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幻庵

櫻井 英明

2021/05/12 07:18

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「幻庵」

日経朝刊マーケット面のレイアウトが昨日から変更されました。
結構長い間親しんだだけに違和感は否めません。
気になるのは商品面が先に来たこと。
以前も何回かありました。
ひょっとすると読者が証券面よりも商品面の方が多いということなのでしょうか。
あるいは勝手な作り手の論理なのでしょうか。
いうれにしても違和感ではあります。
同時に掲載されていたのは「日経平均ルール改正案」。
みなし額面方式をやめて除数で調整する方向が登場してきました。
株価の永続性を保つために存在しているのがこの除数。
因みに日経平均は27.7程度。
NYダウは0.15程度。
株価を合計した数字を割るのですから「1」より大きいか小さいかは大きな課題。
NYダウは1以下ですから株価の振幅よりもダウ平均の動きの方が大きくなります。
日経平均は30近いので株価の振幅の方が大。
この差はもっと大きいもの。
人為的に除数を変えられことは残念です。

興味深いのはそのNYダウ平均の歴史。
ダウ・ジョーンズ社による株価指数は1884年から存在しました。
ただ当時のアメリカの産業構造を反映し、鉄道事業者が中心の構成(鉄道株9種、工業株2種)。
その後この従来のダウ平均(現在の輸送株20種平均)と分離。
1896年に農業、鉱工業などの12銘柄で算出開始されました。
1928年に採用銘柄は30銘柄に。
その後、情報通信業や医療などのサービス業を取り込みながら、現在に至っています。
銘柄構成企業は、以前はすべてニューヨーク証券取引所(NYSE)上場企業。
1999年11に初めてNASDAQ上場企業からインテルとマイクロソフトが採用。
今は6社がNASDAQ上場企業。
一方日経平均は1950年5月が起源。
世界大恐慌と第二次世界大戦の前と後。
ここも大きな違いでしょう。

場況にあわせて戦うには・・・。

★常に場況を把握する
★ツキの予測をする
★リズムをチェックし人運を図る
★考えるな、感じる
★自分の中に規則性のあるフォームを生み出すことが大事
★ぶれない、軸になる、確信を持った仕組みを自分の中で確立させておく
★株式投資は相手のある作業。相手の挙動と関連してどう打つか、全ての「状況判断」に関する先入観を白紙に戻す
★抽象的・感情的でなく具体的・合理的に考える
★場況は過去の事実、相場観は未来の脚本
★他人の場況をアテにしない方がいい
★重要なのはデータの蓄積とファクターの選別
★複雑な要素は排除する=ファクターの単純化

★「株式市場にとって重要なイベントがあった5月」。
1792年5月17日  NY証券取引所が創設(「すずかけの木協定」)。
1878年5月16日 東京株式取引所創立(6月1日営業開始)
1949年5月16日 東証など3市場で株式取引再開
1987年5月1日  東京市場が時価総額で世界一に
2000年5月9日 「東証アローズ」オープン

江戸時代から明治にかけての囲碁の世界を描いた百田尚樹氏の小説「幻庵」。
碁を打つことはないがプロの騎士の世界が描けれていて一気に読める作品。
隅の一目二目を取りに行き細かい勝利を得るのはのはデイトレ。
大石を並べて大きな陣地を囲むのは中長期投資。
碁で頂点を極めるために必要な天分は「ヨミ」の力。
そう考えると、株の世界にも通じることがあるような思いがします。
いずれも勝負の世界だから当然なこと。
「最後にものをいうのは精神力。
それはヨミ、大局観、計算といった盤上のものだけではない」。
その先の変化を読むことが数多くできることが株での勝利の鉄則でしょうか。

あるいはこんな一節。

碁の本質は「筋や形」などではなく「ヨミと力」。
「力」に対するには「力」でしかない。
もし「筋」や「形」を学んだ者だけが勝てるなら、碁は薄っぺらな遊戯。
あるいはただの「学問」に過ぎぬ。

これも株の世界に通じそうです。
実務と実践を伴わない学問チックな投資論は、言い換えれば「薄っぺらい」とも読めます。
だから・・・。
先達の学者の言葉はほとんど記憶にないが、古今東西の投資家の名言は心に刻まれるでしょう。
100年後に市場でまじめな顔で「ESG」と唱える人はいないかも知れません。

