Logo stockvoice

ブログ:Onevoice

櫻井 英明 の投稿

5月の連休明けの下落は7日から14日までの1週間で約1400円の下落。
先週の下落に当てはめれば下値メド19800円という計算でした。
火曜日にほぼ達したと考えて良かったのでしょう。
こんな指摘もあります
「ザラバベースで日経平均は4月24日高値(22362円)を付けたあと、8日後の5月14日に20751円。
これが下げの第1波で値幅は1611円。
その後、5月22日までの6日は自律反発局面で値幅は653円だった。
5月23日から始まった下げの第2波は6月4日までの9日。
20289円まで1115円の下落。
一方、今回は7月25日高値(21823円)から8月6日安値(2万0110円)まで8営業日で値幅は1713円。
5月の第1波と日柄、値幅の点でほぼ一致。
5月のパターンを今回に当てはめると、下げの第2波が始まるXデーは8月16日」。
そんなに都合よくいくものでしょうか。
先週の水曜に聞かれた声。
「市場関係者の言うとおり『リセッションだ!大変なことになる!』と思いましたら、保有株の半分以上が赤くなりました」。


「相場は下げたから上がるものだし、上がったから下がるもの」。
トランプ大統領も会得しているであろうこのセオリーを思い出したいものです。
結局、株価が史上最高値圏という格好の場面でのトランプ大統領の対中国強硬姿勢はいつものこと。
NYの主要株価各指数が200日線を下回らずに反発したことはそれを物語っています。
「トランプ大統領は株価が目先天井ゾーンに来ると、トランプ砲を炸裂。
相場が下げようとするというか下落する。
今回も同じような状況でトランプ砲が炸裂した。
ただトランプ大統領は経済戦争に勝つために株高政策を続けること自体に変化はない。
過熱ゾーンに入ったときにトランプ砲をぶっぱなす可能性があるということだ」。
「株価が高水準にある時のトランプ大統領のちゃぶ台返し」というリズムにそろそろ市場も気が付くべきだろう。
ただ・・・。
「トランプ大統領は経済戦争に勝つために株高政策を続けること自体に変化はないでしょう。
過熱ゾーンに入ったときにトランプ砲をぶっぱなす可能性があるということだ」。
冷徹な観測と解釈から離れて付和雷同した市場解釈に流されてはいけないということです。

8月2日時点の信用買い残は1193億円増の2兆3144億円。
2週間ぶりの増加で3月29日以来約4ヶ月ぶりの水準を回復。
同信用売残は620億円減の8902億円。
8月2日時点の裁定買い残は1320億円減の5434億円。
当限は1304億円減の4847億円。
翌限以降は15億円減の587億円。
裁定売り残は427億円増の1兆2220億円。
当限は456億円増の1兆294億円。
翌限以降は29億円減の1910億円。
売り残は1兆円台に乗せてきました。


先週金曜の移動平均線は25日線(21358円)、75日線(21342円)、200日線(21365円)。
23円の範囲に収束した移動平均はレンジの変化の前兆。
ドル円の106円攻防戦もさることながら10年国債利回りのマイナス0.2%攻防戦というのがもう一方の要素。

室町幕府八代将軍足利義政の歌。
「板間もる月こそ夜のあるじなれ あれにしままの露のふるさと.」。
「露」を「株」に読み替えてみると、あれにしままの株のふるさとは月に支配される?
ではその「月」の解釈は?
月はもともと地球の惑星。
地球を現物株とすると、月は指数先物みたいなもの。
しかし現物は指数に支配されています。
あるいは・・・。
月は地球の惑星。
しかし地球は月の動きをある意味反映します。
マーケットも、外国人の投資心理ではなく、実は東京市場の市場心理が反映しているように思えます。

以下は今朝の場況。

「ビビリと欲望指数は24ポイント」

週末のNY株式市場は反落。
もっとも主要株価3指数は一時、軒並み1%を超える下げとなった後、午後になって切り返し。
NYダウはプラ転した場面もあった。
主な要素はトランプ大統領の発言。
「米国は引き続き中国との貿易交渉を継続しているが当面の合意はない。
中国通信機器大手のファーウェイと取引は当面行わない」。
米中貿易摩擦懸念は再拡大との解釈。
株式相場は今週、乱高下の展開となったものの最終的には前週比ほぼ変わらず。
商いは活況で週間売買高は410億株を超え年初来最高を記録した。
イタリア政局の混迷が投資家の懸念につながった。
英国の第2四半期GDPが前期比0.2%減。
2012年第4四半期以来6年半ぶりのマイナス成長となったことも投資家心理の重しとなった。
7月の卸売物価指数は前月比0.2%上昇と控えめな伸びで着地。
食品とエネルギー、貿易サービスを除いたコア指数は2015年10月以来初めてマイナス。
10年国債利回りは1.74%台。
10年国債利回りは2週連続低下。
10年債利回りの2週間の低下幅は約8年ぶりの大きさとなった。
ドル円は105円台前半での推移。
週明けのNYダウは389ドル安の25897ドルと続落。
下落幅は一時460ドルを超える場面もあった。
NASDAQは95ポイント安の7863ポイント。
S&P500は35ポイント安の2882ポイント。
ただいずれの指数も75日線は割れこんだが200日線はキープしている。
米中貿易問題は当面の第一悪材料。
ここに債券利回りの低下が加わっての大幅安となった。
10年国債利周りは一時1.63%台を割り込んだ。
2年債利回りとの差は0.06%と約12年ぶり狭さ。
逆転が近づいたことが悪材料視された。
また中国人民銀行は人民元取引の対ドル基準値を8営業日続けて元安に設定。
中国当局が元安を容認。
米国の反発を招きかねないとの解釈につながった。
香港国際空港が空港内の大規模デモを理由に12日夜出発予定の全便を運休。
大統領選予備選結果を受けてアルゼンチンペソが急落。
数多い不透明要因を嫌気した格好だ。
ほぼ全面安の中で金融セクターの下落が顕著。
原油価格が堅調に推移したのにかかわらず貿易摩擦や世界の景気減速への懸念からエネルギーも大きく売られた。
素材セクターも大幅安。
VIX(恐怖)指数は21.09。
ダウ輸送株指数は174ポイント安。
SOX指数は1.18%の下落。
週末25ポイントだった恐怖と欲望指数は24ポイントに低下した。
ゴールドマン・サックスのエコノミストは週末に顧客に送ったメモで第4四半期の米成長見通しを2.0%→1.8%に引き下げ。
「リセッション懸念が拡大した」という声もある。
ドル円は105円台前半。
トランプ米大統領がFRBに対し1%の利下げを要求。
「経済はFRBに手錠をかけられた状態だ」とコメント。
「高い金利がドル高を招き、米国の製造業の打撃となっている」と主張したことも影響した格好。

