Logo stockvoice

ブログ:Onevoice

適度は?

櫻井 英明

2021/01/20 10:55

Ae85a434 0528 4092 acd2 591fd4d2e3c3 castphoto11 sakurai

週明けのNYはキング牧師の生誕記念日で休場。
本当の誕生日は1月15日だがそこに近い1月の第三月曜日となっています。
トレーダーズ・アルマナックによるアノマリー。
1971年から全米の多くの州や都市で祝日となっていた。
ただ1986年までは連邦祝日ではなく1998年まではニューヨーク証券取引所によって祝日とされていなかったという話。
ということは・・・。
株式市場が休場となってから23年しか経っていません。
アルマナックによればキング牧師記念日がある週の米株には弱いジンクスがあるそうです。
1988年以降、NYダウ工業株30種平均は平均でマイナス0.81%の下落。
S&P500指数はマイナス0.53%を記録。
NASDAQはマイナス0.16%で相対的に底堅い展開でした。
ただ、2012年以降はパフォーマンスが改善傾向。
NYダウ、NASDQ、ラッセル2000は過去9年間のうち6回は上昇しています。

「相場は上昇スピードが速過ぎる」という多くの市場関係者。
「では適度な上昇スピードとはどんなもの」という疑問も出てきます。
おそらく「適度な上昇スピード」など想定はされていないのでしょう。
急ピッチの上昇は過去の経験則では反落に結び付いたから「怖い」というのが多くの実感。
しかし、指数でなく、個別株に置換してみたらどうなのでしょう。
例えば保有株が連日のストップ高となったとしても「相場の上昇スピードは急ピッチ」というのでしょうか。
逆に言えば市場は常にこういう状態を望んでいるの筈。
「上がり過ぎ」なんて声は滅多に聞こえないもの。
むしろ「どこまでも上がれ」という心理の方が多いような気がします。
逆に、動意薄の展開の時は市場の不満は高まるもの。
市場関係者が望む適度なスピードというのは実は「保合い」なのでしょう。
面白くもない相場を望んで、面白い相場は「異常」とする心理。
どこか変。
保合いの展開を「適度な上昇」というならば市場はあまりに夢と希望とかけ離れた世界。
そもそも保合いでは移動平均線ですら上に上がってこないからかい離は縮小しないでしょう。
頭で考えたような相場観は賢げに聞こえますが、実は中身は薄そうです。

証券界が賢げになってから株価は低迷してきたような印象。
「切った張った」の世界から楽音チックな世界への転換。
「株屋」と蔑まされた存在から「直接金融の担い手」になったところから株屋は証券マンとなりました。
それからはPERやPBR、ROE、EBITDAなどの横文字の世界の崇拝。
最近では「ESGだ、SDGsだ」。
学問チックな一見グローバルな世界に取り込まれています。
自国の市場の繁栄を考えたこういう風潮を素直に信じるところが東京のすごいところなのでしょう。
でも・・・。
株式市場はある意味「鉄火場」。
これはぬぐいようがありません。
行動心理学という分野は何となく確率されてきましたが「投資心理学」を研究する人はマレ。
しかし、高邁になりすぎて書物だけに埋もれた世界では市場は繁栄しません。
「鉄火場」そして「欲望の集積場」。
ここを認識してから学問チックな議論をするべきしょう。
活字や映像の中には真実はないと思います。
そういう意味では「愚かなれ」というのも大切。
「二等級・三等級で結構。
一見、一流であっても人の気持ちがわからないと相場では勝てない」と言えるかも知れないような気がしてきます。

以下は今朝の場況。

「主要3指数揃って反発」

3連休明けのNY株式市場で主要3指数はそろって反発。
イエレン次期財務長官が公聴会でコメント。
「コロナウイルス対策で大きく行動するようことを求める。
債務拡大につながっても恩恵は代償を上回る」と大規模な経済対策の必要性を求めた内容を好感。
「イエレン氏が求める景気刺激策が材料。
刺激策へのフォーカスが上昇持続の土台になる」という見方だ。
GMは傘下の自動運転車メーカー、クルーズが無人運転車の商用化に向けマイクロソフトと提携すると発表。
株価は9.7%上昇。
第4四半期の有料契約者数の伸びが市場予想を上回ったネットフリックスは引け後の取引で11%超急伸。
一方バンク・オブ・アメリカの2020年第4四半期決算は減益。
ゴールドマンの第4四半期決算は利益が2倍以上に増加。
ただいずれも株価は軟調。
国債利回りは小幅低下。
10年国債利回りは1.092%。
2年国債利回りは0.133%。
イエレン氏は公聴会で「市場が決定する為替レートを信じている。
ドルや他の通貨の価値は市場が決めるべき」と発言。
ドル円は103円台後半。
SKEW指数は141.32。
39日連続の130ポイント超。
恐怖と欲望指数は60→61。

