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ブログ:Onevoice

いよいよ自民党総裁選の投票です。今日の午後、事実上の日本のトップが決まります。私も日本人のひとりとして、できるだけ長く首相を務めていただきたいと心から願っています。それだけの長期政権を担う能力、胆力、そして見識のある立派な方が選び出されることを望みます。

今回の総裁選は、実質的には1か月にわたって各候補の政策論争に触れてきました。その中で最も印象に残っているものは、コロナ対策でも日米同盟堅持でもなく、やはりエネルギー問題です。日本の将来の電源構成、エネルギー戦略をどうしてゆくのか。

その一点において、高市早苗・前総務相の持論である「核融合炉」には惹きつけられました。これが実現すれば、現在のエネルギー問題および地球環境問題はたちどころに解決の糸口が見えてきます。

しかしそれには多大な困難が伴っており、日本・米国・欧州・中国・韓国・インドがそろって共同研究に臨んでいますが、実用化には早くてもあと30年はかかると言われています。

核融合は太陽のエネルギーに代表されます。4個の水素がヘリウムに変化する時に膨大なエネルギーが放出されます。太陽はすでにそれを46億年も飽きずに繰り返しています。これを地上で実現させようというプロジェクトが「核融合炉」の開発です。

まさに地上に太陽を創り出す遠大な人類の夢ですが、それには3つの大きな壁が立ちはだかっているとされています。ひとつは、水素を1億度の超々高温に加熱すること。ふたつめは、1立方センチの中に百兆個の密度を維持すること、三つ目は、1億度のプラズマ(水素の原子核と電子を切り離した状態)を1秒以上封じ込めること。いずれも技術的に想像を絶するほどの高いレベルが要求されます。

日本はこれらの壁に挑戦するのに必要な技術の95%を、国産で調達できる世界でも稀有の国でもあります。完成は21世紀の後半になるでしょう。私はそれを見ることはできないかもしれません。新しい日本の首相が誰になろうとも、国家百年の計として、ぜひともそれに挑んでもらいたいものです。
(スズカズ)



うつろひ

櫻井 英明

2021/09/28 07:16

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日経平均株価が31年ぶりに30795円のザラバ高値を付けた14日(火)。
25日線からのプラスかい離は7.62%。
一時8%を超えた場面もありました。
日足は15日(火)まで12連続陽線。
11日連続は1999年8月9ー23日以来22年ぶりのこと。
12日連続は1988年2月10日ー27日の13日連続陽線以来33年7か月ぶりの記録。
新高値は378銘柄、新安値はゼロ。
騰落レシオは149.06。
サイコロは11勝1敗で91.67%。
松井証券信用評価損益率速報で買い方▲3.401%。
RSIが92.75、RCIが99.73。
目先高値の限界水準は数多くありました。
たまたま「中国恒大集団の債務問題」での急落。
しかしそれ以前にガス抜きが必要であったことも間違いないでしょう。
だとすれば・・・。
主体は中国恒大集団の債務問題ではなく相場そのものの位置あるいは水準あるいは動向。
「材料はあとからついてくる」という格言通りだったのかも知れません。
相場は「人類の叡智」の集合とされます。
否定はしません。
最高の叡智と頭脳の結晶の極致でしょう。
それでも相場は「摂理」が優先するような気がしてなりません。
因みに「摂理」とは自然界を支配している法則。
あるいは神の宇宙と歴史に対する永遠の計画あるいは配慮。
英語では「providence」ドイツ語では「Vorsehung」。
日本では自然の「摂理」と理解した方が良いでしょう。
換言すれば「リズム」とも言えます。
早すぎる上昇スピードにはブレーキが利き、早すぎる下落スピードではアクセルがふかされるもの。
この天然理心流みたいなことは相場では不思議と存在するような気がします。
たぶん相場では「摂理」は「叡智」に勝るのでしょう。
市場では「市場が同方向のベクトルの予想に傾きすぎると逆に行くのが相場の常」という声もあります。
「うつろひは相場の常」でもあります。

