Logo stockvoice

ブログ:Onevoice

見間違えても無誤謬

櫻井 英明

2021/09/07 07:02

Ae85a434 0528 4092 acd2 591fd4d2e3c3 castphoto11 sakurai
もうそろそろ茶番に気が付く時期ではないでしょうか。
ジャクソンホールもそうだし雇用統計も同様。
通過してしまえばそれだけのこと。
経済指標に縛られて右往左往の市場。
そもそも連立方程式にしてしまうから訳が分からなくなるようです。
雇用統計の非農業部門雇用者数が市場予想の最低限となってもテーパリング先延ばしと解釈。
だったら最初から騒がなければ良いでしょう。
経済スケジュールと罫線と多少の需給しかないFX屋さんの面目躍如。
というか限界というか・・・。

先週土曜の夜のドラマ「准教授・高槻彰良の推察」の名言。
やはり相場に通じました。
そいえば「ヒンデンブルグの呪い」というのもありました。

「呪い」とは?。
何か悪いことが起こると人はその原因を求める。
理由がわからないと不安だから。
なのでそこに説明をつけてくれるのが「呪い」というシステム。
でも一度「悪運や呪い」と考える始めると思考はマイナスに向く。
気持ちもどんどん沈んでいくから当然何をやっても普段よりうまくいかない。
そうやって人は自分を呪いにかけ縛ってしまう。

ある漫画で見かけた言葉。
「どれだけ怯えても、どんな未来が待っているかはわからない。
だから大事なのは今だ」。

先月は「今年日経平均の3万円などあり得ない」。
あるいは「28000円の壁は抜けない」。
そんな声ばかり。
しかし、何事もかなかったかのようにどこかへ消えてしましまいました。
でも・・・。
「見間違えた」とは一言もありません。
無誤謬を恐れるあまり誤謬を無誤謬にすりかえる話法なのでしょうか。
というか・・・。
「上昇基調で強気。下落基調で弱気。
上がったときは上昇の傍証、下がったときは下落の傍証」。
「注意しましょう、警戒しましょう、見極めましょう」。
コレってコロナの専門家の弱気と似たようなもの。
新規感染者は前週比3割以上も減少しているのにまだ「警戒」。
ピークアウトなんて言葉は聞かれません。
「8月末には新規感染者が1万人になる可能性もある。
大変だ。大変だ」。
現実にはそうなりませんでしたが反省もなく、また「緊急事態宣言延長」なんていう方向。
「傍流を歩んできて脚光を浴びたらそのステージはなかなか手放したくない」。
そんな気持ちだとしたらあまりに迷惑な話。
専門家の会長さんが「ねえねえ」なんてツイッターを開始。
これこそコロナからの脱却のサインなのかも知れません。

重要なのは実務でしょう。
データを駆使して、数字を挙げて分析しても所詮机上の空理空論が多いもの。
事件は、あるいは、変動は現場で起こっているもの。
そしていくら分析してもその遅行性は否めません。
必要なのは事態の把握と現場への的確な指示。
研究者にはこれば無理な話。
それでも実務家は肩書のある「専門家」に頼りたがります。
これが間違いなのでしょう。
実務こそ多くの書物やデータに勝る存在なのだと思います。
例えば・・・。
仕組み債を組成するときに、外資系アレンジャーは現物をある程度仕込みます。
これは株券償還に備えた動きでこの行動に相場観など全くありません。
それでも机上の研究者は「外資系の買いが増えてきたから外国人買い復活だ」と指摘。
数字だけ見れば確かにそうです。
でも実態は全く違うもの。
そんなことが多いのはマーケットもコロナの分析も一緒でしょう。
必要なのは現場の把握と的確な対応。
これは間違いありません。

「相場は上か下のどちらかに動きます。
注意しましょう、警戒しましょう、見極めましょう」。
責任回避的な結論レスで何も言っていないのと一緒。
言葉だけがきれいに流れます。
こういう相場愛や株心に欠けた中身が無機質なコメントは参考にする意味がありません。
時間の無駄みたいなものですが市場はこの無駄に気が付きません。
「日経平均は年内に3万円をつけない」というような断定的判断の相場表現とどちらが良いのでしょうか。
そもそもネットや紙の上で数字や罫線で呻吟するとこういう表現になります。
頭でなく体を使って現場に行く方がよほど有為であることだけは間違いないでしょう。

罫線を見るときに重要なのは「多くの人が見ている」ということ。
例えば移動平均線は可変であり計算日数にはいろいろな数字が使われます。
5、6、10、13、20、25、30、60、75・・・」。
どれを使っても構いませんい。
自分なりに最適化することも悪くないでしょう。
最適化したと考えてほくそ笑むことも構いません。
しかし「独りよがり」では通用しにくいと言えます。
移動平均など多くの罫線的思考は皆が見てくれるから気にしてくれるもの。
コンピュータの株価分析にも採用されることになる。
だから相場にも影響を与えることがあるのでしょう。
孤独な罫線は天井まで届こうと下の階まで行こうと所詮自分だけの世界。
そこで満足すれば良いだけのこと。
それを普遍化させようとするから表現が強くなるのかもしれません。
そして結果的に相手にされない罫線はいつの間にか姿を消していくものなのでしょう。

