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牛ほめ

櫻井 英明

2021/01/18 10:53

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罫線屋さんが時折持ち出すボリンジャーバンド。
「移動平均線と標準偏差で構成されています。
移動平均を表す線とその上下に値動きの幅を示す線を加えた指標。
価格の大半がこの帯(バンド)の中に収まるという統計学を応用したテクニカル指標」です。
もっとも「昨日までは表現している紙芝居。だがそこに明日はない」と評価したこともあります。
とはいえ、経験則上は「行き過ぎが是正されてきた」という実感はあるもの。
プラス2σを越えれば反転するし、プラス3σを越えれば異常値に映ります。
昨年春はマイナス3σを超えました。
最近はプラス3σを超える日がたまにあります。
ここ数日はプラス2σがサポートとなっての上昇という格好。
因みに・・。
1σに収まる確率:68.3%
2σに収まる確率:95.4%
3σに収まる確率:99.7%
つまりプラス3σを超えるということは残りの0.3%の世界にあるということ。
キムタク主演の「HERO」では逆転無罪になる確率は0.1%。
それよりは広き門でではあります。
それにしても0.3%の確率ということは1000回に3回ということ。
それが起きているということは結構すごいことでしょう。

そういう状況にいるから市場関係者の言葉も「強気の中の警戒感」のような格好。
「無理して高値を買いに行く必要はない」。
「押し目を待てばよい」。
「いずれまた上がるだろうが、今は手を出さない方が・・・」。
免罪符のような警戒論ばかりのオンパレード。
最近の市場関係者のコメントを「強気のようで弱気」と感じる人は少ないかも知れない。
しかし少なくとも「強気は今」ではないようです。
目先弱気スタンスだからこその「短期警戒論」。
金曜日経スクランブルの見出しを借りれば「高所恐怖症」ということでしょう。
下落の継続で不安を増長させ、上昇の連続でも不安が募る心理。
否定できない心理です。
あと5%の上昇。
あるいは毎日300円上昇すれば3万円にはあと5日で届くのですが・・・。
「スクランブル」では「クライマーズ・ハイ」とも表現されています。
「夢見酒が覚めたら」。
「宴の裏で悪魔がほほ笑んでいた」。
さまざまな警鐘は聞こえてきます。
しかし・・・。
3週間も上昇が続けば「不安と緊張と警戒感」が薄まるもの。
それこそ「クライマーズハイ」になった時は本当に怖い状態。
そういう意味では市場はまだまだ健全であると考えたいところ。
市場では悪魔の声は聞こえても天使のささやきは耳に届かないことが多いようです。

「牛ほめ」

父親に呼ばれた与太郎。
小石川の佐兵衛おじさんの所に家見舞いに行くように言いつかった。
そして「まず行ったら家をほめろ」と家のほめ方の文句を教わった。
おじさんは店を始めたので「店から入らず脇の格子戸から声を掛けて、声が掛かったら入って部屋で同じように丁寧に挨拶するように」
こう言うんだ
「先日はおとっつぁんがご馳走になり、ありがとう存じます」。
そこで与太郎が言う。
「先日はおとっつぁんがご馳走になり、ご愁傷様です。」
「そうじゃないだろ」と父。
「次はこうだ。伯父さん、この度は結構なご普請なさいました」。
与太郎「伯父さんこの度は結構なご主人亡くされました」。
父「しょうがねえな。次はこうだ。
  家は総体檜造りでございます」。
与太郎「家は住友林業でございます」。
父「天井は薩摩のウズラ木目でございますな」。
与太郎「天井はヒノキヤのZ空調でございます」。
父「畳は備後の五分縁でございますな」。
与太郎「畳は備後の極東産機のつくりございます」。
父「左右の壁は砂ずりでございますな」。
与太郎「佐兵衛の壁はアイカ工業でございます」。
父「庭は総体ミカゲ造りででございますな」。
与太郎「庭はタカショーでございます」。
父「それから台所に行って褒めるのだが、大工が拙い仕事をしたから柱の上の方に節穴がある。
  隠す方法が分かっていたがお前に言わせようと黙って帰ってきた。
  いいかこう言うんだ」。
  「この穴について心配はいりませんよ。
  秋葉様の火伏せの御札を張ってご覧なさい。
  穴が隠れて火の用心になります。
  そうするとお小遣いがもらえるよ」。
与太郎「もっとないかい」。
父「ついでに牛を褒めてあげな」。
与太郎「牛はつまづきで・・・」、
父「牛の褒め方は、天角地眼一黒鹿頭耳小歯違という。
書いておいたから覚えて行きな」。