以下今朝の場況。

「続落ながら終値は切り返し」

火曜のNY株式市場で主要3指数はそろって続落。
前日は景気回復によるインフレ加速や金利先高観からハイテクセクターが下落。
この流れが消費関連や景気敏感セクターにも波及。
NYダウは473ドル(1.36%)安。
下落幅は一時667ドルに達した場面があった。
「中国の4月の卸売物価指数(PPI)が市場予想以上の伸び。
12日発表予定の4月の米消費者物価指数(CPI)でもインフレ加速が確認されそう」との見方。
「コモディティー価格は上昇し労働は不足気味。
短期的な価格上昇が長期的なインフレにつながる懸念拡大。
「2023年より後まで利上げしないと言うFRBを市場は信じていないだろう」という声もある。
」との声もある。
アップルとソフトウエアのマイクロソフトが大きく下げる場面があった。
NASDAQは一時2%程度下落した場面もあったが12ポイント(0.1%)安の13389ポイント。
何度かプラ転したが終値ベースは3月末以来の安値となった。
小型のラッセル2000指数は0.26%下落。
3月の雇用動態調査(JOLTS)で求人件数が前月比59万7000件増の812万3000件。
2000年12月の統計開始以降で最高を記録した。
市場予想は750万件だった。
「採用件数は求人件数ほど伸びず、労働者不足が雇用拡大の妨げになっている」との解釈だ。
国債利回りは引き続き上昇。
10年国債利回りは1.621%。
2年国債利回りは0.160%。
ドル円は108円台後半。
WTIの原油先物は0.36ドル高の65.28ドル。
イーサは2.6%高の4058ドル。
月初からの上昇率は46%。  
SKEW指数は140.12。
恐怖と欲望指数は51→49。

火曜のNYダウは473ドル(1.36%)安の34269ドルと続落。
一時600ドル超下落した場面もあった。
NASDAQは12ポイント(0.09%)安の13389ポイントと続落。
S&P500は37ポイント(0.89%)安の4151ポイントと続落。
ダウ輸送株指数は221ポイント安の15708ポイントと続落。
SOX指数は0.29%高の2975ポイントと反発。
VIX指数は21.56と上昇。
3月11日以来の高水準。
合算売買高は117.8億株(前日は109.7億株、過去20日平均は103.3億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比75円安の28615円。
ドル建ては大証比日中比65円安の28625円。
ドル円は108.61円
10年国債利回りは1.621%。
2年国債利回りは0.160%。

「日銀はETFを買わず」

火曜の日経平均は寄り付き280円安。
終値は909円安の28608円。
下落率は3.08%。
2月26日の1202円安に次ぐ下落幅だった。
「NASDAQの下落率2.55%に比べると過剰反応」との見方。
ただSOX指数の下落率4%台までは下がらなかった。
「日経平均ルール改定が2000年4月の採用銘柄大量入替を連想」との声もある。
もっとも当時とは違い喫緊の話ではない。
日足は4日ぶりに陰線。
TOPIXは続落。
東証マザーズ指数は6日続落。
日経ジャスダック平均は4日ぶりに反落。
東証1部の売買代金は2兆9568億円(前日2兆4642億円)。
76日連続で2兆円超。
値上がり169銘柄(前日1481銘柄)。
値下がり1989銘柄(前日614銘柄)。
新高値69銘柄(前日117銘柄)。
新安値125銘柄(前日27銘柄)。
騰落レシオは88.55(前日90.79)と低下。
NTレシオは15.01倍(前日15.15倍)。
26日連続15倍台。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
右肩下がりの25日線(29391円)から▲2.66%。
2日ぶりに下回った。
右肩上がりの75日線は29275円。
4日ぶりに下回った。
右肩上がりの200日線(26287円)からは△8.83%(前日△12.42%)。
右肩下がりの5日線(29125円)から▲1.78%。
4日ぶりに下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.896%(前日▲17.626%)。
買い方▲7.634%(前日▲5.913%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用価損益率で売り方△2.271%(前日▲0.636%)。
買い方▲20.227%(前日▲18.361%)。
空売り比率は47.3%(4日ぶりに40%超:前日39.0%)。
空売り規制なしの比率は11.5%(前日7.0%)。
日経VIは22.70(前日18.20)と上昇。
日経平均採用銘柄の予想PERは17.77倍(前日18.48倍、前々日19.30倍
30日20.42倍、28日21.25倍、4月5日22.97倍、3月29日23.01倍)。
前期基準では25.11倍。
EPSは1609円(前日1597円)。
(4月28日1367円→1411円→1519円→1520円)。
8日連続で今年の最大値更新。
因みに今年大発会は1081円、最低値は1072円。
587円の増加は53%増。
昨年1月大発会の1639円が指呼の間。
19年1月大発会の1763円も見えてきた。
225のPBRは1.34倍。
BPSは22705円(前日22706円)
日経平均の益回りは5.63%(前日5.41%)。
配当利回りは1.77%。
10年国債利回りは0.070%。
東証1部全銘柄だと予想PERは19.77倍。
前期基準では25.68倍。
PBRは1.37倍。
東証1部単純平均株価は13円高の2422円。
(2020年末2341円、2019年末2327円、
2018年末2077円、2017年末2946円)。
東証1部売買単価は2293円(前日は2187円)。
東証1部時価総額は707兆円(前日は727兆円)。
49日連続で700兆円超。
ドル建て日経平均は268.73(前日271.16)。
火曜のシカゴ225先物終値は大証日中比75円安の286150円。
高値は29310円、安値は28255円。
225先物大証夜間取引終値は日中比110円安の28580円。
気学では「目先の天底を作ることあり」。
木曜は「戻り売りの日なれど下寄り突っ込みは見送れ」。
金曜は「人気に逆行して動く日」。
ボリンジャーのマイナス1σは289930円。
マイナス2σは29596円。
マイナス3σが28199円。
一目均衡の雲の上限は29305円。
下限が29172円で4日ぶりに雲の下。
勝手雲の上限は29314円
下限は28982円。
2日ぶりに勝手雲の下。
RSIが37.76(前日48.46)。
RCIが48.90(前日46.13)。
日銀は4月21日(前場▲2.17%)の701億円以来10日連続でETF買わず。
昨日前場のTOPIX下落率は1.98%。