「NY高の先取りでなければ良いが・・・」

火曜の日経平均は寄り付き167円高。
一時400円以上の上昇を見て終値は391円安の28633円と反発。
3日連続の陽線。
1月オプションSQ値27774円に対して7勝。
効いたのはイエレン次期財務長官のコメント。
「コロナ救済策で大きな行動をとることが必要」。
米ダウ先物の夜間取引の100ドル超の上昇に追随し日経平均は急反発。
TOPIXは反発。
東証マザーズ指数は反落。
日経ジャスダック平均は続伸。
東証1部の売買代金は2兆1931億円(前日1兆9321億円)。
2日ぶりに2兆円超。
値上がり912銘柄(前日888銘柄)。
値下がり1187銘柄(前日1195銘柄)。
新高値40銘柄(前日30銘柄)。
新安値3銘柄(前日7銘柄)。
騰落レシオは100.70(前日99.46)。
NTレシオは15.43倍(前日15.30)。
14日連続で15倍台。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
右肩上がりの25日線(27323円)からは△4.79%。
16日連続で上回った。
右肩上がりの75日線は25576円。
右肩上がりの200日線(23181円)からは△23.52%(前日△22.07%)。
8日連続△20%超。
右肩上がりの5日線(28509円)から△0.43%。
2日ぶりに上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲20.262%(前日▲19.306%)。
買い方▲5.005%(前日▲5.573%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲17.883%(前日▲18.556%)。
買い方▲12.775%(前日▲13.499%)。
空売り比率は37.0%(6日ぶりに40%超:前日39.1%)。
空売り規制なしの比率は6.2%(前日6.3%)。
1月15時点の信用売り残は137億円減の8456億円。  
2週ぶりの減少。
同信用買い残は1038億円増の2兆5162億円。
2週連続増加。
2兆円台は36週連続。
金額ベースでの信用倍率は2.98倍(前週は2.81倍)。
日経VIは23.11と低下。
日経平均採用銘柄の予想PERは26.09倍(前日25.85倍)。
前期基準では20.93倍。
EPSは1097円(前日1092円)。
225のPBRは1.25倍。
BPSは22906円(前日22775円)。
225先物採用銘柄の益回りは3.83%(前日3.87%)。
配当利回りは1.62%。
東証1部全銘柄だと予想PERは28.26。
前期基準では22.52。
PBRは1.35倍。
ドル建て日経平均は272.30(前日27.21)。
東証1部単純平均株価は2円高の2368円。
(2020年末2341円、2019年末2327円、
2018年末2077円、2017年末2946円)。
東証1部売買単価は2126円(前日2271円)
東証1部時価総額は691兆円(前日687兆円)。
火曜のシカゴ225先物終値は大証日中比45円高の28715円。
高値28775円、安値28090円。
225先物大証夜間取引終値は日中比30円高の28700円。
気学では「前日来の足取りに変化を見せる日」。
木曜は「上寄りすると後下押す日。下放れると戻すこと多し」。
金曜は「押し込んでも戻す日。悪目買い方針良し」。
ボリンジャーのプラス1σが28064円。
プラス2σが28547円。
プラス3σが29343円。
一目均衡の雲の上限が25905円。
51日連続で雲の上。
勝手雲の上限は27142円。
勝手雲の下限は26982円。
21日から右肩上がりになる。
RSIが75.26(前日72.27)。
RCIが90.36(前日91.21)。
今年1勝1敗の水曜日は大寒。

《今日のポイント1月20日》

(1)3連休明けのNY株式市場で主要3指数はそろって反発。
   イエレン次期財務長官求める景気刺激策が材料。
   SKEW指数は141.32。
   39日連続の130ポイント超。
   恐怖と欲望指数は60→61。

(2)ダウ輸送株指数は46ポイント安の12900ポイントと続落。
   SOX指数は3.56%高(100ポイント)の30932ポイントと反発。
   VIX指数は23.07と低下。
   3市場の売買高は136.7億株(前日141.2億株、過去20日平均は129.3億株)。
   225先物CME円建ては大証比日中比45円高の28715円。

(3)東証1部の売買代金は2兆1931億円(前日1兆9321億円)。
   2日ぶりに2兆円超。
   新高値40銘柄(前日30銘柄)。
   新安値3銘柄(前日7銘柄)。
   騰落レシオは100.70(前日99.46)。
   NTレシオは15.43倍(前日15.30)。
   14日連続で15倍台。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。

(4)右肩上がりの25日線(27323円)からは△4.79%。
   16日連続で上回った。
   右肩上がりの75日線は25576円。
   右肩上がりの200日線(23181円)からは△23.52%(前日△22.07%)。
   8日連続△20%超。
   右肩上がりの5日線(28509円)から△0.43%。
   2日ぶりに上回った。

(5)空売り比率は37.0%(6日ぶりに40%超:前日39.1%)。
   空売り規制なしの比率は6.2%(前日6.3%)。
   1月15時点の信用売り残は137億円減の8456億円。  
   2週ぶりの減少。
   同信用買い残は1038億円増の2兆5162億円。
   2週連続増加。
   2兆円台は36週連続。
   金額ベースでの信用倍率は2.98倍(前週は2.81倍)。

(6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲20.262%(前日▲19.306%)。
   買い方▲5.005%(前日▲5.573%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲17.883%(前日▲18.556%)。
   買い方▲12.775%(前日▲13.499%)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは26.09倍(前日25.85倍)。
   前期基準では20.93倍。
   EPSは1097円(前日1092円)。
   225のPBRは1.25倍。
   BPSは22906円(前日22775円)。

(8)ドル建て日経平均は272.30(前日27.21)。
   東証1部時価総額は691兆円(前日687兆円)。

(9)ボリンジャーのプラス1σが27946円。
   プラス2σが28645円。
   プラス3σが29343円。
   RSIが75.26(前日72.27)。
   RCIが90.36(前日91.21)。
   今年1勝1敗の水曜日は大寒。
(櫻井)。