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ブログ:Onevoice

錆ついて

櫻井 英明

2020/07/21 07:18

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その昔25年ほど前の証券会社のトレーディングルーム。
パソコンが4台にコードのついた電話が2つ。
そしてマイクが1つ。
マイクを使うことは滅多にありませんでしたが電話2台は当たり前。
左右両手と肩と顎を使って仕事をしていました。
そしてこの電話のコードが3メーター以上も伸びるしろもの。
最初は使いづらかったのですが、長いのには理由がありました。
板は自分の席の端末で見ることができたのですが、手口の端末は島に1台しかなかったこと。
手口を見るためには数メートル歩かなくてはならないので、どうしても長いコードが必要でした。
あるいは、自己部門や場電(場と四六時中電話が繋がっいる連中)と話をするためには近くまで行った方が便利だったこともありました。
長いコードにつまづくこともなく平然と仕事をしていたのですから、結構当時は機敏だったのでしょう。
そして声が大きくないとオーダーも通らないので必然的に大きな声になってしまいました。
今では無用の長物です。
そんな牧歌的な歴史の先に登場したのは、瞬時を競うトレーディング。
20年以上の時間はトレーディングそのものを過去と未来に峻別してしまいました。
電話に線がついていて、声の大きさがトレードを左右する世界。
バックトゥーザフューチャーのように30年前に行くことができたらそれこそアナログの世界が展開されていることでしょう。
アナログというよりもアナクロという方が正しいのかも知れませんが・・・。

ちなみにその昔に喧騒の中で繰り広げられていた売買のサイン。
もう元場立ちさんたちも忘れかけているそうです。
頭でなく体で覚えたものでも時間の流れには抗いようがないようです。

アサヒビール(2502)朝日が昇る様子と飲む仕草  
キリン(2503)カタカナのキを飲む=キリン
伊藤忠(8001) 投げキッス
東京電力(9503)トウキョウの“ト”の字を空に書いてからおデコを触る。
関西電力(9503)は“カ”を書いてからおデコを触る。
三越(3099)は、指で3をつくり肩の後ろへ。
日石(当時5001)鼻を触る
JAL(9001)は 両手を広げてパタパタする。
川鉄(5411)3本指で川の字、手の甲を触る=川鉄
大林組(1802)太鼓をたたく真似
東京海上(8766)は波の形
ホンダ(7267)は頬を叩いて両手でハンドル
三菱重工(7011)は右手を出前持ちのように肩の上
松下(6752)は手でまつ毛をよこになぞり下を向ける
東京ガス(9531)は鼻をふさぐ
トヨタ(7203)はカタカナの「ト」を書くようにしてハンドルを握る操作
明乳(2269)は目尻を指さし、両手でおっぱいをつくる
森乳(2264)は両手を上に広げた後、両手でおっぱいをつくる
小野薬(4528)小指でカタカナの「ノ}の字を書く
旭硝子(5201)手で天井を指す
不動産セクターは片手で拝む

思い起こしてみると・・・。
日経新聞元旦朝刊の見出し。
「さび付く成長の公式 (競争・革新 新たな挑戦)」でした。
半年経過して思うのは「今年もそんな動き」ということ。
成長の公式はコロナ禍で確かにさびつきました。
これは誰もが感じるところ。
ただ「新たな挑戦」というのも「新常態」や「新しい生活」などで実感させられます。
マイナスとプラスがいつも混在しているのが世界。
だとすれば差し引きプラスであれば世界は回ります。
そう考えたい局面でもあります。

熱狂的な集団の中にいると「これはやばいかな?」と体で感じることはよくあること。
冷静な視点で見ることが出来ればこれは当然のことでしょう
理性は「ここから去ることが最適の選択肢」と指示。
しかし、集団の中に滞在しているといつの間にか同化する傾向も否定できない傾向。
クラスターの発生した新宿の劇場。
シアターの外では常にコロナを警戒する人もいつの間にか警戒を解いてしまったのかもしれません。
「これくらいなら大丈夫」。
自制も自粛も理性で肯定し感情で否定。
それが集団の中の心理。
その昔、38915円をいう高値を日経平均が付けた日の大手証券のトレーディングルーム。
「来年の日経平均予想は5万円」と言ったら「10万円だろう」という声が飛んだという。
理性で否定しても感情はサラリーマンの習性で「それもあるかも知れない」。
荒唐無稽を現実として見てしまうことはよくあること。
とはいえ・・・。
反省すること30年。
いまだに10万円どころか5万円も見ることはできていません。

先日投資家さんからの質問。
「上海の株価は、堅調に戻り高値を更新しています。
羨ましい限りです。
それに引き換え、日本株は上値が重いです。
この差は、何処にあるのでしょうか?」。
答えたのは・・・。
(1)中国の国策のけん引力の強さ。
(2)市場に対する信頼感と期待感の差。
(3)米国に対する対抗と隷属の違い。
実態はどうなのかは不明ですが・・・。

