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ブログ:Onevoice

あらゆる市場の関係者というのは、どういう訳か話の矛先を世界景気に広げる傾向。
表現を変えれば「大風呂敷」みたいな印象。
現状を確認もしないのに「米経済は・・・」。
見たこともないのに「メキシコとの関係は・・・」。
そして「FOMC、ECB、日銀」。
地に足がついていない空理空論に聞こえてしまうのは聞き方のせいなのでしょうか。
マクロは尊くミクロはアンタッチャブルみたいな印象。
「マクロだから間違っても許されるがミクロは許されない」というような前提があるのでしょうか。
解釈しても、議論をしても、何も解決しないことの多い世界を対象にしての無駄話。
その先に未来が感じられません。
円高だろうと、円安だろうと、あるいは金が上がってもコーンが下がっても・・・。
表面上はほとんど実生活には関係ありません。
ドル円の108円と107円でなにか違いがあるのでしょうか。
世界中のほとんどの人々の感性にとっては邪魔なものでもあります。
株もそうかも知れません。
そう考えると、無駄が無駄を生んで更に無駄な世界を展開しているのがマーケットみたいなもの。
株だけは違うと言いたいところですが、所詮、欲望の集積場であることはFXも商品先物も暗号通貨も一緒。
このグロテスクさを隠す必要はないでしょうが、隠すために世界経済という雄大な素材を持って来るのは罪悪にも見えてきます。
欲望という「鉾や槍や弓」を隠すのが世界経済という「鎧と盾」なのかも知れません。
だから話は進まず堂々巡りという考え方も可能でしょう。
大体、個々の集積が全体であることは自明の理。
しかし、全体は良くても個々はダメというのはどこか変。
木を見ないで森を見ても、正確に診断できるのでしょうか。
杉林に混じっている松を遠目に見分けることができるのでしょうか。
「その必要はない」と言われればそうれまででしょうが・・・。

5月7日時点の信用買残は888億減の2兆1961億円。
同信用売り残は315億増の8795億円。
信用倍率(金額ベース)は2.49倍(前週2.69倍)。
Quick調査の6月7日時点の信用評価損率は▲15.68%。
わずか0.25%とはいえ5週ぶりに改善。
6月7日時点の裁定買い残は1350億円増の8927億円。
2週ぶりの増加。
同裁定売り残は1067億円増の7950億円。
こちらは4週連続の増加。
先週末金曜の東証1部の売買代金の2兆18億円というのはメジャーSQらしくないボリューム。
通常は3兆円台。
前回のメジャーSQ(3月8日)日も売買代金は3兆円を割れ。
それでも2兆9252億円だったから32%減少。
金曜のSQ関連の売買代金は約3000億円(前回は6900億円)との観測。
2012年9月のSQより低く2011年以来の低水準。
「2012年9月のSQ値は9076円だったから相当エネルギーは低下」という見方です。

そろそろ3月決算企業の配当支払いの時期
今年は6月17日から2週間で約4.8兆円。
支払いが多い日は19日、24日、26日、最大が28日で約1.5兆円。
因みに・・・。
「6月は中小型株の株価が上昇しやすい時期」という指摘もあります。
過去20年間で6月最終営業日の「ジャスダック指数」は9割超の確率で上昇。
通過してから「そういえば」と気がつくのがアノマリー。
その先の7月に登場してくるのがETF。
運用会社は3月の企業の決算後に株価指数先物を買い建ています。
分配金を支払いの際に先物をある程度売ることは予想されます。
しかしその先にあるのは分配金の再投資。
プレイヤーとしての「信託銀行」の動向が気になるところです。
もっとも、所詮小手先の需給での事で、大局観とは全く関係ありませんが・・・。
そろそろ「七夕天井、天神底」という格言も登場してくるのでしょう。

そういえば・・・。
先週土曜の名古屋IRセミナー。
300人近い参加者に聞いてみたのは「オリンピック予約しましたか?」。
ココまで長野、大阪、札幌と聞いてきましたが挙手はゼロでした。
ところが名古屋は3分の1近くが挙手。
この違いは距離感だけなのでしょうか。
少し違うような気もします。

