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覚悟と執着

櫻井 英明

2020/06/30 07:09

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「覚悟と執着」なんて言ってしまうと昭和の時代の証券営業みたなもの。
しかしこのテーマで問われるのは永遠のもの。
マーケットに不慣れな方からは「銘柄のコードをたくさん覚えていてすごいですね」と驚かれます。
しかし、それは過去毎日毎日何回も叫んだり、キーボードを押したりして体で覚えたもの。
勿論、たくさん知っているに越したことはありませんが、必要に迫られての動き。
しかし体で覚えたものは忘れませんから都合が良いものです。
最近は何かあると、多くの人はネットで検索したり本で探したりで済ませるようになりました。
しかし昔は何もありませんでした。
有報だって証券会館の図書室に見に行ったくらい。
そんな何もない中で自分がつかんだ情報は間違いなく大切にしました。
今は情報の洪水だからありがたみは薄れたのでしょう。
食べ散らかして記憶にもとどめずただ時間だけが経過していきます。
何もなかったなんて言うと戦中派や団塊みたいで嫌ですが、竹ヤリの時代は情報に飢えていたもの。
だから「早耳」なんて言葉もありました。
でも、それだらこそ「覚悟と執着」だけはあちこちに存在。
「あの銘柄は彼に聞け」
「その罫線は彼に見方を教えてもらえ」。
今は機械と活字が先生。
効率は別にして、どちらが色濃いかは明白です。

先日の日経朝刊では「株高、信用買いが拍車」の見出し。
松井証券の信用評価損率が▲5%レベルになったことから含み損は含み益になりそれが原動力。
そういう見方でした、外れてはいないでしょう。
記事が心配していたのは「手じまい売り」。
しかし、経験則的心理動向からは「利食い手じまい」はなかなか難しいもの。
利食いの先にはまた「カイツケ」があります。
懐かしい「ウメ→ツケ→ウメ」の世界です。
よほど精神が強くなければ「利食って手仕舞い」は難しいもの。
「拍車」とバランスを取ったような見出しは「逆流」。
「警戒も」の免罪符はまたついていました。
「下値不安後退」という見出しが逆指標になっては欲しくはないもの。
興味深いのは、その下の記事の見出し。
「FX取引額2割減」。
計算したことはありませんか体感的にはこの20年くらいFXが低調になると株高の傾向を感じます。
国家に何も帰することのないような遊戯から離脱したマネーが株に向かうからなのでしょうか。
加えれば・・・。
両替商が儲かるようでは政はうまくいかなかったというのが歴史でもありました。

自民党政務調査会・経成長戦略本部の提言。
令和2年度成長戦略「ポストコロナの経済社会に向けた成長戦略」
その骨子。
今こそ、国民目線・生活者目線に立って官民のデジタルトランスフォーメーションを徹底的に進める。
その国民共有のデジタル基盤に立って「集中から分散」国民ひとり一人が自律・選択できる地域分散型の「デジタル田園都市国家」を実現する。
「分断から協調」により国民も産業も格差の少ない温かな経済社会そして長期的視点にたった持続可能な資本主義を実現する。
アジアの地政学状況を踏まえ「金融都市TOKYO」を実現するとともに「環境先進国」として科学技術で世界をリードし続ける。
そして国際社会の協調を導きつつ国益を守るための「経済安全保障」に万全を期す。

示された一つの未来像の概略。

父は昔、満員電車に長時間揺られて通勤。
今はフレックスタイム。
父が子に質問。
「就職活動は?」。
「NGOを立ち上げるんだ」と子供に笑われる。
フリーランス、スタートアップは当たり前の時代。
兼業・副業も当たり前。
就職は地元企業が多い。
大手メーカーの工場は海外移転。
その空き地に様々な業種が地元回帰しているからだ。
TVに映っていたのは国会。
「大局観の前に国会のデジタル化が必要だ」と父親。
102歳で現役、一人暮らしの祖母から孫へのメールは「今から行く」。
買い物はネットプラス小型自動配送ロボットで完結。
家事もサービス型ロボット。
医療介護は充実。
郵便局、JAなど地域の見守り・サポートは充実。
移動は「無人・自動の移動手段」。
これらの転機になったのは「コロナ禍」だったという設定。
最後を締めたのは「人類は火星に到達」。
「よし来年は家族で宇宙旅行だ」。
当然7月に策定予定の「骨太の方針」への反映を目指すのでしょう。

https://www.jimin.jp/news/policy/200299.html

以下は今朝の場況。

「反発」

週明けのNY株式市場で主要3指数は反発。
政府の刺激策で景気が回復するとの期待感が拡大。
NYダウは580ドル上昇。
ボーイングが14%上昇したことがNYダウの押し上げ要因となった。
S&P500は四半期ベースの上昇が17%超。
1998年以降で最高となる勢い。
3月23日安値から約36%値を戻し200日移動平均線を上抜けた。
だが月間ベースでは反対に小幅なマイナス。
「上下の株価変動は激しいが結局相場はどこにも向かっていない。
これが今月の相場の特徴。
一日一日の動きが派手に見えても20日間の動きを足してみればゼロだ」という声がある。
全米不動産業者協会(NAR)が発表した5月の仮契約住宅販売指数は前月比44.3%上昇。
市場予想(15%上昇)を大幅に上回った。
ダラス連銀製造業景況指数はマイナス6.1。
前月から大幅に改善し市場予想も上回った。
これらが「景気のV字回復の兆し」と受け止められ景気への警戒がやや後退。
フロリダやカルフォルニアの新規感染は伸びが緩和。
株価は引け際には一段高で主要指数はそろって高値で引けた。
10年国債利回りは0.626%。
2年国債利回りは0.152%。
市場の焦点は木曜発表の6月の雇用統計。
雇用増の予想は40万5000人から900万人と幅が広い。
市場予想の中央値は300万人。
ドル円は107円台半ばとややドル高円安トレンド。
恐怖と欲望指数は46→48。

