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強いような、強くないような・・

松下 律

2020/10/09 08:20

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需給の好転

 日経500は再び史上最高値に並び、マザーズ指数は今年3月の安値から2倍以上に上昇して2018年の高値に接近、日経225もコロナショック後の最高値となって、昨年末の水準にあと一歩というところまで来ています。


 しばらく調整していた半導体関連銘柄も復活の兆しがありますし、まずは強調相場なのだろうと思うのですが、今一つ気勢が上がらない感じがします。


 この1週間の相場の変動は何やらトランプ氏の動きに振り回されていただけ、という感もあって、ファンダメンタルズを反映した動きになっていないようだ、というところがそうした今一つの感につながっているのかも知れません。


 とはいえ、株式需給は悪くないようだ、どこかで売り方の売り攻勢が仕掛けられなければ・・というところなのでしょう。


 経済ファンダメンタルズを見れば、確かに7-9月は回復傾向で悪くはなかった、今後の回復に期待が持てるところ、と言えるような気もするのですが、わが国を見れば個人消費の回復と設備投資の増加は期待以下としか言えない気もします。


 米大統領選挙、英国とEUのブレグジットを巡る対立、東ヨーロッパ情勢、米中対立、先行きの懸念材料は満載状態でしょう。どこかでさらにオクトーバー・サプライズ、あるいはオクトーバー・マサカがあっても不思議ではありません。


 そんな懸念材料があるからこそ、日経平均やトピックスはボックス圏内の推移を続けているのかもしれません。まだ、しばらくはそんな動きと見ておくところなのでしょう。


 市場に参加する側としては、投資の観点、投機の観点、両方とも対処が難しいところのようです。


 今日の金曜日の後場、指数の動き、為替相場の推移、日経VIの水準、個別銘柄で、7-11、良品計画、レーザーテック、地銀株、BASE(マザーズの象徴銘柄)などを見ながらいろいろ考えてみよう、というところでしょうか。


果たして参考になりますかどうか・・

 東京マーケットワイドの番組放送を通じて、いろいろなことを話しているわけですが、果たして個人をする人、投機をする人に参考になっているかどうかよく分からないというのが本音のところです。


 例えば、


・PBR=PER×ROE、この式を頭に置いておくと何かと分かりやすいものです。


・株式投資と投機は別のゲームとして取り扱う方が考え方の整理がつきやすいものです。


・投機においてレバレッジを掛けるとするなら、借り入れによるレバレッジより回転のレバレッジ、オプションのデルタの上昇というレバレッジを使う方が効果的だと思います。


・投資は結局割安な対象に資金を投じること、投機は結局自分の相場観に賭ける行為と言えるでしょう。


・グロースもバリューも割安な株への投資という意味では同じ。


・IPOは、基本フリッパーに徹するのが賢明です。


・倍になったら半分売る、といった対処で「コストゼロ」の株式ポートフォリオを目指すといった手もあります。


・いろいろある株価指数の中で、日本経済の実態(素顔とでも言うべきでしょうか)を一番よく表しているのは日経500ではないかという気がします。


・投下資金の半分を失ったらもう損切りの意味はないと考えるべきものです。


などなど・・


 今日の放送では、最後の損切りについていろいろ考えて、どんなルール化が可能か、を考えてみたいと思います。


2020年10月9日

証券アナリスト

松下律