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ブログ:Onevoice

立つ鳥跡を濁した!

中嶋 健吉

2021/07/01 07:40

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株式市場とは関係のない話題を2週続けて取り上げましたが、今回もこの流れでお付き合いください。 

息子が所帯を構え、家を出たのが丁度3年前になります。2階の角部屋を使っていたのですが、角を挟んで両サイドに小振りの窓が付いています。一つの窓の前には仕事机があるのですが、毎回の雨戸の開け閉めには体を伸ばす等の余計な動作が必要なため、この窓側の雨戸は閉めたままになりました。


ある朝からピーピーと甲高い小鳥の声が聞こえ始めました。最初は何処から聞こえるのか判然としなかったのですが、息子の部屋に掃除で入った家内が、閉め切った雨戸の戸袋から聞こえることに気付いたのです。外から確認すると戸袋の下の屋根の上に鳥の糞らしきものが見えます。間違いなく戸袋の中に巣を作ったようです。餌を運ぶ親鳥の形状、ピーピーと甲高く鳴く小鳥、そして何より保全の為人の近くに巣を作る習性を考えると、鶺鴒(セキレイ)の親子の様です。


数年前に玄関横の山茶花の中に、メジロが巣を作ったことがあります。メジロは用心深いので巣に近付かない様に注意したものの、玄関の出入りは止めることが出来ません。気が付いた時には巣の中で卵を産むこともなく飛び去っていました。この経験から部屋には一切入らず見守る事にしたのです。朝から甲高く、しかし心地良い鳴き声が響きます。しかし夜になると鳴き声はぴたりと止まり、その存在を消し去ります。夜行性の外敵から身を守る術なのです。


10日ほど前の朝、突然に声が聞こえなくなりました。間違いなく巣立ったのです。問題は後始末です。馴染みの外壁塗装の業者に頼もうかと思いましたが、幸いスチール雨戸を取り外すことができた為、自ら取り掛かりました。戸袋には、開け閉めの為に手が入る程度に切り込みがあります。鳥もここから出入りしていたのです。大きな雨戸ではないので100均で購入した「孫の手」を使い切り込みから手を入れ巣の掻き出しです。藁に交じり大量の糞のお出ましです。レジ袋のほぼ3分の2が埋まりました。水撒き用のホースの水圧を最大にして戸袋の中を洗い流し、一階の屋根に大量に落ちている糞も取り除きます。「立つ鳥跡を濁した」と口ずさみながらの作業ですが、ストレスのない気持ち良いひと時でもありました。

(中嶋)