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川柳も

櫻井 英明

2019/09/17 07:10

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市場には2種類の人間がいるようです。
常識人と自由人。
常識人は過去の呪縛から離れることは滅多にありません。
「25日線から5%のプラスかい離。ボリンジャーのプラス3σは限界だ。
サイコロの10勝2敗だって滅多にあることではない」。
株価は過去の延長線上にありそのトレンドから脱却することはないと信じる傾向。
どういうわけかこういう弱気の限界説は知的に聞こえるから不思議なもの。
目先的にはともかくとして長い目で見ればあたっていることも多いようです。
滅多に結論を出さず、ハズレているようで当たっているような雰囲気を醸し出すこともあります。
だから恨まれませんが話はあまり面白くないようです。
一方、自由人は荒唐無稽。
「2年前は10月にかけて16連騰があった。
今年も可能性はある。
裁定売り残の2兆円は異常だ。
金利が上がっているからこそ株が上昇する」。
過去の因習にはとらわれないで現実を直視する傾向。
誰も持ち出さないような材料で株価の上昇下落をはっきりと予言することが多いようです。
他人に迎合しないことが多いので当たった時は妬まれますし外れると恨まれます。
どちらの路線が正しいのかの結論はありません
ただ、常識人よりも自由人の方が相場に対する覚悟の度合いが高いという気がしないでもありません。

ところで・・・。
「Aさんの強気の株価見通しのおかげで沢山儲かった」。
というケースと「Bさんの弱気の警戒感のおかげで大損をしなくて済んだ」。
とちらが感謝されるのでしょうか。
どうもAさんではなく、Bさんのような気がします。
儲かった時に人は感謝など滅多にしないもの。
また強気のコメントの先で株価が下落することも多いもの。
人は反対の動きは覚えていがちなものでもあります。
一方でBさんは滅多に強気にはならないもの。
何かと弱気を言い続けるから、どこかでは当たるハズ。
株高の時はナリを潜めて静かにしていればいずれハズレは通り過ぎることも多いでしょう。
弱気がハズレても、意外と恨まれないから面白いものです。
得てして弱気はハッキリとものを言わないことが多いので、ハズレても記憶に残らないという側面もあるのかも知れません。
得な存在でもあります。
だから、市場関係者が弱気になっていく訳でもないのでしょうが・・・。

Quick調査の9月6日時点の信用評価損率は▲15.15%。
空売り比率は44.5%で124日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は9.4%と高い。
前週は▲15.93%だったから2週ぶりに改善。
9月6日時点の裁定買い残は1165億円減の3721億円と4週ぶりの改善。
当限は1333億円減の2923億円。
翌限以降は168億円増の797億円。
同裁定売り残は1282億円増の2兆666億円と8週連続の増加。
当限は924億円増の1兆6522億円。
翌限以降は356億円増の4143億円。
売り残は過去最高を更新。
買い残は東日本大震災翌週のレベルまで低下。

「本降りになって出て行く雨宿り」
「幽霊と相場は寂しい方に出る」
「分析も、いざとなったら、思惑に」
「塩漬けの カブがそろそろ 食べごろに」
「当たり屋といわれる頃から曲り出し」
「講釈師、見て来たような嘘をつき」
「辛抱が身を亡ぼした引かれ玉」
「相場師の舌を閻魔は持てあまし」
「保合えば保合ったで愚痴になり」
「曲がり屋の逆を張ったらまた曲がり」

以下は今朝の場況。

「ややリスクオフ」

週末のNYダウは昨年5月以来の8日続伸。
一方NASDAQとS&P500は反落。
ゴールドマンによる目標株価引き下げが嫌気されたアップルが足を引っ張った。
米小売売上高は前月比0.4%増と市場予想の0.2%増を上回って着地。
個人消費が底堅いことを示した。
主要株価3指数はそろって3週連続上昇。
市場の関心はFOMCという格好。
国債利回りは5日連続の上昇(価格は下落)。
10年債利回りと2年債利回りは6週ぶり。
30年債利回りは5週ぶりの高水準。
週間の上昇幅は10年債利回りが2013年6月以来、30年債利回りは16年11月以来の大きさ。
2年債利回りの週間上昇幅は09年6月以降で最大だった。
8月の輸入物価は前月比0.5%下落。
ドル円は108円台前半。
恐怖と欲望指数は68ポイントに上昇。
FT100は4日続伸。DAXは8日続伸、CACは4日続伸。

