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最後には芸術が・・・

櫻井 英明

2019/10/29 07:16

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月曜の日経朝刊に登場したノーベル賞学者の利根川進MIT教授。
興味深かったのは・・・。
「脳を研究するということは物体と精神という二元論の境目がなくなることを意味する。
神経の活動が何段階も統合されたものが人間の社会や芸術などの活動だ。
私はこれらが本質的に同じものだと捉えてる。
そのため、文学や社会科学、芸術といった分野と融合して研究しないと脳の機能はわからない」。
 
ここ数日考えていたのはドイツの作家トーマス・マンの「ブッデンブロークス」。
1901年に刊行され副題は「ある一家の崩壊」。
19世紀北ドイツのハンザ都市リューベックのブッデンブローク商会の3代にわたる盛衰を描いた大作です。
テーマは「市民性と芸術性の問題」。
ブッデンブローク家初代のヨーハンは生活力旺盛な大商人。
二代目のジャン(コンズル)は教養ある信心深い実業家。
三代目のトーマスも勤勉に家業に取り組みますがが家運は次第に傾いていきます。
四代目のハンノーは母親譲りの音楽の才能には恵まれたものの虚弱で夭折。
それとともに商会も解散。
話の筋とは離れるかもしれませんが「実業を追求していくと最後には芸術が残る」。
言い換えれば「実業の極致は虚業」といううシナリオに読めてしまうのは気のせいでしょうか。

ところで・・・。
岐阜県が開発した高級柿「天下富舞」。
織田信長の「天下布武」にちなんだネーミングだそうです。
初競りが名古屋市中央卸売市場北部市場(愛知県豊山町)で行われ最高等級の「天下人」が過去最高の2個70万円で競り落とされたとの報道。
過去4年の最高値は昨年の54万円。
今年は1個35万円の柿。
年初は3億円のマグロの初セリ。
時代はバブルに向かっているような気がしないでもありません。

日経平均は8月26日安値20173円→9月19日高値22255円まで2082円の上昇。
日柄は17日。
この値幅を10月4日安値21276円に当てはめると23358円。
日柄は今日で15日目。
計算だけはいつも簡単です。

以下は今朝の場況。

「S&P500は過去最高値更新」

週明けのNY株式市場で主要3指数は続伸。
NYダウは132ドル高の27090ドルとほぼ1カ月ぶりの高値。
米中貿易交渉の進展期待から投資家心理は強気優勢。
マイクロソフトやアップルなどハイテク株を中心に上昇した。
NASDAQは4日続伸。
一時8335ポイントまで上昇。
7月26日に付けた過去最高値(8330ポイント)を上回る場面があった。
アマゾンやフェイスブックなどの上昇が寄与した格好。
S&P500は16ポイント高の3029ポイントと3カ月ぶりに終値ベースの過去最高値を更新。
終値ベースでNASDAQは最高値まで5ポイント弱、NYダウは1%未満の水準まで迫っている。
トランプ大統領が寄り前に「米中貿易協議は予定より早く進んでいる」とコメント。
先週末に米国防総省が超大型の共同防衛インフラ事業のクラウド・サービス契約をマイクロソフトと締結。
同社株の2%超の大幅高が目立った。
LVMHによるティファニーへの買収報道も好感。
同社株は30%超の上昇となった。
また英FTが大幅高となったことも主要株価指数を押し上げた。
トランプ大統領は「S&P500は史上最高値を達成。
これは雇用、401K、率直に言って皆さんに大きな勝利です」とツイート。
10年国債利回りは1.84%水準。
2年国債利回りは1.64%水準。
ドル円は109円台に接近。
恐怖と欲望指数は62→68に上昇。

「23000円にトライ」

週明けの日経平均は寄り付き55円高、終値67円高。
6日続伸で6日連続の新値追い。
日足は5日連続陽線。
東京エレク、ファナック、アドテスト、TDKの4銘柄で上昇寄与度65円。
「67円高はそれで説明がついてしまう」という見方だ。
「FOMC、日銀金融政策決定会合、ECB緩和再開、雇用統計と重要イベントが多く上値はなかなか追えない」。
この声がシックリくる動きだった。
TOPIXは反落。
東証1部の売買代金は1兆8180億円。
値上がり1096銘柄、値下がり958銘柄。
新高値165銘柄と増加。新安値2銘柄と減少。
騰落レシオは125.50。
NTレシオは13.87倍と10月18日の市場最高値に並んだ。
25日線からは3.7%、200日線からは7.4%のプラスかい離。
サイコロは10勝2敗で83.3%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.287% 。
買い方▲7.642%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲0.547%。
買い方▲13.836%。
空売り比率は40.9%。
153日連続40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は5.0%。
日経HVは13.3、日経VIは14.98。
日経平均採用銘柄のPERは12.87倍。
EPSは1776円。
PBRは1.12倍。
BPSは20417円。
シカゴ225先物終値は大証日中比110円高の22960円。
高値22980円、安値22820円。
気学では「前場安いと後場戻る日。押し目買い」。
水曜は「変化注意日」。
木曜は「押し目買いの時点にある時は買い方針。逆なら見送れ」。
金曜は「下放れたら買い。上放れたら売り方針良し」。
「冴えない決算で底打ち感。好決算で天井感」がこのところの流れ。
ファナックの小幅下方修正をどう捉えるかが課題の火曜日。
先週まで火曜日は9週続伸している。
10週連続に期待だ。
(櫻井)。