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感謝祭に感謝を

岩本 秀雄

2019/11/25 08:16

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 日経新聞社の調査によると、安倍内閣の支持率が50%に低下したそうです。前回10月調査からみると、7ポイントの低下。それはそうでしょう。首相主催の「桜を見る会」に関する情けない状況。あの問題に対する首相の説明に「納得できない」と答えた人が69%と7割に近く、「納得できる」との答えは2割にも届かなかったということです。

 

 産経新聞だったか、「時季はずれの花見をいつまでやっているのだ」(これはもちろん、与野党ともに、です)という内容のコラム記事がありましたが、まさに同感。今回のGSOMIA失効問題はもちろん、香港、アジア、中東、欧州と世界の政治情勢は大きく揺れ動こうとしている。そんななか、わが国の立ち位置をどう見定めていくか、かじ取りが最も重要視される局面にあって、わが国の政治はいったい何をしようとしているのか。また、この秋の自然災害に遭遇した被災地のいちはやい復旧・復興、老朽化した社会インフラの再構築への道筋が求められているこの時期に、アベノミクスは何ができるのか。眼前の課題を放り出してほとんど生産的でないやり取りに時間を費やす、そんな情けない国会の姿を国民は見たくないはずです。

 アベノミクスをよりどころにしてきた株式市場にとってもこの支持率低下は警戒すべき状況です。ただ、まだ50%台の水準。ここは原点に立ち返り、政策面からの切り返しが安倍首相には求められるのではないでしょうか。

 

 いよいよ11月最終週。米国は感謝祭ウィークとなります。この週の米国株式は歴史的にみても上昇確率が極めて高い時期。「セル・イン・メイ。…そして、感謝祭までには戻ってきなさい」と語り継がれてきた、クリスマスラリーへ向けての相場転換点にも相当します。

 

先週からの報道を振り返ると、米中協議はどうやら第1段階の部分合意が成立しそうな状況です。香港の選挙後の動向も気になりますが、民主的な政治プロセスの成果は民主的な過程を経て運用されていくことを求めるでしょう。心理的にも一段落するようであれば、それがまた投資マインドの復活を促すことになりそうです。株価もこの間の調整を経て過熱感が解消されつつあります。(いわもと)