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ブログ:Onevoice

今では広く知れ渡った話題の一つに、「漫画サザエさんの父親波平さんの年齢」があります。 正解は54歳。 ちなみに奥様のフネさんは、52歳に設定されています。 印象としては「そんなに若いんだ!」が率直な反応でしょう。


時代設定は1960年代で、その当時の男性の平均寿命は70歳です。 定年は概ね55歳の時代です。 当時の55歳以上の男性人口はおよそ700万人、一方15歳~54歳は3100万人でしたので、4.4人が1人の高齢者の年金を支えていたことになります。


一方、現在叫ばれているのが2025年問題です。 2025年には、1947年~49年生まれの団塊世代が、例外なく後期高齢者(75歳以上)になります。 現在後期高齢者の3人に1人が、要介護状態(要支援を含む)に有る事を考えれば2025年には、介護給付費用が現在の1.5倍の、75兆円に膨らむというものです。更に2025年には、勤労者3人で老人1人の年金を支える、人口減少時代になるとの旧厚生省の見方もあります。  確かに波平さんの時代の1960年代では、世界保健機関(WHO)も、65歳以上を非生産人口で、養う対象と定義していたようです。 しかしそれを現在に援用している訳ですから、どこか無理を感じますが。


団塊世代は47年~49年の3年間で、805万人(年平均268万人)生まれています。 しかし既に亡くなっている方も多く、今では700万を下回っているようです。 問題はこの団塊世代が、その前の世代と同じ比率で要介護状態になるのかとの疑問です。 私は1947年生まれの団塊一期生ですが、私を含め同年代の友人のほとんどが、健康維持の為 ジム、水泳、テニス、ヨガ、散歩など何らかの予防的な取り組みを行っています。 体を動かさないまでも、ボケ防止の為、頭を使う趣味を見つけています。 健康維持の為のサプリメントへの興味もこの世代の特徴です。


スポーツに励む波平さんが漫画に登場しない様に、現在の後期高齢者は、介護にならないよう、予防すると言った考えが無かった世代です。 一方団塊世代は健康の為の出費、消費を惜しまない世代でもあり、関連産業ではむしろ若者に雇用機会を作っていると言えます。


現在の男性の平均寿命は80歳を超えており、70歳は通過点です。 70歳以上の高齢者は970万人、15~69歳は4400万人ですので 年金受給年齢を70歳に引き上げると、4.5人が1人を支える波平さんの時代と同じになります。


最後に個人的な話ですが、昨年古希を迎えました。 孫を含め家族で祝ってくれたのですが、その時の子達からのプレゼントは「ビジネス・バッグ」でした。 

(中嶋)

今週は彼岸の入り。来週の水曜日は春分の日です。季節や暦の上では大きな分岐点に差しかかりました。

そういうわけで来週の今日は祝日なので、1週間も前ですが書いておきます。「節分天井、彼岸底」という古くからの言い伝えを持ち出す意図は特にはないのですが、ここを過ぎれば向こう半年間、昼の時間が長くなり夜が短くなります。北半球はいよいよ夏の季節を迎えます。

景気のサイクルを数字でたとえると、大底が0(ゼロ)、天井が100とすれば、好景気か不景気の分岐点は「50」の地点です。50より上であれば好景気、50より下では不景気の局面となります。

「株価は景気の鏡」とされていますので、上昇局面に賭けるとなると、投資家は好景気をとらえて50以上の局面で活発に活動することになります。ところが実際には50以上の局面では、皮肉なことに上手に相場に乗って利益を上げることはむずかしくなるものです。

株価が最も上昇するのは「0→50」に向かうところです。景気は大底は打ったけれど世の中はまだ不景気の状態、という地点。そこが最も株価が上昇する局面です。いわゆる「不景気の株高」というヤツです。

金利はまだ充分に低く、機関投資家は株式の組み入れ比率をギリギリまで下げています。そのためあらゆる業種の株価が短期的、かつ急激に上昇しやすくなります。結果としてこの局面では全面高になりやすく、日経平均やTOPIXなどの株価指数も急上昇します(同じくらいに急落もします)。

景気サイクルの局面が一段階進んで「50→100」の状況に入ってくると、景気のよさが国民にも広く実感されるようになります。大学生の就職活動もしやすく内定率が上昇し、賃金は上がり失業率は下がり、同じように物価も上がります。