「6月16日のデジャブ」

週明けの日経平均は寄り付き257円安、終値517円安の21995円。
後場一段安で22000円割れ。
日足は2日ぶりの陰線。
小さな窓が22408円ー22281円に空いた。
「6月15日安値21529円を割り込んでしまうと売り加速も想定」との声もあった。
東証1部の売買代金は2兆1407億円。
値上がり506銘柄(前日1614銘柄)。
値下がり1618銘柄(前日496銘柄)。
新高値74柄(前日70銘柄)。
新安値10柄(前日2銘柄)。
騰落レシオは97.01(前日107.58)。
25日の99.87以来の2ケタ。
NTレシオは14.20倍と週末の今年最大値14.27から低下。
サイコロは4勝8敗で33.33%。
右肩上がりの25日線(22356円)からは1.62%のマシナスかい離。
4月6日以来の25日線割れ。
右肩上がりの75日線は20249円。
右肩上がりの200日線(21849円)から0.67%のプラスかい離。
右肩下がりの5日線(22370円)から1.68%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.923%(前日▲16.084%)。
買い方▲8.858%(前日▲7.263%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲23.642%(前日▲23.790%)。
買い方▲10.219%(前日▲7.423%)。
空売り比率は43.4%(2日ぶりの40%超)。
空売り規制なしの比率は7.1%。
日経HVは27.2、日経VIは32.42。
日経平均採用銘柄の予想PERは17.90倍(前日18.32倍)。
前期基準では17.36倍。
EPSは1228円(前日1228円)。
暫定PERは17.31倍。
計算上のEPSは1270円。
225のPBRは1.06倍。
BPSは20750円(前日20844円)。
225先物採用銘柄の益回りは5.59%(前日5.46%)。
配当利回りは2.08%。
東証1部全銘柄だと予想PERは21.34倍。
前期基準では18.65倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.17倍。
ドル建て日経平均は205.29(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は21円高の2126円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1713円(前日1791円)。
東証1部の時価総額は591兆円(前日601兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比285円高の22335円。
高値22370円、安値21930円。
大証夜間取引終値は日中比290円高の22340円。
気学では「上寄りすると押し込み、安寄りすると踏み上げる」。
水曜は「一方に偏して動く日。足取りについて駆け引きせよ」。
木曜は「下げ来りて尚安きは小底日となる」。
金曜は「下より買い、上寄り売りの日」。
ボリンジャーのプラス1σが22838円。
収束に転じた。
一目均衡の雲の上限は20043円。
30日連続で雲の上。
白く右肩上がりの勝手雲の上限は22217円。
2日ぶりに雲の中。
RSIが37.08。
RCIが51.92。
月足陽線基準は22062円。
5月終値は21877円。
6月30日の上昇確率は69.6%、7月1日が69.0%、2日が56.1%。
株高の特異日の月曜は空振り。
先々週の月曜後場の急落が脳裏をよぎった向きも多い。
あの時は月曜774円安、火曜1051円高。
だから「同じように火曜は急反発期待」の声も。
今年13勝10敗と勝ち越しの火曜日もアノマリー的には株高の日。

《今日のポイント6月30日》

(1)NY株式は急反発。
   ダウ輸送株指数は246ポイント高の9052ポイントと反発。
   SOX指数は1.14%上昇。
   VIX指数は31.93。

(2)右肩上がりの25日線(22356円)からは1.62%のマイナスかい離。
   4月6日以来の25日線割れ。
   右肩上がりの200日線(21849円)から0.67%のプラスかい離。
   右肩下がりの5日線(22370円)から1.68%のマイナスかい離。

(3)シカゴ225先物終値は大証日中比285円高の22335円。
   高値22370円、安値21930円。
   大証夜間取引終値は日中比290円高の22340円。

(4)ボリンジャーのプラス1σが22838円。
   収束に転じた。
   一目均衡の雲の上限は20043円。
   30日連続で雲の上。
   白く右肩上がりの勝手雲の上限は22217円。
   2日ぶりに雲の中。


(5)6月30日の上昇確率は69.6%、7月1日が69.0%、2日が56.1%。
   株高の特異日の月曜は空振り。
   先々週の月曜後場の急落が脳裏をよぎった向きも多い。
   あの時は月曜774円安、火曜1051円高。
   だから「同じように火曜は急反発期待」の声も。
   今年13勝10敗と勝ち越しの火曜日もアノマリー的には株高の日。

(6)月足陽線基準は22062円。
   3ヶ月連続月足陽線への分水嶺。
   5月終値は21877円。
 
(櫻井)。