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ポエムで下落のアノマリー

櫻井 英明

2019/03/12 10:45

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「何かおかしくないか」という疑問が生じかねなかったのは先週の東京市場の動き。
NYが軟調と言ってもNYダウは5週連続高まであって、NASDAQは先々週まで10週続伸。
これと日経平均を同時に論じている方が変な気がしてなりません。

先週の25国の株価指数で一番下げたのは日経平均。
世界経済などとは別の次元で動いていると考えるべきなのでしょう。
メジャーSQに向けての売り方の抵抗、あるいは3月決算の多い東京市場の特殊要因。
これを皆と一緒になって「米中問題」とか「ブレグジット」で解釈しようとすると見間違えそうな気がします。
週末安、週初高のトレンドが今年の特徴。

因みに・・・。
大発会の1月4日(金)は452円安で、翌1月7日(月)は477円高。
2月8日(金)は418円安。翌3連休明けの2月12日(火)は531円高。
2月15日(金)が239円安、翌2月18日(月)は381円高。
2月22日(金)が38円安 2月25日(月)102円高。
3月1日(金)217円高、3月3日(月)219円高。
先週8日(金)が430円安、昨日11日(月)が99円高。
木金がダメなのも目につきます。
そろそろ昨年3月あるいは9月の月中平均を意識し始める頃。

因みに・・・。
2018年3月月中平均は21395.50円。
2018年9月月中平均23188円(TOPIX1746ポイント)。
2017年3月月中平均19340円。
2016年3月月中16897円。
2015年3月月中平均19197円。
2014年3月14694円。
2013年3月12244円。
これが歴史。

兜町ポエムが増えてくると株価は調整になる傾向。
「ダブルインバースが兜町ポエムで上がる」と市場関係者。
別の市場関係者は「替え歌が出ると株が下がる」。
「兜町ポエム」で株価下落のアノマリーということなのでしょう。

もっとも・・・。
この因果関係は結構微妙。
替え歌があるから下がるのか、下がっているから替え歌が浮かぶのか。
結構判断に苦しむところです。

そもそも・・・。
順風満帆で株価が右肩上がりのときに替え歌はなかなか浮かばないもの。
替え歌にするのは「明日は頑張ろう」的に鼓舞するものが多いですから、悩み深くないときに必要はありません。
一方で、下げ局面では、それこそ1日に3曲くらいは当たり前に作れるのが現実。
信じられないかも知れませんが1曲あたり約10分。
相場が悪いと次から次へと浮かんできます。
「悲しみ」だとか「明日」だとか「愛」。
あるいは「思い出」なんてキーワードは株価上昇時には用なし。
アノマリーにもそれなりの理由があるということもできるでしょう。

以下は今朝の場況。
「6日ぶりに反発」
週明けのNY株式は6日ぶりに反発。
FRBのパウエル議長がテレビ番組で「政策金利は景気をふかしも冷やしもしないほぼ中立水準にある。
利上げを急ぐ必要はない」とコメント。
世界景気の減速懸念で悪化した投資家心理が上向いたとの解釈だ。
朝方発表の1月の米小売売上高が市場予想を上回ったのも好感。
「大きく落ち込んだ12月分はさらに下方修正されたが1月が回復したことが心理面で相場の支え」との見方だ。
バンカメが投資判断を引き上げたアップルが急伸。

一方、NYダウ採用銘柄ではエチオピア航空のB737が墜落したボーイングが下落。
1銘柄の下落寄与度は153ドルだった。
アマゾンやファイスブックなども上昇しNASDAQは150ポイント近く上昇。
続落記録を更新していたDJ輸送株指数は12日ぶりに反発。
ラッセル2000も持ち直した。
「焦点は『押し目買い』の持続性」という格好だ。
10年国債利回りは2.64%水準。
ドル円は111円台前半で推移。
VIX(恐怖指数)は14.38に低下。
「メジャーSQ値回復期待」

週明けの日経平均は5日ぶりの反発。
週末安週初高のアノマリーは今年5回目。
寄り付き37円高、終値99円高で日足は4日ぶりの陽線。
売買代金は1兆9000億円にも満たず2月22日以来の低水準。
今年の売買エネルギーの少なさも特筆すべきだろう。
「金曜8日が430円安。その前にも3ケタの続落があったことからすると3ケタ上昇は欲しかった」という声も聞こえる。
75日線(21075円)を上回っていたのは救いだ。

値上がり1335銘柄、値下がり730銘柄。
新高値9銘柄、新安値68銘柄。騰落レシオは102.74だ。
課題は「月曜安値の20938円を下回らない」ことだろう。
上場廃止となるパイオニアに代わって日経平均新規採用銘柄にオムロンが新規採用。
値がさの村田製でなかったことは225プレイヤーからは好感された。
気になるのが現先の逆ザヤ。3・9月のメジャーSQから権利配当落ち日まで続く逆ザヤ。
今年は170円水準だから先物を見ていると下落と錯覚しがちになる。
TOPIXで17ポイント。

2000年度以降の3月末の配当落ち額としては過去最高水準だ。
パッシブ連動資産がすべて配当落ちに伴う先物買いに動いた場合、
日経平均先物で1000億円強、TOPIX先物で6000億円弱の配当落ちによる買い需要が予想されている。
25日線からは0.5%のマイナスかい離。
200日線からは4.0%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲7.687%。
買い方▲12.718%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.007%。
買い方▲18.480%。
空売り比率hあ45.7%で5日連続の40%超。
ただ空売り規制なし銘柄の比率は8日の14.6%→7.7%まで低下した。
日経HVは16.6、日経VIは18.69。
日経平均採用銘柄のPERは12.34倍。
EPSは1711円。
PBRは1.12倍。

シカゴ225先物終値は大証日中比235円高の21140円。
高値21160円。
安値20750円。
大証夜間取引終値は日中比220円高の21150円。
一目均衡の日足の雲の上限が20823円。
29日に白くねじれている。
週足の雲の下限は21783円、上限は22043円。
日足の勝手雲の上限が21231円、下限が20952円。
勝手雲の週足の上限が21698円、下限が20539円。
月足の勝手雲の上限が21868円、下限が21177円。
24か月移動平均21538円の回復が急務。
26週線が21652円。その前の3月メジャーSQ値21348円が控えている。
25日線が21346円。
5日線は21385円。
勝手雲の日足の雲の上限が213553円。
下限は20963円。
週足の雲の下限は21783円、上限は22043円。
勝手雲の週足の上限が21698円、下限が20539円。
月足の勝手雲の上限が21868円、下限が21177円。
24か月移動平均21538円の回復が急務。
26週線が21652円。

その前に3月メジャーSQ値21348円が控えている。
週足のボリンジャーのプラス1σが21263円、マイナス1σが20119円。
日足のプラス1σが21586円。マイナス1σが20886円。
気学では「強日柄にして押し目買い方針の日」。
水曜は「不時の高下を見る日。押し目買い方針良し」。
木曜は「吹き値売り方針の日」。
金曜は「目先の天底を作ることあり」。

(櫻井)。