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ココロ

櫻井 英明

2019/01/08 07:24

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本年もよろしくお願いします。


ラグビーの帝京は大学選手権十連覇を逸し、青学は箱根駅伝5連覇ができませんでした。

早稲田、日体はシード落ち。

盛者必衰の理といったような年初の出来事。

ニューフェイスの登場や変化の兆しはアチコチに出てきたようです。



昨年は「捨てる勇気と拾う勇気」が問われた1年でした。

見えない影に怯えることばかりの日々。

重要なのは「自分で確認し、自分で考え、体でリズムを感じること」。

これが2019年のテーマ。

昨年は「人真似でなく、独自の視点を磨くと少しは感動に出会える」と書きました。

驚きがあるからこそ株式市場は人とマネーを惹き付けてきました。

株式市場は欲望のぶつかりあいの場、欲望の血圧計です。

それよりも投資家さんが重要視されるのは「相場で常に主人公、主役であること」。

そして「株式投資は生き様」。

ココだけは変わらない真理でしょう。

相場には酷寒の日も酷暑の日もあります。

でも小春日和や春眠だって巡ってくるもの。

厳しい気候を嘆かず明るい日を待てば良いだけのこと。

この時間軸も必要でしょう」。

昨年の大納会に考えたこと。

「相場は人生の縮図。

晴れの日も雨風の日もある。

晴れ続けないし振り続けない。

僅かな進歩を反復しながらそれでも成長し老いていく。

後退は滅多にしないものだ。

そういう視点で相場を見れば、たとえ一歩前進二歩後退でも進んでいる。

だから騒がない、慌てない。 そして諦めない。

一日一日の積み重ねの集大成が人生であるならば相場もまた同じ。

一日一日を頭に刻みながら、年月を振り返り年月の先を類推していく。

重要なのは負けないマインドと志だ。 それが大切だと思う」。


「面白き事もなき世を面白く」は幕末の高杉晋作の辞世。

日経元旦朝刊1面の見出しは「つながる100億の脳」。

サブタイトルは「知の探究 常識通じぬ未来へ」。

当然ながら連想は人工知能(AI)、ビッグデータ分析・解析関連です。

しかし・・・。

それで市場が面白いかどうかは別。

下の句は「すみなすものは心なりけり」。

ココは本人が詠んだかどうかは異論のあるところですが、基本は「ココロ」。

心の持ちようで相場観はいかようにも変わるものです。

アンチテーゼは土曜日経朝刊の「大機小機」。

「社会的価値が株価を分ける」というのが題名。

目に留まったのは以下の部分。

「このビジネスは社会に役立つー投資家がストンと腹落ちした会社にマネーは集まる。

自らの行動と説明でそう仕向けて行くのが経営者の力量だ」。

機械化とかAIとかがメインテーマになった感のある市場ですが「最後はこころで決まる」。

嬉しい視点です。


不発に終わった大発会の停滞モードを吹き飛ばしてくれたのは豊洲。

土曜日経夕刊の見出しは「マグロ3億3360万円。豊洲で初競り史上最高値」の見出し。

これまでの最高値は2013年の1億5540万円。(222キロ)。

キロあたり70万円。

通常のセリはキロ当たり1万円からスタートだそうですがキロ10万円からスタートしたそうです。

結局キロ当たり120万円。

「自分で調べる、確認する」というテーマに則って調べてみました。

以下はそのデータ。

2000年450万円(196キロ、キロ2.2万円)

2001年2020万円(202キロ、キロ10万円)

2002年280万円(215キロ、キロ1.3万円)

2003年638万円(228キロ、キロ2.8万円)

2004年393万円(151キロ、キロ2.6万円)

2005年585万円(234キロ、キロ2.5万円)

2006年469万円(293キロ、キロ1.6万円)

2007年413万円(207キロ、キロ2万円)

2008年607万円(276キロ、キロ2.2万円)

2009年960万円(128キロ、キロ7.5万円)

2010年1628万円(233キロ、キロ7万円) 

2011年3249万円(342キロ、キロ9.5円)

2012年5649万円(269キロ、キロ21万円)

2013年1億5540万円(222キロ、キロ70万円)

2014年736万円(230キロ、キロ3.2万円)

2015年435万円(180キロ、キロ2.4万円)

2016年1400万円(200キロ、キロ7万円)

2017年7420万円(212キロ、キロ35万円)

2018年3645万円(405キロ、キロ9万円)

2019年3億3360万円(222キロ、キロ120万円)

これまでの最高値はキロ70万円。

よく見るとアベノミクス以降の上昇が目立っています。

加えれば株安の年よりも株高の年の方が全体額が高くなっているようです。

となると株式市場にとっては明るい話題。

昨年は喜代村(すしざんまい)が190キロのマグロを3000万円ほどで買い付け。

キロ単価は16万円だったそうですから影の1位でした。

それにしてもキロ120万円での最高値落札。

1貫2万4000円換算というのはすごい価格。

マグロが1匹3億円なら、日経平均だって3万円があっても構わないでしょう。


週末の日経にあったコメントは「グッドニュースは厳しかった18年が終わったこと。 バッドニュースは厳しい19年が始まったこと」。

方では「2018年相場の真逆が2019年相場」という声もあります。

5日の土曜日の日本一早いセミナーでの事前質問で多かったのは「空売り候補銘柄は?」。

これは典型的な反発サインでした。

もっとも、市場にあるのは「株は下げなきゃ上がれない」。

時価総額700兆円が上の限界とするなら、500兆円と700兆円のレンジ相場。

下がって強気、上がって弱気でなければなりません。

「下げ続ける相場」も「上げ続ける相場」もないというのが基本。

一方で、10年国債利回りはマイナス0.04%、株式益回りは8%台。

どちらが有利かは一目瞭然。

変動する相場の裏側で行われているのは債券と株式の主導権争いでもあります。


藤波さんが毎年調べてくれている2018年(取引日245日)の曜日別勝敗。

負け越しは水曜だけ。

結局火曜高の水曜安の動きは変わりませんでした。

ここ数年は火曜高、水曜安の繰り返し。

今年は火曜安、水曜高の順番でしょうか。


《月曜》23勝20敗:前場22勝21敗(勝率51%)、後場23勝20敗(勝率53%)

