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ブログ:Onevoice

バレエのニューノーマル?

西谷 祐紀子

2021/09/01 11:52

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以前にこのブログにも書いたことがあるのですが、

私には尊敬するバレエダンサーの方がいます。


チャコットに生徒として通っていた時に出会った

大好きで尊敬する先生です。


その方がご自身のスクールを主宰されるようになってから

発表会の会場アナウンスを担当させて頂いています。

昨年の春、発表会を行う予定でしたが、コロナで延期。

その後ずっと音沙汰がなかったのですが、

この秋に舞台を開催することになったとご連絡を頂きました。


コロナ禍での発表会、

そこにはたくさんの変化がありました。

まず演目を2日に分けて、二日間開催へ。


客席は距離を保つため空席を作ったり、

会場内完全飲食NGにするなどの感染対策。


通常は当日その場で舞台袖で行う会場アナウンスも

一人でも人が少ない方がいいという考えのもと、

事前収録の形となりました。


当日の空気感をイメージしながらの収録。

皆さんが気分よく踊りだせるように想像しながら行いました。


そして、大勢で踊る演目は一つだけ。

それ以外は全て「ソロ」、つまり一人だけで踊る演目とし、

発表会ではなくパフォーマンスという名前での開催となっていました。

参加者ほぼ全員が一人一曲ずつソロを踊る。


複数人での踊りは練習時から本番まで感染確率が高まります。

一人ならそれは防げる。

単純ですが、こういう状況にならなければ思いつかない選択肢だと思います。


4歳からバレエを習ってきた私ですが、

ステージ上でソロで踊ったことはほぼないのです。

ソロはバレエを習っていたら、憧れのはず。

ずっと発表会がなく、レッスンもままならない中、

生徒さんたちのモティベーションも高まると思います。


この状況だからこそ生まれた、新しい舞台の形。

可能性の広がりを感じました。


同じバレエの話では、

新国立劇場で、5月に「コッペリア」無観客ライブ配信という試みもありました。

緊急事態宣言を受けて公演が中止。

作り上げてきた舞台をお客様は入れずに

配信の形で発信する。

これも新しい形です。


苦しい状況が長引く中で、今の最善を探り、

今だからこそできることを生み出す。

バレエに限らず、あらゆる業界で今、そういうことが

起こっているのではないでしょうか。

人間の考えるという力、立ち向かう姿は尊く、

励まされる思いです。


ちなみに、私はもう2年近くバレエのレッスンに行くことができていません。

レッスンが恋しく、バレエのバーレッスン用音楽を流し、

家の中で上半身運動を行うだけの日々。

他のダンスや体操もいろいろ試しましたが、やはり私にとっては

バレエが一番合っているようです。

新しい形の舞台の発展を願うとともに、

早く安心してレッスンに行き、舞台袖でアナウンスができる日が戻ることもやはり願わずにはいられません。