《今日のポイント5月12日》

(1)火曜のNY株式市場で主要3指数はそろって続落。
   NYダウは473ドル(1.36%)安。
   下落幅は一時667ドルに達した場面があった。
   10年国債利回りは1.621%。
   2年国債利回りは0.160%。
   ドル円は108円台後半。
   SKEW指数は140.12。
   恐怖と欲望指数は51→49。

(2)ダウ輸送株指数は221ポイント安の15708ポイントと続落。
   SOX指数は0.29%高の2975ポイントと反発。
   VIX指数は21.56と上昇。
   3月11日以来の高水準。
   合算売買高は117.8億株(前日は109.7億株、過去20日平均は103.3億株)。
   225先物CME円建ては大証比日中比75円安の28615円。

(3)東証1部の売買代金は2兆9568億円(前日2兆4642億円)。
   新高値69銘柄(前日117銘柄)。
   新安値125銘柄(前日27銘柄)。
   騰落レシオは88.55(前日90.79)と低下。
   NTレシオは15.01倍(前日15.15倍)。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。


(4)右肩下がりの25日線(29391円)から▲2.66%。
   2日ぶりに下回った。
   右肩上がりの75日線は29275円。
   4日ぶりに下回った。
   右肩上がりの200日線(26287円)からは△8.83%(前日△12.42%)。
   右肩下がりの5日線(29125円)から▲1.78%。
   4日ぶりに下回った。
   75日線とゴールデンクロスの可能性は遠のいた。

(5)空売り比率は47.3%(4日ぶりに40%超:前日39.0%)。
   空売り規制なしの比率は11.5%(前日7.0%)。
   日経VIは22.70(前日18.20)と上昇。

(6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.896%(前日▲17.626%)。
   買い方▲7.634%(前日▲5.913%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用価損益率で売り方△2.271%(前日▲0.636%)。
   買い方▲20.227%(前日▲18.361%)。


(7)日経平均採用銘柄の予想PERは17.77倍(前日18.48倍、前々日19.30倍
   30日20.42倍、28日21.25倍、4月5日22.97倍、3月29日23.01倍)。
   前期基準では25.11倍。
   EPSは1609円(前日1597円)。
   (4月28日1367円→1411円→1519円→1520円)。
   8日連続で今年の最大値更新。
   因みに今年大発会は1081円、最低値は1072円。
   587円の増加は53%増。
   昨年1月大発会の1639円が指呼の間。
   19年1月大発会の1763円も見えてきた。
   BPSは22705円(前日22706円)
   日経平均の益回りは5.63%(前日5.41%)。


(8)東証1部時価総額は707兆円(前日は727兆円)。
   ドル建て日経平均は268.73(前日271.16)。

(9)ボリンジャーのマイナス1σは289930円。
   マイナス2σは29596円。
   マイナス3σが28199円。
   一目均衡の雲の上限は29305円。
   下限が29172円で4日ぶりに雲の下。
   勝手雲の上限は29314円
   下限は28982円。
   2日ぶりに勝手雲の下。
   RSIが37.76(前日48.46)。
   RCIが48.90(前日46.13)。
   日銀は4月21日(前場▲2.17%)の701億円以来10日連続でETF買わず。
   昨日前場のTOPIX下落率は1.98%。

今年の曜日別勝敗(5月11日まで)

月曜12勝5敗
火曜9勝8敗
水曜8勝9敗
木曜12勝4敗
金曜8勝10敗

《4月最終の海外投資家動向》

現物184億円の買い越し(2週ぶりに買い越し)。
先物1989億円の売り越し(2週連続で売り越し)。
合計1754億円の売り越し(2週連続で売り越し)。