以下は今朝の場況。

「様子見モードで方向感の定まらない月曜」

週明けのNYダウは小幅反発。
一時70ドルあまり上昇した場面もあったが終値は22ドル高の26112ドル。
5月6日以来の高値水準を回復した。
今回のFOMCでは利下げを見送りの方向。
景気の不透明感から7月か9月の会合で利下げに動くとの予想が拡大している。
NY連銀製造業景況指数は前月比26.4ポイント低下のマイナス8.6。
2016年10月以来の低水準で下げ幅としては過去最大。
市場予想のプラス10.5を大幅に下回った。
景況感悪化ー利下げー株高という本末転倒の構図がクローズアップされた格好だ。
ロス商務長官がG20大阪サミットでの米中合意に懐疑的な見方。
「大統領は中国製品への追加関税に満足している」とコメントしたことから上値は重い展開。
今週中にも独自の仮想通貨の発表を予定しているとの報道を手がかりにフフェイスブックが大幅高。
IPO後に大幅に上昇している代替肉のブヨンドミートが10%超の続伸。
結論は「様子見モードで方向感の定まらない月曜」。
NAHB住宅市場指数は市場予想の67に対し64での着地。
10年国債利回りは2.094%。
ドル円は108円台後半での推移。
ダウ輸送株指数は1.03、SOC指数は0.64%の下落。
VIX(恐怖)指数は15.35。
SKEW指数は115.30。
恐怖と欲張り指数は37ポイント。

「ストロベリームーンの後」

週明けの日経平均株価は寄り付き22円安、終値7円高。
日足は連続陽線ながら方向感のない展開。
TOPIXは安値引けでマイナスだった。
東証1部の売買代金は1兆6498億円と低調。
日中値幅は141円と動意薄。
日経平均は25日線(21027円)を上回って推移しており悪くはない。
5日線(21121円)の上をキープできるかどうかが課題だ。
6月12日のザラ場高値21259円を早急に奪還できるかどうかもポイント。
値上がり570銘柄、値下がり1483銘柄。
新高値62銘柄、新安値44銘柄。騰落レシオは98.68。
6月SQ値21060円に対しては2勝。
NTレシオは13.72倍。
25日線からは0.5%のプラスかい離。
200日線からは2.6%のマイナスかい離。
サイコロは6勝6敗で50%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲7.859%。
買い方▲12.571%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.125%。
買い方▲18.558%。
空売り比率は45.7%で66日連続の40%超。
日経HVは11.9、日経VIは16.74。
日経平均採用銘柄のPERは11.86倍でEPSは1781円。
PBRは1.06倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比変わらずの21070円。
高値21125円、安値20980円。
6ー8月の権利配当を考慮すると逆ザヤは40-50円程度だろうか。
25日線(21027円)と26週線(21056円)がサポート。
75日線(21445円)が次の目標だ。
月足では6カ月線(21223円)が頭と抑えている。
12ヶ月(21763円)と24ヶ月線(21757円)がデッドクロス。
日足の勝手雲の上限20936円を上抜けて雲の上に浮上して2日継続。
4月26日以来だから令和になって初めてだ。
勝手雲が21日に白くねじれているのは吉兆。
週足の勝手雲の上限は21231円。
月足の勝手雲の上限は22595円。
日足のボリンジャーのプラス1σは21276円。
マイナス1σは20778円。
気学では「人気に逆行して動くこと多し」。
水曜は「前日に引き続いて高きは反落する」。
木曜は「転機を司る重要日。波動につくべし」。
金曜は「後場高の日なれども上放れたときは売り狙え」。
その金曜21日は「株高の日」。
来週水曜26日は「天赦日」だ。
昨夜は6月の満月で「ストロベリームーン」。
真っ赤に熟れたイチゴのような相場に期待だ。
(櫻井)。
  S&P500が2%、ダウ30種があと3%、ハイテク批判で形勢の悪いNASDAQでも残り5%で最高値、という水準まで戻った米国株。今週はさらにどこまで迫れるか。特に18・19日に開かれるFOMC(連邦公開市場委員会)で連銀がどんなメッセージを送ってくるか(25%の確率ながら、FF金利先物は利下げも織り込んでいます)が最も注目されることになりますが、その他も米国発の材料に振り回される週になりそう。

