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E S G投資

中嶋 健吉

2019/10/10 08:00

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ESG投資とは E=環境 S=社会 G=ガバナンス に着目した投資スタイルで、より具体的には、環境や社会への配慮、企業統治が優れた企業を選び、投資する手法になります。 ESGの考えは欧州で発祥したのですが、金融資本主義の行き過ぎが招いたリーマンショックへの反省から、世界的な広がりを見せます。 まず企業に求められる価値観が、顧客や従業員、取引先や地域社会などに配慮しつつ、長期的な観点から企業価値を高める事に変わってきたのです。 今やほぼ世界の企業の規範になりつつあります。 その端的な例が8月にアメリカの経済団体が行った宣言です。従来の「株主第一主義」から決別し深まる格差、環境問題に向き合うことを表明したのです。 そして今やESG投資の規模は世界の投資金額の3割近くにまで膨らんでいるのです。

日本でも最大の公的年 GPIF(年金基金管理運用独立行政法人)が2019年3月末時点で3.5兆円のESG投資を行ったこと発表しています。 1年前に比べ2.3倍もの急増です。 ESGの投資哲学は日本人にも受け入れやすい土壌があるのかもしれません。 ある評論家の指摘に納得です。 「売り手よし、買い手よし、世間よし」を表す「近江商人の三方よし」の考えです 企業の社会的責任は社会の公器として顧客、従業員、株主そして何より地域社会に資することを指摘しているのです。

投資の観点からも 割安、割高、グロース、バリュー、モメンタム等の分類にESG投資が新たに加わる事になります。 特にGPIFがESG投資を更に拡大する方針を明確にしているため、ほかの機関投資家も追随すると見られます。
今後数年に渡りESG投資は注目を集め続けそうです。

(中嶋)