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アメリカの人口動態(近頃の話題から)

中嶋 健吉

2019/06/27 08:04

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これからのアメリカの成長のカギを握る、人口動態論がマスコミを賑わせています。2次大戦後のアメリカの経済成長を支えたのは、戦後生まれのベビーブーマー世代であることは良く知られています。1946年~1964年に生まれた世代で累計7800万人、その当時の人口の約30%を占めています。2015年までにすべてのベビーブーマーは50歳になったのですが、当時彼らの存在感をマスコミは以下の様に伝えていました。
 

  • 7兆ドル以上の金融資産を持ち 
  • 全可処分所得の50%以上を占め 
  • 余暇に行く全旅行の80%を占め 
  • 最大のRV車保有世代 

1964年に生まれた最後の世代は今年55歳を迎えます。ベビーブーマー世代が労働市況からほぼ退出することになります。代わって登場したのがYZ世代です。


Y世代は2000年のミレニアルに、18歳を迎え労働市場に参加した年代を総称します。つまり1980年代~2000年に生まれた年代です。2019年には7300万人とべビーブーマー世代に迫ります。


Z世代は1997年~2010年生まれで、現在9歳~22歳になっています。全米人口のほぼ20%を占め、2030年を過ぎると7800万人に増加します。


YZ世代は其の多感な時代、および生まれたときには既にインターネットが存在しており極めてITリテラシーが高い世代です。SNSを通じネットワークを構築し、想定できないビジネスを生む可能性を秘めています。反面、ブランド、車、消費等には関心が薄く、ベビーブーマー世代と一線を画します。今丁度ベビーブーマー世代からの世代交代が進んでおり、このYZ世代を消費層ととらえるのではなく、彼らのやり方、考え方をどのように取り込むかが企業経営のポイントになりそうです。しかしYZの存在が、これ以降もアメリカの強みであり続ける事は間違いないようです。

(中嶋)