「先週同様週明けのNY安」

週末の日経平均は寄り付き165円高で大引け91円高と上昇幅を縮小。
「NYダウ平均が371ドル高とそれなりに格好をつけての戻り。
雰囲気として安心感拡大。
しかしそれ以上に買い上がる材料はなく後場は小動き・様子見に終始」との声だ。
国内4-6月期実質GDPが年率換算1.8%増で着地したことは好感。
SQ値20855円99銭を一度も超えることなく「幻のSQ」となった。
3ケタの上昇を維持できず2ケタの上昇しかできないマーケット。
8月2日から7日の4日間で終値ベースで1000円以上下落している割には戻りが鈍い。
昨年12月の上場以来、公開価格(1500円)割れが続いていたソフトバンク(9434)。
一時1509円を付け、上場8か月目にしてようやく公開価格の1500円を超えた。
一方マザーズに新規上場したステムリム(4599)は公開価格割れ。
日経平均は週間では402円の下落。
週足は2週連続で陰線。
売買代金は2兆1466億円。
SQ日にしてはこちらも物足りない。
値上がり1209銘柄、値下がり837銘柄。
新高値51銘柄、新安値95銘柄。
騰落レシオは79.51と80%を割れ込んだ。
NTレシオは13.75倍。25日線からは3.2%、200日線は3.2%のマイナスかい離。
サイコロは5勝7敗で41.7%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲7.157%。買い方▲12.779%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.825%。
買い方▲16.965%。
空売り比率は46.3%で102日連続40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は9.8%に上昇。
日経HVは15.5、日経VIは19.71。
東証REIT指数は続伸。
日経平均のPERは11.71倍でEPSは1766円。
PBRは1.03倍。
ボリンジャーのマイナス2σが20547円、マイナス1σが20952円。
週明けのシカゴ225先物は大証金曜日中比370円安の20265円。
高値20580円、安値20210円。
移動平均線は25日線(21358円)、75日線(21342円)、200日線(21365円)。
23円の範囲に収束した移動平均はさらにレンジの変化の前兆。
ドル円105円攻防戦もさることながら10年国債利回りのマイナス0.2%攻防戦というのがもう一方の要素だ。
52週線(21216円)、24ヶ月線(21874円)は遠い。
先週同様週明けのNY安。
また日足の陽線が欲しい火曜日。
今週は4日立ち合い。
週前半で決算発表が一巡し中盤以降は材料難。
気学では「上寄り付きは売り方針。安寄り付きは買い狙え」。
水曜は「波乱激しく人気に逆行して動く。逆張り良し」。
木曜は「後場高の日なれど上放れた時は売り狙え」。
金曜は「変化を起こす重要日。後場の足取りに注意」。
(櫻井)


8月というのは市場関係者にとって印象の良くない月らしいです。
先日の電子端末の記事は「魔の8月に突入する日本株」。
「海外勢売りや株価最悪の記憶」がサブタイトルでした。

日本株の良くないアノマリーがそろう8月になった。
年初来パフォーマンスが海外に見劣りする中、今年も「魔の8月」が繰り返される可能性がある。
海外投資家は2010年以降、毎年8月に売り越し。
最も多く売り越したのは15年で1兆1582億円。
日本株売買代金の5?7割を占める海外勢の動向は株価に影響を与える。
この9年間のTOPIXの8月騰落率平均はマイナス2.8%と12カ月の中で最低だ。
8、9月はファンドの運用上のターニングポイント。
期待できないと思った銘柄は見切り売りのような圧力もあるのではとの観測がある。

そんなコメントが紹介されていました。
あるいは「さえない月になるのではないか」という予想の声。
一方で「海外勢が既に足元で売り越しを続けていることやPBR1倍近い株価などからダウンサイドリスクも乏しい」。
結論のない「魔の月」論でもあります。

そういえこの電子端末は昨年もこう紹介していました。

TOPIXの年初来騰落率は7月30日時点で5.5%高。
先進24カ国でスペインと最下位を争っている。
先行きを楽観視する向きは少ない」。
バンク・オブ・ニューヨーク・メロンのチーフ通貨ストラテジスト、サイモン・デリック氏のリポート。
「1970年以降で比較的危険な月の一つと証明されている月は8月」と指摘。
同氏はこの期間に月間ベースでNYダウが急落した50回のうち7回は8月だった。
これら7回の下落率は平均8.9%だという。