週明けのNYダウは142ドル安の20076ドルと9日ぶりの反落。
サウジアラビアの石油施設が14日に無人機の攻撃を受け供給への懸念で原油先物相場が急伸。
「企業の生産などのコスト増や個人消費の減退を懸念した売りが優勢」との解釈だ。
日用品セクターや小売りセクターなどが軟調。
金利低下を受けて金融セクターも売られた。
下落幅は一時200ドルに迫る場面もあった。
中国政府が16日発表した8月の工業生産の伸びはリーマン・ショック直後以来の低水準。
中国関連とされる3Mキャタピラーが下落。
一方原油高を反映してエネルギーセクターは上昇。
「地政学リスクが高まり、センチメントはリスクオフへとシフトした」という声が聞こえる。
長期債相場は9営業日ぶりに反発。
表面利率1.625%の10年物国債利回りは前週末比0.05%低い(価格は高い)1.84%。
2年物国債相場は3日ぶりに反発し1.76%。
ドル円は108円台前半。
原油価格は一時約20%上昇。
その後は各国が緊急備蓄を放出する用意を示したことで急騰は緩和。
恐怖と欲望指数は68→67に低下。


「気学の後場不二高を見る日に期待」

    
週末の日経平均株価は寄り付き148円高、終値228円高。
「上げの日」のアノマリーは成立。
一目均衡の雲の黒いねじれと勝手雲の白いねじれは勝手雲に分があった。
終値ベ―スでは4月26日以来4カ月半ぶりの高値で令和の最高値。
ザラバは一時22019円まで上昇し5月7日以来の22000円台を回復した場面もあった。
9日続伸は2017年10月2日→24日の16連騰以来、約2年ぶり。
9日続伸での上昇幅は1368円となった。
米中貿易協議の進展期待が高まっているうえ、米国で中間層への減税政策など新たな景気刺激策の観測が浮上。
ECBが3年半ぶりの金融緩和に踏み切り円安・ドル高が進んだことも追い風。
SQ値21981円09銭を終値で上回りSQ値が幻でなく強いサインとなった。
TOPIXは7日続伸。
東証1部の売買代金は3兆3348億円で今年最大。
値上がり1555銘柄。値下がり527銘柄。
新高値106銘柄(前日113銘柄)、新安値5銘柄(前日4銘柄)。
騰落レシオは124.04。
日経平均は週間で788円の上昇。
週足は4週連続陽線。
NT倍率は13.66倍。
25日線(20816円)からは5.4%、200日線(21213円)からは3.7%のプラスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.979%。
買い方▲9.392%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.162%。
買い方▲18.364%。
空売り比率は47.0%。
126日連続40%超。
規制なし銘柄の比率は12.3%と上昇。
日経HVは14.2、日経VIは16.31。
日経平均採用銘柄のPERは12.51倍でEPSは1757円。
PBRは1.10倍でBPSは19989円。
益回りは8.06%→7.99%に低下。
ドル建て日経平均は204.48。
3日連続の200ポイント台キープ。
週末の225先物大証夜間取引終値は日中比80円高の21880円。
シカゴ225先物終値は大証日中比55円安の21745円。
高値21805円、安値21625円。
13週線(21221円)、26週線(21331円)、52週線(21475円)は大きく上抜けた。
24か月線(21943円)も5カ月ぶりに回復。
週足の一目均衡の雲の上限(21698円)も5週間ぶりに回復。
週足のボリンジャーのプラス2σが22152円、プラス3σが22617円。
日足のボリンジャーのプラス3σが22176円。
200日線が微かに上向いたのは強いサイン。
200日線の上向きは昨年10月11日以来ほぼ1年ぶりだ。
5月7日のマド(21875円)を埋めその先は4月15日のマド(22102円)。
4月24日高値は22362円だ。
「1噴き3ヶ月で3000円」なんて言葉も登場してこようか。
気学では「後場、不二高をみる日。押し目かい良し」。
水曜は「上放れ売り突っ込み買いの逆張り方針で駆け引きせよ」。
木曜は「半か注意日。後場の足取りに注意肝要」。
金曜は「下放れると後場は戻す日。悪目買い方針」。
(櫻井)。