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株価は、基本的には下がるものです

鈴木 一之

2021/06/01 07:29

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株価は上げるか、下げるかのどちらかです。上昇する日もあれば、下落する日もあります。

株式投資において、上か下か、どちらの方向に賭けても利益を上げることはできます。上がった方が国民経済的にはさまざまなメリットがあります。株価が下げて幸せになる人はそれほど多くはありません。株価は上昇した方がよいに決まっています。政治家は株価が下がると、あれやこれやでさまざまな対策を打ち出してきます。

しかし、株価の上げと下げは決して「50:50」という同じ比率で訪れるものではありません。サイコロを振って偶数の目が出るか、奇数の目が出るかは、基本的には半々です。確率の問題です。株価の動きはそれとは少し異なります。基本的に下げる方が自然です。

なにも力が加わらなければ、株価というものは値下がりするものです。統計を調べたわけではありませんが、感覚的に述べれば「48:52」で値下がりする日の方が多いように思います。ひょっとしたらもっとマイナス方向に傾いているのかもしれません。実感としてはそんなところです。

日数だけをカウントすると、相場の強さ、地合いの良さ(悪さ)、経済の環境に左右されるので、必ずしも毎年同じような比率になるとは限りません。小泉改革の時やアベノミクスの初期のように、好景気に沸いている時期は上昇する日が多くなります。トランプ大統領が米中対立を激化させた時期は下落する日が多くなりました。

それでも長期で見れば平均的なトレンドに回帰してゆきます。あらゆるモノが引力の法則に則って地面に向かって落下するように、株価も基調としては下方向に向かう傾向を持っています。

そのような事実をたたき込んだ上で、株式投資は「買い」から入ってゆくのが常です。最初から不利なゲームに臨むわけですから、相当に作戦を練らなければなりません。

手早く儲けたい、ゲームに勝ちたいという欲望を抱えながら、負ける確率がわずかに高い株式投資というゲームの作戦を冷静に考える。これこそが株式投資の本当のだいご味だと私は考えております。
(スズカズ)