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「科学技術予測調査」は材料の宝庫

櫻井 英明

2019/11/05 07:15

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日経では「次のワークマンを探せ」の記事。

株高の流れに乗り遅れていた中小型株が息を吹き返している。
相場全体が持ち直し、大型株が個別業績に反応しにくくなる中、機関投資家の関心は中小型株に向かう。
投資余力の回復してきた個人投資家も再び参戦する。
時価総額が年初から2倍強になった作業服販売のワークマンに続く銘柄はどこか。
海外投資家の間で「次のワークマン」を探す動きが広がれば、日本株全体への関心を取り戻すきっかけになりそうだ。

これに対して投資家さんのコメント。

第2、第3の○○(大きく上がったような銘柄)と言われる場合もあります。
しかしなかなか第2、第3の○○はないように・・・。
ワークマンの次は、やっぱりワークマンとも・・・。

一方で活字は・・・。
「大型株中心だったヘッジファンドも割安に気がついて中小型株に」
「出遅れ感のある中小型株」
「個別要因で手掛けやすい」
「中小型のリビジョンインデックスは1年1日月ぶりにプラスに浮上」
「中小型株は内需関連が多いが、消費増税という山を越えた」。
礼賛ばかりが聞こえてきました。


確か同社株のチャートは今年も右肩上がり。
個人的にも何度か注目株に取り上げました。
GWのセミナーでは「現場の作業着がファッションになると誰も考えていなかったでしょう。
ファッショナブル、プライベートブランドも出してきました。
今、ワークマンのFCをやりたい人が非常に増加。
とても売れているため。新形態のワークマンプラスで業績は安定した上昇。
ものつくり等々を絡めて面白い動きをしてくる会社かなと思っています」とコメント。
株価は5000円水準(分割換算後)でした。
昨年12月12日のメルマガ。
「ワークマンに注目する。
同社は作業服、関連用品の専門チェーン。
アウトドア等向けPB需要旺盛で客数拡大。
アウトドアやスポーツ、雨具のPBに特化した専門店を東京・立川にオープン。
11月度の売上高は、既存店が前年同月比20.1%増で、全店は同24.1%増。
「フィールドコア」「ファインドアウト」「イージス」の主力3ブランドが大幅に伸びた。
防寒の「ヒートアシスト」などPB商品も好調」。
株価は3000円水準でした。
結果論としては株価が長期上昇だから悪くはありません。
しかし・・・。
株価が動意づいていないかった頃も一生懸命、地道にIRを行っていた姿勢が脳裏には浮かびます。
昨年、確か福岡だったと思いますが、同社の製品を展示しながらトップが一生懸命アピールしていました。
「これが売れているんですよ」という話を聞きながら黄色い作業衣や雨具を見たことを思い出します。
そしてそこにたくさん集まっていた投資家さんの姿も・・・。
こういう地道なIR活動がきっと今年の瞠目すべき株価動向に繋がったのでしょう。
IFRSだ、ESGだ、企業価値の算定だ、統合報告書だ。
学問チックに横文字に流れる高尚なIRも重要かも知れません。
でも・・・。
やはり現場でのIR行動が一番大切だと思われる事例でもあります。
ワークマンの動向は忘れていたものを思い出させてくれたような気がします。

土曜の日経朝刊でも報じられましたが1日に発表されたのは「科学技術予測調査」。
2040年頃までにどんな技術が実現するかの未来像です。
包括するコンセプトは「人間性の再興・再考による柔軟な社会」
今後の相場テーマの萌芽は間違いなくここにあるはずです。

https://www.nistep.go.jp/archives/42863
https://www.nistep.go.jp/wp/wp-content/uploads/NISTEP-NR183-PressJ.pdf
https://www.nistep.go.jp/wp/wp-content/uploads/ST-Foresgiht-2019_preliminary.pdf

老練な市場関係者のメールにあった言葉。

「市場関係者、何を恐れてるのでしょうか。
今年は自称・プロ泣かせの相場ですね。
本当にこの頃、どの世界もドクターX、北斗になって来たと思います。
叩き上げのスキル、独自の奥義がないと厳しいです。

目標株価なんて分からないのですから、言わない、聞かない方がいいのかもしれません。
言うから自説に執着してしまう。
実際、目標株価を出すよりも「転換点」をつかむ方がはるかに重要と思います。
あとはロジック、イベント、チャートなどから判断して上がる(下がる)確率が高い時間帯を提示することも重要。
もっと重要なことは、予測(自説)はするけど、現実に合わせて自説を修正する柔軟さを持つことでしょう」。
首肯。

