Logo stockvoice

ブログ:Onevoice

アルツハイマー型認知症

中嶋 健吉

2021/06/10 07:37

63bb8f1f bbe1 4cb5 b2c9 d949c0883e6a castphoto14 nakajima
エーザイの認知症治療薬に対し、条件付きとは言え米食品医薬品局が承認申請を認めたことは、久々のビッグニュースと言えます。 この市場が如何に重要かを見るうえで、日経新聞を中心にデーターを拾い集めてみました。あくまで参考資料としてご覧ください。

【国際アルツハイマー病協会推計認知症人数】

 
2015年
2030年

2050年

世界(万人)
 対2015年比
4680
7470
1.6倍
1億3160
2.8倍
内訳(万人)
 
アジア太平洋(含む日本)
2290
3850
1.7倍
6720
2.9倍
欧州
1050
1340
1.2倍
1870
1.8倍
米州(北中南米)
940
1580
1.7倍
2990
3.2倍
アフリカ
400
700
1.7倍
1580
4倍

  • 日本を含むアジアの患者数が最大。2050年では世界の半分を占める。
  • 世界が認知症に要したコストは2015年で8180億ドル(約86兆円)

以下では日本だけを取り上げます。

【厚生労働省研究班推計日本の患者数】

日本の患者数(万人)    2015年    2030年    2050年
              517      744      797

  • 2015年では65歳以上の6人に1人(15.7%)で世界の1割を占める認知症大国。
  • 2050年では5人に1人(21.8%)で誰もが罹る身近な病気に。

【労働厚生省研究所試算のコスト】

  日本      14兆5000億円  (2014年)

  内訳 医療費   1兆9000憶円    13%
     介護費   6兆4000億円    44%
     家族の負担 6兆2000億円    43%

  • 医療費より、介護、家族の負担が圧倒的に大きい。患者数は2014年から更に拡大しており、社会保障の観点からも治療薬が待たれる。


【アメリカに於けるアルツハイマー治療費】

  2020年      1400億ドル (15兆円)
  2050年      1兆ドル   (109兆円)


【アルツハイマー治療薬の世界市場規模】  英エバリュエート社調べ

  2019年      19憶1300万ドル(2085億円)
  2026年      120億ドル(1.3兆円)

(中嶋)