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ブログ:Onevoice

先日、青山翠先生のお菓子教室に参加しました。

フランスボルドー在住の青山先生は、年に何度か帰国して、単発のお菓子教室を開かれています。

一度参加して以来、何度もタイミングが合わずに涙を飲んでいましたが、今月うまく日程があい、参加してきました!


今回のメインのお菓子は「プラリーヌ」。

皆さん、プラリーヌって何だかわかりますか。

私はよくわからないままに参加しました(笑)


プラリーヌとは、木の実の表面をキャラメリゼしたもの。

シンプルなお菓子ですが、適した調理器具、絶妙な材料の分量、手順を教わります。

シロップがどの程度煮詰まったらナッツを入れるのか、どれくらいの時間火入れするのかなどのタイミングは、鍋の種類や大きさ、ナッツの種類や量、またガスかIHかなどにより異なるので、見た目や香りで学びます。


ベストなバランスとタイミングで作ることで、香ばしくて甘くてほろ苦くてカリッとした、美味しいプラリーヌができるわけです。奥深い。

そして、プラリーヌを砕いたものをプララン、ペースト状にしたものをプラリネというそうです。

プララン。名前もかわいい。





先生の教室の魅力の一つは、フランスでの生活の雰囲気に触れることができること。

高級菓子店のプラリーヌもあるそうですが、先生のお家の周りではあちこちにくるみやヘーゼルナッツの木が自生していて、拾った木の実で作られているそうです。

プラリーヌやその仲間たちは、気軽にマルシェでも売られていて、今の季節はどこのマルシェでもこの香りがするとか。


また、先生のお菓子は味はもちろん、見た目のオシャレさがたまりません。

ココアクッキーを土台にして、プラリーヌを飾り付けたクリスマスリース。

100円ショップでみつけたという、お家の形のボックスも、赤いリボンを巻くと、クリスマスらしくなります。

とにかくかわいい。


いつも「ああ、私にも乙女心が残っていたか!」と感じさせてくれるのです。


翠先生がプラリーヌについてまとめた本が

文化出版局から出版されていますので、よろしければ。




「フランス生まれのキャラメルナッツ プラリーヌ」

青山翠著


http://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579213603/


今年の年末年始はいろいろ作ってみようと楽しみにしています♪

「ディズニーランドは永遠に完成しない。想像力のあるかぎり、成長し続ける。」(ウォルト・ディズニー)

12月相場も粛々と進んでいます。日経平均はすっきりと上値を追いかけるという展開にはなっておりませんが、米国と中国との間で貿易交渉が大詰めを迎えているという状況ではそれも仕方のないところです。

もはや世界のマーケットを取り巻く投資環境としては、懸念材料がひとつ残らず消え去って、雲ひとつない青空のようにすっきりと展望が開ける状況は願っても訪れることはないのでしょう。それを十分にわかったうえで、それでも安定的な成長の見込まれる株式に投資してゆくというのが、合理的な投資家に求められる思考法ということになりそうです。

今年1年間を振り返ってみても、株価の居どころが大幅に変わった銘柄が数多く存在します。値上がりした銘柄をテーマごとに分類すると、今の世相が浮かび上がってきます。

【アクティビスト、モノ言う株主】(上昇率、1年前との比較)
アイ・アールジャパンHD(6035):+216%
ユニゾHD(3258)+119%
オリンパス(7733)+104%

【台風被害、地盤強化、国土強靭化対策】
いであ(9768)+215%
福井コンピュータHD(9790)+158%
パスコ(9232)+125%
昭和電線HD(5805)+100%

【義務教育でのIT活用、プログラミング教育】
内田洋行(8057)+173%
ジャストシステム(4686)+142%

【5G、CASE向け部品、電池】
第一精工(6640)+122%
ヨコオ(6800)+116%
日東紡(3110)+113%
三桜工業(6584)+115%

【半導体向け設備投資】
レーザーテック(6920)+196%
アドバンテスト(6857)+157%
ローツェ(6323)+135%
オルガノ(6368)+130%

【働き方改革、DX、組織改革】
シグマクシス(6088)+144%
ベイカレント・コンサルティング(6532)+113%

どんなに経済が混乱しても、明日がまるで見えないほど世の中が複雑になっても、人々がよりよい暮らしを求める限りそこには成長企業が出現します。ウォルト・ディズニーの指摘するように、人間には想像力という偉大な知恵があるのです。

