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未来

櫻井 英明

2019/05/21 07:07

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記録というものは過去を調べ始めると途絶えるもの。
先週火曜の前場10時45分から11時前にかけて過去の続落記録を調べていたら翌日株価は下げ止まりました。
因みに・・・。
2016年3月29日→4月6日までが7連敗。
日経平均は17103円→15715円。
2009年7月1日→13日までの9連敗。
日経平均は9958円→9050円。
その先は2008年6月19日→7月4日までの12連敗。
日経平均は14348円→13237円。
7連敗を止めたの日は34円高。
9連敗を止めたのは211円高。
12連敗を止めたのは122円高。
「少なくとも止まるときは3桁の上昇が欲しいものだ」。
と考えたら翌日水曜の終値は121円高で令和最初の上昇。
気合が反映してくれてホッとしたのは事実です。
記録と記憶に残る「令和初の上昇」となりました。

ある指摘。

東証一部単純平均は2016年6月1753円→2018年1月2914円。
1年半で65%上昇。
そこから調整。
2018年12月末1947円と33%下落。
値幅調整では既に3分の2押しを割り込んで「全値押し」に向かった格好。
1月からの上昇継続で今は15%リバウンドした水準。
これは丁度「3分の1戻し」水準まで上昇したことになる。

シンプル過ぎて目が届かないのが東証1部単純平均。
しかし日経平均よりマトモな指数であることは間違いありません。
因みに昨日は2132円。
2018年末2077円、2018年末2946円。
換算すればバブルの頃は5ケタだったのが歴史。
遠い彼方に高値があります。

因みに・・・。
「日本経済の実態は日経平均株価より、単純平均株価の方が良く表していると思います。
個人投資家の儲け度合いも単純平均株価の連動に尽きると思います。
日経平均株価などのまやかしに騙されてはいけません。
単純平均株価が2倍になれば・・・。
我々はかなりのお金を残せます」。
崇敬する先輩が5年前に書いていた言葉でした。

先週木曜夜に複数のエコノミストと公邸での2時間の会食が話題となった首相。
金曜は6時53分から内神田の居酒屋「UZU」。
秘書官との食事が3時間近くというのは奇妙な動き。
そして土曜はスリーハンドレッドでゴルフ。
同伴は三興グループの井本真道代表たち。
この三興グループというのは品川区所在。
「国内外における製造プラント、
原子力施設、ビル設備等の計装・電気・配管プロジェクトエンジニアリング」が中核。
いずれなんかの意味を持ってくるのでしょうか。
あるいは未来投資会議があった日。
未来投資会議が終わったあとの6時31分に東京・芝公園の東京プリンスホテル。
宴会場「鳳凰の間」で自民党岸田派のパーティーに出席
6時57分、東京・赤坂のすし店「すし処魚しん」。
秋山光人日本経済社特別顧問らと食事。
7時30分、公邸。
末延吉正東海大教授らと食事。
この食事が10時6分まで。
末吉氏は近所に岸信介宅があり青少年時代から安倍首相と面識があったとされます。
それにしても2時間。
最近長州系の人たちとの会食が多いように思えるのは気のせいでしょうか。


未来投資会議の骨子。

今夏の成長戦略とりまめ方向性
○本年の成長戦略の閣議決定は、以下の2つに分けて行う予定
(1)成長戦略実行計画
(2)成長戦略フォローアップ
○ (1)については未来投資会議で直接議論したテーマに絞る。
具体的な項目は以下の通り 。
(1)総論 →本日御審議いただく
(2)Society5.0の実現
デジタル市場のルール整備
フィンテック /金融分野
モビリティ
コーポレト・ガバナンス
パリ協定長期戦略

(3)全世代型社会保障への改革
高齢者雇用促進 (70歳雇用延長)及び 中途採用・経験者採用促進
疾病 ・介護の予防 ・健康インセティブ

(4)人口減少下での地方施策の強化
地銀 ・乗合バス等の経営統乗合・共同経営について
地方への人材供給

○(2)については在来の決定事項についてフォローアップした上で更なる新た具体的取組を明記


あるいは高市早苗自民党サイバーセキュリティ対策本部長からの提言書。
岸田政調会長から「令和の時代の成長戦略」提言。
安倍首相からの言葉は「政府の未来投資戦略に盛り込んでもらい内容を生かして欲しい」。
これが今後の政策になってくるのでしょう。
因みに・・・。
成長戦略のキーワード。
「データの利活用のための新たな戦略的枠組」。
「デジタルトランスフォーメーション(DX)」。
「ヘルスケア分野におけるデジタル化、物作り現場のデータの利活用、経験則・暗黙知のデジタル化」。
「我が国の勝ち筋分野」。
サイバーセキュリティ分野のキーワードは「コストから投資への意識改革」。
重要13分野は航空、鉄道、物流、医療、電力・ガス、水道、石油、化学、金融、クレジット、
情報通信、行政サービス」。
ここに農業、警備、シェアリングエコノミーが加わってきました。

