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2位となった創価大学は全10区間のうち4区途中から首位に立ち、
往復217.1キロ中、先頭を走った距離が実に143.6キロ。
最後のわずか2.1キロで大逆転をされてしまう訳で、
勝負とは分からないものです。
すがすがしかったのは創価大学のチームメイトです。
逆転を許してしまったアンカーの選手のことがとても心配でしたが、
「自分たちは総合3位が目標だったんで。」と笑顔。
美しいスポーツマンシップを見せてもらいました。
番組の中でもお話ししましたが、
区間賞を獲った選手の中には、自身の持ちタイムがその区間では下位に位置していた人もいます。
それでも有力と言われてきた選手たちを押さえて記録を打ち立ててしまう。
タスキの力、チームの力とはものすごいものだと改めて思いました。
今回はコロナの影響で予定されていた試合がなかったり、時期がずれたり。
一時解散して親元で自主トレをせざるを得ない選手も数多くいましたし、
いろんな意味で翻弄された大会だったと思います。
小中学校の頃からここを目指してきて、
ごく一部の実業団に進む選手以外の4年生はこの大会を最後に競技人生を終えます。
完全な状態でレースをさせてあげたかったと思う気持ちと、
それでも大会が開催されたことに感謝をする気持ち。
いろんな気持ちがごちゃ混ぜになった第97回箱根駅伝でした。
各方面からラジオ中継を聞いたとお声掛け頂きました。
今年も中継に関われたこと、心から感謝しています。
さて、
怒涛の日々を何とか乗り越えて、
今年念頭に誓ったこと。
「学ぶ」
経済の勉強、英語の勉強、趣味の料理、着物、PCなど。
いつか、はない。
時間は待ってくれない。
一日一日を大切にしようと思います。
まだしばらくは臨時体制が続きそうですが、
今年もストックボイスをどうぞよろしくお願いいたします。
大発会からいきなり三日続落でしたが、昨日は今年初の前日比上昇となりました。
今週のニュースや出来事を振り返ってみたいと思います。
・ビットコイン価格3万ドル超え、法人のビットコイン買いが本格化したという見方がありました。
・原油価格が上昇、WTIは1バレル50ドルを突破しました。経済の現状から見ますとやや奇異な動きに見えますが、要は何らかの材料で原油価格が上昇することを期待する投資(投機)マネーが流入しているということでしょう。
・12月ISM製造業景況指数、予想を上回る60.7。非製造業指数も予想以上。一方で、ADP雇用統計は、予想を下回る12.3万人の減少。まだら模様と言いますか、アメリカでも新型コロナの影響で雇用の回復は鈍いようです。
・ジョージア州上院議員選挙で民主党2勝 ⇒ トリプル・ブルー(ブルーウェーブ) ⇒ 米長期金利10か月ぶりに1%超え ⇒ 株価上昇、ドル上昇。4月から続いて来たゆるやかなドル安円高トレンドが変わるかどうか?注目です。とはいえ、円ドルレートは102円台でもあまり違和感がなくなった感じもします。
・円ドルレートと日本株のデカップリング。
・中国通信会社の米国上場廃止 ⇒ 数日で決定撤回⇒ 上場廃止再結締。決定が二転して結局上場廃止ということに。何があったのか?バイデン政権での意味合いが何なのか?奇妙な動きではありました。
株価は一気に突っ走って、1-3月のうちに今年の高値を付けに行くのか?そろそろ良いとこ取りの限界となって少し大きめの反落となるのか?どちらかに賭ける価値があると判断できる状況なのか?興味深い1月相場にはなりそうです。
株価の相
放送の中で時々触れている話ですが、私は株価形成に注目して、株価の相というものを思い浮かべておくといいのではないかという気がいつもしています。
株価の相とは、人相とか手相とかと同じで、株価形成の特徴を表そうというものです。私は株価の相として、次の4つくらいを考えておくといいのではないかと思っています。
1. バブル相 投機的な資金によってPER50倍以上といった割高な株価の相。
2. 成長株の相 投資家が成長率に見合うPER(30倍~40倍といった感じで)で買って来る株価の相。
3. ふつうの株の相 変化する業績見通しに応じて投資家がPER10倍~20倍といったレンジで買って来る株価の相。
4. ダメな株の相 低PERであろうが、低PBRであろうが、投資家も投機筋もほとんど興味を持たない株の株価の相。
株価の相を意識する目的は、それぞれの相によってその株価への対処を変える方がいい、ということがあるからです。
1.バブル相の株価への対処 新規買いでの長期保有は避ける。バブルの崩壊に付き合わないように気を付ける。
2.成長株の相の株価への対処 株価がその企業の利益成長に見合った水準かどうかを常に確認する。あるいは、成長株の株価はしばしばバブル化するので、そういうことがありそうかなさそうかを見極める。
3.ふつうの株の相の株価への対処 業績の見通しに見合った株価水準にあるかどうかを常に確認する。
4.ダメな株の相の株価への対処 その会社が破たんしなかどうかを見極める。ダメな状態から脱することができる条件について確認する。
付記
いつも私は投資と投機を分けて考える、と言っているのですが、先週のコメントへの付け加えです。
・投資で一番重要なこと ⇒ 投資対象の投資価値の見極め
・投機で一番重要なこと ⇒ 資金管理(ポジション管理など)
2021年1月8日
証券アナリスト
松下律
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