Logo stockvoice

ブログ:Onevoice

相場観とは? ふたつあるように思います

鈴木 一之

2021/03/02 07:38

Bcd2f30a fc9e 4974 9ff5 5f234b005b96 castphoto13 suzuki
相場観とはなにか?とよく考えます。いまの私にとって相場観とはふたつあります。

ひとつはあらゆるモノの適正な価格で、もうひとつは株式市場に関するあらゆる知識です。

ひとつめの相場観は、価値観と言い換えることができます。白菜でもブロッコリーでもリンゴでもよいのですが、いくらなら高くていくらなら安いという価格のレベルです。安ければよいというものではありません。質のよいものは高くて当たり前、安物にはそれ相応の期待しか寄せられません。

どのレベルで満足するかは人それぞれです。そこに相場観を持つ必要性が出てきます。

株式投資にはPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)という投資尺度がありますが、あらゆる人がそれを見て知っているはずなのに、それでも割安に放置されたままでいる銘柄とはいったいどう評価されているのか、そこに各人各様の判断が必要になります。

価値観にはその人の人生が丸ごと投影されますので、何が安くて何が高いのか一概には言えません。そこがむずかしいところであり、かつ奥が深くおもしろいところでもあります。

もうひとつの相場観は、株式市場に関するあらゆる知識です。これは自分で学ぶというよりも、私の場合は先輩や周囲の人から教わることが多かったように思います。

社会に出て最初に証券会社に勤務した時、仕事のイロハを片っ端から先輩方に教わりました。聞いて教わり見て学び、会社の勉強会や講義、課のミーティング、時には先輩の自宅や居酒屋で、数えきれないほど有形無形の知識を身につけました。それが間違いなく現在につながっています。

リモートワークの是非が問われています。今の若い世代の人たちはクレバーでしなやかで柔軟性に富んでいるので、きっと上手に今の世の中を生きてゆくことでしょう。デジタルツールも実装しています。社会的距離を保つことが強いられて気の毒だなあ、かわいそうだなあと思いますが、その反面でまったく違った行動原理の世代が生まれつつあるようにも思います。

古い相場観はそれはそれとして、若い人たちの疾走するうしろをなんとか追いかけてゆきたいものです。
(スズカズ)