3.10%安の3070ポイントと3日ぶりに反落。
   VIX指数は24.53と上昇。
   3市場の売買高は123億株(前日121億株。過去20日平均は149億株)。
   225先物CME円建ては大証比日中比30円高の29520円。

(3)東証1部の売買代金は2兆6132億円(前日2兆4773億円)。
   新高値34銘柄(前日29銘柄)。
   新安値4銘柄(前日3柄)と逆転。
   騰落レシオは107.83(前日107.34)。
   NTレシオは15.54倍(前日15.66倍)。
   サイコロは5勝7敗で41.67%。

(4)右肩上がりの25日線(29247円)からは△0.55%。
   2日連続で上回った。
   右肩上がりの200日線(24572円)からは△19.68%(前日△20.95%)。
   2日ぶりに△20%割れ。
   右下がりの5日線(29575円)から▲0.57%。
   3日連続で下回った。

(5)空売り比率は40.6%(3日連続で40%超:前日41.2%)。
   空売り規制なしの比率7.9%(前日6.3%)。
   2月26日時点の信用売り残は1371億円減の7734億円。  
   4週ぶりに減少。
   同信用買い残は1559億円増の2兆9743億円。
   2週連続の増加。
   2兆円台は42週連続。
   金額ベースでの信用倍率は3.85倍(前週は3.09)。
   6週連続の3倍台。
   日経VIは24.92と低下。

(6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.889%(前日▲20.529%)。
   買い方▲6.011%(前日▲5.613%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲5.045%(前日▲5.638%)。
   買い方▲16.939%(前日▲16.312%)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは22.05倍(前日22.79倍)。
   EPSは1333円(前日1336円)。
   BPSは22797円(前日22944円)。

(8)ドル建て日経平均は275.31(前日278.40)。
   東証1部時価総額は710兆円(前日713兆円)。
   2日連続で700兆円超。

(9)ボリンジャーのプラス1σが30033円。
   プラス2σが30818円。
   マイナス1σが28462円。
   勝手雲の上限は29854円。
   3日ぶりに勝手雲の中。
   RSIが50.20(前日53.30)。
   RCIが35.44(前日58.43)。
   週末に空けたマドは30044円ー29760円。
   アノマリー的には明日が「株高の日」。

今年の曜日別勝敗(3月2日まで)

月曜6勝2敗
火曜5勝3敗
水曜4勝4敗
木曜4勝3敗
金曜2勝6敗
(櫻井)。
相場観とはなにか?とよく考えます。いまの私にとって相場観とはふたつあります。

ひとつはあらゆるモノの適正な価格で、もうひとつは株式市場に関するあらゆる知識です。

ひとつめの相場観は、価値観と言い換えることができます。白菜でもブロッコリーでもリンゴでもよいのですが、いくらなら高くていくらなら安いという価格のレベルです。安ければよいというものではありません。質のよいものは高くて当たり前、安物にはそれ相応の期待しか寄せられません。

どのレベルで満足するかは人それぞれです。そこに相場観を持つ必要性が出てきます。

株式投資にはPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)という投資尺度がありますが、あらゆる人がそれを見て知っているはずなのに、それでも割安に放置されたままでいる銘柄とはいったいどう評価されているのか、そこに各人各様の判断が必要になります。

価値観にはその人の人生が丸ごと投影されますので、何が安くて何が高いのか一概には言えません。そこがむずかしいところであり、かつ奥が深くおもしろいところでもあります。

もうひとつの相場観は、株式市場に関するあらゆる知識です。これは自分で学ぶというよりも、私の場合は先輩や周囲の人から教わることが多かったように思います。

社会に出て最初に証券会社に勤務した時、仕事のイロハを片っ端から先輩方に教わりました。聞いて教わり見て学び、会社の勉強会や講義、課のミーティング、時には先輩の自宅や居酒屋で、数えきれないほど有形無形の知識を身につけました。それが間違いなく現在につながっています。

リモートワークの是非が問われています。今の若い世代の人たちはクレバーでしなやかで柔軟性に富んでいるので、きっと上手に今の世の中を生きてゆくことでしょう。デジタルツールも実装しています。社会的距離を保つことが強いられて気の毒だなあ、かわいそうだなあと思いますが、その反面でまったく違った行動原理の世代が生まれつつあるようにも思います。