まもなく始まる2020年も株価の位置を大きく変える銘柄が数多く現れることでしょう。そのような成長企業をリアルタイムで見つけてゆくことが時代感覚そのものです。それが楽しくてなりません。
(スズカズ)




昨年の大納会に書いていたこと。

大納会にあたり、今年もありがとうございました。
戊戌の年はこれで終わり。
己亥の年へと橋を渡ります。
相場では記録も記憶も大切。
その1ぺージが閉じようとしています。
今年も「捨てる勇気と拾う勇気」が問われた1年でした。
見えない影に怯えることばかりの日々。
重要なのは「自分で確認し、自分で考え、体でリズムを感じること」。
2019年のテーマになります。
昨年も「人真似でなく、独自の視点を磨くと少しは感動に出会える」と書きました。
「驚きがあるからこそ株式市場は人とマネーを惹き付けてきました。
株式市場は欲望のぶつかりあいの場、欲望の血圧計です。
それよりも投資家さんが重要視されるのは「相場で常に主人公、主役であること」。
そして「株式投資は生き様」。
ココだけは変わらない心理でしょう。
相場には酷寒の日も酷暑の日もあります。
でも小春日和や春眠だって巡ってくるもの。
厳しい気候を嘆かず明るい日を待てば良いだけのこと。
この時間軸も必要でしょう」。
来る年も驚きと感動を求めて方向し咆哮し芳香を探ろうと考えています。
まさに「相場は変わり、世界が変わる」。
第5次産業革命だってその先触れは相場の世界からの初陣。
良い戌年をお迎えください。
そして今年の大納会。
昨日考えたままです。
「相場は人生の縮図。
晴れの日も雨風の日もある。
晴れ続けないし振り続けない。
僅かな進歩を反復しながらそれでも成長し老いていく。
後退は滅多にしないものだ。
そういう視点で相場を見れば、たとえ一歩前進二歩後退でも進んでいる。
だから騒がない、慌てない。
そして諦めない。
一日一日の積み重ねの集大成が人生であるならば相場もまた同じ。
一日一日を頭に刻みながら、年月を振り返り年月の先を類推していく。
重要なのは負けないマインドと志だ。
それが大切だと思う」。
良いお年をお迎えください。

そして今年の大発会に書いていたこと。

謹賀新年。

ラグビーの帝京は十連覇を逸し、箱根駅伝の青学は5連覇ができませんでした。
早稲田、日体はシード落ち。
盛者必衰の理といったような年初の出来事。
「おごれるもの久しらず」とは言いませんが、理不尽でない相場に期待していきたいもの。
変化の兆しはアチコチに登場してきたようです。
本年もよろしくお願い申し上げます。

またそんな時期になってきました。
時間を感じるのが年々早くなるというのは「ジャネーの法則」。
19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案。
「主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く年長者にはより短く評価される」という現象だそうです。
「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)」ということ。
例えば・・・。
50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほど。
5歳の人間にとっては5分の1に相当します。
だから50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間。
5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになります。

相場も熱中しているとアッという間。
相場が停滞していると興奮状態とは程遠く、レンジも狭く、刺激も少なく時間の経過の遅いこと。
実況していても、動いているときの時間は短く、凪の時は長く感じます。
寄り前にスタジオで「今日はもうおしまい」と言うことがあります。
これはその日の相場展開に自信がある時。
年に5~6回しかありません。
通常は寄りから30分くらいで「おしまい」なのですが、難しい展開の時は1時間半経っても「終われない」。
毎日寄り前に「もうおしまい」だと良いのですが・・・。