ところで8月27日時点の裁定売り残は3003億円減の909億円。
(当限は909億円なので2608億円減)。
5週連続で減少。
この裁定売り残の解消の現象が先物売り現物買いとなって先週の株高の背景になったとも言えます。
ただ、いくらなんでも909億円は少なすぎ。
たぶん現物と先物の逆ザヤが解消したことで裁定売りに機会がなくなったのでしょう。
週末のSQを過ぎてまた逆ザヤになれば売り残が増えるのかどうかが課題。
需給という点でここが今朝最大のテーマに思えます。
因みに裁定売り残は昨年11月6日時点で2兆380億円。
今年2月19日時点で1兆2168億円。
一方、裁定買い残は1295億円減の4795億円。
(当限は4795億円なの136億円減)。
2週連続減少。
裁定買い残は3月5日時点で1兆4111億円。
3月26日時点で1兆4382億円。
こちらもほぼやる気なし。
翌限以降は売り買いともにゼロ。

7月13日(火)高値28852円(終値28718円)。
6月15日(火)高値29480円(終値29441円)。
その先は5月10日(月)高値29685円(終値29518円)。
そして4月6日(火)高値30208円(終値29696円)。
夢は膨らみます。
因みに2月16日高値30714円も3月16日高値30485円も火曜日。
高値は妙に火曜が多かったようです。

9月アノマリーの一つ。
「第1週の株価がそのまま月間のパフォーマンスと一致する」。
つまり第1週が高ければ9月は高いということ。

テレビなどでよく見かける視聴者坂型プレゼントクイズ。
赤・青・緑・黄色などのボタンを押して答える仕組み。
★「株価を動かす要因は?」
赤:業績
青:需給
緑:チャート
黄色:経済指標やイベント
紫:心理
橙:恐怖

以下は今朝の場況。

「休場」

週明けのNY株式市場はレイバーデーで休場。
週末のSKEW指数は154.75→156.98→162.27。
恐怖と欲望指数は56→54。

実質的な夏休みシーズンの終わりを告げるレイバーデーの三連休明けの米株市場のアノマリー。
「レイバーデーの三連休明け後の火曜日の米株は弱い」。
過去21年でNYダウ、NASDAQ、S&P500とも平均でマイナス。
平均で上昇したのは中小型のラッセル20000指数だけ。
ただ・・・。
水曜日には主要3指数も平均でプラス。
NYダウはプラス0.33%、NASDAQはプラス0.25%、S&P500はプラス0.14%、
NYダウがアウトパフォームする傾向にあるという。
古い諺があるという。
「ローシュ・ハッシャーナーで売って、ヨム・キプルで買え」。
ローシュ・ハッシャーナーはユダヤ暦の新年祭で今年は9月6日(月)から8日。
ヨム・キプル(贖罪の日)はユダヤ教の祭日で今年は9月15日から16日。
背景は「宗教的遵守や家族で忙しい多くのトレーダーや投資家がいるためポジションが閉じられる。
ボリュームが衰退して買いの空白が生じることによる影響が考えられる」。
興味深いのは以下の解釈、
「アルゴリズム、コンピューター、HFTの時代でも・・・。
人はマシンの電源を入れたり切ったりしてお金を入れたり出したりする必要がある。
だからこれらの季節的なパターンは存続する」。