以下は今朝の場況。

「小動き」

週明けのNY株式市場で主要3指数は小動き。
NYダウは続伸。
S&P500とNASDAQは下落。
債券利回りの上昇を背景にハイテク株が売られたバリュー株は買われる展開。
JPモルガン・チェース、ゴールドマン、シェブロンが上昇。
マイクロソフト、アマゾン、アルファベット、アップルは軟調。
耐久財受注は前月比1.8%増で予想を大きく上回った。
コア資本財受注も予想を上回って6ヵ月連続のプラス。
一方、ダラス連銀製造業景況指数は市場予想を下回った。
10年国債利回りは1.490%。
一時1.51%と前週末から0.06%上昇した。
2年国債利回りは0.279%。
ドル円は110円台前半。
WTI原油先物は前日比1.47ドル(2%)高の75.45ドルと5日続伸。
7月以来の高値水準。
SKEW指数は146.87→145.67→144.66。
恐怖と欲望指数は33→34。

週明けのNYダウは71ドル(0.21%)高の34869ドルと4日続伸。
NASDAQは77ポイント(0.52%)安の14969ポイントと続落。
S&P500は12ポイント(0.28%)安の4443ポイントと4日ぶりに反落。
ダウ輸送株指数は130ポイント高の14473ポイントと3日続伸。
SOX指数は0.25%安の3445ポイントと続落。
VIX指数は18.76と上昇低下。
合算出来高は103.2億株(前日90億株、過去20日平均は101.9億株)。
225先物CME円建ては大証日中比25円安の30055円。
ドル建ては大証日中比25円高の30105円。
ドル円は110.00円。
10年国債利回りは1.490%。
2年国債利回りは0.279%。

「配当権利付き最終売買日」

週明けの日経平均は寄り付き29円高。
終値は8円安の30240円と小幅反落。
日足は2日ぶりに陰線。
TOPIXは0.14%上昇と反落。
東証マザーズ指数は0.46%下落と反落。
日経ジャスダック平均は0.22%上昇と続伸。
東証1部の売買代金は3兆2583億円(前日3兆5579億円)。
43日連続で2兆円超。
値上がり736銘柄(前日2104銘柄)。
値下がり1355銘柄(前日68銘柄)。
新高値121銘柄(前日106銘柄)と2日連続で3ケタ。
新安値7銘柄(前日3銘柄)。
騰落レシオは146.35(前日141.50)。
NTレシオは14.48倍(前日14.47倍)。
79日連続で14倍台。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
右肩上がりの25日線(29196円)からは△3.57%(前日△4.03%)。
19日連続で上回った。
右肩上がりの75日線は28594円。
17日連続で上回った。
右肩上がりの200日線(28614円)からは△5.68%(前日△5.77%)。
16日連続で上回った。
右肩下りの5日線(30093円)から△0.49%。
2日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.952%(前日▲19.486%)。
買い方▲5.235% (前日▲4.741%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲12.585%(前日▲13.361%)。
買い方▲17.254% (前日▲17.020%)。
空売り比率は41.1%(2日ぶりに40%超:前日38.0%)。
空売り規制なしの比率は9.2%(前日9.1%)。
日経VIは20.95(前日20.86)。
日経平均採用銘柄の予想PERは14.06倍(前日14.03倍)。
前期基準では19.06倍。
EPSは2150円(前日2156円)。
225のPBRは1.28倍。
BPSは23625円(前日23631円)
日経平均の益回りは7.11%。
10年国債利回りは0.055%。
東証1部全銘柄だと予想PERは16.45倍。
前期基準では22.33倍。
PBRは1.38倍。
東証1部単純平均株価は15円安の2597円。
東証1部売買単価は2519円(前日は2496円)。
東証1部時価総額は773兆円(前日は774兆円)。
25日連続で700兆円台。
ドル建て日経平均は273.20(前日273.74)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比25円安の30055円。
高値30235円、安値29960円。
大証夜間取引終値は日中比40円安の30040円。
先物は12月限なので9月配当落ちでの現物との逆ザヤは約182円。
気学では「吹き値売り方針の日」。
水曜は「初め高いと下押しを見せるが安寄りしたら買い狙え」。
木曜は「相場の居所が安値にある時は急伸する」。
金曜は「下げ来れば底入れなり。上げ来れば戻り頭を作る」。
右肩上りのボリンジャーのプラス1σが30391円。
プラス2σが31586円。
一目均衡の雲の上限が28368円。
下限が27910円。
19日連続で雲の上。
勝手雲の上限は29601円。
下限が28701円。
19日連続で上回った。
RSIが64.29(前日69.09)。
RCIが47.80(前日55.77)。
配当権利付き最終売買日。