古い相場観はそれはそれとして、若い人たちの疾走するうしろをなんとか追いかけてゆきたいものです。
(スズカズ)

日曜の日経朝刊「私の履歴書」はホリプロの堀会長の最終回。
登場したのは井上ひさし氏の言葉。
「むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをおもしろく」。
音楽のプロデュースとの関連はよくわかりませんが、いわゆる専門家に一番必要なことでしょう。
最近の証券市場だと「アルファベット3文字を避け横文字を使わず、専門用語に頼らない」。
こんなことも付け加えられそうです。
ともかく専門家の話は眠いことが多いもの。
その多くは一般の人にとって「意味不明の言語」を話すことに起因していそうです。
誰でもわかるように話すというのは実は難しいこと。
ERPでもDXでもわかったようで多くのことは本当のことをわかっていないの傾向。
だからこそ「やさしく」そして「深く」勝つ「面白く」。
そもそも今日の日経平均の終値のレンジが500円も幅を持っているようでは聞かなくても一緒。
むしろ・・・。
今日の日経平均の終値を1円単位まで追求することが専門家には求められているのが現実。
そして・・・。
恐怖に彩られた専門家の言葉に一喜一憂することの無駄さ加減。
専門家が寄ってたかって議論しても明解な回答が得られないのは株もコロナも一緒の世界。
他山の石としての戒めでもあります。

最近話題になる「景気敏感セクター」。
曖昧に使われる場合も多く見受けられます。
「景気動向によって、業績が大きく変動する銘柄のこと」。
あるいは「要は景気の波によって受注が大きく左右され、業績に直結する銘柄群」のこと。
すべてが当てはまりそうですが・・・。
セクター的には鉄鋼、化学、紙パルプなどの素材産業や工作機械などの設備投資関連などの銘柄のこと。
製造業では「化学、鉄鋼、ガラス土石、非鉄金属、繊維、石油石炭、ゴム、鉱業、紙パルプ」。
そして「卸売と陸・海・空運」。
というのが一般的な定義。
でも・・・。
相場が景気に左右される以上、すべて景気敏感であることに変わりはないように思えます。

もう一つよく登場するのがバリュー株とグロース株。
バリュー株は企業の実態価値に比べて現在の株価が割安である株。
よく低PBRや低PERと指標で抽出されます。
もっとも・・・。
PERもPBRも低いのですから客観的には「ダメ夫君銘柄」の集合。
割安には割安の理由があるのですが、「割安」だけがクローズアップされます。
一方でグロース株。
「更なる成長が期待できる株」。
人気が集中し当然株価は上昇しています。
株価が上昇すればするほどPERやPBRは高くなるから「割高」。
しかし成長後の将来価値が「割高」をかき消してくることも多いこと。
特に尺度がある訳ではなく「人気者銘柄群」と言えるでしょうか。


業界にかつて存在した「タネ玉(ぎょく)」という言葉。
かつては仕手筋相場などでよく使われたこともありました。
相場の初動期にかった株を持ち続けて評価益と実現益を増やすことを狙う事につながるでしょう。
逆にいうと、タネ玉がなければ相場になりにくいということもあります。
また、タネ玉を増やすには株価の下落がなければなりません。
株価の上昇基調では回転が激しくなりタネ玉など増える訳はないでしょう。
そういう意味で相場は反復を繰り返すもの。
あるいは「別れと出会い」を繰り返すことになります。
大きな流れで眺めて、格好良く言えば「リスクオン」とか「リスク回避」の表現。
上げ続ける相場では株を買いにくいし、回転せざるを得ません。
下げ続ける相場では株を売りにくいが、じっくりと貯めることが出来ます。
この貯めた株を塩漬けと呼ぶには語弊があるでしょう。
明日の利益の貯めの肥料が「タネ玉」。
塩漬けという「タネ玉」はたくさんあるぜ、という声も聞こえてきますが・・・。
タネ玉は「戦略的に核となる一群の玉。根の玉」。
コレってなかなか理解しにくい事かも知れません。

3月の過去を遡れば・・・。
2日(火)は09年にNYダウが終値で7000ドル割れ。
5日(金)は1953年にスターリン暴落で日経平均は10%下落。
19日(金)は90年に日経平均が1353円下落。
20日(土)は95年に地下鉄サリン事件。
26日(金)は90年に日経平均が1468円高。
29日(月)は99年にNYダウが市場初の1万ドル突破。
因みにNYダウの2万ドル乗せは2017年1月25日。
3万ドルは昨年11月25日でした。
4万ドルはどこかでの「末尾5日」でしょうか。

