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ブログ:Onevoice

夏は旅の季節です。旅に出るならひとり旅です。夏ほどひとり旅にふさわしい季節はありません。勝手にそう決めています。

高校生のころ、京都にひとりで出かけました。当時はまだ運行していた東海道線の鈍行(夜行)で、始発の新宿駅のホームに並び、大垣を経由して一晩かけてたどり着きました。冷房などまだ普及しておらず、車中は蒸し暑くて眠れないので、となりのおじいさんや大学生らしき男女二人連れと夜を徹して話をしてました。

夜が明けると停車時間の長い駅のホームで顔を洗い、朝食を買い込みます。そうしてたどり着いた京都でした。鴨川のほとりや三年坂をとぼとぼ歩いたこと、蒸し暑い夜に大文字焼きを仰ぎ見たことを思い出します。甲子園にも寄って無料の外野スタンドから同世代の野球も観戦しました。まだ志望校を決めていなかったので、その足で神戸にも大学の見学に行きました。

最近は思い出すことも少なくなりましたが、その時の経験はよき思い出とともに何かしら身についているように思います。そう思いたいものです。

中でも一番重要なものが、不安への対処法です。旅には不安がつきものです。道に迷う不安、今日の宿が確保できるかどうかの不安、安い宿が見つかるか、おカネを盗られないか、食あたりにならないか、悪い人につからまらないか、とにかく朝から晩まで不安だらけです。

その不安を乗り越えてでも見たいもの、行きたい場所に出かける誘惑が旅の魅力でもあります。宿の手配、穴場の探索、地図の入手ひとつをとっても、インターネットがくまなく普及した現代と比べると当時は格段に不便でした。世の中はそれだけ便利になったということです。

不安や不便をなくすために世の中はどんどん便利さを増して、そうなると今度は別の不安や不便が生まれてきて、また新たな対処法が考え出されて、と際限なく繰り返されます。テクノロジーによって便利になることはけっこうなのですが、不便さもまた楽しいものです。夏は旅の季節です。久しぶりにあてもなく、ひとり旅に出かけてみましょうか。
(スズカズ)
5月の連休明けの下落は7日から14日までの1週間で約1400円の下落。
先週の下落に当てはめれば下値メド19800円という計算でした。
火曜日にほぼ達したと考えて良かったのでしょう。
こんな指摘もあります
「ザラバベースで日経平均は4月24日高値(22362円)を付けたあと、8日後の5月14日に20751円。
これが下げの第1波で値幅は1611円。
その後、5月22日までの6日は自律反発局面で値幅は653円だった。
5月23日から始まった下げの第2波は6月4日までの9日。
20289円まで1115円の下落。
一方、今回は7月25日高値(21823円)から8月6日安値(2万0110円)まで8営業日で値幅は1713円。
5月の第1波と日柄、値幅の点でほぼ一致。
5月のパターンを今回に当てはめると、下げの第2波が始まるXデーは8月16日」。
そんなに都合よくいくものでしょうか。
先週の水曜に聞かれた声。
「市場関係者の言うとおり『リセッションだ!大変なことになる!』と思いましたら、保有株の半分以上が赤くなりました」。


「相場は下げたから上がるものだし、上がったから下がるもの」。
トランプ大統領も会得しているであろうこのセオリーを思い出したいものです。
結局、株価が史上最高値圏という格好の場面でのトランプ大統領の対中国強硬姿勢はいつものこと。
NYの主要株価各指数が200日線を下回らずに反発したことはそれを物語っています。
「トランプ大統領は株価が目先天井ゾーンに来ると、トランプ砲を炸裂。
相場が下げようとするというか下落する。
今回も同じような状況でトランプ砲が炸裂した。
ただトランプ大統領は経済戦争に勝つために株高政策を続けること自体に変化はない。
過熱ゾーンに入ったときにトランプ砲をぶっぱなす可能性があるということだ」。
「株価が高水準にある時のトランプ大統領のちゃぶ台返し」というリズムにそろそろ市場も気が付くべきだろう。
ただ・・・。
「トランプ大統領は経済戦争に勝つために株高政策を続けること自体に変化はないでしょう。
過熱ゾーンに入ったときにトランプ砲をぶっぱなす可能性があるということだ」。
冷徹な観測と解釈から離れて付和雷同した市場解釈に流されてはいけないということです。