アノマリー的には「夏枯れ相場」
市場は閑散期に入り、出来高は縮小、株価は軟調となる傾向。
5月に売った資金を、値下がりの顕著な夏枯れ時期にまた投入する、というイメージもあります。
「8月後半の円高」で突然予期せぬ材料により大きく相場が動くというアノマリー。
これを投機筋が円買いによって狙う「8月は仕掛け時」という説。
逆に「サマーラリー」(夏休みで薄商いゆえに値が上下にぶれやすくなるというのもあります)
あるいは「ヘッジファンドの45日ルールによる軟調」。
アメリカ国債の利払い(8月15日)で円安。
米国債利払いの円への換金売りで円高(8月16日)。
お盆の週に上昇すれば8月月足陽線。
お盆の週に下落なら月足陰線。
結局どうととも取れるアノマリーの乱舞。
最近は聞かれなくなったスタジオ・ジブリのアノマリー。
今年の夏は8月16日「千と千尋の神隠し」。
23日「崖の上のポニョ」。
30日「天空の城ラピュタ」。
幸いに「魔女」と「トトロ」は登場しません。

今年こそは使わずに、と思っていたのが「夏にご用心」のポエム。
一部の投資家さんからは「まだですか」の声。
昨年は7月23日に使ったのですが、今年は我慢していました。

改めて・・・・。

「夏にご用心」

夏は株価の脇を甘くするわご用心
為替が株価の裾をくすぐるのよご用心
それでも相場から離れなれない
悩ましげな悩ましげな円高くれば
誰かが不意に売付けするかも
あぶないあぶない
夏は本当にご用心 
春の高値のあとが
眩しく見える夏の後場

夏は危険な相場みたくなるわご用心
板がくちびる寄せてささやくのよご用心
それでも相場などやめられない
キラキラしたキラキラした値動きの下
素敵な株に誘惑されそう
あぶないあぶない
夏は本当にご用心
熟れた株価の化粧
こぼれて落ちる夏の後場

敢えて使ったことで株価底打ちにつながれば・・・。
逆アノマリー期待ってやつでしょうか。


著名アナリストフィリップ・フィッシャーのフィッシャーの「株を売る3つのタイミング」。
(1)最初の株式購入時の判断が誤っていた場合
(2)環境・企業の変化により買うべき企業の条件を満たさなくなった場合
(3)もっと有望な企業を発見しそちらに乗り換える場合。

現状で考えてみたらどんな推論ができるのでしょう。

以下は今朝の場況。

「それでも200日線がサポートしてくれている」

週明けの5日のNY株式は大幅続落。
主要株価指数の下落率は今年最大となった。
NYダウは5日続落。
前週末比767(2.9%)安の25717ドルトと6月5日以来2カ月ぶりの安値で終えた。
背景は「貿易摩擦が激化するとの懸念から運用リスクを回避する動き」との解釈。
NYダウの下落幅は今年最大で2018年12月4日以来ほぼ8カ月ぶりの大きさとなった。
アップルが5%強下落するなど中国への収益依存度が高い銘柄などに売りが膨らんだ。
中国商務省が「米国からの農産品の購入を一時停止する」と発表。
米中の対立が深まり長期化は避けられないとの懸念が拡大した。
NASDAQは6日続落し6月6日以来の安値。
「対中制裁関税第4弾」にはノートパソコンやスマートフォンが含まれるており半導体セクターが下落の主役となった。
もっともNYダウは一時960ドル超の下落だったが、引け際に200ドル余り下落幅を縮小。
ここ数日の引け際の戻しは継続した。
ISM非製造業景況感指数は53.7と市場予想に反して前月から1.4ポイント低下。
低下は2カ月連続で16年8月以来2年11カ月ぶりの低水準。
「米中貿易摩擦の悪影響が製造業から非製造業まで広がってきた」との見方だ。
10年債利回りは午後に下落幅を拡大し1.71%と約2年10か月ぶりの水準。
ドル円は106円を挟んで推移。
NYダウの200日線(20556ドル)、S&P500の200日線(2790ポイント)、NASDAQの200日線(7552ポイント)がサポートラインではある。
FRBのパウエル議長が7月31日に利下げした時のコメントは「長期的な利下げサイクルの始まりではない」だった。
「市場に催促される形で大幅利下げに追い込まれる可能性が出てきた」という指摘もある。
ダウ輸送株指数は334ポイント下落。
SOX指数は4.26%下落。
VIX(恐怖)指数は6.98ポイント(39%)上昇し24.59。
SKEW指数は3.95ポイント下落し113.30。
恐怖と欲望指数は前日の36→22ポイントに低下。
ほぼ年末年始の水準だ。
25を割れこんできたということは反発ゾーンという解釈もある。
3市場の売買高は約94億株と拡大(直近20日平均は68億株)。

