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大発会の動きが1年の相場を決定する(の?)

鈴木 一之

2021/01/05 07:51

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2021年が始まりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

仕事はじめは「緊急事態宣言」で埋め尽くされました。これまでにない大きな波乱が予想される年の始まりです。

1月2日に東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県のトップがずらりと横一列に並んで記者会見を行い、国に対して緊急事態宣言の発令を要請するという異常な幕開けでした。日本の政治と行政の中枢がおかしなことになっています。

政治に重みがありません。誰が力を持ち、どこに決定権があるのかまるで判然としません。寡黙な村上春樹氏が最近、くりかえし表明しているうように、一国のトップが紙に書かれたことを読み上げるだけの国は異常です。その紙の上の文字を書いているのは誰なのか。

大発会の日経平均は▲185円と下落しました。一時は▲400円超の下げとなりました。突然の緊急事態宣言に警戒心が強まったと見られます。

昨年の暮れに突如として大きく上昇した分の反動も多分に入っていることでしょう。機関投資家は年明けや年度替わりは売りから入ってくるくせがあるために、その分が重なったようにも思います。アジア各国の株価は堅調なので、日本株の値動きには警戒して臨むべきです。

大発会の動きが1年の相場動向を方向づけると言われることもありますが、必ずしもそうとは言い切れないようです。2020年の大発会は▲451円(▲1.9%)とかなり大きめの下げで始まりましたが、その年の暮れには日経平均は30年ぶりの高値まで駆け上がりました。

2019年の大発会も▲452円(▲2.3%)という軟調なスタートでした。しかし1年後には+3,600円幅の上昇を記録しました。逆に2018年は大発会に+741円(+3.3%)の大幅高で始まりましたが、ファーウェイ・ショックもあって1年後は▲2,700円の値下がりでした。

「1年の計は元旦にあり」と申します。年の初めの動きはやはり重要です。今年はシートベルトをしっかり締めて相場の変動に立ち向かってまいります。あらためて、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
(スズカズ)