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火焔太鼓

櫻井 英明

2020/09/14 09:59

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先週月曜日。
日経平均株価は古希を迎えました。
1950年9月7日が最初の算出日。
当時は東京証券取引所が算出。
名称は「東証1部修正平均株価」。
1970年から途中から日本経済新聞社が引き継いで途中「NSB225種平均株価」となったのが1971年。
1975年に「日経ダウ平均株価」に変わりました。
だから今でも年配の方は日経平均を「ダウ」と呼ぶ方がおられます。
決してNYダウと混同している訳ではなく、「日経ダウ平均と呼んでいた時代があったのが理由なのでしょう。
日経平均株価となったのは1985年5月1日。
1985年10月1日に公表値の更新が1分毎になったのは先物の導入があったからでしょう。
それまでは1日に数回、そろばんや電卓で手計算で算出していた時代もあったようです。
ちなみに・・・。
日経平均のいちばん最初の値は1950年9月7日の176円21銭。
東証は算出開始の際、戦争で中断していた株式売買の再開日だった1949年5月16日を起点の100円にしたそうです。


日経平均が10年前に迎えた「還暦」。
その時はこう書いていました。

日経平均株価の60回目の誕生日。
人間で言えば還暦ですから、そこそこの歴史となりました。
その60年間の平均値は概ね9150円。
現在は、その60年間の平均値の水準に位置しているということになります。
因みに、リーマンショック時には58年しか経っていませんでしたから存在しなかった60年平均。
55年平均や58年6カ月を持ち出してきた市場関係者がいたことが思い起こされます。
それにしてもかつての売買高上位銘柄を見てみると社名も結構な様変わり。
50年代は鐘淵紡績(旧カネボウ)、東洋レーヨン(東レ)、日本鋼管(JFE)など。
70年代は小西六(コニカミノルタ)、東京芝浦電機(東芝)など。
90年代は日本電気(NEC)、松下電器産業(パナソニック)など。
株価はともかく社名だけはまだまだ進化するのでしょう。

《兜町噺「火焔太鼓」》

株好きの甚兵衛は女房と甥の定吉の三人暮らし、
お人好しで気が小さいので株式投資はまるでダメ。

おまけに恐妻家。
しっかり者のかみさんに毎日尻をたたかれ通し。

今日もかみさんに「株で損ばかりしている」と小言を食っている。

今回甚兵衛が買ったのは上場もしていない未公開ベンチャー企業だった。

何せ甚兵衛の株式投資の「実績」は時として「監理銘柄」、「整理ポスト」、「上場廃止」、「会社更生法」。
こんな「立派」な結果ばかりだから、かみさんの怒るのも無理はない。

それでも「買っちまったものは仕方がない」と定吉に調べさせてみると・・・。
「累損増加」、「債務超過」でホコリが出るわ出るわ、
もはやリストラもできず市場の誰も見向きもしないボロ銘柄。

調子に乗って定吉がホコリのいくつかを数え上げながら「ボロ株だボロ株だ」と踊りだす始末。

どこで聞きつけたか、外から身なりの良い侍が入ってきた。
「コレ、ボロ株と騒いでいたのはその方の宅か」
「今、殿さまがお駕籠でお通りになって『ボロ株』の声がお耳に入り、
ぜひ見たいと仰せられる。
すぐに屋敷にて披露いたせ」。

最初はどんなお咎めがあるかとビビっていた甚兵衛、
もしかすると「ボロ株」をお買い上げになるかも知れないと考えてにわかに得意満面。

ところがかみさんに
「そんな上場もしていない株が売れると思うのかい。
こんなにヒドイのを持ってってごらん。
お大名は気が短いから、
『かようなむさいものを持って参った者。当分帰すな』
てんで、庭の松の木へでも縛られちゃうよ」
と脅かされる。
「どうせそんなボロ株は誰も見向きもしないのだから
買い値の一分で押しつけてこい」と家を追い出される。