 対中関税措置の「第4弾」となる3000億ドル相当の中国製品に対する追加関税について、USTR(通商代表部)が17日から25日まで1週間、公聴会を開くそうです。

今度は家電製品やおもちゃ、衣料品など日用品も含めた幅広い製品が対象となるため、各企業や業界団体から320人が参加して政府に意見を述べる見通し。日系企業では、ソニー、セイコーエプソン、三菱ケミカルなどの現地法人の名前が挙がっているようです。先週は150の業界団体から追加関税の撤回を求める公開書簡が発表されたとか。

米証券によると、この第4弾発動によってエレクトロニクスで最も影響を受けるのがノートパソコンとゲーム機だそうです。ノートパソコンではHPとデルが影響大。ゲーム機ではソニー任天堂が米国販売シェアの8割を占めていて、生産移管の方向性が見えていないことが懸念材料とみられています。

 実際に発動されるとしても、時期は7月上旬。6月末のG20での米中首脳会談で前進があれば、延期もということでしょう。だからこそ、ここでは強烈な揺さぶりをかけておく、というのが米政権の戦術でしょう。

 そういえば、18日にはトランプ大統領が選挙演説で20年大統領選挙への出馬を正規に表明するそうです。いよいよ米国は大統領選挙の季節。それでなくても騒々しいのですから…。(いわもと)

タンカーー攻撃

 ホルムズ海峡で何者かによるタンカー攻撃→原油価格急騰、という事件が起きています。今日以降の株式相場への影響を注視しています。


日本株は息切れ状態

 6月4日のパウエル・プットのお陰で株価反転上昇と見えたのですが、たった1週間で早くも息切れ、日本株は、という状況です。


 この1種間ほど、日本株は1日の売買金額が2兆円を割り込む日が続いていますが、このことが今の市場参加者の態度をよく表していると思います。つまりは慎重になっている、買い方も売り方も、ということでしょう。

 

 今日は6月のメジャーSQ算出日です。今日1日の売買高がどの程度になるか、SQの水準と今日の相場変動、よく見ておく価値がありそうです。


 5月の株式相場はまさに「セル・イン・メイ」になってしまったわけですが、その後はいくつかの出来事で日本株相場が大きく動いたという印象です。


・5月29日(水曜日)「中国、レアアース禁輸示唆」→世界景気先行き懸念増大→株価下落


・5月31日(金曜日)「トランプ大統領、メキシコからの輸入品に関税発言」→世界景気先行き懸念増大→株価大きく下落


・6月4日(火曜日)「パウエル議長、金融政策適切に行動と発言(パウエル・プット)」→米金融緩和観測強化→NYダウ512ドル高→5日の日本株大幅高


・6月7日(金曜日)「トランプ大統領、メキシコへの関税発動見送り(トランプ・プット)」→株価に支援材料


 要人発言によって、「世界景気悪化懸念」という悪材料と、「米金融緩和期待」という好材料が「意識されて」相場が動く、という繰り返しだったようです。


 トランプ氏は「来年の選挙勝利」を目指して発言・行動していますし、パウエル議長は「米国の物価安定と雇用極大化」を達成するよう努めていますから、株価が下がれば「それぞれが」売り方をけん制する発言・行動をします。(トランプ・プット、パウエル・プット、と呼ばれる動きです。)


 トランプ・プット、パウエル・プットが発動されると売り方が買戻しする、ということで相場が反発するわけですが、日本株の場合、パウエル・プット→米金利低下→円高観測→日本株に売り圧力、となってしまい、素直に上昇できない事情があるのが残念なところです。(このせいで、このところNYダウと日経平均の値サヤが拡大して、とうとう5000円近くになってしまっています。)


 米中の摩擦は継続していますし、経済データはまだら模様、政治情勢もいろいろ問題含み、という現状ではこうした相場付きがまだまだ続くのでしょう。来週は火曜日、水曜日に米FOMCが開催されます。(日銀の金融政策決定会合も開かれます。)


 不安定な相場が続きそうですが、株式市場が「悪材料慣れ」して水準を戻す、という展開も考えられますので、ポジション管理には注意しながら多少の期待を持つといったスタンスで臨むところでしょうか。


今は「リーマン・ショック」前夜なのか?

