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小粒でピリリの決算発表

岩本 秀雄

2020/01/27 08:08

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先週金曜日(24日)に、2020年3月期第3四半期(19年4~12月)決算を発表した企業は16社ありました。その16社のうち、通期見通しの修正を行ったのは5社。一方、9社が見通しを修正せず、減額修正した会社はゼロ(1社はもともと通期見通しを発表せず、1社は未発表だったものを初開示)でした。16社のうち5社が増額修正ですかた、確率は31%。なかなか好調ではないでしょうか。

具体的には、臨床検査薬中堅のカイノス、電設資材の未来工業、運送会社のヒガシトゥエンティワン、コンクリート製土木資材の日本興業、独立系ソフトハウスのPCAと内需型の銘柄ばかりですが、主力株の中で先陣を切って決算発表した日本電産が通期見通しを減額修正したのに比べると、小粒ながら足元しっかり、という銘柄は頼もしい限りです。

ちなみに、金曜日に決算発表せず業績修正だけを発表した会社は8社ありました。その修正が「増額」なのか、「減額」なのかをみると、3対3と拮抗(残る2社は利益段階で増額・減額が交錯していて、どちらとも判定しにくい)しています。「減額修正を警戒」が今の市場ムードですが、少なくとも先週金曜日だけを見る限り、そんなに捨てたものではないようです。

いよいよ今週から決算発表シーズン。本日が22社、明日が35社、29日が71社、30日が192社、31日が392社と尻上がりに増え、金曜日には一気に前半の山場を迎えます。例えば日東電工(27日)、ファナック、アドバンテスト、NEC、日立建機(29日)、OLC、京セラ、アルプス、任天堂、東エレク(30日)、エーザイ、アステラス、コマツ、TDK、デンソー、アイシン、日立、郵船(31日)など、ビッグネームの決算発表ばかりが注目されがちですが、その隙間で、小粒ながらもピリリと印象的な決算発表を行う企業こそ注目したいと思います。こちらの方が案外なパフォーマンスとなる可能性がありそうです。(いわもと)