さすがに心配になった甚兵衛、
震えながらお屋敷に着くと、
さっきの侍が出てきて
「ボロ株を殿にお目にかけるから、
暫時そこで控えておれ」

今にも侍が出てきて
「かようなむさいボロ株を」
ときたら、
風のようにさっと逃げだそうと、
びくびくしながら身構えていると、
意外や意外、
殿様がえらくお気に召して、
三百両の値がついた。

聞けば
「調べてみれば・・・。
あれはノーベル賞級の技術開発をしている国宝級の株」
というからまたびっくり。

甚兵衛感激のあまり、
百五十両まで数えると泣きだしてしまう。

興奮して家に飛んで帰ると、
早速かみさんに五十両ずつたたきつける。

「それ二百五十両だ」
「あァらま、お前さんトレードがうまい」
「うそつきゃあがれ、こんちくしょうめ。それ、三百両だ」
「あァら、ちょいと水一ぱい」
「ざまあみゃあがれ。オレもそこで水をのんだ」
「まあ、おまえさん、株ってのはたいへんに儲かるねェ」
「うん、未公開株ってのも怪しいけどたまにはこういうことがあるんだな。
でもハラハラドキドキはもう懲りた。
おらァこんだ上場しているまともな株を買ってくる」。
「お前さんどんな株だい」
「そうさな、腹も減ってきたから牛丼・寿司・ファミレスの株かな。
そうだ、ゼンショーを買ってくる」。
「ゼンショー?。いけないよ。半鐘みたいな社名だとおジャンになるから」
(終)。

以下は今朝の場況。


「薄商い」

週末のNY株式市場でNYダウとS&P500は反発。
NASDAQは反落とマチマチの動き。
好決算のオラクルは一時61.86ドルと過去最高値を更新。
ただ終値は下落。
アップルは1.31%安。
グロース株は0.26%安。
一方、バリュー株は0.54%上昇。
ホーム・デポが1.33%高。
キャタピラーが2.65%高。
週間ではNYダウが1.66%、NASADAQが4.06%、S&Pが2.52%が下落。
8月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.4%上昇。
市場予想の0.3%上昇を上回った。
公共交通機関が敬遠されたことを背景に中古車・トラック価格の伸びが51年超ぶりの大きさとなった。
国債利回りは低下(価格は上昇)。
10年国債利回りは0.669%。
2年国債利回りは0.129%。
ユーロが対ドルで3日続伸。
ドル円は小動きで106.13円。
VIX指数は31.64→28.85→29.74→26.87。
SKEW指数は125.42と低下(前日130.16)。
6月9日以来の低水準。
恐怖と欲望指数は59→58。