十年以上に渡って書き貯めた「投資のチカラ八策」。

(1)「踊らない。騒がない。慌てない。諦めない」

(2)自分の投資方針を持つ=他人シナリオに乗らない

(3)誰が一番得をするのか考える=マーケットだけではなく政治も経済も一緒

(4)クセを知る=銘柄・値動き・市場参加者のシナリオ

(5)見えないものには手を出さない=背伸びをした投資はしない

(6)「私」だけにいい話は絶対来ない=「もう一文の欲望心理」との戦い

(7)常識の範囲で考える=限界を知ることの重要性

(8)方向性・時間軸・値幅を考える=一番難しいのはタイミング

そのPART2。

(1)専門家は理路整然と間違えることが多い=「変」なことをそのまま鵜呑みにしない

(2)完全に正しい投資理論はない=誤解と錯覚から逃れる

(3)市場で重要なのは「心理」=比較多数のトレンドを読む

(4)世界マネーの中心のマインドで市場を見る=主人公は自分自身

(5)話題やニュースは追いかけない=勘(記憶の産物)と度胸(推理の産物)を重視する

(6)下がった銘柄は必ず見切る=ナンピン撲滅運動の奨め

(7)銘柄は増やさず、管理できるのは5銘柄まで=塩漬け撲滅運動の奨め

(8)誰にも覚られないよう静かに投資をする=「下って乱れず、上がって騒がす」

そしてPART3。

(1)株価を買わず株を買う、株価を売らず株を売る

(2)銘柄選択とタイミングの重要性は同等

(3)相場はリズムとスケジュールの産物

(4)動兆シグナルを見逃さない

(5)株価変動の因果関係はえてして逆に考えられる

(6)仮説の実証の継続が掌理への道

(7)政府資料は宝の宝庫

(8)企業には訴えたいメッセージがある

そしてPERT4

(1)「株価は景気の体温計」→「株価は欲望の血圧計」

(2)「株を買うのか株価を買うのか」

(3)「枝葉末節ではなく本質を」

(4)投資の前線で必要なのは完璧な準備と覚悟

(5)銘柄主義を貫くための方法論
   「常識的な報道規範とモラルを持ち、明確な未来予測図が描かれているか」。
   「社会に必要不可欠な存在と認められてもらえるかどうか」。
   「投資家が夢を感じられて好きになってもらえるかどうか」。

(6)売る人が多いから安い。買う人が多いから高い。

(7)相場は不連続と連続の反復→驚きが市場の餌になる

(8)体感リズムこそ本当の相場観

以下は今朝の場況。

「見極めたいらしい」

週明けのNY株式市場で主要3指数は4日ぶりに反落。
対中制裁関税「第4弾」の全面発動期日は15日。
市場では「見送り観測」が支配的だがスケジュールが近づいたことでの買い手控えモード。
もっとも先週の大幅高の反動での反落とみる向きもある。
11日のFOMCの結果発表を見極めたいという指摘もある。
「見極めて」は常套句で「見極めて」からどうするのかは不明だ。
ホーム・デポやIBMなどが上昇。
アップルやボーイング、ゴールドマン・サックスなどが下落。
OECDの10月の景気先行指数は前月比0.015ポイント上昇の99.290。
2017年10月以来2年ぶりに前月から改善した。
世界経済を半年ほど先取りするといわれる指数の改善。
「景気の停滞観測から脱する兆し」という声も聞こえる。
長期債利回りは4日ぶりに低下した。
10年国債利回りは1.82%。
2年国債利回りは1.62%。
総選挙を12日に控えた英国での世論調査で保守党の労働党に対する支持率のリードは9ポイントから14ポイントに拡大。
ポンド/ドルは一時1.3180ドルと7カ月ぶりの高値水準。
ドル円は108円台後半。
恐怖と欲望指数は70→68に低下。

「金利上昇→株高シナリオに期待」

金曜の日経平均の寄り付き190円高、終値76円高。
寄りは2日の終値23544円を上回ったが終値は息切れ。
日足は2日ぶりに陰線。
ジャスダック平均は12連騰。
マザース指数は反落。
雇用統計を受けて週末のNYダウは337ドル高。
7→9月GDP改定値は上方修正。
買い優勢でプラスにはなったもの寄り天で後場は膠着。
米中協議の行方と15日の追加関税発動懸念。
そこにFOMCと英総選挙が加わり週末はメジャーSQ。
しかも北朝鮮の地政学リスクまでアレコレと。
動きにくい局面ではある。
しかしTOPIXは上放れて2日の終値、11月26日のザラバ高値ともに更新し年初来高値。
昨年10月中旬以来の水準を回復した。
証1部の売買代金は1兆8170円。
値上がり1423銘柄、値下がり624銘柄。
新高値197銘柄と3日連続の3ケタ。
新安値3銘柄。
騰落レシオは111.92。
NTレシオは13.61倍。
サイコロは8勝4敗で66.7%。
25日線(23313円)からは0.50%、200日(21691円)からは8.62%のプラスかい離。
5日線は右肩下がりで23320円。
2日連続で上回った。
白くねじれた勝手雲の上限23299円も上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.874% 。
買い方▲5.957%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.123%。
買い方▲10.933%。
売り比率は39.6%で2日連続の40%割れ。
空売り規制なし銘柄の比率は6.7%。
日経HVは10.0、日経VIは15.70。
日経平均採用銘柄のPERは14.20倍。
EPSは1650円。
PBRは1.16倍。
BPSは20198円。
シカゴ225終値は大証日中比70円安の23370円。
高値23560円、安値23350円。
気学では「安値にあると急伸することあり。押し目買い良し」。
水曜は「人気に逆行して動く日」。
木曜は「後場へかけてよく動く日。前止めの足取りにつけ」。
金曜は「転機を司る重要。波動につくべし」。
週末のメジャーSQまでには何が何でも11月の幻のSQ値23637円が欲しいというのが切実な願い。
上は11月26日の高値23608円、下は11月21日の安値22726円がポイント。
TOPIXの新値を頼りに頑張って欲しいもの。
10年国債利回りは一時マイナス0.05%まで上昇。
終値はマイナス0.015%だったが、約9ヵ月ぶりの水準。
金利のプラス転換をきっかけにした上昇にも期待だ。
(櫻井)。