8月2日時点の信用買い残は1193億円増の2兆3144億円。
2週間ぶりの増加で3月29日以来約4ヶ月ぶりの水準を回復。
同信用売残は620億円減の8902億円。
8月2日時点の裁定買い残は1320億円減の5434億円。
当限は1304億円減の4847億円。
翌限以降は15億円減の587億円。
裁定売り残は427億円増の1兆2220億円。
当限は456億円増の1兆294億円。
翌限以降は29億円減の1910億円。
売り残は1兆円台に乗せてきました。


先週金曜の移動平均線は25日線(21358円)、75日線(21342円)、200日線(21365円)。
23円の範囲に収束した移動平均はレンジの変化の前兆。
ドル円の106円攻防戦もさることながら10年国債利回りのマイナス0.2%攻防戦というのがもう一方の要素。

室町幕府八代将軍足利義政の歌。
「板間もる月こそ夜のあるじなれ あれにしままの露のふるさと.」。
「露」を「株」に読み替えてみると、あれにしままの株のふるさとは月に支配される?
ではその「月」の解釈は?
月はもともと地球の惑星。
地球を現物株とすると、月は指数先物みたいなもの。
しかし現物は指数に支配されています。
あるいは・・・。
月は地球の惑星。
しかし地球は月の動きをある意味反映します。
マーケットも、外国人の投資心理ではなく、実は東京市場の市場心理が反映しているように思えます。

以下は今朝の場況。

「ビビリと欲望指数は24ポイント」

週末のNY株式市場は反落。
もっとも主要株価3指数は一時、軒並み1%を超える下げとなった後、午後になって切り返し。
NYダウはプラ転した場面もあった。
主な要素はトランプ大統領の発言。
「米国は引き続き中国との貿易交渉を継続しているが当面の合意はない。
中国通信機器大手のファーウェイと取引は当面行わない」。
米中貿易摩擦懸念は再拡大との解釈。
株式相場は今週、乱高下の展開となったものの最終的には前週比ほぼ変わらず。
商いは活況で週間売買高は410億株を超え年初来最高を記録した。
イタリア政局の混迷が投資家の懸念につながった。
英国の第2四半期GDPが前期比0.2%減。
2012年第4四半期以来6年半ぶりのマイナス成長となったことも投資家心理の重しとなった。
7月の卸売物価指数は前月比0.2%上昇と控えめな伸びで着地。
食品とエネルギー、貿易サービスを除いたコア指数は2015年10月以来初めてマイナス。
10年国債利回りは1.74%台。
10年国債利回りは2週連続低下。
10年債利回りの2週間の低下幅は約8年ぶりの大きさとなった。
ドル円は105円台前半での推移。
週明けのNYダウは389ドル安の25897ドルと続落。
下落幅は一時460ドルを超える場面もあった。
NASDAQは95ポイント安の7863ポイント。
S&P500は35ポイント安の2882ポイント。
ただいずれの指数も75日線は割れこんだが200日線はキープしている。
米中貿易問題は当面の第一悪材料。
ここに債券利回りの低下が加わっての大幅安となった。
10年国債利周りは一時1.63%台を割り込んだ。
2年債利回りとの差は0.06%と約12年ぶり狭さ。
逆転が近づいたことが悪材料視された。
また中国人民銀行は人民元取引の対ドル基準値を8営業日続けて元安に設定。
中国当局が元安を容認。
米国の反発を招きかねないとの解釈につながった。
香港国際空港が空港内の大規模デモを理由に12日夜出発予定の全便を運休。
大統領選予備選結果を受けてアルゼンチンペソが急落。
数多い不透明要因を嫌気した格好だ。
ほぼ全面安の中で金融セクターの下落が顕著。
原油価格が堅調に推移したのにかかわらず貿易摩擦や世界の景気減速への懸念からエネルギーも大きく売られた。
素材セクターも大幅安。
VIX(恐怖)指数は21.09。
ダウ輸送株指数は174ポイント安。
SOX指数は1.18%の下落。
週末25ポイントだった恐怖と欲望指数は24ポイントに低下した。
ゴールドマン・サックスのエコノミストは週末に顧客に送ったメモで第4四半期の米成長見通しを2.0%→1.8%に引き下げ。
「リセッション懸念が拡大した」という声もある。
ドル円は105円台前半。
トランプ米大統領がFRBに対し1%の利下げを要求。
「経済はFRBに手錠をかけられた状態だ」とコメント。
「高い金利がドル高を招き、米国の製造業の打撃となっている」と主張したことも影響した格好。