「PBR1倍割れ攻防戦」

日経平均は寄り付き178円安。
一時573円安があって大引け366円安。
2日で819円の下落となり7月18日以来の21000円割れとなった。
財務省、日銀、金融庁の三者による情報交換会の開催は「気休めミーティング」と評された。
それでも安値から200円程度戻した原材料となった。
「日経平均が2万円を割り込むような場合には秋の消費増税なんてとんでもないとの議論が高まる可能性もある」という見方もある。
ドル円は1月3日の瞬間安値まであと1円。
中国人民元は11年ぶりの安値。
「先行きの不透明感はいずれ通過して過去の明確な動きに変化する」と考えてもみたいところ。
これが相場のアヤだろう。
「相場は下げたから上がるものだし、上がったから下がるもの」。
トランプ大統領も会得しているであろうこのセオリーを思い出したいものだ。
東証1部の売買代金は2兆5151億円と5日連続の2兆円越え。
値上がり196銘柄、値下がり1914銘柄。
新高値17銘柄、新安値518銘柄(金曜は271銘柄)。
新安値だけを見ると「もうそろそろ」の感。
騰落レシオは92.38に低下した。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲6.735%。
買い方▲12.755%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲1.405%。
買い方▲17.490%。
空売り比率は51.5と7月18日の51.2を抜けバッケンレコード。
99日連続の40%超となった。
日経HVは15.7、日経VIは21.41。
日経平均採用銘柄のPERは11.71倍でEPSは1769円。
PBRは1.04倍でBPSは19923円(前日20083円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比350円安の20240円。
高値20920円、安値20170円。
ボリンジャーのマイナス3σ(20808円)も割れ込んだ。
25日線(21536円)からは3.9%のマイナスかい離。
マド明け2日。
「3空に売りなし」の格言もある。
一目均衡の雲の下限21052円も割れ込んだ。
勝手雲は白くねじれたが下限は21388円。
気学では「前場高いと後場安の日。吹き値売り方針良し」。
水曜は「変化を起こす重要日。後場の足取りを注視」。
木曜は「前場の足取りに逆行して動く日」。
金曜は「安寄りは買いなれど上放れ高きは売り狙え」。
自然界では南に台風が2個。
台風が過ぎれば空は晴れるものだ。
PBR1倍割れ(19923円)が支えになった欲しいSQ週の火曜日。
(櫻井)。

愛宕詣り

櫻井 英明

2019/07/30 07:22

Ae85a434 0528 4092 acd2 591fd4d2e3c3 castphoto11 sakurai
最近、セミナーで聞いているのは「消費増税反対の人は?」。
挙手は約3割。
「では、仕方がないかという人は?」。
挙手は約4割。
場合によっては5割を超えることもあります。
前回はあれだけ反対が多かったのに、今回は明確な反対論が目立たたないのが特徴でしょうか。
基礎的財政収支がプラスにならなくても構わないというのが個人的意見ですが、今回は妙に消費増税に対してのおとなしい姿。
前回は「5%→8%」。
今回は「8%→10%」。
「8%の計算が面倒だから10%でもいいや」なんてことはないとは思いますが・・・。

異端なのか正当なのかは不明ですがMMTがにわかに世界を席巻しはじめました。
マルクス風に言えば「一つの妖怪が世界にあらわれている。MMTの妖怪が」という感じ。
「金融緩和よりも財政出動の方が景気対策としてはるかに有効」。
これは妙にスッと入る思考です。
「政府の赤字は民間の黒字」。
「金融政策は資産バブルが警戒される。
しかし財政政策は民間所得に働きかけ、債務レバレッジは存在しない」。
これも同様。
「事業機会に乏しい現代では、金融政策は株式など資産価格を押し上げるだけ。
物価や雇用への影響は限定的。
それならば国民の所得を直接増やす財政政策の方が有効だ」。
所詮経済学は正解のない世界。
異端であろうと、正統であろうと、景気や経済が実際によくなるのならどちらでも悪くはないでしょう。
日露戦争の時に203高地を攻めあぐねていた参謀に児玉源太郎大将が言った言葉。
「諸君はきのうの専門家であるかもしれん。
しかしあすの専門家ではない」。
今でも通用する言葉。
「参謀が、前線に行ったことがないということはどういうことだ」。
これも脳裏にとどまっている言葉。

「人生100年時代っていうけれど・・・」。
「2000万円なんて貯められるかな」という悩みが増えてきたようです。
しかし・・・。
2000万円というのは年収で500万円レベルの人たちの計算。
年収が1200万円を超えると7700万円が必要というのがニッセイ基礎研修所の試算。
「年金だけでは賄えないことはわかっていたけど」。
日経の見出しではありませんが「不都合な真実を直視する時」なのでしょう。
でも全く無理ではありません。
強みは時間を味方に付けていること。
目先だけを追うのではなく長い時間がかけられることはプライオリティです。
夢のようなベストシナリオを描いてみましょう。
まずは、コツコツ投資。
毎月積み立てで1万円でも2万円でも積み立てていくことで少しはお金がたまります。
これは株価の上下というのは結構打ち消される投資法でしょう。
スタート1万円だったものが途中で2000円まで下がり10年後は5000円。
その時は合計100万円の投資が139万円になっています。
あるいは1万円だったものが途中で2000円まで下がり10年後は1万円。
この時合計100万円の元金は241万円と2.4倍です。
1万円から2万円まで10年間かけてずーっと上がるよりもパフォーマンスはいいのです。
味噌はコツコツ毎月積み立てるということ。
相場動向に左右されず、とにかく地道に積み立てましょう。
株価が下がれば口数が増えるのですからそれを楽しみにしましょう。
次は「72の法則」の実践です。
例えばREIT。
分配金利回りは平均で年4%近いですから複利計算では18年で元金は倍になります。
36年の時間をかければ元金は4倍です。
100万円は400万円。
200万円は800万円になります。
もうひとつは株式投資。
テンバガー(10倍株)は難しくてもダブルバガー(2倍株)やトリプルバガー(3倍株)はたくさんあります。
都合の良い計算をすれば・・・。
元金50万円が年に1回ダブルバガーで100万円。
2度目のダブルバガーで200万円。
3度目のダブルバガーで400万円。
4度目のダブルバガーで800万円。
そのうち500万円はREITにして4%の分配金利回りの複利投資で18年後には1000万円。
これだけでも36年後には2000万円になります。
残った300万円は必死にダブルバガー銘柄を探して600万円に。
合わせて1600万円。
この間に積立た100万円が2倍になっていれば200万円。
合わせて1800万円。
約20年で50万円を2000万円にすることは理論的にはそんなに難しくはありません。
20年で40倍というと気が遠くなりますが、やはりコツコツ。
最初の5年で2倍株をうまく見つけられるかどうかが分かれ道という感じです。
年に4回配当をくれる株なんかも投資対象にすると良いかも知れません。
この寓話が成り立つ最低条件はデフレが続きインフレが来ないこと。
物価の上昇さえなければ2000万円は今の価値。
もしも物価の上昇があると、2000万円という数字の根拠はすべて失われてしまいます。
言うまでもありませんが、損をするという概念はここから除かれていますが・・・。