  4日発表のADP雇用者数が市場予想を下回る弱い内容だったことから、多少の警戒感もあった米労働省11月雇用統計。6日に発表されたその数字は非農業部門の雇用者数が前月比26万6000人の増加と、前月の増加幅(15万6000人)や市場予想(18万~19万人)を上回る極めて力強い数字となりました。

26万人台の増加は今年1月(31万1000人増加)以来10か月ぶり高水準。自動車大手GMのストライキが解除されたため、その従業員4万6000人が職場に戻った効果もありますが、それを差し引いても20万人以上の増加です。

平均時給は前年同月比3.1%増(10月は3.2%増)。引き続き3%台の伸び率を維持しています。若干、前月に比べた伸び率が低下していますが、これは賃金の低いヘルスケアや娯楽部門の雇用が相対的に多かったため、と説明されています。

家計調査に基づく失業率は3.5%(10月3.6%)に低下。約半世紀ぶりの低水準が続きました。

労働市場に減速感は見られず、極めて好調。市場に台頭した“米景気減速論”を一蹴する内容となりました。ミシガン大学消費者態度指数が好内容だったこともあり、株式市場は好感高。ダウ平均は前日比337ドル(1.22%)高い2万8015ドルと3日続伸。11月27日に記録した最高値2万8164ドルに、あと145ドルと迫っています。S&P500種は0.91%高、ナスダック総合も1%高と3指数そろって上昇。10年債金利が0.22%上昇し、OPECプラスの会合が減産幅拡大を決議したこともあってWTI先物は1.3%上昇しています。

ただ、今回の好調な経済統計、米中貿易交渉への影響は微妙です。「貿易交渉が経済に悪影響を与えている」との、この間の政策批判に対する反批判になるものですから、トランプ大統領にとっては厄介な「同意」とりまとめへの緊急性が低下してくる、そして強気の交渉姿勢に再び転じる可能性さえあるのではないでしょうか。

その点、6日のテレビインタビューで答えたクドローNEC(国家経済会議)委員長の発言が極めて示唆的です。「我々は日々、24時間体制でお互いに協議を続けている」はともかく、「まだ署名の準備をするまでに至っていない」とし、「15日は極めて重要な日」との認識を語っています。それに付け加え「合意がまとまらなければ、関税発動されるだけ」「任意の期限などあるわけはない」と、トランプ大統領による3日の発言と同じようなことを言っています。

 6日の株価上昇の背景には、中国政府からの「米国産の大豆や牛肉に対する追加関税の免除を続ける」というメッセージを好感した(つまり、協議進展を期待した)との見方もありますが、過剰な期待は落とし穴を用意することがあるので注意しましょう。要するに、米中については、15日までに双方から何らかの合意話が出てこない限り、信用しないことです。

とはいえ、米国経済の強さが明らかになったことは日本株にとっても悪くない話でしょう。日経平均先物は2万3530円(CME、円建て)の戻り。先週月曜日に記録した2万3529円の年初来高値(ザラバ高値は11月26日の2万3608円)更新が視野に入ってきました。7日は日本各地で今年一番の寒さ。これも、相場にとっては吉兆でしょう。冬の時期には水銀柱が下がれば下がるほど、熱くなるのが相場。そろそろ“年末ラリー”の掛け声が聞かれるかもしれません。(いわもと)

迷惑な関税男

松下 律

2019/12/06 08:20

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カムバック!アベノミクス

 昨日の株式相場で、鉄鋼株の上昇が目立ちました。すわ、景気拡大の先取り相場か?としますと、思うのはもちろん真水で10兆円以上の規模とされる大型経済対策です。


 それに加えて、新聞の報道によれば、日銀が量的拡大を再開するかも、とも伝えられています。


 アベノミクスの三本の矢という言葉も今では古語のようになっていますが、そういえば、三本の矢の第一は異次元の金融緩和、第二は大胆な財政支出の拡大、でした。(第三の矢は何でしたっけ?)