「先週同様週明けのNY安」

週末の日経平均は寄り付き165円高で大引け91円高と上昇幅を縮小。
「NYダウ平均が371ドル高とそれなりに格好をつけての戻り。
雰囲気として安心感拡大。
しかしそれ以上に買い上がる材料はなく後場は小動き・様子見に終始」との声だ。
国内4-6月期実質GDPが年率換算1.8%増で着地したことは好感。
SQ値20855円99銭を一度も超えることなく「幻のSQ」となった。
3ケタの上昇を維持できず2ケタの上昇しかできないマーケット。
8月2日から7日の4日間で終値ベースで1000円以上下落している割には戻りが鈍い。
昨年12月の上場以来、公開価格(1500円)割れが続いていたソフトバンク(9434)。
一時1509円を付け、上場8か月目にしてようやく公開価格の1500円を超えた。
一方マザーズに新規上場したステムリム(4599)は公開価格割れ。
日経平均は週間では402円の下落。
週足は2週連続で陰線。
売買代金は2兆1466億円。
SQ日にしてはこちらも物足りない。
値上がり1209銘柄、値下がり837銘柄。
新高値51銘柄、新安値95銘柄。
騰落レシオは79.51と80%を割れ込んだ。
NTレシオは13.75倍。25日線からは3.2%、200日線は3.2%のマイナスかい離。
サイコロは5勝7敗で41.7%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲7.157%。買い方▲12.779%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.825%。
買い方▲16.965%。
空売り比率は46.3%で102日連続40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は9.8%に上昇。
日経HVは15.5、日経VIは19.71。
東証REIT指数は続伸。
日経平均のPERは11.71倍でEPSは1766円。
PBRは1.03倍。
ボリンジャーのマイナス2σが20547円、マイナス1σが20952円。
週明けのシカゴ225先物は大証金曜日中比370円安の20265円。
高値20580円、安値20210円。
移動平均線は25日線(21358円)、75日線(21342円)、200日線(21365円)。
23円の範囲に収束した移動平均はさらにレンジの変化の前兆。
ドル円105円攻防戦もさることながら10年国債利回りのマイナス0.2%攻防戦というのがもう一方の要素だ。
52週線(21216円)、24ヶ月線(21874円)は遠い。
先週同様週明けのNY安。
また日足の陽線が欲しい火曜日。
今週は4日立ち合い。
週前半で決算発表が一巡し中盤以降は材料難。
気学では「上寄り付きは売り方針。安寄り付きは買い狙え」。
水曜は「波乱激しく人気に逆行して動く。逆張り良し」。
木曜は「後場高の日なれど上放れた時は売り狙え」。
金曜は「変化を起こす重要日。後場の足取りに注意」。
(櫻井)


チャイナショック再来?

 荒っぽい値動きの一週間の相場が少し落ち着いて来たというところのようですが、人民元下落(元安への為替操作)と聞きますと、やはり4年前のチャイナショックが頭をよぎってイヤな気分になるものです。


それにしましても、世界中株式相場を取り巻く状況は不安だらけ、のようです。


・米中摩擦の激化(米による追加関税、中国の反発、為替操作国指定・・)


・元安誘導→中国からの資金流出→中国のグレーリノ問題顕在化→新興国経済への打撃波及


・中東情勢(第何次か知りませんが、オイルショックが起きても不思議はない・・)→金価格上昇


・米金融政策(の迷走?)→政策金利を下げても下げなくても問題が起きるかも・・


・ブレグジット懸念(本当にどうなるのでしょうか?)→どう離脱しようと大した影響を与えまい、という見方も有力ですが・・


・日韓問題(実害のあるような措置でないことはとっくに分かっていたと思うのですが・・)


・円高傾向→日本経済は輸出入がほぼ均衡していますので、円高が日本経済に大きなダメージを与えるとは思えないのですが・・


 チャイナショックの頃より、米国にせよ日本にせよ、企業収益がずいぶん向上していますので、またぞろチャイナショック発生ということはないのでは?とは思うものの、いろいろ心配ではあります。


 とくに、いつも言ったり書いたりしていることですが、日本株はとにかく需給が悪いので心配になることが多いようです。何しろ、海外勢は中国、アジア株の下落に備えて日本株をヘッジ売りするそうですから・・