落語の「いらちの愛宕詣り」のように気は早いのですがそろそろ来年の干支関連銘柄を考える時期となってきました。
2020年は「子年」で相場格言は「子は繁栄」。
十干は「庚」。
だから2020年の干支は「庚子(かのえね)」となります。
子はネズミ。
結実・形成を表すような意味を持っているといいます。
「庚子」は動きがあり新しいものを作ろうとされる年。
子と庚はともに新しい局面に入るという意味。
庚→草木としての成長が止まり、花を咲かせて種子を残す準備に入る状態。
子→種子の中で新しい生命を育てている状態。
庚も子も次の世代を担う「種子」がキーワードという見方もあります。
「固い種の中に押し込められていたエネルギーが、陽気の訪れとともに一気に芽吹く」。
というイメージだそうです。
因みに・・・。
単純に考えればミッキーのディズニーとピカチュウの任天堂。
チュウチュウと泣くから中国関連。
種子なら種子関連と農薬関連。
子なら西松屋とかピジョン。
大手企業の上場子会社。
などなど。
この連想が今後数週間続いて膨らんで最後は「来年の干支銘柄群」になります。
夏に来年の干支を調べる市場関係者はほぼいないでしょうが・・・。
昨年までは8月になってから調べていましたが今年は7月から。
市場関係者はせっかちというのが特色でもあります。

以下は今朝の場況。、

「マチマチ」

週明けのNY株式はマチマチの動き。
29日のNYダウは小幅高。
NASDAQとS&P500は反落。
目立ったのは製薬・日用品のJ&Jや日用品のP&Gなどディフェンシブ銘柄の上昇。
半導体のインテル指数の上昇に貢献した。
30日に決算発表を控えるアップルはUBSが目標株価を引き上げたことが好感され上昇。
ただFOMCの動向や再開予定の米中閣僚級貿易協議の行方を見極めたいとの見方から積極的売買は手控えられた。
FANG銘柄中心にハイテクやコミュニケーション関連銘柄が軟調。
NASDAQは終日マイナス圏での推移。
ダラス連銀製造業指数は予想を下回って着地。
英国10年国債が買われ、利回りは一時0.63%前後と約3年ぶりの低水準を付けた。
米10年債利回りは一時2.05%に低下。
ドル円は3日続落し108円台後半。
英ポンドは対ドルで大幅に下落。

「今日の東京は自分で考えなさいとNYが言っている印象」

月曜の日経平均は寄り付き31円安、大引け41円安と日足陰線。
日銀決定会合、FOMC、主要企業の決算発表と重要イベントを控えて様子見モード。
「株高の日」のアノマリーも効かなかった。
「NYではハト派姿勢が後退する可能性があり、失望売りにダウ急落も否定はできない。
日経平均は移動平均線3線が収斂しているため、突き抜ければ急落の危険性がある」とネガな見方が台頭した。
おまけはヒンデンブルグオーメンの点灯。
買わない悪材料のデパートなったような印象だった。
要は「買いたくないし売るのも怖い」。
だから東証1部の売買代金は1兆7443億円と7日連続の2兆円割れ。
だったらマザーズ指数とジャスダック平均の上昇はどう説明するのだろう。
値上がり952銘柄。値下がり1091銘柄。
新高値80銘柄、新安値46銘柄。
騰落レシオは104.64。
NTレシオは13.78倍。
25日線からは0.5%、200日線からは0.6%のプラスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.503%。
買い方▲10.103%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.868%。
買い方▲13.794%。
空売り比率は46.8%で94日連続40%超。
日経HVは14.2、日経VIは15.57。
東証REIT指数は反落。
日経平均採用銘柄のPERは12.05倍でEPSは1793円。
PBRは1.07倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比50円高の21620円。
高値21650円、安値21490円。
気学では「押し込んで戻す日」。
水曜は「初安後高の日。悪目買い方針良し」。
木曜は「下寄り買い、ただし突飛高は利入れ方針、飛びつき警戒」。
金曜は「前日高かりし時は反落する日」。
8月は「押し目買い、新高値が出れば大天井とみて駆け引きせよ」。
マチマチの展開となった週明けのNY主要3指数。
「今日の東京は自分で考えなさい」ということだろう。
7月SQ値21742円と7月2日高値21784円は先週一抜けている。
「5月のマド埋め21875円への再度挑戦権」は失っていないはず。
月足陽線基準は21729円奪還が目下の急務だ。
(櫻井)。


