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日本伝統のサスティナブル

西谷 祐紀子

2020/08/27 12:00

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今年の夏は下駄を新調しよう!と決めていました。

以前から一度行ってみたいと思っていた老舗の「丸屋履物店」さんへ。

慶応元年から創業150年以上のお店で、代々引き継がれ、

現在、5代目と6代目の親子で営まれています。


何が魅力かというと、こちらのお店では、台と花緒を自分で選び、

足にフィットするようにすげてもらうことができるのです。


下駄の台の形は、駒下駄・のめりなどたくさんの種類があり、

さらに仕上げも白木・黒捌きなど幾通りもあります。






初めて下駄を作ってもらうので、今回は、オーソドックスなものにしたいと決めていました。

お店の方に教えて頂きながら、台は会津の桐の下駄に決定!

形はシンプルな二枚歯を選びました。



次は、花緒です。

木綿、紬、皮などの素材に、花柄・トンボ柄、縞など様々な文様があります。

帯や小物などで色を合わせるのも良いのだとか。

私は、どんな浴衣でも合わせやすいイメージの正絹の花緒を選びました。






さぁ、決まったら、いよいよ台に花緒をすげてもらいます。

先ほどまで、台と花緒というバラバラの材料だったものが、

あっという間に「下駄」となって目の前に現れたときの感動!

誂えの下駄だ!と嬉しい気持ちがあふれました。




足を入れてみると、特段、細かく足の採寸をしたわけでもないのに、ぴったり!

「痛くは無いけれど、しっかり押さえられている感じです」というと、

それぐらいが良いのだと教えてくださいました。




そして、改めて下駄の履き方講座。


下駄の台の部分に足を置いたら、カタンと前のめりにして、花緒にぐっと足を入れて履きます。

花緒と指のまたの間は、指が一本入るくらいにして、かかとは台から少しはみ出るのが正解。


歩き方は、変に意識することなく、普通に歩けば良いということ。

すると自然に下駄の前の部分が地面につきます。

歩いていてカランコロン音は出ないのが正しいそうです。


そんなことを教えてもらいながら歩いてみると、まずとっても軽い!

そして、歩きやすい!!


下駄には靴のように左右はなく、どちらで履いても良いのですが、

次回履くときには左右を逆にする。

交互に履くと、歩き癖で削れる部分が均等になるということです。



台は使えて花緒がダメになったら、花緒を変える。

逆に台がダメで花緒は使えるなら台を変える。

これも一つのサスティナブル!?

今年はお祭りも花火も行けないけれど、

日本伝統の粋に触れた夏でした。