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真摯に無私で邪念なく

櫻井 英明

2020/09/30 11:01

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日経500は月曜に史上最高値を更新。
1989年12月30日の終値2406.47円、ザラバ高値2410.58円を上抜けました。
更新は30年9カ月ぶり。
今年の指数上昇寄与度上位は任天堂やキーエンス、SMC、日本ペイント、ニトリ、
ダイキン工業、富士通、ダイフク、GMOペイメントゲートウェイなど。
上昇寄与度銘柄は日経平均未採用銘柄が目立ちます。
そして値ガサ株も目立つところ。
市場の見方は「「日経500は単純平均。値がさ株の影響が強く出る。
日経平均は新たに値がさ株を採用しにくいもの。
比較的新しい企業に多い高株価銘柄が入らないことで、日経平均は古い銘柄が残り続けやすい。
2000年の30銘柄入れ替えでテクノロジー銘柄を多数組み入れたことも日経平均の重荷」。
つまり新陳代謝の進んだ日経500は史上最高値を更新。
一部重厚長大の呪縛に引きずられた日経平均は高値の半値戻し程度をウロウロ。
古い記憶を引きずる人たちが論じる日経平均は既にアナクロニズムの象徴みたいなものということだろう。
確かに「比較的新しい企業の高株価銘柄」の多くは成長企業。
「24000円を超えるとか超えない」という議論に意味はなくなってきた印象も出てきました。
30年は長かった時間。
しかし、ようやく「失われた30年」から脱却の第一歩。
令和の時代には昭和と平成の呪縛から放たれた思考が必要となってくるでしょう。

「株価は上がる」あるいは「株を買ってはいけない」。
断定的判断の提供は許されませんが、売買の誘因にならないという言い訳もあるのでしょうか。
しかし、市場は神聖な場所。
市場関係者の思惑など斟酌せず、傍若無人にあるいは清純無垢で無邪気な心でふるまってくれるもの。
そういう場所で「株が上がる」といったところで、それは市場に対する冒とくにもつながりそうです。
「弱気は上がり。強気は下がる。
兜町だったら知っている。
市場の予想は難しい」という言葉もあります。
市場心理が一方向に傾いたときに起こる逆行現象はしばしば目にするところ。
市場の行方は未来である以上、断定的に言い放つことはできないものです。
市場同様に真摯に無私で邪念なく、過去の値動きや数字に拘泥することなく見なければなりません。
森羅万象を取り込んで、どんなにひねり回しても、ファウストのように最後には「もっと光を」。
確かに、いろいろな方向を眺めチェックすることは重要です。
しかしそれだけに執着すると大きな見間違いに繋がることに気がつかない人も多いようです。
市場は自由な存在。
そして市場では独善は通用しないということ。
「相場の世界は過去は振り返ることが 出来ても必ず的中は難しい」と老練な個人投資家さんの言葉。
「数字よりも心理を読む場所」と言っても良いのかも知れません。

話題はNTTのドコモ完全子会社化。
1985年の民営化で昇華したNTTにはドコモもデータも都市開発も入っていました。
だからこそのあのバブル時前哨戦のフィーバーだったのでしょう。
しかし、それぞれを子会社として分離しての上場の連続。
手疎いう言う意味では分身の本体化でNTTの復権と考えれられるかも知れません。
一方のドコモ。
98年10月22日の上場から約20年。
上場の際は個人法人を問わず多くの個人投資家の懐を温めITバブルへの序章となりました。
「ドコモの公募価格よりも下のトリガー価格のEB債ならいくらでも買う」。
あちこちの農林系金融機関から当時聞いた言葉でした。
当時公募価格を下回ることなどなく、株価は一気に約5倍。
1000万(分割換算前)を超えた記録もあるりましたし記憶に残っています。
バブルの先駆けのNTT、ITバブルの先駆けのドコモ。
市場から見ればそんな記憶です。
それにしても・・・。
当時のドコモの時価総額は約43兆円。
日本企業の時価総額最高を記録しました。
今の日本の最大時価総額のトヨタが22兆円。
しかも当時とほとんど変わっていません。
NTTとドコモを合算してもまだ勝てない状態。
この時のドコモのメインエンジンは「i-mode」でした。
そういえば・・・。
NTTも1989年には時価総額約20兆円で当時は世界1位だったことがあります。
この時は興銀、住銀、富士銀、第一勧銀と日本が5位までを独占。
6位がIBM。
まさに「ジャパン・アズ・ナンバー・ワン」の世界でした。

《兜町ポエム》

「ポケベルが鳴らなくて」

大引けの街を急ぐ人の群れ
買い値愛が待つ場所へ誰も帰るのね
そんな風景を売買の値動きと
一人見ていたら悲しくなった
あてのない投資しても
きっと傷つくだけと
友達に叱られたけど
それでもいいそれでもいい
儲けたい

ポケベルが鳴らなくて
板が待ちぼうけしている
ねえ材料は今どこで
何をしているの?

