Logo stockvoice

ブログ:Onevoice

真逆の同居

櫻井 英明

2020/03/24 07:19

Ae85a434 0528 4092 acd2 591fd4d2e3c3 castphoto11 sakurai
「市場では日本株は先週で底入れしたとの期待が生まれている」との記事。
政府の大型経済対策への期待ということなのでしょう。
安倍晋三首相は参院予算委員会でコメント。
「前例にとらわれることなくマグニチュードに見合う強大な経済財政政策で日本経済を成長軌道に戻す。
効果的なものを与党・地方の声にも耳を傾けて練り上げていく」。  
市場からは「経済対策の効果が大きいとみられる銘柄はここでは売りにくい。
輸出株劣勢、内需株優勢は自然の流れだ」という見方。
そして個人投資家の買い出動。
「追い証発生で退場を余儀なくされた個人投資家は多い。
一方、中長期狙いで現物を安値で買おうとする動きが出てきた。
SQ後から個人富裕層がキャッシュを窓口に預け買う態勢を整え始めた。
配当金の権利付き最終日までにこうした大口の個人が買う可能性が高い」。
確かにそんな動きもあるのでしょう。
一方で週末に老練な投資家さんからメール。
「落ちたナイフは拾うな。
刺されるぞ!
切り返して市場が安定してから信用取引買いですよ。
かなり個人投資家気持ちがふらついています。
先物は板が薄いのに気にしすぎです」と。
キャッシュでの押し目買いの動きと追証で退場の展開。
どちらも対極に見えますが、実は、この真逆の同居は底打ちサインであることが多いもの。
 
先週末13日時点の信用評価損益率は▲31.92%。
前週の▲20.3%からマイナス幅が10.63ポイント拡大。
マイナス幅の大きさはリーマンショック直後の08年12月19日申し込み時点(▲31.38%)以来。
およそ11年3ヵ月ぶりの水準に悪化しました。
この週(9→13日)の日経平均株価は3318円(16.0%)の大幅下落。
週間の下落幅は過去最大でした。

13日時点の裁定売残は3週連続で増加、前週比4350億円増の1兆7503億円。
2019年9月13日時点(1兆9329億円)以来、およそ半年ぶりの高水準。
同裁定買残高は2週ぶりに減少、前週比1862億円減の2427億円。
1990年11月22日時点以来、およそ29年4ヵ月ぶりの低水準。
東日本大震災もリーマンショックも数字的には超えてしまいました。

先週末時点(3月19日)の配当・分配金利回り(単純平均)も歴史的水準でした。

東証上場REIT   6.817%
東証1部上場     2.63%
東証2部上場     2.60%
ジャスダック上場   2.26%
日経平均           2.92%
10年国債利回り   0.080%

先週は「株安・円安・債券安」の状態。
過去の常識的には「株安・円高・債券高」。
あるいは「株高・円安・債券高」。
どうも経験則が異なったきてような印象櫻井。
悪いことではないのでしょう。
本来は「株高・円高・債券高」が理想ですが・・・。
そもそも・・・。
原油安の恩恵は日本と中国が享受できる筈。

週末に庭に来た鳥は「ウソ」。
幸せを運んでくる鳥だそうです。
平安貴族の愛され古今著聞集にも登場するヒヨドリもやってきました。
時はもう春なのですが・・・。

以下は今朝の場況。

「大幅続落」

週明けのNY株式は大幅続落。
NYダウは582ドル安の18591ドルと3年4カ月ぶりの低水準。
下落幅は一時960ドルまで拡大した場面もあった。
新型コロナウイルスによる景気減速に対応するためトランプ政権が打ち出した経済対策は民主党の反対で議会と合意できず。
政策実行に時間がかかるとの懸念から売り物優勢となった。
FRBは国債などの購入額の目安を従来の7000億ドルから無制限に切り替えた。
発表直後は株価指数先物が急速に買われたが、その後は続かず。
アマゾンが3%高と逆行高となったことでNASDAQは0.27%安の小幅な下落にとどまった。
2月のシカゴ連銀全米活動指数は予想の▲0.35に対し0.16で着地。
10年国債利回りは0.764%。
2年国債利回りは0.288%。
ドル円は111円台前半。
恐怖と欲望指数は8→5。

「日銀ETF買いは強力に協力」

3連休明け月曜の日経平均は寄り付き18円高、終値334円安と反発。
一時17000円台を回復した場面もあった。
日足は3日ぶりの陽線。
5日線(16836円)を11日ぶりに上回り月曜は今年3勝7敗。
日経平均の3ケタの上昇は3月10日(168円高)以来。
300円超の上昇は2月6日(554円高)以来。
TOPIXは3日続伸。
「CMEのダウ先物夜間取引が大引け時点で700ドル安水準での商いとなっているのを横目に見て」。
そんな声も聞こえた。
「節分天井、彼岸底の格言が生きていた」という指摘もある。
日銀が2日連続でEFを2004億円買い入れ今月の購入額が1兆1224億円。
REITのETFは7日連続で買い入れ。
空売り比率が40%を割れており、これではヘッジファンドも戦闘意欲は湧かない格好に映る。
東証1部の売買代金は4兆152億円と4日連続の4兆円超。
11日連続の3兆円超(35日連続の2兆円超)。
値上がり1613銘柄(前日1141銘柄)。
値下がり527銘柄(前日1001銘柄)。
新高値5銘柄(前日5銘柄)。
新安値217銘柄(前日366銘柄)。
騰落レシオは49.85(前日46.88)。
7日連続の50%割れ。
NTレシオは13.07倍と10日ぶりに上昇(前日12.90倍)。
サイコロは4勝8敗で33.3%。
右肩下がりの25日線(20542円)からは17.79%のマイナスかい離。
右肩下がりの75日線は22597円。
右肩下がりの200日線(22016円)からは23.29%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲0.613%(前日△1.118%) 。
買い方▲28.127%(前日▲29.885%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△5.422%(前日△7.038%)。
買い方▲47.846%(前日▲48.775%)。
空売り比率は38.8%で28日ぶりの40%割れ。
空売り規制なし銘柄の比率は7.7%。
日経HVは43.2、日経VIは54.47。
日経平均採用銘柄の予想PERは10.86倍。
EPSは1555円(前日1538円)。
PBRは0.84倍。
BPSは20104円と2万円台復活。
225先物採用銘柄の益回りは9.21%。
ドル建て日経平均は153.66と反発(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は32円高の1721円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1488円(前日1552円)。
東証1部の時価総額は495兆円。
シカゴ225先物終値は大証日中比305円高の17255円。
高値17665円、安値15060円。
大証夜間取引終値は日中比240円高の17190円。
気学では「押し目買いの日なれど波乱激しく気迷い深める」。
水曜は「目先の天底をつくる日」。
木曜は「逆行性強き日。押し込むと戻す」。
金曜は「初め安いと後高の日。悪目買い方針良し」。
ボリンジャーのマイナス3σ(収まる確率99.7%)が13252円まで拡大。
マイナス2σ(収まる確率95。4%)が15682円。
3日連続でマイナス2σは上回っている。
マイナス1σが18112円。
RSIが12.71。
RCIが1.65。
今年5勝5敗の火曜日。
SOX指数は上昇。
円安株高に期待感。
アノマリーでは火曜が株高の特異日、水曜が株高の日、木曜が株高の日。
(櫻井)。