何もかも上がる状況となって、それでは「好景気の株高」で株価も上がるのかといえば、これがなかなかそうはなりません。いろいろとむずかしいことも生じてきます。

機関投資家はかなり株式の組み入れ比率を高めているので、株式市場では全面高には起こりにくくなります。そうなると日経平均やTOPIXなどの株価指数もゆっくりとしか上がりません。

お彼岸は暦の上で「50」超えを示しています。景気の「気」は陽気の気。季節は春らんまんから初夏、そして夏へ。選別の季節が始まります。
(スズカズ)

経済指標のスケジュールと罫線をなしにしてFXの説明をするとどうなるのでしょうか。

加えて、カタカナを使わないということにすると・・・。

「そんな説明聞いたことありません」とその方面の市場関係者。

しかし、金利が上昇して下げていたNY株価はさらに金利が上昇しても下げません。

雇用統計で非農業部門雇用者数が増加しても、給与の伸び率の鈍化で株価は上昇。

経済指標だけでは説明のつかないことは結構あります。

通常の延長線上でしか、物事を考えないクセがつくとしばしば見間違えることになりかねません。

経済指標と罫線を排除して説明するところに実は相場変動の主役がいるように思えてなりません。

言い換えれば「だから何?」という疑う精神がなければいけないということ。

相場は驚きと気付きの向こう側で進歩しています。

月曜の日経朝刊。

大半の方が見ない文化面。

連載されている「江戸の雪景色十選」では歌川広重の「東都名所雪の三景 隅田川のはつゆき」。

「因みにこの浮世絵、四隅が欠け、下にも余白がある。 これらの部分を切り抜いて団扇に貼り付けるために作られた団扇絵である。

したがって、この作品が鑑賞されていたのは冬ではなく夏。

江戸っ子たちは団扇をあおぎながら少しでも暑さをしのごうと、 この絵の雪景色を羨ましく眺めていたことだろう」。

この驚きみたいなものこそ市場が求めるもの。

そして、雪は冬というような常識の向こう側にある歴史的本質を掴むことは重要だと思います。


「株は下がれば上がる、上がれば下がる。 下がリ続けないし、上がり続けない」。

簡単な言葉ですが、これも本質。

やはりどこかで「フェアバリュー、フェアプライス」に収束するものです。

「買えば下がり、売れば上がる」というのも実は法則。

「常に考えること。常に相場に関連付けて考え抜くこと。 そうすることで、相場の本質に近づけるような気がしてくるものだ」。

そんな格言はありませんが・・・。


先週、自宅のパソコンのマウスとポインターが動かなくなりました。

マウスが古くなったからと思ってマウスを買い替えましたが状況は変わらず。

これが結構困る事態で、パッドを駆使して原稿を書くことがしばしば。

従来40分程度で終わる作業が3時間もかかる始末。

仕方なくパソコンを買い換えなければと考えて家電量販店にいったところ・・・。

「ソフトの更新で新しいソフトが従来の認識を忘れることがあります」と。

いかんともしがたく苦痛を押しながら一縷の望みを託して作業をしていました。

ところが数日後帰宅してパソコンを立ち上げたところ・・・。

「新しい更新があります」の文字。

いつものように勝手に更新されて勝手に再起動している最中に「ひょっとして治った?」の思い。

立ち上がってみたらフツーにマウスとポインターが動きました。

勝手にバージョンアップして、勝手におかしくなって、勝手に元に戻るパソコン。

「マウス、動かない」などと検索していたことを誰かが見ていたような印象にもなります。

パソコンなんて原理原則もわからず日常フツーに使っているもの。

誰かが監視しているなんてことは考えません。

しかし、実際はどうなのでしょう。

「AIが自分でモノを考え始めたらコレは怖い」とある技術系のトップの話。

「知らないものに投資しない」なんて語りながら、知らないものを使うというのも変な話です。

メフィスト賞を受賞した作品に「誰かが見ている」というのがありましたが・・・。


以下は今朝の場況。

「ダウは反落、NASDAQは7日続伸」


週明けのNYダウは3日ぶりの反落。

前週末の雇用統計通過後の上昇相場を引き継ぎプラスでスタート。

ただ関税問題による貿易摩擦激化懸念からボーイングが3%、キャタピラーが2%下落。

ダウを押し下げた。

下落幅は一時180ドルを超えた場面もあった。