《今日のポイント9月28日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は小動き。
   NYダウは続伸。
   S&P500とNASDAQは下落。
   10年国債利回りは1.490%。
   2年国債利回りは0.279%。
   ドル円は110円台前半。
   SKEW指数は146.87→145.67→144.66。
   恐怖と欲望指数は33→34。


(2)ダウ輸送株指数は130ポイント高の14473ポイントと3日続伸。
   SOX指数は0.25%安の3445ポイントと続落。
   VIX指数は18.76と上昇低下。
   合算出来高は103.2億株(前日90億株、過去20日平均は101.9億株)。
   225先物CME円建ては大証日中比25円安の30055円。

(3)東証1部の売買代金は3兆2583億円(前日3兆5579億円)。
   新高値121銘柄(前日106銘柄)と2日連続で3ケタ。
   新安値7銘柄(前日3銘柄)。
   騰落レシオは146.35(前日141.50)。
   NTレシオは14.48倍(前日14.47倍)。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。

(4)右肩上がりの25日線(29196円)からは△3.57%(前日△4.03%)。
   19日連続で上回った。
   右肩上がりの75日線は28594円。
   17日連続で上回った。
   右肩上がりの200日線(28614円)からは△5.68%(前日△5.77%)。
   16日連続で上回った。
   右肩下りの5日線(30093円)から△0.49%。
   2日連続で上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.952%(前日▲19.486%)。
   買い方▲5.235% (前日▲4.741%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲12.585%(前日▲13.361%)。
   買い方▲17.254% (前日▲17.020%)。

(6)空売り比率は41.1%(2日ぶりに40%超:前日38.0%)。
   空売り規制なしの比率は9.2%(前日9.1%)。
   日経VIは20.95(前日20.86)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは14.06倍(前日14.03倍)。
   EPSは2150円(前日2156円)。
   BPSは23625円(前日23631円)
   日経平均の益回りは7.11%。

(8)東証1部時価総額は773兆円(前日は774兆円)。
   ドル建て日経平均は273.20(前日273.74)。

(9)右肩上りのボリンジャーのプラス1σが30391円。
   プラス2σが31586円。
   一目均衡の雲の上限が28368円。
   下限が27910円。
   19日連続で雲の上。
   勝手雲の上限は29601円。
   下限が28701円。
   19日連続で上回った。
   RSIが64.29(前日69.09)。
   RCIが47.80(前日55.77)。
   配当権利付き最終売買日。

今年の曜日別勝敗(9月27日まで)

月曜22勝14敗
火曜21勝15敗
水曜15勝23敗
木曜20勝15敗
金曜18勝19敗
(櫻井)。
放送業界の習いで、テレビ&ラジオ界は“ナイターイン編成”が今週で終了。
来週からは“ナイターオフ編成”に切り替わります。

ラジオのナイター中継の私の担当も今週で終了。
必死で野球の勉強を始めてから5年目のシーズンは、
応援チームのけが人続出から始まってなかなか思うような結果が出ておらず、
苦しい時期を過ごしてきました。

ウキウキワクワク臨んでいた中継も、
負けがかさんでくるとどうやって盛り上げていこうか、
なんとか前向きな情報を探しては伝えてきました。

中継に臨む前、必ず食べて活力にしていたのがお弁当です。
中継後の帰宅は22時を超えるため、
翌日のストボ後場や前場のことを考えると夕食は17時に済ませるのが常でした。
自分で作ってもお弁当ってなんだか嬉しくて
好きなものばかり詰められる『大人弁当』なのでなおさら。
仕事の準備の合間に作るので、
ご飯を炊いて作り置きのおかずを詰めるぐらいしかできませんでしたが
お弁当ぐらいでしか食べる機会のない卵焼きの練習をしてみたり、
懐かしの海苔弁を作ってみたり、
色々楽しんで半年間作り続けました。