 米国景気は個人消費に支えられて堅調持続、という見方でいいのでしょうし、日本株も日経平均が計算上の1株当たり純資産水準間近というところまで下げているわけですから、様々な材料をこなしながら上値を指向、という見方でいいとなりそうな気がします。


 しかし、「リーマン・ショック」級の混乱が起きないかどうか、起きるとすればどんな原因で何時頃起きそうか、ということは考えておくべきでしょう。(売り方の立場からすれば、大チャンスとなるわけですし。)


 いつも書いたり言ったりしていることですが、世界的に強固なビジネス・エコシステムが確立しつつあるグローバル・経済、資本市場を前提としますと、大混乱はたいてい「何らかの政策ミス」によって起き、「混乱期間」はそれほど長くない、という想定をしておくことができるように思います。


 ショックにつながりそうな状況を見ますと、米国のCLO、中国の債務問題、新興国の債務規模拡大、等々、いわゆる「グレー・リノ(灰色のサイ)」が多数居そう、という状況です。


 しかしながら、これもいつも書いたり言ったりしていることですが、大きなショック(つまりは株価の暴落)はもう少し株価水準が高くなってから現実問題として考えるべき、というのが個人的な見通しです。(去年10月から年末にかけての「中規模の暴落」も含めまして。)


令和元年6月14日

証券アナリスト

松下律

ツイッター・アカウント

@shokenanalyst

雨の季節。
出かけた先で雨に降られるとガッカリしますが、
時に雨が似合う光景もありますね。

信州・蓼科の高原で、名画のワンシーンに出会いました。

標高1,500mを越える山中、
奥蓼科の温泉に向けて車で上っていると
突然その光景は現れました。

針葉樹の中、雨にぼんやり煙る小さな湖。

「この光景、見たことないですか?」
案内してくれた地元の友人に聞かれてハッとしました。

東山魁夷!!
霧の中、白い馬がそこにいるかのような錯覚を得ました。

かつて、シャープの液晶TVのCMにもなりましたね。

東山魁夷『緑響く』の舞台になったのが、この信州蓼科の御射鹿湖(みしゃかいけ)
諏訪インターから奥蓼科温泉郷に続く「湯みち街道」沿いにある農業用のため池で、
諏訪大社の鹿狩場が名前の由来だそうです。
ひっそりとした佇まいに、もう少し霧が濃ければ見落としてしまったかも。
実際、温泉への道中、行きは感動で眺めましたが、
帰りは霧で全く見えなくなっていました。
雲一つない晴天下だったら、きっとこんなにしっとりとした感動はなかったでしょう。

雨の似合う風景。
雨の季節に訪れたい場所の一つです。


(1)先ず重要な政治・経済スケジュールです

                                                       

6月18日〜19日FOMC
6月19日〜20日日銀金融政策決定会合
6月20日〜21日欧州連合(EU)首脳会
6月28日〜29日G20 首脳会議 大阪

(2)無視できないイベントです。

【6月25日~27日】 3月決算企業の70%が株主総会開会

  • 令和になって初めての総会。 
  • 物言う株主の増加。スチュアートシップコードの厳格化で機関投資家は賛否ではなく、その理由の説明責任を負う。 
  • 日本企業は引き続き財務効率の改善、総配分性向の引き上げに取り組む。2018年度の自社株買いは6.6兆円。今年度は7兆円を大きく上回ることが確実視されている。 更に野村證券調べで、全上場企業3700社の2018年度の配当総額は14.3兆円(+10.1%対前年度比)になる。リーマンショック後の2009年度の5.6兆円から、9年連続で増加している。減益でも増配企業が増えているのが特徴。 

【6月25日~26日】 OPECプラス総会(OPEC+ロシア等非加盟国)

  • 2019年1月からの、日量120万バーレルの協調減産継続の有無。 
  • サウジは現在でも減産の遵守率が168%で目標を大きく上回っている。後半も減産継続がメインシナリオ。 
  • ロシアも現在の価格水準に満足。価格上昇すればアメリカがシェー ル・オイル増産でシェアー拡大。その事態は避けたい。 
  • アメリカもガソリン価格に影響のある上昇は避けたい。 
  • イラン、ベネズエラの減産は規模が読めない。安倍首相のイラン訪問はこの点でも注目される。 

残るは米中貿易問題の行方に絞られます。

(中嶋)