トータルリターン

 今年の有価証券報告書から「株主総利回り(5年パフォーマンス)」の開示が始まりました。トヨタ自動車の例をテレビ画面上にお示ししようと思っているのですが、第一部【企業情報】、第1【企業の概況】、1【主要な経営指標等の推移」の(2)の表の下から3行目に記載されています。 


 トヨタ自動車の例ですと、比較指標は配当込みTOPIXで、指標との比較で見ますと、トヨタ自動車の株主総利回りは概ね比較指標である配当込みTOPIXをやや下回るというものになっています。


コーポレートガバナンス

 コーポレートガバナンスって、何?とか、コンプライアンスと何が違うのか?といった質問も出るのかもしれないのですが、個人的には、コーポレートガバナンスとは、上場会社がROE8%以上を安定的に達成する経営を達成する手立て、と単純化して考えることにしています。


 ガバナンスという以上は「誰が支配していると考えるのか?」ということが最初に示されなければならないわけですが、それは当然「株主が支配している」という見方です。


 会社のガバナンスに関しては、「人本主義」、「ステークホルダー資本主義」、「株式資本主義」などいろいろな立場を想定することが可能かと思いますが、ビジネスの効率と株主利益の極大化を目指すとすれば、株式資本主義が最良とされているものと思います。


「ハードロー」と「ソフトロー」

 コーポレートガバナンスの法律や規則の枠組みは、いわゆる「ハードロー」と「ソフトロー」に分けて考えることができます。ハードローとしては、会社法、金商法があるわけですが、これらへの対応はけっこう形式的で、株主から見ますと退屈な感じです。


 「ハードロー」に加えて、いわゆる「ソフトロー」の枠組みがわが国にはありまして、その中核が「コーポレートガバナンスコード」です。上場会社はこのコードに沿って「コーポレートガバナンス報告書」を提出することが義務付けられていて、投資家は投資のための情報として活用することができます。


 現在のコーポレートガバナンスコードは2018年6月1日施行のものですが、実は東証はもっとずっと以前から「上場会社コーポレート・ガバナンス原則」を定めていまして、私は個人的には、この以前の原則の方が株式資本主義らしくていいのではないか、と思っています。


 例えば、株主と会社(の経営者)との関係について、上場会社コーポレート・ガバナンス原則 (2009年12月22日改定版) は次のように記述しています。


「およそ上場会社の企業活動は、収益を上げ、株主にとっての企業価値を高めることを主要 な目的として行われるが、上場会社がそうした成果を継続的に挙げ続けることを期待するた めには、企業活動を律する枠組み、即ちコーポレート・ガバナンスを通じて経営をそのよう に動機付け、あるいは監視することが欠かせない。 」


 すなわち、上場会社にとってコーポレート・ガバナンスが有効に機能することは、継続的 に企業価値を高めていくための極めて基本的な要請であり、そのような環境を整えることが コーポレート・ガバナンスの基本的な目的である。」


 「コーポレート・ガバナンスにはこれらすべての利害関係者との関係のあ り方が影響を与えるが、資本市場の視点から見ると特に中核的なものは、株主(又は潜在的 な株主としての投資者)と経営者との関係である。」


 実に株式資本主義的な感じがしませんか?


 現在のコーポレートガバナンスコードは2018年6月1日施行の記述はこんな感じです。


 「 上場会社には、株主を含む多様なステークホルダーが存在しており、こうしたステ ークホルダーとの適切な協働を欠いては、その持続的な成長を実現することは困難で ある。


 その際、資本提供者は重要な要であり、株主はコーポレートガバナンスの規律 における主要な起点でもある。


 上場会社には、株主が有する様々な権利が実質的に確 保されるよう、その円滑な行使に配慮することにより、株主との適切な協働を確保し、 持続的な成長に向けた取組みに邁進することが求められる。 」


 現在のコードはいわゆるステークホルダー資本主義を意識して書かれているのかもしれません。


(ご参考)

上場会社コーポレート・ガバナンス原則 (2009年12月22日改定版)