どうしても起きられない日、
創作意欲が沸かない日、
1人分を週に2回だけでも面倒に感じる日があったのに、
母は、父と子供3人分のお弁当を何十年にも渡ってよく作り続けてくれたな・・・
改めて感謝しました。
お弁当箱を出すのを忘れてよく怒られたし、
父なんて何日か連続で職場にお弁当箱を忘れてきたペナルティで、
私のピンクのウサギちゃんのお弁当箱を持たされていたのを見て
お母さん、やるなぁと思った記憶があります。
育ち盛りの頃はかなりの大きなお弁当箱に詰めてくれていましたし、
好き嫌いの多かった私には色々苦労したでしょう。
遠足の日は手焼きのパンだったり、
サンドイッチやお砂糖を入れた温かい紅茶の水筒を持たせてくれたり、
母のお弁当は、すべて手作りの、思えば美味しいお弁当でした。
箸を持ってやってくる同級生によく狙われたっけ。
なのに、
茶色いおかずばっかり!
煮物ばっかりじゃなくて、たまには冷凍食品のフライでも入れてくれなんて
罰当たりな発言をした記憶もあります。
ごめん。

おそらく父も私たちも毎日のお弁当を当たり前と思って
ろくにありがとうも言わなかった気がします。
東京ガスのCMのように、改めてお弁当ありがとうって言ってみようかな。


さて、野球の方は、我がチーム残り25試合。
まだまだ諦めていませんので、
ナイター中継が終わっても引き続き応援を続けますよ。


 中国がTPPに加盟申請した、と思ったら今度は台湾が加盟申請、世界の動きは面白いものだな、と思わせるに十分な出来事でした。日本は難しい立場、という見方もあるようですが、いろいろな意味で主導権を取れるという意味で日本にとってチャンスが多くなったという気もします。


チャイナ・エバーグランデ

 今週の世界的な株価の反落は、大げさに言えば「チャイナ・エバーグランデ・ショック」ということになるのでしょうが、米国株の下落は限定的でしたし、日本株も先週までの上昇の一部を失った、という程度で済んでいます。


 中国の経済体制は、異形の資本主義、などと言われるのですが、中国流のバブル処理とか不振大企業の扱い方が見えないというところがまさにリスクだと言えそうです。日銀総裁もFRB議長も、チャイナ・エバーグランデの問題はあくまでも中国特有の国内問題で、国際的な金融混乱につながるようなものではない、といった発言をしているようです。まずはその通りなのでしょう。


 日本株について見れば、8月20日までの下落が(その間、香港株が大きく下落していたことなどからしますと)まさにチャイナリスクを反映したものだったとも言えるでしょうから、チャイナリスクで下げた日本株が海外の投機筋の売りポジション解消で急速に上げた後、チャイナリスクで少しまた下げた、というのも何やら奇妙な話です。


 今週は各国の中央銀行が金融政策決定会合を開いていて、日銀は予想通りまったくの無風でしたが、FRBはテーパリングの決定を11月に、と確定したのに加えて、利上げ時期が早まるかもしれない、という発言もあって、やや踏み込んだ動きという感を持ちます。


 FRBのアナウンスの後に、円ドル相場はだいたい30銭くらいのドル高に、NYダウは反発ということで、何か混乱の元になるというようなことはありませんでした。まずは市場の予想の範囲内のアナウンスだったということでしょう。


 日本株で見ますと、8月20日から9月14日までの急騰では売り方大慌て、ということだったでしょう。今週の下げについては、売り方は不満たらたら、というところでしょう。


 ふつうの投資家からしますと、リスクを意識した抑制気味の買いポジションを維持しておけばとくに問題が生じることはなかろうから、そのようにして事態の推移を見守ろう、という向きが多いと思われますし、実際それでOKという気がします。


