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ハクビシン再来

櫻井 英明

2019/02/12 07:15

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週末の第53回スーパーボウルはAFCのペイトリオッツがNFCのラムズを13対3で破り2年ぶりに王者に。

アノマリー的にはAFCのチームが勝ったことから株安が警戒されます。

ただ2018年まではスーパーボウル・アノマリーとは正反対の市場展開。

「アノマリーが4年連続で破られるなら今年の米株は上昇となりそう」という逆解釈も聞こえてきました。

アノマリーというものの解釈も時と場合によって変わるから面白いものです。


体や感覚で感じることはあまり間違わず、頭で考えることはしばしば間違えます。

場の最中に、米中貿易摩擦がどうだとかブレグジットがああだとか論じても耳には入らないもの。

枝葉末節にこだわる一方で、頭を世界経済に向けたりするから余計に見えなくなるものは多いようです。

株の世界に棲息しているからにはいちばん重要なのは「今、何が起きているのか」。

証券報道の世界も場の立っている時間は同様でしょう。

「今、場で何が起きているのか」を顧みずに余計なことを詮索していても意味はないし響きません。

そんな思いで日々実況に臨んでいるというのがこの10余年。

基本は「市場の核心あるいは場の要諦は何か」。

数字を弄り回しても、罫線をひっくり返しても、需給を眺め回しても結論は出ません。

そうではなく「今起きていること」を忠実に見つめることが必要だと考えています。

「値動きと売買高こそ全て」と言ってしまうと言い過ぎかも知れませんが・・・。

相場の要点を自分でまとめること。

慣れればそんなに難しくはない筈です。


先週のトランプ大統領の一般教書演説とソフトバンクGの孫正義氏。

どちらも似たのもの同士に見えるのは気の所為でしょうか。

孫氏のコメント。

「中国が急激に伸びてきているので摩擦が起こる。

不満をお互い言い合って妥協点を見つければいずれ収まってくると思う。

日米にもかつて摩擦はあった」。

これはトランプ大統領の発言であっても違和感がありません。

そして孫氏。

「社長として69歳までは続ける。

19歳の時、69歳までに次のバトンを渡すと決めた。

69歳を過ぎたら、会長兼CEOとなるのか。

会長としてアクティブだがCEOに日常業務を任せるのか。

そのときに判断する」。

引き際を明確に決めて老害を予防するのも創業経営者の務めであることは間違いないでしょう。

部下の実力と茶坊主の区別がつかなくなったら引退というのがおそらく正解。

因みに孫氏は筆者と同年齢。

「69歳」というのは結構長く感じます。

しかし徐々に70歳までは仕事というのが一般的になってきたのも事実。

それにしてもソフトバンクGの決算は良好。

純利益はトヨタを上回り最高益。

営業利益も過去最高。

事業会社という蓑を脱いだのでわかりやすくなりました。

あの会社は最初から「投資ファンド」。

たまたま対象がIT関連への投資でしたから「IT」っぽく見えますが実態は投資ファンド。

それが明確に現れてきたということ。

わかりやすくなりました。

そのソフトバンクGの決算と自社株買いの発表を報じたのが水曜大引け直後。

水曜大引け後のストボでのコメントは「今相場が終わったばかりなのにもう明日に目が行くのが相場関係者のクセ。 宿命とか宿痾みたいなもの。 しかし今まで動いていた相場への注意を忘れることがあるから注意」。