結果的に422円安となった先週木曜の朝に書いた場況。

「NY株式市場は続落。
鉄道輸送大手CSXの冴えない決算を悪材料視。
第2四半期決算は利益が予想を下回り、通年売上高見通しを下方修正。
貿易摩擦が影響し上期のトラック・鉄道の貨物輸送量が減少したことが背景。
同社株は10.3%下落。
1日としては2008年以来の大幅な下げとなった。
ユニオン・パシフィックも6.1%安。
BNSF鉄道を傘下に持つバークシャー・ハザウェイも下落。
ダウ輸送株指数の3%近い下落の背景となった。
・・・
間もなくゴールデンクロスかと思われた25日線(21405円)は足踏み。
75日線(21443円)は遠くなった。
5日線(21575円)も遠い。
25日線割れとなると6月18日以来。
日経平均採用銘柄のPERは12.03倍でEPSは1784円。
21400円を割れるとPERは11倍台になる計算だ。
昨日と逆でダウ輸送株指数の大幅下落とSOX指数の反発との綱引きの木曜日。
一目均衡の雲が8月19日に白くねじれているのが先行きの救いになろうか。
勝手雲の上限が21535円で下限が21354円。
こちらは紙芝居チックには6月13日以来の雲の中」。

そしてほぼ戻した先週金曜朝の場況。

「空売り比率は51.2%で88日連続40%超。
直近での最大値を更新した。
Quick調査の信用評価損率は未公表。
7月12日時点の裁定売り残は1004億円減の8579億円。
3週ぶりの減少。
当限は481億円増の8255億円。
翌限以降は1485億円減の323億円。
同裁定買い残は921億円減の4203億円。
4週ぶりの減少。
翌限以降は660億円減でゼロ。
SQ週での減少となった。
日経平均採用銘柄のPERは11.79倍でEPSは1758円。
PBRは1.05倍。
25日線は21402円と上になってしまった。
とはいえ空売り比率はバッケンレコード、PERは11倍台。
目先は底打ち反転の水準だ。
5日連続の日足陰線は避けたいところ」。
やはり異常値とバッケンレコードは反転のサインだったというのが後講釈。
でもこういう形での、他人の仮説ではなく自分の仮説→検証の反復こそ大切なことだと思います。


株が上がることを信じない経済紙という感じでしょうか。
水曜日経の見出しを見れば「個人どこへ?閑散相場」。
4-6月の個人売買代金は49.8兆円。
前年同期比23%の減少。
12年10ー12月の31.2兆円を下回ってきました。
安倍首相の言葉を借りれば「あの悪夢の時代」以来ということになります。
しかもMMFの残高も11兆円で増えていません。
背景はここ数年の大型IPOの不振との解釈。
日本郵政、メルカリ、SBと公開価格を下回っているのが現実。
これは確かに大きいでしょう。
一方でNISAなどでの「ほったらかし投資家」の増加。
「日銀のETF買いが邪魔」なんて天に唾するような業者の声は言語道断。
まともな投資家さんが増えてきたことを喜ぶべきで、業者は其の中で生き延びる道を考えるべき局面。
付加価値を見つけず、護送船団のような人真似でお茶を濁してきたツケがきただけのこと。
自ら付加価値を放棄してきたのですから「スター銘柄不在」も「IPO株低迷」も理由にはならないでしょう。
「気になる信託銀の先物売り」なんて免罪符も必要かも知れません。
しかしそれより必要なものは多いでしょう。
もっとも真摯に相場と世界動向と政策を見直すべき局面。
NY株と連動するなんて安易な相場観から脱却すれば相場は決して暗くはないと思います。

先週の日経マーケット面では「1→6月期に日経平均(6%)をアウトパフォームした投信の運用担当者」へのヒアリング。
結論は「世界景気が減速する懸念がある中で独自技術やサービスを武器に成長を維持できる企業への選別投資が進む」。
各論では・・・。
「秋に2万円割れの可能性もありそうだ」。
「夏にはいったん22000円台前半まで高くなる場面もありそう」。
「本格的な上昇が見込めるのは年末。23000円をメドに上値を追いそうだ」。
あるいは・・・。
「年末にかけては19000円→23500円で推移」。
「企業業績の下振れ懸念が高まれば10月前に2万円割れの可能性もある」。
「年末にかけて25000円を試す可能性もある」。
参院選が終わってみれば「年末までは22000円~20500円」
あるいは「22500円~2万円」など。
天底を当てるのは難しいこと。
そんなに器用に見通せるというのは素晴らしいことでもあります。

以下は今朝の場況。

「業績期待で反発との面白い解釈」

週明けのNY株式は反発。
今週は主要500社の2割以上が決算発表を予定。
フェイスブックやアマゾン・ドット・コム、アルファベットなど大型ハイテク企業の発表が相次ぐ。
前週までに四半期決算の発表を終えた企業の8割近くで利益が市場予想を上回って着地。
「業績期待の買いが優勢だった」という面白い解釈だ。
モルガン・スタンレーの目標株価や投資判断の引き上げなどを受けてアップルが上昇。
ゴールドマン・サックスが投資判断を「買い」に引き上げた半導体のマイクロン・テクノロジー、
半導体製造装置のアプライドマテリアルズも大幅高。
フェイスブックやインテルなどの上昇も目立った。
連邦政府の債務上限引き上げや今後2年間の歳出案で米政府と議会の合意が近いとの報道を好感。
米国債が債務不履行に陥るとの警戒感が後退。
NYダウは70ドルあまり上昇した場面もあった。
NASDAQ総合株価指数も反発。
もっともホルムズ海峡でイランが英タンカーを拿捕しイランと米英の緊張が強まっていることから上値は重い展開。
長期金利の指標である表面利率2.375%の10年国債利回りは前週末比0.01%低い(価格は高い)2.04%。
今週開催予定のECB理事会で金融緩和に前向きな姿勢が示されるとの見方が買い材料になった。
ドル円は方向感乏しく107円台後半。
恐怖と欲望指数は44ポイント。

