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4度目の正直成るか?(2)

中嶋 健吉

2020/11/12 07:46

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先週の当ブログでは、2018年以来3度トライしながら達成できなかった25000円乗せ「4度目の正直成るか?」として、その可能性ありと投稿させてもらいました。 幸い今現在、明確に29年振りの25000円乗せを達成しており、関心はこれ以降の相場を支える物色対象に移りつつあるようです。 より具体的には、グロース株相場からバリュー株相場への移行の可能性を探る展開です。

バリュー株復権には、金利動向と企業業績がその鍵を握ると言われています。
企業業績の回復に関しては、現在通期予想の上方修正が相次いでおり安心感が広がっています。 中国、アメリカの日本企業最大の貿易相手国の景気回復が支えです。 金利動向に関しては、前回のバリュー株相場が参考になります。

アメリカ10年債利回りは、2016年7月4日の1.321%からその年の12月12日には、2.641%まで急伸します。 この金利上昇に呼応する様にTOPIXバリュー株指数は、7月08日の1316ポイントから12月16日には1836ポイントまで急伸するのです。
逆説的には、金利とグロース株に逆相関の関係があり、金利上昇時にはグロース株が見送られる為です。 そのマトリックスは、「金利が下がれば、グロース株の将来の利益を現在価値に割り引く割引率が下がり、グロース株の高いバリュエーションが容認されるのです。 例えば1年後の利益110万円は、金利10%なら現在価値では100万円になり、金利が低いほど割引率は低くなります。 反対に金利が上がればその逆で、現在価値は小さくなり、利益の縮小になります。

その金利動向ですがアメリカ10年債利回りは、8月4日に0.507%を底にじりじりと上昇、1%の水準に接近しています。 少なくともグロース株の高値更新の期待は大きく後退しています。 こうしたときには象徴的なことが起こるものです。 8月16日には、グロース株の筆頭アップルの時価総額が2兆ドルを超え、SP500時価総額の7%を超えたのです。 1970年初頭のアメリカを代表する代表企業50銘柄のみが市場平均の3~7倍まで買いあげられた、所謂ニフティ・フィフティ相場の時にはIBMがやはり7%を付け相場の終焉を迎えています。バリュー株相場に暫くは注目です。
(中嶋)