市場関係者の言。
「米中覇権戦争。
米ソ冷戦は約44年続きました。
ただ、これは資本主義VS社会主義、自由主義VS独裁主義の戦いでした。
今回は資本主義VS独裁国家による自分に有利なルールによる資本主義」。
そういえば、歴史の彼方で米ソ冷戦というのがありました。
冷戦が終わって日本株が下落したのもたまたまタイミングが合ったとはいえ歴史。
だとすると、地政学的には冷戦の長期化は悪くないとも考えられそうです。

先週末は長野・上諏訪でIRセミナー。
東証1部のあるトップ・ニッチ・グローバル企業のCEOの言葉。
「当社の本社所在地は標高940メートル。
日本で一番高いところにある会社です」。
そして別の東証1部企業の社長さんの言葉。
「目指すは上振れ」。
元気満載でした。

以下は今朝の場況。

「続落」

週明けのNY株式市場で主要3指数は続落。
NYダウの終値は84ドル安だが朝方に一時200ドルあまり下げる場面もあった。
中国の通信機器大手ファーウェイとの取引を事実上禁じる米政府の措置を懸念。
相次いで同社へのサービスや部品の供給を止める企業の動きが伝わり米中貿易摩擦懸念が高まったとの解釈。
半導体セクターが下落を主導しクアルコムとザイリンクスは7%安、インテルは3%安。
スマホの生産・販売で中国に依存するアップルは3%近く下落。
NYダウ平均を押し下げた。
中国売上高が大きい建機のキャタピラーや工業製品・事務用品の3Mも下落。
一方携帯電話3位のTモバイルUSと同4位のスプリントの経営統合の承認方向からスプリントは一時28%上昇。
シカゴ連銀全米活動指数は予想を下回って着地。
消費者物価指数は予想を下回る伸びとなり前月から伸びが鈍化。
表面利率2.375%の10年物国債利回りは前週末比0・02%高い(価格は下落)2.41%。
円は109円81銭まで買われた後110円06銭まで売られ最終的には110円レベルでの推移。
VIX(恐怖)指数は16.31。
SKEW指数は115.25と続落。
SOX指数は4.02%下落。
ダウ輸送株指数は0.32%続落。

「関門は消えず」

週明けの日経平均株価は寄り付き55円高、3ケタの上昇があって終値51円高。
値幅4円とはいえ一応日足は陽線。
先週金曜も値幅4円の陽線。
見た目は2日連続の陽線となった。
とはいえ「極端な気迷い線」に警戒感はある。
75日線(21416円)が壁で5日線(21174円)がサポート。
5日線が下落から上向きに転じつつあるのは悪くない。
結局気迷いの原因は1~3月のGDPの2期連続の増加。
前期比年率2.1%増という数字を好感。
しかし輸入の減少幅は10年ぶりの大きさで内需の停滞感が鮮明。
「むしろGDPは悪化した方が消費像増税延期・凍結につながりよかったのではないかと」。
そんな逆説的な声も聞こえる。
値上がり855銘柄、値下がり1203銘柄。
新高値・新安値ともに90銘柄で同数。
火曜はどちらに転ぶかが課題だが、10時からはソニーの経営方針説明会。
明日はOECDの世界経済見通し発表。
決算を通過してもまだ関門は続く。
騰落レシオが75.99と低水準を継続しているのは売り叩きたい向きには脅威だろう。
NTレシオは13.70倍。
25日線からはマイナス2.2%、200日線からは2.5%のマイナスかい離。
サイコロは4勝8敗で33.3%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.394%。買い方▲13.478%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲12.417%。
買い方▲21.970%。
空売り比率は46.8%で47日連続で40%超。
日経HVは11.8、日経VIは18.18。
REIT指数は28ポイント高の1951ポイント。
日経平均採用銘柄のPERは11.97倍でEPSは1779円。
PBRは1.07倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比80円安の21145円。
高値21430円、安値21050円。
一目均衡の雲の下限21087円はクリア。
上限21396円を終値でクリアしたいところ。
ただ昨日黒くねじれた勝手雲は気にかかる。
ボリンジャーのマイナス1σ21345円と25日線21774円との相克。
マイナス2σは20916円と結構下にある。
気学では「安値にあるときは急伸する日」。
水曜は「相場の分岐する日。足取りに追従して駆け引きせよ」。
木曜は「変化注意日」。
金曜は「前場安いと後場高の日。逆なら見送り」。
(櫻井)