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ブログ:Onevoice

日本という国は何ごとも着手するのが遅いのです

鈴木 一之

2021/05/11 07:33

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大型連休が終わりました。今年もどこにも出かけずに、家の中にこもる日々が続きました。こんな状態がいつまで続くのでしょう。

アメリカ、イギリス、スペインなどが次々と外出制限や夜間外出禁止の規制を解除しています。さっそく若者たちが夜の街に繰り出して大騒ぎしています。高齢の人たちは昼間の公園でのんびり日光を浴びて語らっています。

開放的でいいですね。そこに至るまでに厳しい巣ごもりの日々がありました。トンネルの先に見えた初夏の光が欧米諸国に差し込んでいます。台湾やニュージーランドもみごとに感染を抑え込んでいます。

ひるがえって日本。高齢者向けのワクチンは自治体に届いているのに、予約の電話はつながりません。接種する担い手も足りません。アプリもいまだに完成しません。それでもテレビのニュースでは、連日のように「感染爆発の危機にさらされています」と連呼されています。縦割り行政の弊害がまともに出ています。誰も責任を取りません。

日本は何ごとにも着手するのが遅いことで知られています。「失われた20年」は不良債権の処理の遅れがもたらしました。過剰資産・過剰雇用・過剰債務の「過剰3兄弟」の解消も、円高を是正するはずの金融緩和も、すべて遅れに遅れました。その性癖をうっかり忘れていました。

ワクチン接種もそれらと同じくらいに遅れるのでしょうか。しかし今回は人命がかかっています。コロナウイルスもワクチンの攻撃を回避しようと、どんどん変異してゆきます。タイミングの遅れは致命的です。

ここはひとつ、徳川家康公が垂れたとされる「怒りは敵と思え」を胸に秘めて、つとめて明るい人の周りに近づくようにしたり、じっと目を伏せて時の到来を待つことにします。その間に事態がよい方向に進んでくれるのを祈るだけです。決算発表を見る限り、企業の中には変化が起こり始めているように思います。
(スズカズ)