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狐の嫁入り

櫻井 英明

2020/07/28 07:21

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早朝の兜町。
東の空のお日様は輝いているのに、上空からは雨。
いわゆる「狐の嫁入り」状況でした。
「狐の嫁入り」は一般には夜の山などで、無数の狐火が一列に連なって提灯行列のように見えること。
昔は夜に提灯行列などがあるとそれは大抵がほかの土地からやって来る嫁入りの行列だったそうです。
しかし誰でも事前にそのことを知っていたので予定にない提灯行列は「狐が嫁入りの真似をして人を化かしている」。
面白い言い伝えです。
相場にも「予定にない」買い板の行列が登場して欲しいものです。

ところで2013年5月23日に書いた場況(日経平均株価は15942円でそれまでの戻り高値をつけた日)。
現状との数字の差は興味深いものです。

東証1部の売買代金は3.9兆円ながら売買高は63億株と市場2番目。
ただ騰落レシオ117%で落ち着いた水準。
日経平均の25日移動平均(14198円)からの乖離はプラス10.06%。
200日線(10604円)からの乖離はプラス47.37%。
歴史的過熱感などお構いなしで指数は上値追い継続。
これに比べると多少の出遅れ感はTOPIX。
25日線からはプラス7.38%、200日線からは43.90%。
裁定買い残は2221億円増加し4兆2672億円、売り残は1167億円。
信用の評価損率は4.06%→2.09%。
個別の利益感覚はやや鈍化した格好で指数の独歩高という感覚だけが残る展開。
もっとも東証単純平均株価の333円を高いというなら何をか言わんというところだが・・・。
因みに・・・。
日経平均の10年平均は11700円、20年平均は14000円。
これは通過。
30年平均の16300円は目の前に現れてきた。
となるとバブル後高値の18261円が視野に入ってくる。
そして「東証1部の時価総額は過去最大となる水準は20900円」との指摘。
この指摘で指数の呪縛からは逃れられるかも知れない。

そして6月13日(日経平均株価は12415円で5月高値以降の安値をつけた日)。

歪みが絶頂感を醸し出して日経平均株価843円安。
値下がり銘柄数1603銘柄で騰落レシオは70%まで下落した。
1日で時価総額は18兆円も吹き飛んだ。
日経朝刊の先物オプションの解説にもあるように決済日の直前までオプションのドテンバタン。
売って儲かる→さらに売る→また儲かる→さらに売る。
相場観が欠如しているとも言える五月雨的な売り物攻勢に対抗するのはほぼ無意味。
ある意味群集心理を抑えることは出来ない。
だから、宴が去って冷静になった後の行動心理を読む方がよほど精神衛生上は良さげ。
大きなうねりには残念ながら巻かれて雪辱を期すしかなかった。
因みにファストリテとソフトバンクの2銘柄で日経平均を約170円押し下げ。
このいびつさの是正をせず見て見ぬフりというのもおかしいもの。

長い時間軸で見てみると5月23日の日経平均株価
200日移動平均線からのプラス47%かい離は歴史的水準。
かつてリーマンショック後の09年3月にマイナス44%をつけたのも歴史的水準。
翌日は800円の上昇となりましたが、今回は1100円の下落となりました。
「日経平均は40%以上乖離すると反転する」の法則どおりの動き。
そして短い時間軸で見てみると、5月23日の日経平均株価はプラス10%と短期過熱水準。
一方6月13日の日経平均株価はマイナス11.9%と短期反発水準。
「日経平均株価は25日線の10%乖離で反転する」は紙芝居的には裏切らない法則でした。

他にも覚えておきたい数字があります。
騰落レシオは69%まで低下。
昨年6月4日には59.3%で底打ち。
その後数ヶ月のもみ合いから8月以降戻りに転じ11月からの急騰につながりました。
2011年は8月22日に68.3%まで低下。
東日本大震災時点の3月15日が72.8。
2010年11月2日が69.3、5月26日が62.9。
2009年11月27日の57.6、09年10月10日の54.4が完全にボトムでした。
そういう意味では、6月13日は下値反発の局面には近づいていたといえるのでしょう。