「25日線まであと少し」

参院選を通過した月曜の日経平均は寄り付き72円安、大引け50円と反落。
日足は2日連続の陽線。
参院選の与党勝利は織り込み済みで特に影響薄。
「上海株が不安定で東京は物色意欲に乏しい」との見方だ。
個別では朝方にトヨタが年初来高値を更新。
鉄が年初来安値を更新と対照的な動き。
「来週のFOMCまではNY株やドル円、長期金利をにらみながら方向感に欠ける地合いが続きそうな雰囲気」という声もある。
日経平均は終値(21416円)で25日線(21444円)に届かず。
早々に上回れるかが当面の焦点だ。
東証2部指数は逆行高。東証1部の売買代金は1兆6323億円。
値上がり730銘柄、値下がり1318銘柄。
新高値43銘柄、新安値27銘柄。
騰落レシオは95.26。
NTレシオは13.76。
25日線からは0.1%、200日線からは0.6%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.890%。
買い方▲10.968%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.091%。
買い方▲14.683%。
空売り比率は49.4%と上昇し90日連続の40%超。
日経HVは14.4、日経VIは15.21。
日経平均採用銘柄のPERは11.98倍でEPSは1787円。
PBRは1.07倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比30円高の21390円。
高値21415円、安値21270円。
気学では「初め安いと後高の日。悪目買い方針良し」。
水曜は「不時の高下を演ずる日」。
木曜は「変化をみる重要日」。
金曜は「転換注意日。後場の足取りに注意肝要」。
火曜の2連敗は避けたいところ。
ダウ輸送株指数とSOX指数の応援に報いて欲しいもの。
(櫻井)。

誰のもの?

櫻井 英明

2019/07/16 07:10

Ae85a434 0528 4092 acd2 591fd4d2e3c3 castphoto11 sakurai
先週火曜の日経朝刊での特集は「リセット金融営業」。
サブタイトルは「顧客本位への改革急務、長期視点の独立系許す」。
いまだに「顧客本位」というお題目を掲げざるを得ないほど業界の歩みは遅いのでしょう。
おそらくこの言葉が登場してから30年近い年月は経過。
いつまで経っても自立も顧客本位も実行できない証券会社や金融機関と言う構図。
かんぽの例を見るまでもなく、顧客本位でないことが意外と金融機関のレガシーなのかも知れません。
そもそも、顧客本位と収益が両立するかどうかは疑問のあるところ。
この昇華が結構難しいことであるのは言うまでもありません。
だからといって、市場と向き合わないというのもいかがなものでしょう。
日経に登場していたのはIFAさん。
「会社の看板でどれだけ仕事が出来るかわからない」という地銀勤務の女性の声が紹介されていました。
「バッジで仕事をしている」とか「バッジで仕事をするな」。
昭和の時代によく言われていたことを思い出します。
ノルマに縛られることなく、長期目線で個人の資産形成を手助けしやすいのがIFA。
このところ存在感を増しているという話。
独立したIFAの中には「既存の金融機関に一石を投じたい」という思いもあるといいます。
アメリカでは独立系アドバイザーはかかりつけ医のような存在。
40年近く前に証券会社に入ったときに理念的に言われたのは「アメリカでは友人にするなら医者・弁護士そして証券マン」。
「本当かよ」と疑念を抱いたことは間違いないですが、ようやく本当にそうなってきたのかも知れません。
2000万円報告書で将来への資産形成への関心は高まりました。
その関心をまた不信にしないことが重要でしょう。
「顧客本位に原点復帰できるかが試される」というのが記事でしたが、もともと顧客本位ではなかったと思われる金融界。
他人のお金を自分のお金を錯覚しているような融資や投資の姿勢からまず改めるべきなのでしょう。
偉いのは、ファンドマネージャーでもなく、融資担当者でもなく、個人という認識が必要だということ。
長年染み付いた誤解と錯覚から抜け出すことが第一歩。
株を買いに証券会社の店頭に出向いたら、出てきたときには保険に入っていたという笑えない話はもう聞きたくないものです。

「まさに個人投資家の相場。
老後2000万円不足話から個人の反攻が始まった」との声。
そして「上昇トレンドは下げ転換するまで上昇を続ける。
わざわざ言われなくても、警戒材料がたくさんあるのは知っている。
でも、転換するまで攻めるしかない。
しかも、流れがある」。
ある市場関係者の名言。

「自説、感情、願望より現実が優先するのが相場。
相場の仕事は上がる、下がる、もみ合うの3つだけ。
大切なのは相場に対するリスペクト」。
これも深みのある言葉です。

以下は今朝の場況。

「連日の過去最高値更新」

週末のNY株式市場は上昇。
NYダウなど主要株価指数が終値でそろって最高値を更新した。
NYダウは27000ドル台。
S&P500は終値ベースで初の3000ポイント台乗せとなった。
背景は根強い利下げ観測。
「パウエルFRB議長発言は景気拡大の維持に向けた単なる約束にとどまらず今後の政策運営に関する指針を示すもの。
市場はこれを好感した」という解釈だ。
市場の注目ポイントは企業の決算発表に移行しつつある。
S&P500採用銘柄の第2四半期の収益は0.4%落ち込むという予想だ。
6月の卸売物価指数(PPI)の伸びは前年比で1.7%と2年半ぶりの小幅な伸びで着地。
市場予想は上回ったが利下げ観測を前に見えないフリ。
7月の0.5%利下げ予想確率は前日の19.9%から23.5%に上昇。
0.25%の利下げ確率は100%。
10年国債利回りは2.1%台。
ドル円は107円台後半。