《火曜》31勝20敗:前場27勝24敗(勝率54%)、後場31勝20敗(勝率61%)

《水曜》22勝28敗:前場20勝30敗(勝率40%)、後場22勝28日(勝率44%)

《木曜》26勝25敗:前場27勝24敗(勝率53%)、後場26勝25敗(勝率51%)

《金曜》26勝23敗:前場27勝23敗(勝率54%)、後場26勝24敗(勝率52%)


2017年(取引日247日)

月曜26勝20敗(勝率56%)

火曜20勝31敗(勝率39%)

水曜31勝20敗(勝率60%)

木曜25勝25敗(勝率50%)

金曜27勝22敗(勝率55%)


以下は今朝の場況。

「続伸」


週明けのNYダウは98ドル高の23531ドルと続伸。

米中の貿易協議が前進するとの期待から一時は250ドルあまり上昇した場面もあった。

サウジアラビアの輸出削減観測で米原油先物相場が6日続けて上昇したことも好感。

マイクロン・テクノロジーの目標株価の引き上げを受け半導体セクターが上昇。

家電・技術見本市で新たなGPUを発表したエヌビディアが急伸。

アマゾンや動画配信のネットフリックスの上げも目立った。

アマゾンは時価総額が7970億ドル(約86兆円)となり、マイクロソフトを抜いて終値で初めて首位に立った。

ISM非製造業景況感指数は57.6。

前月より3.1ポイント低下し昨年7月以来5カ月ぶりの低水準となったが見えないフリ。

商務省が8日発表予定の11月貿易収支の発表は延期される見通し。

背景は政府機関の一部閉鎖が続いていること。

10年国債利回りは2.6%台と小動き。

ドル円は108円台半ばでの推移。

トランプ大統領は「火曜日(8日)の東部時間夜9時に人道的問題や、南部の国境での国家安全保障の危機に関して演説を行う」とツイート。

市場の話題にはなりそうだ。


「悪さのしようはないだろう」


週明け月曜の日経平均は反発。

NYダウの746ドル高を追いかける形で一時は700円を超す上昇。

米中貿易交渉開始、中国の金融緩和策発動など雰囲気は変わった印象。

ただ大引けは477円高と上値は重かった。

寄り付きは383円高だったから日足は陽線で2万円台キープ。

「日経平均は大発会の下落分(452安)を埋めた。

昨年12月26日の安値18948円を下回ることなく反発。

いったんは底打ち感」という声がある。

一方で「昨年最大の上昇幅(750円高)を記録した12月27日の20077円の戻り高値を抜けないことには話にならない」という見方もある。

「不動産セクターの動きが変わった」という指摘もある。

25日線(21118円)を早々に上回ることができるかが目先の焦点というところだ。

右肩上がりに転じた5日線(19804円)は上回った。

値上がり1964銘柄、値下がり142銘柄。 新高値6銘柄、新安値ゼロ。

騰落レシオは77.53。

12月21日時点の裁定買い残は1699億円減の5578億円。

東日本大震災の時に外資系が撤退した時の約2500億円以来の低水準。

裁定解消で悪さのしようはない。

裁定売り残は670億円増の7033億円。

売り残と買い残の逆転は2016年10月以来。 底打ちサインだ。

12月28日時点の信用取引の買い残は3478億円減の2兆4780億円。

3週連続で減少し17年6月以来およそ1年半ぶりの低水準だった。

信用売り残は前の1260億円減の6539億円で16年8月以来の低水準。

減少は2週ぶり。

ボリンジャーのマイナス1σは20137円。 マイナス2σは19156円。

さすがにマイナス3σ(18175円)は遠のいた。

25日線からは5.1%、200日線からは9.8%のマイナスかい離。

松井証券信用評価損益率速報で売り方▲5.451%。買い方▲18.837%。

マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲2.497%。買い方▲24.403%。

空売り比率は47.7%と21日連続40%超。

日経HVは33.8、日経VIは26.45。

日経平均採用銘柄のPERは11.35倍でEPSは1765円。

PBRが1.05倍。 シカゴ225先物終値は大証日中比80円高の20170円。

高値20295円、安値19950円。

月足の雲の上限は17062円で面白いことに12月が今年最低。

昨年の最高は2月だった。

今年は9月に向けて上昇基調。

だが2月から5月が停滞基調だ。

下限は14640円で4月から上昇基調になる。

ピークは2021年1月の21338円となる。

月足の勝手雲の上限は21961円、下限は20120円。

ココは死命線。

ただし勝手雲の月足の上限は昨年10月に天井で今年2月に底打ち。

6月まで上昇し9月に低下。

そこで黒くねじれている。

勝手雲のよりフツーの雲にすがりたいところ。

気学では「変化日。後場の動きに注意肝要」。

水曜は「押し目買いの日なれど上寄り高き時は見送り良し」。

木曜は「強象日。買い方針の日」。

金曜は「不時の高下を見せる日。逆張り方針で駆け引き」。

(櫻井)。