以下は今朝の場況。

「11週連続の週明けNYダウ高」

週明けのNYダウは3指数そろって3日ぶりの反発。
NYダウは114ドル高で11週連続の「週明けダウ高」となった。
米共和党が1兆ドル規模の景気支援策を発表する見通しとの報道を好感。
失業給付の増額を部分的に続ける方針や家計への現金給付などが含まれており米景気を支えるとの見方。
ダウや3Mなど景気敏感株の上昇につながった。
またバイオ製薬のモデルナがコロナワクチン開発で米政府から追加の資金支援を受けたと発表。
27日から3万人規模で最終段階の臨床試験を開始する予定。
ファイザーも独バイオ企業と共同開発するワクチンの3万人規模の治験を近く始めるとの観測。
「ワクチンの実用化が近づき、世界経済の正常化を後押しするとの期待が投資家心理を支えた」との解釈だ。
今週決算を発表するアップル、アマゾン、フェイスブック、アルファベットがS&P500の上昇率上位を占めた。
ネットフリックスとマイクロソフトも上昇しNASDAQは1.7%高。
「いわゆるFAANGプラスM株は、フェイスブックを除き決算で予想を上回る可能性は高い」という声が聞こえる。
28─29日のFOMCでは大きな決定はないとの見方が大勢。
6月の耐久財受注は前月比7.3%増と2ヵ月連続の増加。
市場予想を小幅に上回った。
コア資本財受注、出荷も増加。
10年国債利回りは0.615%。
2年国債利回りは0.153%。
ドルは対ユーロで約2年ぶりの安値水準。
「米景気回復が欧州ほどスムーズに進まないという見通しがドルを下押しした」との見方だ。
米中関係悪化への懸念から、安全資産とされる円は上昇。
ドル/円は一時105.13円と3月13日以来の安値を付けた。
SKEW指数は139.61。
恐怖と欲望指数は63→65。


「ドル建て日経平均は年初来高値更新にチャレンジ」

週明けの日経平均は寄り付き256円安。
一時300円以上下落した場面もあったが終値は35円安の22715円。
インテルの決算を嫌気したNY安を受けて東エレがマイナス寄与度28円だった。
「ミニ・インテル・ショックは織り込んだ」という指摘もある。
NYダウ先物の上昇を好感し「NYダウ月曜10連勝」の連想だったのかも知れない。
TOPIXは0.24%プラス。
ただ6日連続で200日線(1585ポイント)が上抜けない。
東証1部の売買代金は2兆1066億円と2日ぶりに2兆円超。
値上がり1424銘柄(前日473銘柄)。
値下がり683銘柄(前日1634銘柄)。
新高値56銘柄(前日40銘柄)。
新安値銘20銘柄(前日9銘柄)。
騰落レシオは88.64(前日85.25)。
19日連続の2ケタ。
NTレシオは14.41倍(前日14.46倍)。
サイコロは5勝7敗で41.67%。
右肩上がりの25日線(22522円)からは△0.86%。
9日連続で上回りサポート。
右肩上がりの75日線は21309円。
横ばって来た200日線(21945円)から△3.51%。
右肩下がりに転じた5日線(22753円)から▲0.16%。
2日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.545%(前日▲17.745%)。
買い方▲9.953%(前日▲9.822%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲17.733%(前日▲18.172%)。
買い方▲19.728%(前日▲18.651%)。
空売り比率は37.4%(2日ぶりの40%割れ:前日40.7%)。
空売り規制なしの比率は7.5%。
日経HVは17.5、日経VIは22.70。
日経平均採用銘柄の予想PERは17.92倍(前日17.90倍)。
前期基準では17.71倍。
EPSは1267円(前日1271円)。
暫定PERは17.86倍。
計算上のEPSは1271円。
225のPBRは1.08倍。
BPSは21033円(前日21066円)。
225先物採用銘柄の益回りは5.58%(前日5.59%)。
配当利回りは2.10%。
東証1部全銘柄だと予想PERは20.30倍。
前期基準では18.95倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.19倍。
ドル建て日経平均は215.05(前日212.97、12月13日が219.64)。
今年の高値は1月20日の218.56。
東証1部単純平均株価は10円高の2109円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1815円(前日1739円)。
東証1部の時価総額は601兆円(前日599兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比25円安の22665円。
高値22720円、安値22325円。
大証夜間取引終値は日中比10円安の22680円。
気学では「変化注意日にして不時安を見ることあり」。
水曜は「押し目買い良し」。
木曜は「戻りつけて押し込むこと多し」。
金曜は「波乱激しく人気に逆行して動く日」。
ボリンジャーのプラス1σが22765円。
プラス2σが23007円。
拡散傾向継続。
一目均衡の雲の上限は21933円。
48日連続で雲の上。
黒い勝手雲の上限は22113円で下限は21805円。
RSIが57.67。
RCIが77.47。

《今日のポイント7月28日》

(1)NYダウは114ドル高で11週連続の「週明けダウ高」。
   ダウ輸送株指数は87ポイント高の9817ポイントと4日ぶりに反発。
   SOX指数は3.28%高と大幅反発。
   VIX指数は24.74。

(2)騰落レシオは88.64(前日85.25)。
   19日連続の2ケタ。

   
(3)右肩上がりの25日線(22522円)からは△0.86%。
   9日連続で上回りサポート。
   右肩下がりに転じた5日線(22753円)から▲0.16%。
   2日連続で下回った。
   TOPIXは0.24%プラス。
   ただ6日連続で200日線(1585ポイント)が上抜けない。

(4)空売り比率は37.4%(2日ぶりの40%割れ:前日40.7%)。
   空売り規制なしの比率は7.5%。
   東証1部の時価総額は601兆円(前日599兆円)。


(5)ボリンジャーのプラス1σが22765円。
   プラス2σが23007円。
   拡散傾向継続。

(6)シカゴ225先物終値は大証日中比25円安の22665円。
   高値22720円、安値22325円。
   大証夜間取引終値は日中比10円安の22680円。
(櫻井)。