ポケベルが鳴らなくて
板がまちぼうけしている
私の方から仕掛けられない
現実より未来だね

約束をしない市場のずるさが
今日の一日を独り占めしている
仕事中とか寝ているときは
高値を呼ぶ声が聞こえないから
聞き分けが良すぎるのね
いつも受け身の方が
相場には都合いいのでしょう
それでもいいそれでもいい
儲けたい

気まぐれで構わない
早く買いを呼び出して
そう未来の希望より今が不安
気まぐれで構わない
早く高値呼び出して
相場の一部が私のすべて
2番目でも儲けたい

以下は今朝の場況。

火曜のNY株式市場で主要3指数は4日ぶりの反落。
第1回米大統領候補テレビ討論会への警戒感か売りが拡大」との解釈だ。
ゴールドマン・サックスの指摘。
「民主党のバイデン候補が勝利し、民主党が議会上下両院で過半数を獲得すれば、
2024年にかけてS&P500の収益が若干押し上げられる要因になる」。
一方で「トランプ大統領が再選されれば、ヘルスケアやクリーンエネルギーなどのセクターに影響が及ぶ。
一部セクターは法人税減税の恩恵を受ける可能性がある」との指摘もある。
ペロシ下院議長は経済対策を巡りムニューシン財務長官と協議。
週内の合意に希望的な期待を表明した。
コンファレンス・ボード(CB)消費者信頼感指数は101.8と前月の86.3から上昇。
3月以来の高水準となった。
市場予想の89.5も上回った。
「消費者信頼感の大幅上昇は消費者がリセッション(景気後退)の最悪期を脱したと考えている」という声もある。
ただ年初の130超の水準は下回っている。
ドル円は105円台半ば。
欧米での新型コロナウイルスの感染拡大を受けた燃料需要への懸念の高まりから原油先物は3%超の下落。
週末の雇用統計の非農業部門雇用者数は80万人とよ予測。
8月(137万人増)から伸びが鈍化する見通しだ。
10年国債利回りは0.651%。
2年国債利回りは0.127%。   
SKEW指数は123.93(前日126.19)。
5日連続の130ポイント割れ。
恐怖と欲望指数は49→44。