以下は今朝の場況。
今日から3月までNYは冬時間。
朝が忙しい時期となってきた。

「主要3指数そろって過去最高値を更新」

週末のNY株式市場は主要3指数そろって反発。
S&P500とNASDAQは終値ベースで過去最高値を更新した。
NYダウは史上最高値まであと12ポイントと迫った。
雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月から12.8万人増で着地。
GMのストライキの影響で伸びは前月から鈍化したものの市場予想の8.9万人増を上回ったことを好感。
米政権高官らが「米中通商協議が順調に進展。
米国は第1段階の通商合意の月内署名を目指している」とコメント。
米中協議を巡る警戒感は後退した。
ISM製造業景気指数は48.3と50を3カ月連続で下回った。
ただ雇用統計が好調だったことから見えないフリ。
週間ベースではNYダウが1.44%、S&P500が1.47%、NASDAQが1.74%上昇。
S&Pの上昇は4週間連続で2月以来最長となった。
NASDAQの上昇は5週連続。
10年国債利回りは1.7%水準。
2年国債利回りは1.5%水準。
ドル円は108円台前半。
週明けのNY株式市場は続伸。
NYダウは114ドル高の27462ドル。
7月15日以来、約3カ月半ぶりに過去最高値を更新した。
米中の貿易協議が進展するとの期待から、投資家姿勢が強気に傾き、景気敏感株中心に幅広い銘柄に買いが入ったとの解釈。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙は米中貿易交渉の「第1弾」の署名場所について「トランプ米大統領がアイオワ州を考えていると述べた」と報道。
「中国関連」とされる建機のキャタピラーや工業製品・事務用品のスリーエムが買われた。
またブルームバーグは「ロス商務長官が米企業の中国通信機器大手ファーウェイへの事実上の禁輸措置について一部の解禁は間もなくだと述べた」と報道。
インテルなど半導体銘柄が上昇。
NYダウは上昇幅を一時170ドルまで拡大した場面があった。
NASDAQも続伸。
連日で過去最高値を更新。
S&P500指数も連日で過去最高値更新。
ダウ輸送株指数は243ポイント高。
SOX指数は2.19%上昇。
9月の製造業新規受注は前月比0.6%減と市場予想の0.5%減以上に減少。
「設備投資がやや弱く、米中貿易戦争が続く中で製造業が依然軟調」との解釈。
国債利回りは上昇(価格は低下)。
10年国債利回りは1.77%台。
2年国債利回りは1.59%台。
ドル円は108円台半ば。
恐怖と欲望指数は80→86に上昇。
「完全に警戒圏」いn見えないフリができるかどうかが課題。

「CMEは23000円台回復」


週末の日経平均は寄り付き197円安、大引け76円安と反落。
もっともTOPIXは高値引けだった。
ブルームバーグが「中国側は米中合意の実現性に懐疑的」と報じたことを警戒。
ただ市場予想よりも堅調な企業決算を背景に売り一巡後は戻り歩調で日足は陽線。
「雨降って地固まるになれば」という声もある。
週間では約50円の上昇。
週足はほぼ十字に近い形で4週間ぶりに陰線。
5日線(22892円)はサポートとならなかった。
東証1部の売買代金は2兆3871億円。
値上がり801銘柄、値下がり1283銘柄。
新高値104銘柄、新安値9銘柄。
騰落レシオは119.20に低下。
過熱感は全くない状況だ。
NTレシオは13.71倍。
25日線からは2.99%、200日線からは7.03%のプラスかい離。
25日線(22187円)から5%かい離で23296円。
200日線(21500円)から10%かい離で23650円。
限界と見るよりは加速と見たいところ。
サイコロは9勝3敗で75%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.841% 。
買い方▲7.295%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方プラス0.820%。
買い方▲13.296%。
空売り比率は39.3%。
2日連続の40%割れ。
空売り規制なし銘柄の比率は5.2%。
日経HVは12.9、日経VIは14.27。
日経平均採用銘柄のPERは12.95倍。
EPSは1764円。
PBRは1.13倍。
BPSは20289円。
週明けのシカゴ225先物終値は大証日中比円280円高の23130円。
高値23180円、安値22925円。
気学では「安日柄なれど前週来安き時は小底入れする」。
水曜は「押し目買いの日。後場急騰したら利入れ方針良し」。
木曜は「後場へかけてよく動く日。前止めの足取りに付け」。
金曜は「不時高、不時安を見せる日。逆行日」。
日足ボリンジャーのプラス1σ(22743円)がサポート。
プラス2σが22300円だ。
週足ボリンジャーのプラス2σが23216円。
月足のボリンジャーのプラス2σが23282円。
プラス3σが24085円でようやく24000円台が見えてきた。
ハロウィーン効果からサンタクロースラリーという理想が実現するかどうか。
因みにアノマリーは「11月3連休明けは高い」。
そして「11月最終週の株高」となっている。
先週まで火曜日は10週続伸。
11週続伸に期待だ。
(櫻井)。