以下は今朝の場況。

「マチマチ」

週末のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
NYダウは1.5%下落。
一時3週間ぶりの安値に沈む場面もあった。
NASDAQは反発。
週間では昨年10月以来の大幅安となったものの、月間では約1%上昇。
S&Pは月間で約2.6%高。
NYダウも約4%高となった。
アップル、アマゾン、マイクロソフト、アルファベットは上昇。
しかし、米債利回り上昇が懸念され週間では数カ月ぶりの大幅な下落となった。
1月の個人消費支出(季節調整済み)は前月比2.4%増。
2020年6月以来、7カ月ぶりの大幅な伸びとなった。
債券利回りは低下。
10年国債利回りは1.530%。
2年国債利回りは0.177%。
ドルは対円で上昇し、一時昨年9月以来の106.69円。
ビットコインは0.32%安の4万6946ドル。
イーサリアムは0.7%安の1468ドル。
SKEW指数は136.23。
恐怖と欲望指数は58→48。

週末のNYダウは469ドル安の30932ドルと続落。
NASDAQは72ポイント高の13192ポイントと反発。
S&P500は18ポイント安の3811ポイントと続落。
ダウ輸送株指数は40ポイント安の13331ポイントと続落。
SOX指数は2.28%高の3067ポイントと反発。
VIX指数は27.95と低下。
3市場の売買高は155.4億株(前日158.4億株。過去20日平均は154億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比35円高の29285円。
ドル建ては大証比日中比35円高の29285円。
ドル円は106.58円。
10年国債利回りは1.406%。
2年国債利回りは0.128%。

「月末安月初高に期待」

週末の日経平均は寄り付き415円安。
終値は1202円(3.99%)安の28966円と倍返しでの大幅反落。
下落幅は歴代10位。
225採用銘柄のうち223銘柄が下落した。
日足は3日ぶりに陰線。
週間では1051円の下落で週足は陰線。
月足は4カ月連続陽線。
TOPIXは反落。
東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均ともに反落。
東証1部の売買代金は3兆6213億円(前日2兆9211億円)。
27日連続で2兆円超。
値上がり172銘柄(前日1383銘柄)。
値下がり1985銘柄(前日707銘柄)。
新高値16柄(前日50銘柄)。
新安値21銘柄(前日5銘柄)と逆転。
騰落レシオは102.58(前日110.34)。
NTレシオは15.54倍(前日15.66倍)。
42日連続で15倍台。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
右肩上がりの25日線(29180円)からは▲0.73%。
19日ぶりに下回った。
右肩上がりの75日線は27547円。
右肩上がりの200日線(24476円)からは△18.34%(前日△23.49%)。
14日ぶりに△20%割れ。
右下がりの5日線(29795円)から▲2.79%。
2日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.340%(前日▲21.412%)。
買い方▲6.677%(前日▲4.926%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.522%(前日▲6.228%)。
買い方▲16.628%(前日▲15.523%)。
空売り比率42.9%(4日ぶりに40%超:前日39.3%)。
空売り規制なしの比率9.8%(前日6.7%)。
日経VIは28.30と上昇。
日経平均採用銘柄の予想PERは21.78倍(前日22.40倍)。
前期基準では22.85倍。
EPSは1329円(前日1346円)。
225のPBRは1.26倍。
BPSは22968円(前日23029円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.59%(前日4.46%)。
配当利回りは1.66%。
東証1部全銘柄だと予想PERは24.39倍。
前期基準では24.64倍。
PBRは1.34倍。
ドル建て日経平均は272.72(前日284.85)。
東証1部単純平均株価は61円安の2346円。
(2020年末2341円、2019年末2327円、
2018年末2077円、2017年末2946円)。
東証1部売買単価は2144円(前日1999円)
東証1部時価総額は697兆円(前日720兆円)。
14日ぶりに700兆円割れ。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比35円高の29285円。
高値29980円、安値29670円。
225先物大証夜間取引終値は日中比100円高の29350円。
気学では「後場にかけて良く動く日。歯止めの足取りに付け」。
火曜は「押し目にある時は急伸することあり。波動に注意」。
水曜は「一方に偏って動く日」。
木曜は「変化注意日」。
金曜は「一方に偏傾して動く日。波動につくべし」。
ボリンジャーのプラス1σが29973円。
プラス2σが30768円。
マイナス1σが28387円。
一目均衡の雲の上限が27915円。
76日連続で雲の上。
勝手雲の上限は29300円。
14日連続で勝手雲の上。
RSIが56.26(前日68.63)。
RCIが62.09(前日83.52)。
週末に空けたマドは30044円ー29760円。
アノマリー的には「株高の日(リーマン以降)」。
明日は「下げの特異日」。