 10兆円を上回る財政支出の増加に日銀の量的再緩和政策が加わるとしますと、(整合性のある政策発動ということで)来年の日本経済を押し上げることになるかもしれない、と、確かに売り方は腰が引けるだろうな、と思います。


 買い方、売り方どちらが優勢になるか、分からない状態が2週間ほど続いていますが、来年の日本の景気はかなり上向く(本当にそうなるかどうかは分からなくても)となれば、しばらく保ち合いの後に相場は上抜けると想定する人が増えるのかもしれません。


リーディング材料

 現状で、相場に影響力を持つ材料は?と考えますと、おそらく、

1.米中摩擦に代表される貿易摩擦による悪影響

2.どこかで下向きそうな米景気という悪材料

3.株式需給


となろうかと思います。


 今週ですと、ISM製造業景況指数発表時の円高・株安に見られたように、米景気が悪化するかもしれない、という点に市場参加者は敏感になっています。と言うより、売り方が期待している、ということかもしれません。


 トランプ大統領は、中国だけでなく、欧州や中南米の国々にも貿易戦争を仕掛けていて、まさに関税男の面目躍如ですが、米国景気の先行き懸念という悪材料を、米中協議の進展(があるかもしれない)という囁きひとつでひっくり返して株価反発に持って行ってしまうのですから、威力は絶大です。


 米国の景気拡大のペースが落ちて行くとしますと、米中の部分合意くらいでは株価を支え切れない、という気もするのですが、当面は高需給を背景にトランプ氏の発言(等)に振らされる展開というのが米国株式市場(であり、その影響を強く受ける日本株市場)なのでしょう。


 日本株については、今年の夏くらいまでは、とにかく需給が悪い、という一言だったように思いますが、株式需給はかなり改善したのではないかと思われます。海外勢の売りが一巡した、ということが最大の要因でしょう。


 株式の需給が悪くならない、つまりは海外勢が大幅に売り越さない、ということであれば、最初に書きましたように、アベノミクス相場再びといった上昇相場が来年は見られるのかもしれない、と、おそらく、買い方は期待することになるだろうと思います。


円ドルと株式相場

 前回、外国為替相場についてお話しました。


・外国為替の水準は、二つの国の物価で決まるという考えが有力 ⇒ 従って、外国為替の妥当水準は徐々に変動する。


・インフレ率の高い(おそらく金利も高い)国の通貨は価値が減少して行く。(トルコリラの例をあげるまでもなく。)


・FX市場では、高金利通貨を買う、というキャリー・トレードがよく行われる。


・キャリー・トレードがしばらく続くと、インフレ率を反映する為替相場に戻るといった形で急速に相場が逆方向に動くことがある。これを、キャリー・トレード・クラッシュと呼ぶ。⇒ 大いに気を付けましょう。


 といったことを取り上げました。今回は、外国為替相場(特に円ドル相場)と日本株相場の関係について考えてみたいと思います。


 これが実に厄介でして、アベノミクス⇒日本株上昇、は明らかに円安下での株価上昇でしたし、件の関税男は、米ドルが高い⇒米輸出不振⇒米製造業沈滞⇒雇用減少⇒米経済に悪影響⇒米株価上昇の阻害要因、というロジックでいるようです。米ドルが強くなるのは嫌だ、と思っているわけではない、という気はしますが。


 考えるべきことは、「日本株の長期的な上昇に円安が不可欠なのか?」という点です。そうしますと、日本円が下落し続けない限り日本株は上昇しない、ということになってしまいます。


 実に厄介、というのはこの点でして、私個人は、そんなことはなく、円安と株価上昇が連動していたのは、異次元の金融緩和というアベノミクスの「初期」に顕著だっただけ、いわば特殊状況であって、一般化しない方がいい、と考えています。


 しかしながら、現時点で円安=日本株高、という図式を多くの市場参加者が受け入れていることは、否定できないだろうとも思います。


 どの辺りでこうした状況が変化して行くのか?興味を持って見ておく、というのが妥当な対応なのでしょう。


令和元年12月6日

証券アナリスト

松下律