 コーポレート・ガバナンスは企業統治と訳され、一般に企業活動を律する枠組みのことを 意味する。


 およそ上場会社の企業活動は、収益を上げ、株主にとっての企業価値を高めることを主要 な目的として行われるが、上場会社がそうした成果を継続的に挙げ続けることを期待するた めには、企業活動を律する枠組み、即ちコーポレート・ガバナンスを通じて経営をそのよう に動機付け、あるいは監視することが欠かせない。 すなわち、上場会社にとってコーポレート・ガバナンスが有効に機能することは、継続的 に企業価値を高めていくための極めて基本的な要請であり、そのような環境を整えることが コーポレート・ガバナンスの基本的な目的である。


  現代の経済社会における企業の利潤追求活動は、多様な利害関係者(株主又は投資者・経 営者・従業員・取引先・債権者・地域社会など)との複雑な利害調整なしには成立し得ない。


  企業活動が広域化する中では異なる文化や社会の価値観をも考慮に入れる必要が高まって おり、企業の利潤追求活動が、市場原理に則り公正かつ透明に、株主・投資者はもとより経 済社会全体に対して説明可能なものとして、社会的責任を果たしながら遂行されることが必 要となりつつある。


 コーポレート・ガバナンスにはこれらすべての利害関係者との関係のあ り方が影響を与えるが、資本市場の視点から見ると特に中核的なものは、株主(又は潜在的 な株主としての投資者)と経営者との関係である。


 なぜなら、会社の業務執行は経営者(代表取締役、業務執行取締役、代表執行役、執行役 等)の広大な権限に委ねられ、実行されるが、その権限は究極的には、資本の出し手であり、 通常は最終的なリスクの負担者である株主の信任に基づくものだからである。


 株主は通常、会社の価値の最大化を目的として、経営者を選任し、監督し、動機付けるた めの権限を、みずから選任する取締役又は監査役に大きく委ねている。経営者は、取締役会 によって選任されて日常的な業務執行の権限を委ねられ、取締役会・監査役(会)の監督下 にあることを前提として広大な執行権限を正当に行使し得る。取締役会・監査役(会)は株 主によって選任され、以上のような役割について、忠実に果たす義務、善良なる管理者とし ての注意義務を会社と株主に対して負っている。


  これらはいずれも株主と経営者との関係を律するための枠組みであり、これらをいかにし て有効に機能させるかということが、コーポレート・ガバナンスの中核的な問題である。 上場会社のコーポレート・ガバナンス、すなわち株主と経営者の関係の規律付けを中心と した企業活動を律する枠組みには、様々な機能を果たすことが期待されているが、その中で も重要なのは次の点である。


 まず、株主の権利・利益が守られ、平等に保障されることが第 一に重要である。次に、役割を増す株主以外の利害関係者について権利・利益の尊重と円滑 な関係の構築が会社の価値向上には欠かせない。そして、これらすべての利害関係者の権 利・利益が現実に守られるために、適時適切な情報開示によって企業活動の透明性が確保さ れる必要がある。最後に、重要な鍵を握る取締役会・監査役(会)が期待される役割を果た すことが必要である。


  コーポレート・ガバナンスに期待されるこれらの機能は、コーポレート・ガバナンスに関 して現実に会社が採用する具体的な施策によって実現されるが、一般にコーポレート・ガバ ナンスを充実させるとされる具体的な施策を集めた特定のモデルがすべての企業に適する とは限らないし、それぞれの企業にあった多様な施策の組み合わせがありうる。問題は、具 体的な施策の採用の有無というよりも、それぞれの企業において、コスト・ベネフィットの 関係を勘案しながら、これらの機能をもっともよく実現すると思われる方法が模索され、実 際に効果を上げることである。 こうした企業の取組みや情報開示等の状況を見て、株主、投資者が投資判断、議決権行使 等を行い、それを踏まえて各企業が自らの取組みをチェックし改善していく、というのが、 市場経済体制の基本である。


コーポレートガバナンスコード(2018年6月1日施行)

第1章 株主の権利・平等性の確保

【基本原則1】 上場会社は、株主の権利が実質的に確保されるよう適切な対応を行うとともに、株 主がその権利を適切に行使することができる環境の整備を行うべきである。


 また、上場会社は、株主の実質的な平等性を確保すべきである。 少数株主や外国人株主については、株主の権利の実質的な確保、権利行使に係る環 境や実質的な平等性の確保に課題や懸念が生じやすい面があることから、十分に配慮 を行うべきである。


