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ブログ:Onevoice

「真実はいつもひとつ!」なのか?

鈴木 一之

2021/04/21 07:35

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「相場観は十人十色」です。ひとりとして同じ相場観を持っている人はいません。

企業に関するニュースは日夜あふれるほどに報じられます。大きな展示会における新製品の発表、大ヒットした連載漫画の実写版映画の封切り、新型のゲーム機、そのゲームソフト、来年度の生産計画、新型スマホの開発状況、新卒生の採用計画、海外への工場進出、本社ビルの売却、外国企業との提携・買収、社長交代、希望退職者の募集、火災発生と復旧状況。

何百人、何千人の人が集まって「カイシャ」という組織を作って、企業ははじめて製品やサービスを生み出すことができます。そのカイシャでの日々の営みの中でニュースが何も出てこないことなどあり得ません。大きなニュース、小さなニュースを問わず、人々が活動するうえで毎日必ずニュースになる話題が発生します。

企業からなにかニュースが報じられた場合、株式市場ではそれを「材料」と呼んで株価が動きます。動かない時もありますが、普段はいくらかずつ動いています。同じニュースでもある人はそれを買い材料ととらえ、別の人はそれを売り材料ととらえます。

売りと買いが市場の中でぶつかりあって、株価が形成されます。買いばかり、売りばかりの一方通行では売買が成立せず、値段がつきません。相場観とは、日々変動する価格(株価)に対するその人の感度です。

ある材料を売りと考えるか、買いと考えるか。言い換えれば、何をもって安いととらえ、高いと考えるか。それはその人の人生経験がすべて投影されます。おおげさに言えば、株式投資は生き方とか社会との距離感、人生観のせめぎ合いそのものです。

江戸川コナンこと工藤新一の決めゼリフは「真実はいつもひとつ!」。それが株式投資では「相場観は十人十色」。真実はひとつではありません。人の数だけ存在するのです。(「名探偵コナン」のテーマソングが頭の中で鳴り続けています。)
(スズカズ)