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「資産形成フェスタ」の主役、ふたり

鈴木 一之

2021/12/01 07:43

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この土曜日、日曜日にストックボイス「資産形成フェスタ2021」がオンライン形式で開催されました。昨年に続いての第2回目です。今年も大勢の皆さまにご参加いただきまして誠にありがとうございました。

ご登壇された各企業の社長、会長、IR担当重役の方々のお話には、まさに「情熱」や「熱意」という言葉がぴったりの情報がたくさん詰まっていました。私も進行役として参加させていただいて、たくさんの学ぶべき点を見つけることができました。一視聴者としてとても勉強になりました。おとなりの席に座る小川真由美キャスターとずっとそんな話をしていました。

土日の2日間を通して、東証アローズの中にずっといるという時間も貴重でした。ご存知のように、東証アローズはかつての取引所の立会場です。高い天井、柱のない広い空間、端から端までよく響く声がそれを物語っています。昭和60年代までまさにこの場所で、大勢の証券会社の市場部員の人たちが、毎日手を振って声を張り上げて、株式の取引を行っていました。それはそれは壮観でした。

松尾芭蕉は奥州・平泉で「夏草や兵どもが夢の跡」と詠みました。消えてしまった多くの人々の夢、野望、奮闘、汗、怒号、泣き笑い、生きざま、さまざまなものが去来して、それらも今は跡形もなく消えてしまいました。記憶、あるいは寂寥感だけが残されています。

AIの登場によって消滅してしまう職業があると数年前から世の中挙げて心配しています。そのひとつの実例が、証券取引の電子化によって丸ごと消滅してしまった仕事、職種の跡が東証アローズです。存在するけど存在しない。

「資産形成フェスタ2021」の主役はもちろん、企業説明で登壇される会社の社長、会長に違いありませんが、もうひとつ、影の主役は東証アローズです。あの空間をほとんど独り占めして行うストックボイスの「資産形成フェスタ」は、皆さまのご支持によって「2022」も「2023」もおそらく続いてゆくのだろうと思います。そう願っています。

新しい使命と役割を託された東証アローズの雄姿を、これからもご覧いただければありがたく存じます。
(スズカズ)