《今日のポイント3月1日》

(1)週末のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
   ドル円は106円台半ば。
   SKEW指数は136.23。
   恐怖と欲望指数は58→48。

(2)ダウ輸送株指数は40ポイント安の13331ポイントと続落。
   SOX指数は2.28%高の3067ポイントと反発。
   VIX指数は27.95と低下。
   3市場の売買高は155.4億株(前日158.4億株。過去20日平均は154億株)。
   225先物CME円建ては大証比日中比35円高の29285円。

(3)東証1部の売買代金は3兆6213億円(前日2兆9211億円)。
   新高値16柄(前日50銘柄)。
   新安値21銘柄(前日5銘柄)と逆転。
   騰落レシオは102.58(前日110.34)。
   NTレシオは15.54倍(前日15.66倍)。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。

(4)右肩上がりの25日線(29180円)からは▲0.73%。
   19日ぶりに下回った。
   右肩上がりの200日線(24476円)からは△18.34%(前日△23.49%)。
   14日ぶりに△20%割れ。
   右下がりの5日線(29795円)から▲2.79%。
   2日連続で下回った。

(5)空売り比率42.9%(4日ぶりに40%超:前日39.3%)。
   空売り規制なしの比率9.8%(前日6.7%)。
   日経VIは28.30と上昇。

(6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.340%(前日▲21.412%)。
   買い方▲6.677%(前日▲4.926%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.522%(前日▲6.228%)。
   買い方▲16.628%(前日▲15.523%)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは21.78倍(前日22.40倍)。
   EPSは1329円(前日1346円)。
   BPSは22968円(前日23029円)。

(8)ドル建て日経平均は272.72(前日284.85)。
   東証1部時価総額は697兆円(前日720兆円)。
   14日ぶりに700兆円割れ。

(9)ボリンジャーのプラス1σが29973円。
   プラス2σが30768円。
   マイナス1σが28387円。
   RSIが56.26(前日68.63)。
   RCIが62.09(前日83.52)。
   週末に空けたマドは30044円ー29760円。
   アノマリー的には「株高の日(リーマン以降)」。
   明日は「下げの特異日」。



今年の曜日別勝敗(2月26日まで)

月曜5勝2敗
火曜5勝2敗
水曜4勝4敗
木曜4勝3敗
金曜2勝6敗


2月第3週の海外投資家動向。
現物382億円売り越し(3週ぶり)。
先物1465億円売り越し(3週ぶり)。
合計1848億円売り越し(3週ぶり)。

日銀は1月28日以来、約1カ月ぶりにETFを購入した。
ただ金額は501億円。
前引けの下落幅は▲1.92%だった。

月初高の歴史(5勝3敗1分け)。

 2月427円高。
 1月185円安。
12月353円高。
11月318円高
10月変わらず(売買停止)
 9月1円安。
 8月485円高。
 7月166円安。
 6月184円高。

月末安の歴史(2勝7敗、6カ月連続安)。

 2月末1202円安(→)
 1月末534円安(→427円高)
12月末123円安(→185円安)
11月末211円安(→353円高)
10月末354円安(→318円高)
 9月末353円安(→売買停止)
 8月末257円高(→1円安)
 7月末629円安(→485円高)
 6月末293円高(→166円安)
(櫻井)。