週間ベースではNYダウは1.5%%%高、3週続伸。
NASDAQは1.0%高、3週続伸。
S&P500は0.8%高、3週続伸。

週明けのNY株式市場は小幅に続伸。
NYダウは27ドル高の27359ドルトと4日続伸。
3日続けて過去最高値を更新した。
NASDAQは14ポイント高の8258ポイントと続伸。
連日の過去最高値更新。
S&P500は5日続伸し3日連続の過去最高値更新。
背景は利下げ観測の継続との解釈。
一方で主要企業の四半期決算の発表シーズンスタート。
「業績を見極めたいとの雰囲気も根強い」という声もある。
主要500社の利益は前年同期比0.3%減の見通し。
「期待値が低いため予想を上回る内容が多ければ業績回復期待につながる」という見方もある。
アップルやキャタピラーが上昇。
利ざや縮小の思惑からJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株が下落。
「737MAX」の運航再開が2020年1月になる見込みと伝わった航空機のボーイングも下落。
3銘柄でNYダウを約50ドル押し下げた。
NY連銀製造業景況指数は予想を上回って着地。
4~6月期の中国GDPは実質年率換算で前年同期比6.2%成長。
四半期ベースで公表を始めた1992年以降で最低となった。
しかし政策期待で上海総合指数は3日続伸。
トランプ大統領は「米国の関税が大きな影響を及ぼしている。
中国は米国と貿易交渉での合意を望むだろう」とツイート。
利下げ期待が中国景気の後退に勝った展開となった。
もっとも債券市場は世界経済減速への警戒感から堅調。
10年国債利回りは2.09%水準。
ドル円は方向感なく107円台後半で推移。

「売買低調の理由が受け渡し日変更だったなら火曜の売買エネルギーは増加しなくてはならない」

週末の日経平均は寄り付き77円高、終値42円高と日足は陰線ながら続伸。
3連休前で積極的に上値を追う動きは見られなかった。
業績を好感したファーストリテイリングは高値69900円と一時7万円に肉薄した。
「日本株で最高株価のこの銘柄が3%以上も値上がりすれば、日経平均が上昇するのも当然。
日経平均上昇寄与度は79円強。
このおかげでのかろうじて上昇」という見方だ。
一方対照的に足を引っ張ったのが安川電機。
営業減益を背景に急落。
相場的には影響大だった。
「NYダウは初の27000ドル台乗せと勢いのある上昇。
日経平均はかろうじてプラスを保ったという程度で迫力不足は否めない」という声が聞こえる。
日経平均は週間では60円の下落。
ただ週足では6週連続陽線。
東証1部の売買代金はオプションSQ当日にもかかわらず1兆7891億円。
受け渡し日変更が売買低迷の理由とする声もあったが火曜に増えなければこの見方は誤謬ということになろうか。
値上がり703銘柄、値下がり1356銘柄。
新高値77銘柄。新安値12銘柄。
騰落レシオは106.32に低下。
NTレシオは13.76倍。
25日線からは1.4%、200日線からは0.5%のプラスかい離。
サイコロは8勝4敗で66.7%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.748%。
買い方▲10.368%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.918%。
買い方▲14.620%。
空売り比率は42.9%で85日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は8.7%。
日経HVは12.7、日経VIは13.12。
日経平均採用銘柄のPERは12.12倍。
EPSは1789円。
過去最高まであと5円だ。
PBRは1.08倍。
週間ベースで日経平均株価は0.3%安、6週ぶり下落。
TOPIXは1.0%安、3週ぶり下落。
東証マザーズ指数は3.1%安、3週ぶり下落。
日経ジャスダック平均は0.1%安、6週ぶり下落、
東証2部指数は0.6%安、3週ぶり下落。

週末のシカゴ225先物終値は大証日中比50円安の21580円。
週明けのシカゴ225先物終値は大証日中比35円安の21595円。
高値21680円、安値21505円。
25日線(21379円)と75日線(21437円)はあと数日でゴールデンクロスの可能性。
5日線(21592円)が下向きなのが気にかかる。
52週線(21725円)をまずは上回りたいところ。
24か月線は(21837円)だ。
過大は幻のままのSQ値(21742円)奪還だ。
ボリンジャーのプラス1σが21628円、プラス2σは21877円。
気学では「下放れ突っ込むと底入れする。逆なら反落」。
水曜は「初め高いと後安し。吹き値売り方針良し」。
木曜は「押し込むと跳ね返す日。突っ込み買いで駆け引き」。
金曜は「後場高の日。押し目買い方針で進め」。
選挙直前1週間は悪材料も消えるというアノマリーもなくはない。


週末のNYダウは243ドル高の27332ドルと3日続伸。
NASDAQは48ポイント高の8244ポイントと反発。
S&P500は13ポイント高の3013ポイント4日続伸。
ダウ輸送株指数は247ポイント高の10637ポイント。
SOX指数は1.90%上昇。
VIX指数は12.39。
3市場の売買高は56.8億株と減少。
225先物CME円建ては大証日中比50円安の21580円。
ドル建ては大証比45ポイント安の21585ポイント。
大証夜間取引終値は日中比60円安の21585円。
ドル円は107.89円。
10年国債利回りは2.123%。

週明けのNYダウは27ドル高の27359ドルと3日続伸。
NASDAQは14ポイント安の8258ポイントと続伸。
S&P500は0.53ポイント高の30149ポイントと5日続伸。
ダウ輸送株指数は36ポイント安の10601ポイント。
SOX指数は0.77%上昇。
VIX指数は12.68。
3市場の売買高は53.9億株。
225先物CME円建ては大証日中比35円安の21595円。
ドル建ては大証比30ポイント安の21600ポイント。
ドル円は107.91円。
10年国債利回りは2.091%。
(櫻井)。