 考え方

 上場会社には、株主を含む多様なステークホルダーが存在しており、こうしたステ ークホルダーとの適切な協働を欠いては、その持続的な成長を実現することは困難で ある。


 その際、資本提供者は重要な要であり、株主はコーポレートガバナンスの規律 における主要な起点でもある。


 上場会社には、株主が有する様々な権利が実質的に確 保されるよう、その円滑な行使に配慮することにより、株主との適切な協働を確保し、 持続的な成長に向けた取組みに邁進することが求められる。


 また、上場会社は、自らの株主を、その有する株式の内容及び数に応じて平等に取 り扱う会社法上の義務を負っているところ、この点を実質的にも確保していることに ついて広く株主から信認を得ることは、資本提供者からの支持の基盤を強化すること にも資するものである。


令和元年8月9日

証券アナリスト

松下律

ツイッター・アカウント

@shokenanalyst

久しぶりに明るいニュースが席巻していますね。

渋野日向子選手全英女子OP優勝、シンデレラスマイル。
お母さんのインタビューで
「お世辞にも、あの、美人タイプではないので、笑顔を大事に育てました。」
すごく素敵な教育方針だと思いましたし、
お父さんお手製のおにぎりや差し入れの駄菓子を食べながらのリラックスした表情のラウンドに
心の強さを羨ましく思いました。
笑顔は人の心を柔らかくしますね。
翌日のお弁当から“昆布おにぎりブーム”到来の単純な私。

小泉進次郎議員と滝川クリステルさんの結婚を知らせてくれたのは生放送中、
CMの間の櫻井キャスターでした。携帯にニュース速報が来たそう。
直後のグレイステクノロジー(6541)の株価急騰には思わず笑ってしまいましたが、
CMに滝川クリステルさんが出演しているマニュアル作成企業、
投資家の皆さんの反応の速さはさすがでした。
2人のにこやかな会見、心が和みました。

このところTVを付ければ暗いニュースばかりだったので、
久しぶりに明るいニュースが席巻するのはいいですね。

今朝見上げた空には鱗雲が広がっていました。
今日は立秋、暦の上では秋を迎えます。
暑さはまだまだ続きますが、皆様どうぞ夏バテに気を付けてご自愛ください。


ゴルフから遠ざかり10年以上になるでしょうか。その為全英女子オープンにも、さほど関心がありませんでした。しかし渋野日向子が42年ぶりの全英メジャー制覇の報道に、多分と思いながらゴルフコースを確認したところ、やはりウォバーンゴルフコースと分かり、思わす頷いた次第です。


嘘のような話ですが、山一ロンドン現法社長を務めていた1995年から山一が廃業する1997年末までの2年半、ウォバーンゴルフのメンバーだったのです。 

山一ロンドンの数代前の副社長が、卓越した英語力を駆使し当時すでに全英女子オープンを定期的に開催し、名門コースの評判をとっていたウォバーンの法人会員権を取得してくれたのです。当時は唯一の日本人のメンバーと聞いていました。しかしその後は、近隣に工場団地が出来、誘致した日本企業が優先的に会員権を取れたと聞いています。


まさにTVで見た通りの林間コースです。結局プレイしたのは10回程度でしょうか。ロンドンの北西80キロに位置し遠いと感じていたようです。日本では近い部類に入るのでしょうが、ロンドンでは近場に数多くゴルフ場がある為遠いと感じるのです。コースとしてはさほどアップ・ダウンはないのですが、林間コース特有の、各コースは大きな木々で囲まれており圧迫感があります。特に腕の悪い私を苦しめたのが、パー4でも400ヤードを優に超える長いミドルコースとの記憶があります。又ホール番号は忘れたのですが打ち下ろしの短い、グリーンが砲台になったショートでもかなりの数のボールをロストしたものです。もっとも日本の著名女子プロも、ここで大たたきしたと後日聞きましたが。結局難しいコースを敬遠しただけかもしれません。


懐かしさから、ロンドンから持ち帰った備品を改めたところ、ウォバーンの会員に配布されるゴルフバッグにつけるタグが出てきました。赤い円形の下を膨らました、涙型のプラスチック製で、日本のゴルフ場のものに較べ決して重厚ではありません。しかし金の縁取りでウォバーンの名前が刻まれており、やはり懐かしさがこみ上げます。しかし同時に出てきたスコアー表が懐かしさを吹き飛ばしてしまいましたが。今回は取り止めもない「プチ・昔話」で失礼しました。 

(中嶋)