あそび

小川 真由美

2021/02/26 21:00

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毎週毎週決まったリズムで過ごしていた

茅場町、スーパー、自宅

茅場町、スーパー、自宅、時々公園

そんなルーティーンから抜け出す機会がありました。


久しぶりに普段の活動エリア外に出かける機会。

ほぼ初めての駅だったので、敢えて地下を走る電車ではなく、地上の電車で。

スマートフォンの地図で今自分がどこを移動しているか確認し、

おお、川を渡った。これは何川で、

隣を走る道路は何道路。

向こうに見える建物は・・・

1時間にも満たない移動だったのに、普段と違う動線がたまらなく新鮮で。


帰りは少し歩いてみようか。

近くの駅はどこかと地図に表示しながら、

せっかくここまで来たならと、兼ねてから行ってみたかった和菓子屋、道具屋、

街路樹に芽吹いた新芽など眺めながらそぞろ歩いていたら、

知らぬ間に数駅をやり過ごしていました。


足の疲労と引き換えに得たのは心の充足感。

ああ、ここしばらくの私は「あそび」が足りなかったのだなと思いました。


コロナシフトの影響でいつ以来か、

少なくとも今年になって初めて再会できたスタッフから

「今さらだけど、箱根駅伝聞いてましたよ。すごく良かった。」

箱根駅伝が終わって2か月近く経って掛けてもらえたそんな言葉に、

とっても嬉しくなりました。

二班対策にしてから最小限の人数で仕事をしてきた分、

会えなくなった人が半分。

会えている半分の人たちも、忙し過ぎてほとんど必要最低限のやり取りのみ。

仕方ないけど寂しい。


お昼やオヤツを食べながら職場で交わしていた会話。

仕事帰りに「一杯寄ってく?言っとくけど一杯だけだからね!」とグダグダ飲んだくれた赤ちょうちん。

そんな時間が懐かしい。

何気ない世間話に、よそ見や寄り道もなかなか大事な存在だったのだなと思いました。


早いうちにカムバック、赤ちょうちん。

ずっと瓶ビール派でしたが、今一番飲みたいのはキンキンに冷えた生ビールです。

米金利急上昇

松下 律

2021/02/26 08:20

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「まだ」同じメカニズム、とはならず・・

 今週は火曜日が休日でしたので昨日までで立会日が3日ということだったのですが、興味深い動きを示した相場でした。


・22日月曜日:日中一時日経平均は400円以上上昇、「まだ」同じメカニズムで急騰か、と思わせたのですが伸び悩み、月曜日の急騰とはなりませんでした。日経平均を動かす主力銘柄を買いきれなかった、という印象でした。


・24日水曜日:日経平均の主力銘柄が大幅下落となって、日経平均は484円下落。米国金利上昇→グロース株下落、という圧力に押されたようでした。バリュー系の銘柄はさほど売られませんでした。


・25日木曜日:パウエルプットでNYダウ新高値に上昇→また同じメカニズムで日経平均は496円高。バリュー系の銘柄もそこそこ買われた、という感じでした。


 大幅に下落した24日も日銀はETFを買わなかったと伝えられています。3月18~19日の日銀金融政策決定会合でどのような見直しが行われるかまだ分かりませんが、現在の日経平均3万円の水準であれば、日銀が「株式のリスクプレミアムを下げるために」株を買う必要はもうない、と結論付けても不思議はないのでしょう。


 米国金利の上昇が即株価の下落には結びついていないように思えますが、波乱の要因になっていることは確かなように見えます。

コロナショックからそろそろ丸1年になります。ここまでさしたる波乱もなく順調に株価は上昇して来たわけですが、そろそろ波乱も想定して進むべきだとなっているのかもしれません。


日銀ETF買いの出口

 日銀のETF買いは日本株の需給の悪さに対応するための株式の買い支えであった、ということは確かなのだろうと思います。

日本株は売り崩せる、と見くびられて売り屋に蹂躙されかねなかった日本の株式市場を守った、と、大げさに言えばそのように言えるのだろうと思います。


 ただ、現状を見れば需給の失調状態を日銀の買いで救うべきだ、という状況にはわが国の株式市場はない、と言っていいように思います。


 日銀のETF買いの「出口」についてはさまざまな意見が出ているようですし、これからいろいろ議論の的になるのだろうと思います。

現実的な方策があるのかどうか分からないわけですが、もし日銀保有のETFを何らかの形で国民に買い取ってもらうというやり方をするとすれば、そうとうの工夫をしないと難しいのではないかと思えます。


 これから議論が出て来るのだろうと思いますが、まずは日銀がETFテーパリングをほのめかした時日本株相場がどう反応するか?大いに注目すべきだろうと思います。


2021年2月26日

証券アナリスト

松下律