佐兵衛伯父さんの所へ行った与太郎は丁寧に挨拶した。
「先だってはおとっつぁんが殴り込みをして、ご馳走してあげたそうでありがとう」。
「いえいえ」。
与太郎は全部を覚えてこなかったので紙を読む事になった。
「おじさん、こっち向いたら家に火を着けちゃうぞ」。
「家は総体檜造りでございます」。
佐兵衛「お前にそんな事が分かるのか」。
与太郎「天井はZ空調、畳は備後の極東産機で・・・」。
佐兵衛「ほう、よく知っているな」。
与太郎「違った。左右の壁はアイカ工業。
    お庭はタカショーでございます」。
佐兵衛「お前、まだ庭は観ていないじゃないか」。
与太郎「じゃ〜台所に連れて行け。
    ・・・大っきな台所だ。あったあった節穴が」。
佐兵衛「お前にも分かるか。大工が拙い仕事をしてな。何とかならないかな、この節穴」。
与太郎「この穴は心配いらないよ。
    秋葉様の火伏せの御札を張ってご覧なさい。
    穴が隠れて火の用心になります」。
佐兵衛「よし、良い考えだ」。
与太郎「言葉だけではなく、態度で示せ」。
佐兵衛「分かった。後で小遣いやるよ」。

与太郎「次は牛を褒めるから、台所に連れてこい」。
佐兵衛「牛は裏の小屋にいるから案内するよ」。
与太郎「この牛褒めるから後ろを向け。
   天角地眼一黒?これなんて読む?いえ、何でもない。・・・何とかの何とかだ」。
佐兵衛「誰かに教わってきたのだろうが伯父さんは嬉しいよ」。
与太郎「あれ、この牛、糞したよ」。
佐兵衛「まあまあ許せ」。
与太郎「伯父さん、この牛の穴について心配はいらないよ」。
佐兵衛「心配なんかしてないよ」。
与太郎「サンゲツかリリカラの壁紙で塞いでご覧なさい。
穴が隠れて屁の用心になります」。

以下は今朝の場況。

「続落」

週末のNY株式市場で主要3指数はそろって続落。
決算を発表した大手銀行株が売り込まれエネルギーセクターが軟調だった。
「今年の相場は金融やエネルギー、素材、工業株がけん引役になるとみらる。
これらの株価が下落すれば相場の悪材料になる」という当然の声がある。
バイデン次期大統領は1兆9000億ドル規模の新たな景気対策案を発表。
新型コロナウイルス対策に4150億ドル。
家計支援が約1兆ドル。
国民への現金給付は、前回の1人当たり600ドルに加え、さらに1400ドルが盛り込まれた。
失業給付の上乗せは現在の週300ドルから同400ドルに引き上げ、9月まで延長。
ただこの発表は「出尽くし感」につながった格好だ。
S&P500採用銘柄の昨年第4四半期の収益は9.5%減少する見通し。
今年第1四半期は16.4%増加すると想定されている。
12月の小売売上高は前月比0.7%減。
市場予想の横ばいに反して減少が継続。
外食が減ったほか商業施設への客足が遠のいた。
ただ「小売売上高が予想より軟調だったことで、一段の景気刺激策の必要性が改めて確認された」という見方もある。
12月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.3%上昇。
前月の0.1%に続き緩やかな上昇にとどまった
10年国債利回りは1.086%。
2年国債利回りは0.135%。
ドル円は103円台後半。
SKEW指数は136.70。
38日連続の130ポイント超。
恐怖と欲望指数は67→60と低下。