国家経済会議(NEC)の委員長に自由貿易派のラリー・クドロー氏が検討されていると報じられたが反応薄。

一方でアップルが上場来高値を更新。

マイクロンテクノロジーが急伸。

NASDAQ総合指数は7日続伸し過去最高値を更新した。

フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)も7日続伸。

半導体関連銘柄がハイテク株の牽引役となった格好。

SOX指数が7日続伸するのは、今年1月11~23日の8日続伸以来だ。

10年国債利回りは前週末比0.02%低下し2.87%。

消費者物価指数(CPI)発表を前の小動きとの解釈。

前週末にドルが大幅に上昇した反動で円買い・ドル売りが優勢。

ドル円は106円台半ばでの動き。


「4日続伸挑戦は重い」


週末金曜も週明け月曜も日経平均は一時500円超の上昇からの失速。

3日続伸とプラス展開継続ながら日足陰線4本となった。

気になるのは日足の十字足。

始値21826円。終値21824円で2円の陰線。

上値145円、下値137円のヒゲだった。

3月5日の十字足で反発。

2月27日の十字足で反落というのが直近の動きだ。

ただ頭を押さえていた25日線は1月29日以来1ヵ月半ぶりにブレイクし風景は少し変化した印象。

「過去の累積売買代金で日経平均の22000円~22500円は約57兆円。

22500円~23000円は約84兆円。

戻り待ちの売りは多い」との指摘もある。

騰落レシオは90.36%。

サイコロは7勝5敗で58.3%。

空売り比率は42.7%で9日連続の40%越え。

ただ松井証券信用評価損益率速報で売り方は▲15.106%(前日▲14.329%)。

今年の記録は1月23日の▲18.371%だったから意外と売り方も苦しい筈だ。

日経平均採用銘柄のEPSは1701円と1700円台キープでPERは12.83倍。

今朝からNYは夏時間となったので直近の先物価格はシカゴでなく大証夜間取引。

日中比150円安の21570円だから現物換算21700円レベルだ。

今年初の4日続伸挑戦というのが重くのしかかった火曜日。

昨年は4月26日、一昨年は3月4日、2015年は2月23日が4日続伸示現日。

毎年遅くなってきたのが多少気にかかる。

だが裁定買い残は先週のメジャーSQに向けて減少しているだろうからスカスカ。

売り叩く原資は少ない。

(櫻井)。

 前週金曜日の日経平均は一時500円以上も値上がりしたものの、結局は101円高で終わってしまいました。この500円超の上げも100円超でしかない終値も、ともにトランプ米大統領によるもの。米中首脳会談による北朝鮮情勢の好転を期待する人気に、それにもかかわらず現実のハードルの高さに市場が思い至ったという結果でしょう。“貿易戦争”も一緒。鉄鋼とアルミの輸入制限問題では日本と欧州からの適用除外要求に対し、大統領は見返りを求める姿勢を示しているとか。したたかなビジネスマンです。13日にはピッツバーグで下院補選の投票が行われます。負けたらどうするのでしょうか…。本日、北朝鮮との合意内容を河野外務大臣に説明するため、韓国政府高官が訪日するそうです。
 14日は春闘の集中回答日。その昔は交通ゼネストが恒例のシーズンでしたが、今年は政府と経済団体が足並みそろえて3%の賃上げ目標を掲げるという奇妙な構図。貿易摩擦再燃という新たな問題も台頭してきたこともあってハードルは決して低くありません。ここでもトヨタの回答がカギを握るそうです。一方、この14日には内閣府が1月機械受注統計の発表を予定しているため、企業の設備投資動向が足元で確認できます。
 にわかに政局を揺るがす展開になりそうなのが本日明らかにされる森友決裁文書に関する調査報告。文書が複数存在し、書き換えが行われた。複数の政治家の名前が削除されたことが認められる-といった報道がありました。
 先週末金曜日のNY市場は雇用統計の発表を受け、再び“適温相場”のような展開。NASDAQ指数は高値更新へと進んでいます。日経先物も夜間取引で金曜日日中取引に比べて300円ほど高い水準で終わっていますから、日本株にもいい波がやってくると期待される週明け。その好環境に冷や水となるかどうか。
日経平均は27日の戻り高値2万2500円が戻りのフシ。そこを上抜けるようだと、状況はかなり好転するのですが…。(イワモト)