以下は今朝の場況。

「週明けのNYダウは10連勝」

週明けのNY株式市場で主要3指数はそろって上昇。
NYダウは8ドル高と3日ぶりに小幅反発。
マイクロソフトの大幅高やアップル、ビザの上昇が寄与した。
5月26日(火)以来週明けは10連勝。
NASDAQは263ポイント(2.5%)高の10767ポイントと続伸。
過去最高値を更新した。
アマゾンが6日ぶりに大幅反発。
前週に売られたテスラの急反発が効いた。
アストラゼネカ、ファイザーなどが上昇。
一方、化学のダウや石油のエクソンモービルなど景気敏感株は下落。
「モメンタム/グロースが上昇する一方でバリューが軟調。
新型コロナウィルスワクチン開発に進捗が報じられたことが株価を支えた」という声がある。
第2四半期の利益と売上高が予想を上回ったIBMが取引終了後の時間外取引で約5%上昇。
10年国債利回りは0.613%。
2年国債利回りは0.149%。
為替市場では議論は続いているもののEUの復興基金が主要材料。
進展の兆しがリスク選好度押し上げに寄与し、ユーロは最近の高値近辺で推移。
ユーロ/ドルは一時、約4カ月ぶりの高値となる1.14675ドルに上昇。
ドル円は107円台前半。
10年国債利回りは0.623%。
2年国債利回りは0.143%。
ドル円は107円を挟んだ動き。
恐怖と欲望指数は63→65。
SKEW指数は145.90と上昇。

「3週ぶりの火曜高期待」

週明けの日経平均は寄り付き76円高。
後場は日銀のETF買い期待で盛り返したものの終値はかろうじて21円高。
ただ前場のTOPIXは0.3%安。
フツーは0.5%安が基準だが結局1002億円の買い入れ。
今月3度目で昼の期待感は現実になった。
プラス圏とマイナス圏の往来で結局21円高。
4連休を前に買い上がる理由は乏しい。
しかし1Qの決算発表を前に売り急ぐ要素も少ない。
「上げても下げても勢いがつきそうなところでは、それを否定する動き」との声がある。
日足は3日連続の陰線。
TOPIX、新興2指数ともに上昇。
東証1部の売買代金は1兆6776億円と2日連続の2兆円割れ。
値上がり1320銘柄(前日827銘柄)。
値下がり771銘柄(前日1272銘柄)。
新高値50銘柄(前日28銘柄)。
新安値銘5柄(前日3銘柄)。
騰落レシオは92.52(前日85.15)。
16日連続の2ケタ。
NTレシオは14.41倍(前日14.42倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
右肩上がりの25日線(22484円)からは△1.04%。
6日連続で上回った。
これがサポートだ。
右肩上がりの75日線は21113円。
横ばって来た200日線(21934円)から△3.57%。
右肩上がりに転じた5日線(22743円)から▲0.11%。
2日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.707%(前日▲16.737%)。
買い方▲10.202%(前日▲10.261%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲16.318%(前日▲15.228%)。
買い方▲19.940%(前日▲20.031%)。
空売り比率は39.9%(2日連続の40%割れ:前日39.5%)。
空売り規制なしの比率は6.5%。
日経HVは17.8、日経VIは22.48。
日経平均採用銘柄の予想PERは17.98倍(前日18.02倍)。
前期基準では17.77倍。
EPSは1263円(前日1259円)。
暫定PERは17.92倍。
計算上のEPSは1267円。
225のPBRは1.08倍。
BPSは21034円(前日21015円)。
225先物採用銘柄の益回りは5.56%(前日5.55%)。
配当利回りは2.09%。
東証1部全銘柄だと予想PERは20.33倍。
前期基準では18.93倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.19倍。
ドル建て日経平均は211.74(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は7円高の2100円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1825円(前日1802円)。
東証1部の時価総額は600兆円(前日599兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比140円高の22790円。
高値22805円、安値22555円。
大証夜間取引終値は日中比150円高の22800円。
気学では「一方に偏して動く。波動について駆け引きせよ」。
水曜は「人気に逆行して動く日」。
ボリンジャーのプラス1σが22707円。
プラス2σが22931円。
再度収束傾向。
一目均衡の雲の上限は21933円。
45日連続で雲の上。
黒い勝手雲の上限は22444円で下限は22136円。
RSIが58.00。
RCIが81.87。
今年の火曜は14勝12敗と唯一勝ち越しだが2連敗中。


今年の曜日別勝敗(7月20日まで)

月曜13勝13敗
火曜14勝12敗
水曜13勝13敗
木曜12勝16敗
金曜13勝14敗。


《今日のポイント7月21日》

(1)SOX指数は2.00%上昇。
   VIX指数は24.52と低下。
   恐怖と欲望指数は63→65。
   SKEW指数は145.90と上昇。

   
(2)騰落レシオは92.52(前日85.15)。
   16日連続の2ケタ。
   NTレシオは14.41倍(前日14.42倍)。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。
   右肩上がりの25日線(22484円)からは△1.04%。
   6日連続で上回った。
   これがサポートだ。
   右肩上がりに転じた5日線(22743円)から▲0.11%。
   2日連続で下回って逆に抵抗していた。


(3)昨日前場のTOPIXは0.3%安。
   フツーは0.5%安が基準だが結局1002億円の買い入れ。
   今月3度目で昼の期待感は現実になった。

(4)空売り比率は39.9%(2日連続の40%割れ:前日39.5%)。

(5)日経平均採用銘柄の予想PERは17.98倍(前日18.02倍)。
   EPSは1263円(前日1259円)。
   暫定PERは17.92倍。
   計算上のEPSは1267円。
   EPSの差はわずか4円まで接近。


(6)ボリンジャーのプラス1σが22707円。
   プラス2σが22931円。
   再度収束傾向。
   今年の火曜は14勝12敗と唯一勝ち越し。
   ただ直近は2連敗中。
(櫻井)