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ブログ:Onevoice

GW明け

松下 律

2021/05/07 08:20

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ジンクスどおり・・

 月末高⇒月初高が確かに続いているのだな、と思わせるGW明け大幅高の昨日の日本株相場でした。


 日本のGW中に米国ではDJIAが史上最高値を更新となりましたから、景気回復⇒企業収益好調⇒株高、という順調な推移なのですが、今一つ盛り上がりに欠けるといった風でもあります。


 GW中、さほど大きなニュースや材料はなかったような気もしますが、いくつか注目した事柄はありました。


・米国経済指標

4月のISM製造業、非製造業景況指数は、どちらも60%超えの好調持続でしたが、3月の数字及び予想には届かず、米景気は好調ながら勢いが鈍りつつある、という想定内の結果だったようです。それを受けての米長期金利の落ち着き、と見るところなのかもしれません。


・イエレン長官の(不規則)発言

 財政支出を大幅に拡大するわけだから長期金利が上昇することもあり得る、といったニュアンスだったのかどうか、分からないところですが、発言を受けて金利が上昇し、NASDAQ指数が下落した、という解説があったようです。


 イエレン氏については、FRB議長だった頃、米国株価下落に際して金融政策面から支えるはず、という「イエレン・プット」などということが言われたものでしたが、反面、「そうともイエレン」というオヤジギャグもあって、今回のその伝かな、と思った次第でした。


 いずれにしましても、別に金融引き締めを示唆したということもなく(今は財務省の長官なわけですから当たり前ですが)株式相場への悪影響も限定的でした。


 ただ、米国経済の現状と株式相場からすれば、2013年のバーナンキ・ショックのような局面が到来してもおかしくはない、(あるいはそういう相場の波乱を待っている向きも多いかもしれない)ということはあるでしょうから、これからもイエレン長官、パウエル議長の発言には注目でしょう。


・暗号通貨価格の乱舞

 暗号通貨市場が今回のバブルの大舞台の一つ、ということを改めて知らされたでしょう。


 以前ですと、ビットコイン価格に注目、となったのでしょうが、少しずつ様子が変わって来たようで、GW中に価格上昇が目立ったのはビットコインではなくて、イーサ、とかビットコイン・キャッシュ、そしてどれよりもドージコインという聞きなれない名前の暗号資産でした。


 こんなものの価格を信じられない高さにまで引き上げるパワーが投機的資金にはあるのだ、ということを思い知るいい出来事だった、ということかと思います。


投資A/Cで思うこと

 先週、株式運用の口座を二つ(あるいはそれ以上)持って、ひとつは投資口座、もうひとつは投機口座として「はっきり分けて」管理すると面白いかもしれません、という話をしました。


 そういう風に、投資と投機をはっきりと口座まで分離して実行している、としまして、さて、現時点で投資口座における議論の焦点は何だろうか?と考えてみます。


 いろいろあると思いますが、おそらく以下のようなことはあるに違いない、と思えます。


・投資口座で思い切り買いたいという銘柄が少なくなった。(株価の上昇で。)


・現在保有している銘柄の対処がけっこう難しい。(株価の上昇で。)


 ハッピー・プロブレム、ということかもしれませんが、実際どうしたらいいのか?なかなかに難しい問題ですが、投資口座と投機口座をはっきりと分ける、という立場を取りますと、けっこう行動の方向が実務的に見えて来るように思います。


 結論は簡単です。私の見解を放送の中で示したいと思っています。


2021年5月7日

証券アナリスト

松下律