 グローバル経済がゆるやかに拡大し、金融政策もゆるやかに変化、という環境を株価がかなり織り込んだ後の波乱局面、ということから来ることなのでしょうか、このところ何やら「イベント(事象、出来事)に振り回される」相場展開が続いているようです。言われているところによれば、イベントやニュースに反応して売買を実行する「ロボット運用」が多額の資金を動員しているそうで、それらのプログラム売買で(短期的に)相場が大きく動く、ということが起きているのでしょう。


 ・VIXショック

 米雇用統計⇒米インフレ懸念⇒米金利上昇⇒VIX急上昇⇒米国株急落⇒日本株急落

VIXについては、指数の値が操作されたのではないか、との疑いが消えていないようです。


・パウエル・トランプ・ショック

パウエル新FRB議長の議会証言でパウエル氏がイエレン前議長よりややタカ派では、ということで⇒米国株式下落⇒トランプ大統領の鉄鋼・アルミ輸入追加関税発言⇒貿易戦争懸念⇒米国株下落⇒日本株下落


 ・ライアン・リカバリー

ライアン下院議長ら与党共和党幹部がトランプ大統領の追加関税政策を批判⇒自由貿易体制維持への期待⇒米国株上昇⇒日本株上昇


・黒田発言(2019年度には出口を議論していることは間違いない)⇒円急騰


 ・金正恩ショック(売り方と防衛関連株ロングにとってのショック) 

南北首脳会談を実施方向⇒時間外で日経225指数急騰⇒翌日の相場で石川製作所株暴落


・コーン・ショック

コーン米NEC委員長辞任へとのニュースで時間外で米国株急落、円急騰、翌日米国株下落、その後はしだいに下げ幅縮小⇒日本株への影響は軽微


 今晩の2月米雇用統計、雇用者数の増加度合い、平均賃金のデータ等々、が円ドル相場、米国株式相場を大きく動かすことになる可能性もあり注目です。その後もどんなイベントが起きて相場の上げ下げをもたらすのか?面白いと言えば面白いわけですが、何とも落ち着かない話です。


 相場必勝法

  ルーレットの赤と黒に賭ける、といった二者択一の賭博の必勝法として有名なものに「マーチンゲール戦法」があります。「勝つまで倍賭け」して「勝ち逃げ」する、という戦法です。


 マーチンゲール戦法は「理論的には」必勝法なのですが、必勝のために条件がありまして、それは「投入できる資金が無尽蔵」というものです。投入できる資金が無尽蔵にあればマーチンゲール戦法を使って賭けに必ず勝てるのです。(もっとも、資金が無尽蔵にある人は金を稼ぐために賭けをする必要もないわけですが。)


 株式投資や投機は、二社択一といった単純なものではありませんが、マーチンゲール(的)戦法、というものはあります。例えば、ナンピン買い下がり、とか、ナンピン売り上がりといった戦術はマーチンゲール的なものです。


 マーチンゲール戦法は資金が無尽蔵という条件でないと「必勝法」になりませんので、適用に制限があるわけですが、ポジションのコントロールとか勝ち逃げの有用性、といったところは大いに参考になる事柄です。


 以前あるジャーナリストの人と話していて面白いことがありました。話の中で私が「相場で大損した人はたいてい、もう1日ポジションを持ちこたえられていたら勝負に勝っていた、と言うんですよね」と言いましたところ、彼が言うに、「まさにその通りの言い方を先日取材したある破たんしたヘッジファンドのマネジャーが言ってました」と応じたのです。


 マーチンゲール的に、勝つまで勝負できていれば勝っていたはず、というわけです。しかし、相場は実に残酷で、その投機筋が「破たんするまで」攻撃を止めてくれないのです。もう1日勝負を続けられていたら、損が拡大する方向にもう1日相場が動くだけです。その投機家のポジションが攻撃されている以上、とどめを刺されるまで攻撃が続くのです。


 問題は、われわれは「常に」資金制約のもとで投資や投機を実行している、という事実を「どれくらい」きちんと認識して、「自分のポジションに適切に反映できるか、できているか?」ということなのです。


 相場から退場を余儀なくされることなく最終的な勝ちを目指して勝負を続けて行くことを当然の目標とするなら、持っている資金のどれくらいを株式相場にエクスポージャーとして曝しても「だいたい大丈夫か?」という量的な目安について、番組の中でご一緒に考えてみたいと思います。


 平成30年3月9日

 証券アナリスト

 松下律