Logo stockvoice

ブログ:Onevoice

桜の季節ですがこぼれ梅

小川 真由美

2020/03/26 11:47

2379c98d 4650 41e6 8520 bb1cd0384cd1 castphoto24 ogawa2
ひっそりと桜が咲いてます。
桜としたらいつもと同じように咲いているつもりだと思いますが、
見ている人間の目が悲しいフィルターを通しているのでしょう。

どこも青息吐息の中、書籍の売れ行きが好調だそうですね。
時間をまとめて読めるので、
途中で頓挫してしまった本やこれまで敬遠していた本など、
私も今がチャンスと読み進んでいます。

「こんなものを見つけたので」
友人がお土産をくれました。

“こぼれ梅”

ご存じですか?
実は私も読んだ本の中で知りました。
みりんを作る過程でできる搾りかすのこと。
みりん風調味料が安価で売られるようになってからは珍しいものになってしまいましたが、
本来のみりんは蒸したもち米に米麹に焼酎を加えて発酵させたものを絞って作るもので、
その時の副産物がこれ。
ほろほろした雰囲気が梅の花が咲きこぼれる様子に似ていることから名がついたそうです。
大好きな本、高田郁さんの『みをつくし料理帖』でこのこぼれ梅に出会いました。
江戸時代の主人公と幼馴染が子供の頃に慣れ親しんだ思い出のおやつ。
どんな味がするのだろうと想像を膨らませていたので
実物に会えた時は喜びもひとしおでした。

さっそく指でつまんで・・・
ポロポロしています。
そっと口に含むと・・・
うむ。
砂糖の甘さに慣れた現代人にとってはなんとも優しい・・・
頼りない・・・
直球ストライクで行くと、味が薄い・・・
代物でした。
(ごめんなさい)
「バナナの白い筋」そんな味。わかります?
甘みが珍しかったこの時代にはきっと貴重な甘味だったのでしょう。

これからこのこぼれ梅の美味しい食べ方を研究します。
なにしろ時間がたくさんありますので。