「3万円台回復」

週明けの日経平均は寄り付き373円高。
終値は531円高の29659円と6日続伸。
3月16日までの6連騰以来。
その先は昨年11月12日までの8連騰だ。
日足は5日連続で陽線。
日経500は過去最高値を更新。
TOPIXは1.61%上昇で5日続伸し2015ポイント。
年初来高値を更新し1990年8月21日以来31年ぶりの高水準。
東証マザーズ指数は1.67%上昇で3日ぶりに反発。
日経ジャスダック平均は0.63%上昇で続伸
東証1部の売買代金は3兆420億円(前日3兆2809億円)。
28日連続で2兆円超、2日連続で3兆円超。
値上がり1554銘柄(前日1768銘柄)。
値下がり532銘柄(前日343銘柄)。
新高値203銘柄(前日148銘柄)と2日ぶりに3ケタ。
新安値2銘柄(前日10銘柄)。
騰落レシオは118.07(前日106.80)。
NTレシオは14.53倍(前日14.45倍)。
65日連続で14倍台。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
右肩上がりの25日線(27893円)からは△6.33%(前日△4.78%)。
6日連続で上回った。
第2次限界水準はプラス8-10%(30124円ー30682円)。
短期的には過熱感。
「昨年11月中旬には8%台までかい離したこともあった」という声もある。
右肩上がりの75日線は28333円。
5日連続で上回った。
右肩上がりの200日線(28343円)からは△4.65%(前日△0.66%)。
3日連続で上回った。
75日線とのデッドクロスは回避。
右肩上がりの5日線(28774円)から△3.08%。
6日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.911%(前日▲16.217%)。
買い方▲5.503%  (前日▲6.742%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲11.700%(前日▲9.879%)。
買い方▲18.003% (前日▲18.992%)。
空売り比率は38.7%(2日連続で40%割れ:前日39.4%)。
空売り規制なしの比率は7.9%(前日9.8%)。
日経VIは20.49(前日19.29)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.74倍(前日13.49倍)。
6日連続で13倍台。
前期基準では18.60倍。
EPSは2158円(前日2159円)。
225のPBRは1.25倍。
BPSは23727円(前日23681円)
日経平均の益回りは7.28%。
10年国債利回りは0.040%。
東証1部全銘柄だと予想PERは16.13倍。
前期基準では21.85倍。
PBRは1.35倍。
東証1部単純平均株価は29円高の2534円。
東証1部売買単価は2584円(前日は2639円)。
東証1部時価総額は758兆円(前日は747兆円)。
11日連続で700兆円台。
ドル建て日経平均は270.08(前日264.78)。
週明けの225先物大証夜間取引終値は日中比310円高の30060円。
GLOBEXも含め一時30200円まで上昇した場面があった。
気学では「安値にある時は急伸する日」。
水曜は「気味の変化著しき日。逆張り方針良し」。
木曜は「押し目買い方針の日」。
金曜は「押し込むと跳ね返す日、突っ込み買いで駆け引きせよ」。
右肩上りのボリンジャーのプラス2σが28994円。
プラス3σが29545円。
週足のプラス3σが30563円。
限界水準継続だがボリンジャーバンドは右肩上がりに拡散中。
一目均衡の雲の上限が28376円。
下限が27980円。
4日連続で雲の上。
勝手雲の上限は27617円。
下限が27581円。
6日連続で上回った。
7日に黒くねじれた後13日に白くねじれる。
RSIが81.07(前日75.36)。
RCIが97.80(前日96.15)。
日足の陽線が欲しい火曜日。

《今日のポイント9月7日》

(1)週明けのNY株式市場は休場。
   週明けの225先物大証夜間取引終値は日中比310円高の30060円。
   一時30200円まで上昇した場面があった。

(2)東証1部の売買代金は3兆420億円(前日3兆2809億円)。
   新高値203銘柄(前日148銘柄)と2日ぶりに3ケタ。
   新安値2銘柄(前日10銘柄)。
   騰落レシオは118.07(前日106.80)。
   NTレシオは14.53倍(前日14.45倍)。
   サイコロは9勝3敗で75.00%。

(3)右肩上がりの25日線(27893円)からは△6.33%(前日△4.78%)。
   6日連続で上回った。
   第2次限界水準はプラス8-10%(30124円ー30682円)。
   短期的には過熱感。
   「昨年11月中旬には8%台までかい離したこともあった」という声もある。
   右肩上がりの75日線は28333円。
   5日連続で上回った。
   右肩上がりの200日線(28343円)からは△4.65%(前日△0.66%)。
   3日連続で上回った。
   75日線とのデッドクロスは回避。
   右肩上がりの5日線(28774円)から△3.08%。
   6日連続で上回った。

(4)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.911%(前日▲16.217%)。
   買い方▲5.503%  (前日▲6.742%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲11.700%(前日▲9.879%)。
   買い方▲18.003% (前日▲18.992%)。

(5)空売り比率は38.7%(2日連続で40%割れ:前日39.4%)。
   空売り規制なしの比率は7.9%(前日9.8%)。
   日経VIは20.49(前日19.29)。

(6)日経平均採用銘柄の予想PERは13.74倍(前日13.49倍)。
   EPSは2158円(前日2159円)。
   BPSは23727円(前日23681円)
   日経平均の益回りは7.28%。

(7)東証1部時価総額は758兆円(前日は747兆円)。
   ドル建て日経平均は270.08(前日264.78)。

(8)右肩上りのボリンジャーのプラス2σが28994円。
   プラス3σが29545円。
   週足のプラス3σが30563円。
   限界水準継続だがボリンジャーバンドは右肩上がりに拡散中。
   一目均衡の雲の上限が28376円。
   下限が27980円。
   4日連続で雲の上。
   勝手雲の上限は27617円。
   下限が27581円。
   6日連続で上回った。
   7日に黒くねじれた後13日に白くねじれる。
   RSIが81.07(前日75.36)。
   RCIが97.80(前日96.15)。
   日足陽線が欲しい火曜日。

今年の曜日別勝敗(9月6日まで)

月曜21勝13敗
火曜19勝14敗
水曜14勝21敗
木曜20勝12敗
金曜15勝19敗
(櫻井)。