まとめれば「常に明日を見る。 けれど今日を忘れてはいけない」。

字にすると禅問答のように聞こえきます。


日経朝刊に掲載され始めた「4~12月期決算集計状況」。

8日時点では全体の80.3%が通過。

第3四半期売上高は△7.3%、同経常利益は△2.7%、同純利益は▲2.7%。

通期見通しで売上高は△5.6%、同経常利益は△3.5%、同純利益は▲0.4%。

もう少し欲しいというところです。


土曜の夜、銀座ケネディハウスでのIRライブセミナーの打ち上げを終えて帰宅したら・・・。

「一寸前にハクビシンが庭に来た」と家人。

ただ、庭を通り抜けたのではなく人の姿を見てハッと立ち止まってから戻って行ったと。

過去4回、庭をハクビシンが横切ると株高というのが個人的アノマリー。

横切ったのではなく、立ち止まったというは吉兆なのかどうか微妙な格好。


以下は今朝の場況。

「NYダウは7週連続高」


週末のNY株式はマチマチの動き。

NASDAQとS&P500は3日ぶりに小幅反発。

NYダウは3日続落となった。

「米中が通商協議の期限3月1日までに合意できるどうかの懸念がくすぶり投資家のセンチメントを圧迫。

しかし企業の好決算は追い風」との声が聞こえる。

週間ベースでは、NYダウは0.2%高、7週続伸(累計11.9%上昇)。

NASDAQは0.5%高、7週続伸(同15.2%上昇)。

S&P500は0.1%高 2週続伸(同1.6%上昇)。

米国債利回りは4日連続の低下。

10年国債利回りは2.6%台。

「ドイツ10年国債利回りが約2年ぶりに0.1%を割り込んだことも米国債市場の下支え」という声もある。

世界景気の減速懸念からドルは安全通貨として上昇傾向。

「米経済が引き続き底堅い成長を見せる中、他の国は失速。米ドルの上昇相場が復活」という見方だ。

ドル円は109円台後半と小動き。

週明けのNYダウは4日続落。

「米中貿易協議の進展期待から寄り付きは上昇。

一時90ドルあまり上昇した。

しかし次第に買い手控えムード拡大。

つなぎ予算の期限切れで今週末に米政府機関が再び閉鎖する可能性も懸念された」との解釈。

米中首脳が3月中旬に会談を開く方向で協議中との報道を好感。

貿易摩擦を巡る過度な警戒感が後退。

キャタピラーや3Mなど中国関連銘柄は堅調。

もっとも今週北京で開催予定の閣僚級協議を控え「交渉の具体的な進展を見極める必要がある」との見方から楽観論は後退。

午後は100ドル近く下落した場面もあった。

NASDAQとS&P500は小幅続伸。

ダウ輸送株指数は1.25%上昇。

VIX指数は15.97。

10年国債利回りは2.66%水準。

ドル円は110円台前半での推移。


「5日線復活が喫緊の課題」


週末の日経平均は3指数ともに続落。

直近の下値サポートとなっていた25日線(20528円)を割り込み4日連続の日足陰線。

木曜に危惧した「買ってもダメなら売ってみな」が現実化した格好だ。

SQが転機でトレンドは下向き。

そのSQ値は20481円と上に遠くなってしまった。

日経平均は週間では約455円下落。

一目均衡表の雲を上抜けず。

週足では13週線が抵抗した形で週足は実体の長い陰線。

値上がり288銘柄。値下がり1801銘柄。

新高値4銘柄。新安値82銘柄。

騰落レシオは104.54に低下。

25日線からは1.0%、200日線からは8.1%のマイナスかい離。

5日線(20737円)も抵抗帯となった。

松井証券信用評価損益率速報で売り方▲6.188%。買い方▲14.775%。

マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.778%。買い方▲22.687%。

空売り比率は48.7%と上昇。

空売り規制ナシ銘柄の比率は8.0%。

44日連続の40%超は過去最高記録を更新だ。

日経HVは12.0。日経VIは19.81と上昇。

日経平均採用銘柄のPERは11.64倍。

EPSは1746円(前日1751円)。PBRは1.08倍。

週末のシカゴ225先物終値は大証日中比15円高の20305円。

週明けのシカゴ225先物終値は大証日中比160円高の20450円。

高値20475円、安値20200円。

先週末のSQ値20481円を超えるかどうかが第一目標。

一目均衡の雲の下限は20539円。 上限は200954円で雲抜け再挑戦。

ボリンジャーのマイナス1σが20232円。

25日線復活も課題だ。

気学では「上寄りすると下押し、下寄りすると戻す日」。

水曜は「安値にあると急伸することあり。押し目買い良し」。

木曜は「上寄りすると下押し、下寄りすると反発する日」。

金曜は「目先のポイントを作る日」。

(櫻井)。