火曜の日経平均は寄り付き101円安。
終値27円高の23539円と3日続伸。
配当権利落ち分約143円は即日埋めた格好。
実質170円高という形だ。
即日埋めは2018年9月以来2年ぶり。
一時100円以上上昇し高値は23622円。
9月14日につけた戻り高値23582円を上回った。
「23500円より上での値固めが進むかがポイント」という声がある。
終値ベースでメジャーSQ値23272円を2日連続で上回った。
日足は2日連続の陽線。
日経500は2441円と続伸。
連日の史上最高値更新となった。
新興市場はマザーズが2年半ぶり、ジャスダックが7か月ぶり高値水準。
東証1部の売買代金は2兆3585億円と14日連続の2兆円超。
値上がり949銘柄(前日1892銘柄)。
値下がり1144銘柄(前日251銘柄)。
新高値177銘柄(前日228銘柄)。
9月16日以来3ケタは8日連続。
新安値2銘柄(前日1銘柄)。
騰落レシオは128.60(前日132.75)。
NTレシオは14.20倍(前日14.15倍)。
サイコロは8勝4敗で66.67%。
右肩上がりの25日線(23270円)からは△1.15%。
2日連続で上回った。
右肩上がりの75日線は22799円。
横ばいの200日線(22018円)からは△6.90%。
右肩上がりの5日線(23337円)から△0.86%。
2日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.450%(前日▲17.283%)。
買い方▲5.984%(前日▲7.126%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲19.338%(前日▲14.913%)。
買い方▲11.011%%(前日▲13.194%)。
空売り比率は37.5%(2日ぶりの40%超:前日41.7%)。
空売り規制なしの比率は6.2%(11日が10.8%、9日が13.5%)。
9月25時点の信用売り残は292億円増の1兆412億円。
4週連続の増加。
2週連続1兆円台。
同信用買い残は586億円増の2兆4412億円。
2週ぶりに増加。
2兆円台は20週連続。
金額ベースでの信用倍率は2.34倍(前週は2.35倍)。
日経HVは11.8、日経VIは22.74。
日経平均採用銘柄の予想PERは23.38倍(前日23.42倍)。
前期基準では18.25倍。
EPSは1006円(前日1006円)。
一気に50円低下したまま7日。
225のPBRは1.10倍。
BPSは21399円(前日21374円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.28%(前日4.27%)。
配当利回りは1.92%。
東証1部全銘柄だと予想PERは25.37倍。
前期基準では19.97倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.24倍。
ドル建て日経平均は223.91(前日223.24)。
東証1部単純平均株価は9円安の2277円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は2067円(前日1851円)。
東証1部の時価総額は631兆円(前日632兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比70円安の23450円。
高値23600円、安値23355円。
大証夜間取引終値は日中比90円安の23430円。
気学では「目先の天底をつくる注意日」。
木曜は「前日が高かりし時は反落する」。
金曜は「突っ込み買いの日。逆に上放れ高きは売り狙え」。
ボリンジャーのプラス1σが23445円。
プラス2σが23620円。
昨日はここが頭を押さえた格好(高値23622円)。
一目均衡の雲の上限が22721円。
39日連続で雲の上。
勝手雲の上限は23289円。
12日連続で勝手雲の上。
RSIが61.24。
RCIが60.71。
月足陽線基準は23138円。
9月月足陽線なら今年は5勝4敗と勝ち越しになる。
アノマリー的には「株安の日」。

《今日のポイント9月30日》

(1)NY株式市場で主要3指数は4日ぶりに反落。
   SKEW指数は123.93(前日126.19)。
   5日連続の130ポイント割れ。
   恐怖と欲望指数は49→44。

(2)ダウ輸送株指数は139ポイント安の11301ポイントと4日ぶりに反落。
   SOX指数は0.22%高の2242ポイントと4日ぶりに反落。
   VIX指数は25.27。
   3市場の売買高は83.1億株(前日87.4億株)。

(3)火曜の日経平均は27円高の23539円と3日続伸。
   配当権利落ち分約143円は即日埋めた格好。
   実質170円高という形だ。
   即日埋めは2018年9月以来2年ぶり。
   日足は2日連続の陽線。
   日経500は2441円と続伸。
   連日の史上最高値更新となった。
   新興市場はマザーズが2年半ぶり、ジャスダックが7か月ぶり高値水準。

(4)東証1部の売買代金は2兆3585億円と14日連続の2兆円超。
   値上がり949銘柄(前日1892銘柄)。
   値下がり1144銘柄(前日251銘柄)。
   新高値177銘柄(前日228銘柄)。
   9月16日以来3ケタは8日連続。
   新安値2銘柄(前日1銘柄)。
   騰落レシオは128.60(前日132.75)。
   サイコロは8勝4敗で66.67%。

(5)右肩上がりの25日線(23270円)からは△1.15%。
   2日連続で上回った。
   横ばいの200日線(22018円)からは△6.90%。
   右肩上がりの5日線(23337円)から△0.86%。
   2日連続で上回った。

(6)空売り比率は37.5%(2日ぶりの40%超:前日41.7%)。
   空売り規制なしの比率は6.2%(11日が10.8%、9日が13.5%)。
   9月25時点の信用売り残は292億円増の1兆412億円。
   4週連続の増加。
   2週連続1兆円台。
   同信用買い残は586億円増の2兆4412億円。
   2週ぶりに増加。
   2兆円台は20週連続。
   金額ベースでの信用倍率は2.34倍(前週は2.35倍)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは23.38倍(前日23.42倍)。
   前期基準では18.25倍。
   EPSは1006円(前日1006円)。
   225のPBRは1.10倍。
   BPSは21399円(前日21374円)。

(8)ボリンジャーのプラス1σが23445円。
   プラス2σが23620円。
   昨日はここが頭を押さえた格好(高値23622円)。
   月足陽線基準は23138円。
   9月月足陽線なら今年は5勝4敗と勝ち越しになる。
   アノマリー的には「株安の日」。
(櫻井)。