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ブログ:Onevoice

竜宮城を脱出しよう、と試みる3月末です

鈴木 一之

2021/03/31 07:31

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あっという間に2021年の出だしの3か月が終わりました。驚くほどの早さです。今年のお正月から3か月が経ったとはとても思えません。

桜の花も異例なほどの早さで咲きました。四半期の区切り、3月決算企業の年度納め、明日からは新年度が始まります。人事異動、入社式、入学式。人生の節目を迎える方も多いことでしょう。

コロナウイルス感染の拡大防止で外出を控えているうちに、時間だけがどんどん過ぎてゆきます。時間というのは相対的なもので、イベントごとがなくなると記憶や思い出を呼び起こすとっかかりもなくなって、その分だけ時間が早く過ぎ去るように感じます。

コロナ禍は「浦島太郎」の昔ばなしを思い出させます。助けたカメの背中に乗って海底の竜宮城にたどり着いた浦島太郎は、乙姫さまに歓待されて毎日のようにタイやヒラメの舞い踊りを見ながら楽しく暮らしていました。

ある時、ふと故郷を思い出して急に前の暮らしに戻りたくなり、地上に戻ると昔の知り合いは誰もいなくなっており、途方に暮れて玉手箱を開けると、それまで止まっていた時間が一気に流れ、おじいさんになってしまいました。

コロナ禍の世の中は、ダークな竜宮城です。このままでは時間だけが過ぎてしまいます。自室で映画を観たり、本を読んだりひとりで過ごすのはある意味では非常に快適なのですが、それだけでは時間の価値が無に帰します。

意味のあることとは申しませんが、以前の知り合いと会ったり、誰かと話したり、上司に怒られたりほめられたり、知り合いと他愛のない雑談をしたり、そういうことを少しずつ意識して行っていかなくてはなりません。

緊急事態宣言が解除されている今のうちです。少しでも以前の生活に戻る工夫をしよう、と考えている3月期末です。
(スズカズ)