「23426円を抜ければ窓埋め」


木曜の日経平均は寄り付き121円安。
終値171円高の23406円と反発。
9月3日高値23465円まであと59円に迫った。
(先物は23580円だった)。
終値ベースでメジャーSQ値23272円を大きく上回った。
TOPIXは高値引け。
日足は4日連続の陽線。
6月2日までの7日連続陽線以来。
週間では201円高。
週足は2週連続陽線。
TOPIXは高値引け。
マザーズ指数も日経平均と連動して終値は高値圏。
東証1部の売買代金は2兆5640億円と4日連続の2兆円超。
値上がり1601銘柄(前日1523銘柄)。
値下がり480銘柄(前日562銘柄)。
新高値92銘柄(前日72銘柄)。
新安値0銘柄(前日1銘柄)。
騰落レシオは119.18(前日112.39)。
NTレシオは14.30倍(前日14.30倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
右肩上がりの25日線(23096円)からは△1.34%。
24日連続で上回っておりサポート。
右肩上がりの75日線は22668円。
横ばいの200日線(22013円)からは△6.33%。
右肩上がりの5日線(23207円)から△0.36%。
2日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.689%(前日▲18.396%)。
買い方▲7.478%(前日▲8.093%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲16.638%(前日▲17.038%)。
買い方▲14.135(前日▲15.554%)。
空売り比率は43.4%(6日連続の40%超:前日42.0%)。
空売り規制なしの比率は10.8%(9日が13.5%)。
結構売り方も抵抗した痕跡だろか。
日経HVは12.6、日経VIは20.64。
日経平均採用銘柄の予想PERは22.24倍(前日22.08倍)。
前期基準では18.28倍。
EPSは1052円(前日1052円)。
225のPBRは1.10倍。
BPSは21278円(前日21123円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.50%(前日4.53%)。
配当利回りは1.92%。
東証1部全銘柄だと予想PERは24.17倍。
前期基準では19.64倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.22倍。
ドル建て日経平均は220.42(前日218.93、9月3日が220.77)。
東証1部単純平均株価は21円高の2185円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1975円(前日1881円)。
東証1部の時価総額は621兆円(前日617兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比10円安の23190円。
高値23265円、安値22940円。
大証夜間取引終値は日中比10円高の23210円。
現物先物の逆ザヤは200円近い。
気学では「一方に偏して動く日」。
火曜は「安くば買い、高きは見送り」。
水曜は「高下しても結局安い日」。
木曜は「目先のポイントをつくる重要日」。
金曜は「変化を起こす重要日」。
ボリンジャーのプラス1σが23332円。
プラス2σが23567円。
一目均衡の雲の上限が22306円。
29日連続で雲の上。
瞬間的ねじれは17日。
勝手雲の上限は22999円で下限は22817円。
2日連続で勝手雲の上。
RSIが58.46。
RCIが56.87。
9日に空けたマドは23129円ー23059円。
昨日空けたマドは23059円ー23134円。
これは埋めた。
9月3日の窓が23287円ー23426円。
9月4日の窓が23426円ー23257円。
23426円で両方埋められることになる。
メジャーSQ値(23272円88銭)には1勝。


《今日のポイント9月14日》《今日のポイント9月14日》

(1)週末のNYはマチマチの展開。
   VIX指数は31.64→28.85→29.74→26.87。
   SKEW指数は125.42と低下(前日130.16)。
   6月9日以来の低水準。
   恐怖と欲望指数は59→58.

(2)ダウ輸送株指数は103ポイント高の11282ポイントと反発。
   SOX指数は0.07%安と続落。
   3市場の売買高は89.1億株と減少(20日平均は92.3億株)。

(3)日足は4日連続の陽線。
   6月2日までの7日連続陽線以来。
   週間では201円高。
   週足は2週連続陽線。
   9月3日終値23465円まであと59円
   TOPIXは高値引け。
   マザーズ指数も日経平均と連動して終値は高値圏。
   東証1部の売買代金は2兆5640億円と4日連続の2兆円超。
   新高値92銘柄(前日72銘柄)。
   新安値0銘柄(前日1銘柄)。

(4)右肩上がりの25日線(23096円)からは△1.34%。
   24日連続で上回っておりサポート。
   横ばいの200日線(22013円)からは△6.33%。
   右肩上がりの5日線(23207円)から△0.36%。
   2日連続で上回った。

(5)空売り比率は43.4%(6日連続の40%超:前日42.0%)。
   空売り規制なしの比率は10.8%(9日が13.5%)。
   結構売り方も抵抗した痕跡だろか。
   売り方は3月19日安値期日の週。

(6)ボリンジャーのプラス1σが23332円。
   プラス2σが23567円。
   一目均衡の雲の上限が22306円。
   29日連続で雲の上。

(7)シカゴ225先物終値は大証日中比10円安の23190円。
   高値23265円、安値22940円。
   大証夜間取引終値は日中比10円高の23210円。
   現物先物の逆ザヤは200円近い。

(8)9日に空けたマドは23129円ー23059円。
   10日に空けたマドは23059円ー23134円。
   これは埋めた。
   9月3日の窓が23287円ー23426円。
   9月4日の窓が23426円ー23257円。
   23426円で両方埋められることになる。
   メジャーSQ値(23272円88銭)には1勝。

日経平均株価を前日のNYダウで除して日米株を相対比較する「ND倍率」は11日時点で0.85。
8月28日の0.80から上昇。
日経平均は出遅れ銘柄が買われ6日ぶりにコロナ急落前の水準を回復。

(櫻井)。