「変化日」

週末の日経平均は寄り付き79円高。
終値は179円安の28519円と6日ぶりに反落。
日足は6日ぶりに陰線。
週間では約380円の上昇。
週足は3週連続で陽線。
1月オプションSQ値27774円に対して5勝。
過去5日間で日経平均は1000円近く上昇。
「当然の一服場面調整歓迎ムードが支配的。
健全な警戒感で、動きがバブリーな割にはクールな市場心理」との見方だ。
「健全な警戒感」というのは理解不能な解釈だ。
TOPIXは7日ぶりに反落。
東証マザーズ指数は反発。
日経ジャスダック平均は続落。
東証1部の売買代金は2兆8377億円(前日3兆2421億円)。
8日連続2兆円超。
値上がり486銘柄(前日1000銘柄)。
値下がり1652銘柄(前日1090銘柄)。
新高値48銘柄(前日143銘柄)。
新安値5銘柄(前日2銘柄)。
騰落レシオは103.88(前日109.49)。
NTレシオは15.36倍(前日15.32倍)。
12日連続で15倍台。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
右肩上がりの25日線(27191円)からは△4.88%。
14日連続で上回った。
右肩上がりの75日線は25445円。
右肩上がりの200日線(23085円)からは△23.54%(前日△24.63%)。
6日連続△20%超。
右肩上がりの5日線(28395円)から△0.44%。
6日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.561%(前日▲20.099%)。
買い方▲5.389%(前日▲5.094%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲15.638%(前日▲14.152%)。
買い方▲14.388%(前日▲15.074%)。
売り方買い方はまた逆転。
空売り比率は40.1%(6日ぶりに40%超:前日39.0%)。
空売り規制なしの比率は7.7%(前日8.4%)。
日経VIは23.04と上昇。
日経平均採用銘柄の予想PERは26.11倍(前日26.33倍)。
前期基準では20.95倍。
EPSは1092円(前日1089円)。
225のPBRは1.25倍。
BPSは22815円(前日22776円)。
225先物採用銘柄の益回りは3.83%(前日3.80%)。
配当利回りは1.63%。
東証1部全銘柄だと予想PERは28.27倍。
前期基準では22.52倍。
PBRは1.35倍。
ドル建て日経平均は274.80(前日275.34)。
東証1部単純平均株価は23円安の2370円。
(2020年末2341円、2019年末2327円、
2018年末2077円、2017年末2946円)。
東証1部売買単価は2271円(前日2298円)
東証1部時価総額は691兆円(前日697兆円)。
木曜のシカゴ225先物終値は大証日中比140円安の28320円。
高値28895円、安値28140円。
225先物大証夜間取引終値は日中比90円安の28370円。
気学では「前場に押し込むと後場にかけて戻す日」。
火曜は「目先転換注意日」。
水曜は「前日来の足取りに変化を見せる日」。
木曜は「上寄りすると後下押す日。下放れると戻すこと多し」。
金曜は「押し込んでも戻す日。悪目買い方針良し」。
ボリンジャーのプラス2σが28536円。
プラス3σが29209円。
4日間日経平均はこのレンジで推移。
一目均衡の雲の上限が25748円。
49日連続で雲の上。
勝手雲の上限は27121円。
勝手雲の下限は26964円。
21日から右肩上がりになる。
RSIが79.33(前日84.17)。
RCIが92.86(前日92.86)。
月曜は「変化日」。
兜町は朝方小雪が舞った。
「狐の嫁入り」ならぬ「タヌキの嫁入り」。
広くは「風花」というらしいが・・・。

《今日のポイント1月18日》

(1)週末のNY株式市場で主要3指数はそろって続落。
   決算を発表した大手銀行株が売り込まれエネルギーセクターが軟調だった。
   SKEW指数は136.70。
   38日連続の130ポイント超。
   恐怖と欲望指数は67→60と低下。

(2)ダウ輸送株指数は166ポイント安の12946ポイントと反落。
   SOX指数は2.06%安の2992ポイントと5日ぶりに反落。
   VIX指数は24.34と上昇。
   3市場の売買高は141.2億株(前日143.7億株、過去20日平均は127.6億株)。
   225先物CME円建ては大証比日中比140円安の28320円。

(3)東証1部の売買代金は2兆8377億円(前日3兆2421億円)。
   8日連続2兆円超。
   新高値48銘柄(前日143銘柄)。
   新安値5銘柄(前日2銘柄)。
   騰落レシオは103.88(前日109.49)。
   NTレシオは15.36倍(前日15.32倍)。
   12日連続で15倍台。
   サイコロは7勝5敗で58.33%。

(4)右肩上がりの25日線(27191円)からは△4.88%。
   14日連続で上回った。
   右肩上がりの75日線は25445円。
   右肩上がりの200日線(23085円)からは△23.54%(前日△24.63%)。
   6日連続△20%超。
   右肩上がりの5日線(28395円)から△0.44%。
   6日連続で上回った。

(5)空売り比率は40.1%(6日ぶりに40%超:前日39.0%)。
   空売り規制なしの比率は7.7%(前日8.4%)。
   日経VIは23.04と上昇。

(6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.561%(前日▲20.099%)。
   買い方▲5.389%(前日▲5.094%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲15.638%(前日▲14.152%)。
   買い方▲14.388%(前日▲15.074%)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは26.11倍(前日26.33倍)。
   前期基準では20.95倍。
   EPSは1092円(前日1089円)。
   225のPBRは1.25倍。
   BPSは22815円(前日22776円)。

(8)ドル建て日経平均は274.80(前日275.34)。
   東証1部時価総額は691兆円(前日697兆円)。

(9)ボリンジャーのプラス2σが28536円。
   プラス3σが29209円。
   4日間日経平均はこのレンジで推移。
   RSIが79.33(前日84.17)。
   RCIが92.86(前日92.86)。
   月曜は「変化日」。

今年の曜日別勝敗(1月15日まで)

月曜0勝1敗
火曜1勝1敗
水曜1勝1敗
木曜2勝0敗
金曜1勝1敗

1月第1週の海外投資家動向。
現物3647億円の買い越し(3週ぶりの買い越し)。
先物1752億円の売り越し(2週連続の売り越し)。
合計1895億円の買い越し(2週連続買い越し)。
(櫻井)。