日本の個人消費を増やす方策

 について考えてみたいと思います・・・が、解決策を見つけて日本の個人消費を活発にするとなるとむずかしいことなのでしょう。


 個人消費は個人所得に比例しているでしょうから、個人消費を増やすには個人所得を増やせばいい、ということになりますが、米国のように個人に対して大盤振る舞いするようなことはわが国ではなじまないでしょうから、個人所得を全体としてすばやく増やすなどということはできないでしょう。


 所得(あるいは資産)を消費してもらおうという発想からしますと、次のようなことが考えられます。


1. 若い人の所得を増やす

わが国の制度は徐々に変わって来ているとはいえ、まだ年功序列体質は残っているでしょう。年功序列体質の中で若年層への分配を増やすのは容易ではないと見るべきです。若い人たちが既成の会社や役所に勤めるのでなく、みずから起業するなどすれば年功序列も何もない、となるのでしょうが、それもなかなか難しそうです。


2. 高齢者に貯蓄を消費してもらう

 高齢者が貯蓄を消費しない最大の理由は老後の生活への心配だろうと思います。ということは老後の生活の心配を無くしてやれば貯蓄を取り崩して消費する分が増えるだろうということになるのですが、年齢が上がるほど、長生きすればするほど年金額が増えるトンチン性を高めた年金が普及するといったことでもない限り、貯蓄を簡単に取り崩すことはしない人が多そうです。


というわけで、妙策なし、というのが結論です。


 とはいえ、わが国の現状はどうしようもないくらい酷いというわけでもないのですから、若い人たちがもっと活躍して所得を増やして消費する、ということを期待するところなのでしょう。


 具体的には、もし意欲と覚悟があるなら起業して大きな成功を目指す、とか、私企業に所属しているなら、大きな成果を仕事であげて報酬を要求する、といったことがふつうになればいいのでは、と思います。(今どきの会社であれば、例えばこの1年で私は会社に1億円の付加価値をもたらしたのだから、ビッグボーナスを要求する、と言ったときに何もしてもらえないことはなかろうと思います。)


2021年9月24日

証券アナリスト

松下律


連休明けの昨日(9月21日)、日経平均が3万円の大台を割り込みました。大騒ぎです。夜7時の報道番組ではそれをトップニュースで伝えたほどです。

株価の変動がお茶の間に、リビングに、キッチンに、生活の至るところ、とにかくどこにでも瞬時に飛び込んできます。それもほとんどの場合、値下がりしたケースです。株価が大きく上昇したことがニュースになることはごくまれです。悲劇はニュースになり、幸せな話題はニュースではありません。

立憲民主党が「アベノミクス」の政策効果を総括しています。株価の上昇に貢献しただけで、格差や貧困の問題の改善にはつながらなかった。むしろ格差を拡大させただけで、そのために日本はいまだに混迷から抜け出せていないとして、経済政策としては失敗だと断じています。

証券市場の末席に職を得ている私自身の立場としては、株価の上昇を促しただけでもよしとする部分はあります。しかし平均的な日本人のひとりとして、日本全体では何も変わっていない、まるでよくなっていないという批判の部分にもうなづけます。

増税もけっこうです。国の財政を立て直すため、将来世代に禍根を残さないため、あるいは年金の財源を確保するためであれば、増税も仕方ありません。受け入れます。

しかしここでの問題は、税金の使い道がまったくもってでたらめだという点です。社会のあらゆるシーンに歴然と残っている利権構造を残したまま、ただ増税だけを行っては何も変わりません。消費税の増税分がまるで社会保障費の補充に使われていません。それだけは勘弁してくれ、というのがこれまた平均的な日本人の率直な意見だと思います。

ひるがえって自民党総裁選。このような利権構造の象徴でもある「桜を見る会」、「森友学園問題」、「加計学園問題」への追及を今後も行ってゆくのか否か、各候補には態度をきちんと表明してもらいたいものです。

安倍政権を居抜きで継承した菅政権は一切の追及を行いませんでした。それが政権継承の条件だったのかもしれないとうがって考えてもしまいます。今後も「追及しない」という候補が勝つのであれば、日本の変化はさほど期待できません。株式市場は二極化相場をますます強めてゆくことでしょう。
(スズカズ)