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令和の始まり

中嶋 健吉

2019/05/16 08:10

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今日は独断と偏見で話を進めます。 

期待された令和の始まりですが、株式市況的には苦しい展開が続いています。

一部には「寒冷和」と揶揄する声もあるようですが、個人的にはむしろ発射台が低くなったので、上昇への確率は高まったと考えています。 新天皇の御生誕は1960年です。 何度かこのブログでも評論したように、池田政権が所得倍増計画を発表した年であり、バブルがピークを迎える1989年末までの30年にわたる輝かしい時代の基になった年でもあります。 こじつけではありますが新天皇の良いサイクルに期待が高まります。


安倍首相にも運の良さを感じます。 対北朝鮮の拉致問題に関し「条件を付けずに首脳会談」を提唱したことに、野党から説明責任を問う声が大きくなっています。 しかしこうした発言が唐突に出たとは考えられません。 北朝鮮の苦境、つまりは金正恩委員長の焦りを看破したアメリカとの共同作戦とも取れます。 トランプ大統領とのハノイ会談の失敗、期待したプーチン大統領とのウラジオストック会談も、共同声明の発表も晩餐会もないまま軽くあしらわれて何の成果もなく終わっています。 随行した高級官僚の二人が亡命したとの非公式の話も伝わっていいます。 「瀬取り」監視強化で物資不足が深刻化しており、また外貨準備も底を突きつつあるようです。 頼みの中国も、対米貿易戦争が深刻化するほど対日融和策を強めており、北朝鮮に距離を置きつつあります。 こうした客観情勢を見極めたうえでの決断でしょう。 拉致問題に楽観は許されませんが、風は必ずしもアゲインストではありません。


新天皇には個人的な思い出もあります。 新天皇は皇太子時代の1983年から85年までオックスフォード大学に留学されており、私もロンドン駐在勤務のさ中にありました。 その時期、イギリス人で最初に日本に漂着し、徳川家康に重用され外交顧問を務めたウイリアム・アダムス(日本名 三浦按針)を偲ぶ按針会がロンドンの公園で開かれていました。 会といってもさほど大きなものではなく、模擬店が出る程度のものですが、かなりの日本人が集まっていました。 そこに皇太子殿下が警備のSPを一人伴っただけで、おいでになったのです。 予想外のことに参加者は距離を置いて挨拶するだけでしたが、私といえば証券マンの厚かましさで、このチャンスは逃さないと当時現地校の小学校一年生だった息子の手を引き「殿下、息子との握手お願いできますでしょうか?」とお尋ねしたところ、無言ながらにっこり微笑み握手していただきました。  それを見た他の参加者が一斉に握手を求めたのですが全てSPに止められ、結局その場では息子だけがチャンスを生かすことが出来た次第です。 しかしその後、息子が一言「お父さん、あの人誰??」。

(中嶋)