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株価下落の特異日

岩本 秀雄

2019/07/22 08:05

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7月22日というのは年間でも珍しい株価下落特異日です。

「日経平均プロフィル」によると、過去44回の騰落は19勝35負で上昇確率35.19%。ざっと3回に2回は安い日…というイメージです。これは7月で最も上昇確率が低い(7月で上昇確率が最も高いのは1日の69%=38勝19負=今年は454円高!)だけでなく、年間を通じても成績が悪い日。年間で最悪なのが(1)11月5日の31.58%(18勝39負)、それに続くのが(2)9月4日の32.73%(18勝37敗)。そして、本日の(3)7月22日35.19%は、上昇しにくい日の年間ランキングで第3位という記録となります。続いて(4)7月18日の35.85%(19勝34負=今年は422円安!でした)、(5)10月18日38%(19勝38負)が第5位となります。

では、この下落確率の高さ、いったい何が原因なのか分かりません。最近ですと、「第一四半期の決算発表を控えて神経質な地合いになりやすい」という解説がつきやすいでしょうが、上場企業に四半期開示が義務づけられたのは2009年3月期から。四半期決算の集計から45日までに決算発表。それが本格化したのは11年前の08年7月からのことです。戦後の取引再開からの統計のうち、四分の1のデータでしかありません。もっと他に、何か変わった株価習性があるのか、調べてみないといけないでしょう。ただ、7月18日が年間第4位の記録があったように、この時期に下落しやすい要因が潜んでいるのかもしれません。そして、年の後半は下落確率の高い日が多くなります。クワバラ、クワバラ…ということでしょう。

さて、自民・公明による安定多数確保という穏当な結果となった参院選。その安心感が不吉なアノマリーをどう覆すことができるか。それとも、参院選後の難路が意識されて…などということになってしまうのでしょうか。

あと、今週号のバロンズ誌にはソフトバンク・グループが取り上げられています。カバー記事で「割安なハイテク投資」と随分な持ち上げられ方です。こちらも特異な銘柄、どんな反応があるか注目しておきましょう。(いわもと)