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3か月連続高の勢いを12月にも

岩本 秀雄

2019/12/02 08:06

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  今日から師走相場。睦月相場とか、如月相場という言葉はほとんど聞かないが(米国にはジャニュアリー・エフェクト=1月効果という言葉があるけど)、この12月だけは冠がつけられる-。これは投資家の間に年末高期待が強いからでしょうか。「掉尾の一進」とか、「株を枕に…」などという言葉も一脈通じた投資家心理を表しているのかもしれません。

  ただ、そうした期待心理を受けて12月が鉄板のパフォーマンスかというと、そうでもありません。

1993年以降の四半世紀でみると、日経平均の月別平均騰落率が高いのは11月(69%)、4月(65%)。それに続くのが12月と6月(ともに62%)です。街(兜町)の旦那衆がご祝儀買いを入れるから高い、といったイメージもあるのですが。例えば取引所再開の1949年から1969年までの20年間でみても9回は月間騰落がマイナスでした(戦前の取引は記録がないので分かりません)。

特に、昨年は一時2万円割れ、下落率が10.45%という散々な師走相場でした。この下落率10.45%というのは、1959年(▲10.45%)以降に記録がありません。1953年の10.66%が最悪な記録ですから、日経平均(当時は東証修正平均)がまだ1000円にも届かない、揺籃期以来の暴落相場だったのです。

まあ、あんなことは2年連読して起こらないだろうと、期待する人にはちょっとした気休めになるかもしれないデータがあるので紹介しましょう。

9月、10月、11月と3か月連続してプラスだった年は12月も連続してプラスになりやすいようです。9~11月連続高というのは1949年~2018年で13回ありましたが、そのうち12月がマイナスだったのは1959年、1980年の2回しかありません。勝率85%。今年も9~11月は3か月連続してプラスでした。この勢いが12月まで持続すれば…どうでしょうか。

米中協議の行方が気になりますが、一方では米国の年末商戦が順調な立ち上がり。月初めの今週は日米ともに経済の足元を見る週でもあります。(いわもと)