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日経平均の大台替えを前にして

鈴木 一之

2020/01/22 07:47

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人は転ぶと坂のせいにする。
坂がなければ石のせいにする。
石がなければ靴のせいにする。
なぜかなかなか自分のせいにしない。
(ユダヤの格言)

日経平均は24,000円の大台で頭を押さえられた展開が続いています。

年明けから急展開したイランと米国との戦争リスクは早期に回避され、中国との間では貿易交渉が部分合意に至り一時休戦に入りました。同じくフランスとの間でデジタル課税合戦は深刻なものにはならず、半年にわたって吹き荒れた香港の市民暴動も少しだけ鎮静化してきたようです。台湾独立の機運もさほどではありません。

それでも日経平均は上に抜け切れません。これまで悪材料視されていた要因のほとんどは消えつつあるのですが、株価はそうは動きません。ここに来て新型コロナウイルスの広がりが新たに不安視されつつあるようです。中国とアジア、日本との貿易活動や人の交流活動を妨げる恐れがあると、春節を目前にして昨日はアジア各国の株式市場が軒並み大きく下落しました。

いつの時代も株価指数の大台替えはすんなりとはいかないものです。何度もチャレンジして、何度もはね返され、そうして上放れたた時に本当の上昇相場がスタートします。弾みのついた株価は大台替えをきっかけに、そこから大きく上昇するものです。はね返されている間に、次の上昇波動に必要なエネルギーをため込んでいるのでしょう。

いまはマーケット全体が力をため込んでいる時です。そのような時期に派手に動いている銘柄は、本当の上昇相場が再開された時にはエネルギーが残っていません。いまは力をため込んでいる銘柄、小さな保ち合いレンジ内で推移している銘柄を見つけて、それを追跡する時期です。口で言うほど簡単なことではないのですが。

人は転ぶとトランプ大統領のせいにする。
それがなければパウエル議長のせいにする。
それもなければ黒田総裁のせいにする。
なぜかなかなか相場自身のせいにしない。
(スズカズ)