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ブログ:Onevoice

令和効果”を検証する月 

岩本 秀雄

2019/06/03 08:03

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本日から6月相場。3日ですから3日ポ。ちょっと珍しいような印象ですが、決してそんなことはなく、昨年も9月と12月が3日に月初の商いとなりました。初日の成績は9月が▲157円、12月△223円と区々。月間成績はその逆で9月がプラス、12月がマイナスでしたから、これも逆。「荒れる」とも、「荒れない」ともいいようがありません。

 6月の月次成績は過去10年間が6勝4敗。直近2年間がプラスの成果を残しています。外国人投資家は4勝6敗で売り越しが優勢。特に、最近4年間は連続して売り越し。傾向としては“セル・イン・メイ”の流れが続く、とみるべきなのでしょうか。

 過去のエピソードとしては、サラエボ事件(1914年6月28日)、ベルサイユ講和条約(1919年6月28日)、ノルマンディ上陸作戦(1944年6月6日)、朝鮮戦争勃発(1950年6月25日)-などが戦争に関連する出来事。株式市場に関わるエピソードでは、日本証券取引所に統合(1934年6月1日)、わが国初の先物取引(株先30)の取引開始、セブン・イレブン-ジャパン上場(1983年6月14日)、「日本版ビッグバン」発表(1997年6月13日)、ソフトバンク「ナスダック・ジャパン」創設発表(1999年6月15日)-などが上げられます。
 忘れてならないのが60年安保闘争。国会正門前で東大生の樺美智子さんが亡くなったのが1960年6月15日。中国の北京市、天安門広場で民主化を求めて集結したデモ隊に軍隊が介入し多数の犠牲者を出した天安門事件が1989年6月4日。
今年はこの天安門事件40周年ということで、神経質になっている中国政府がこの6月4日を通過すると、米中貿易戦争で融和的な態度を見せるようなるだろう-という観測もあるようですが、どうでしょう。
6月4日といえば、国内では、ファーストリテイリング(ユニクロ店)やユナイテッドアローズ、良品計画、ABCマートなどアパレル、雑貨、靴店など小売企業の5月の月次販売の動向が一斉に発表されます。前半は10連休の後半戦、後半はその反動減という流れが5月の販売状況。それがどんな数字になるか、年号が令和に変わって最初の月の消費の状況がここで検証されることになります。
5月22日に発表された西松屋チェーンの5月月次(20日締め)は12ヵ月ぶりで前年比プラスに転じるという好調ぶりでした。ユニクロ店など4日発表予定の各社(月末締め)も好調な数字が観測されています。今週も海外要因で荒れ模様が予想される株式市場ですが、局所的には明るい話題が現れそうなことは見逃さないようにしましょう。(いわもと)