東京商工リサーチによる11月の倒産件数。
前年同月比22%減の569件。
減少は5カ月連続で11月としては1989年以来の低水準。
資金繰り支援の浸透が背景との解釈でした。
巣ごもり需要などw取り込んだ飲食品など卸売業の父さんが減少。
飲食や宿泊業の倒産も減少したそうです。
年間では昨年の8383件を下回りバブル以降の最低となる見通し。
「街角景気」は45.6と前月比8.9ポイント減少。
7か月ぶりに悪化したのとは好対照。
追加経済対策を見ていて思うこと。
「本当に即効的に役に立つのかどうか」。
コロナ感染防止に6兆円。
国土強靭化に5.9兆円。
官民のデジタル化が1兆円。
これは即効的。
2050年の脱炭素の理念はわかります。
市場も水素のテーマでで騒ぎました。
高尚なことが好きな学者さんたちには受け入れられやすいテーマです。
しかし、さすがに50年の時間軸は長いような気がします。
グリーンやクリーンという言葉は美しい響き。
でもパリ協定でさえままならないのに本当に50年後に脱炭素なのかどうかは疑問。
若者以外の現在の大人はほとんど存在していないから確かめようはありません。
ここが難しいところ。
50年前といえば1970年。
あの頃の政策や目標とされた国策は実務的には民間が主導してきたような気もします。
だからこそ市場が大切ということは言えるかも知れませんが・・・。
今月の日経「私の履歴書」は元通産次官の福川伸次氏。
毎朝フツーに読んでいたが、月曜は目が留まりました。
「(1950→60年代は)日本の経済の底が浅かった。
神武景気、岩戸景気と言われた景気拡大の時期があったものの、
すぐに国際収支の天井にぶつかり、引き締め政策に転じざるを得なかった」。
思い起こされたのは有名なある業界の先達の言葉。
「当時は国際収支だけを見ていれば株の上下は予想できた」。
言ってみればそれだけ単純だったということもできるでしょう。
しかし今やそんなことは起こりません。
「(設備)投資が設備投資を呼ぶ時代」など昔日の面影。
それでも、そういう時代があったということは基本として覚えておきたいもの。
かといって今の日本経済の底が深くなったとは言えないのが残念なところ。
12月21日に木製と土星が大接近するそうです。
前回は397年前。
しかしこの時はあまり見えなかったとされます。
夜空でこれほど近くに並んで見えるのは1226年3月4日の夜明け前以来。
次回は60年後の2080年3月15日。
その次は2400年だという。
西暦紀元0年から3000年の間に、今回のような大接近が起きるのは7回のみ。
そのうちの2回は太陽に近すぎて望遠鏡がなければ観測できなかったそうです。。
そういう意味では長い時間軸の一端を感じられる現象です。
12月相場は「掉尾の一振り」という言葉もありますが第3週以降の商いは細りがちというのが経験則。
今年は「コロナ」の影響での「巣ごもり投資・おうち投資」が期待されるという見方もあります。
クリスマスだからといってテレワークの日常と変わらないのなら、可能性はあるでしょう。
そもそもボーナスをもらった後は海外で過ごすというのが勝ち組投資家の習性。
だから12月の商いは細ってきたのが歴史でした。
しかし今年は海外旅行は世界中でままならない状態。
南の島にも行けず、雪国でのホワイトクリスマスも能わず。
おうちに籠っているのなら「投資」は最大の時間消化法。
この見方が実現して欲しいもの。
ということは・・・。
東証1部売買代金2兆円割れがいつやってきていつまで続くかがポイントということ。
ちなみに昨年はすでに12月6日に1兆7909億円と2兆円を割れていました。
ということで・・・。
昨年末の推移。
↓
6日(金)
東証1部の売買代金1兆7909円。
9日(月)
証1部の売買代金は1兆8170円
10日(火)
東証1部の売買代金は1兆9043円と拡大。
11日(水)
東証1部の売買代金は1兆9216円。
12日(木)
東証1部の売買代金は1兆9936円。
13日(金・メジャーSQ)
東証1部の売買代金は3兆4415円。
16日(月)
東証1部の売買代金は1兆8618円。
17日(火)
東証1部の売買代金は2兆1719円。
18日(水)
東証1部の売買代金は2兆1719円。
前日と同じ売買代金というのも珍事。
19日(木)
東証1部の売買代金は1兆9908円
20日(金)
東証1部の売買代金は2兆3923円。
23日(月)
東証1部の売買代金は1兆4999円。
9月3日の1兆3374億円以来約3か月半ぶりの低水準。
24日(火)
日中値幅は57円といつもの歳末のように動意薄の展開。
東証1部の売買代金は1兆2862円。
2014年4月18日以来5年8か月ぶりの低水準だった。
25日(水)
東証1部の売買代金は1兆993億円とかろうじて1兆円台キープ。
2012年12月12日以来7年の低水準。
アベノミクススタート直前のレベル。
あの日も水曜日だった。
225先物の日中取引高は1999年以来の低水準。
26日(木)
東証1部の売買代金は1兆3572億円。
27日(金))
東証1部の売買代金は1兆4333億円。
30日(月・大納会)
東証1部の売買代金は1兆4338億円。
以下は今朝の場況。
↓
「バイオ関連主導で上昇」
火曜のNY株式市場で主要3指数はそろって上昇。
S&P500とNASDAQは過去最高値を更新した。
J&Jが新型コロナワクチンの治験結果が予想より早い来年1月に出そろう可能性があると発表。
株価は1.73%上昇しNYダウとS&P500の上昇をけん引した。
ファイザーも3.18%高。
モデル名ナは6.1%上昇。
一方で追加経済対策の行方は依然として課題。
11日で切れるつ¥なぎ予算の延長も合意を目指している。
長期債利回りは低下。
10年債利回りは一時0.893%と0.9%を割り込む場面もあった。
10年国債利回りは0.912%。
2年国債利回りは0.150%。
ドル売りは一服しドル円は104円台前半。
12月の独ZEW景気期待指数は55.0と前月の39.0から上昇。
ユーロは一時上昇した。
ロンドン株式市場は6日続伸。
SKEW指数は134.90。
14日連続の130ポイント超。
恐怖と欲望指数は88ポイント→83ポイント。
「先週の信用買い残は1148億円増加」
火曜の日経平均は寄り付き167円安。
終値80円安の26467円と3日続落。
日足は2日ぶりに陽線。
TOPIXは続落。
東証マザーズ指数は4日ぶりに反発。
日経ジャスダック平均は反発。
東証1部の売買代金は2兆445億円(前日2兆2428億円)。
28日連続の2兆円超え。
値上がり1143銘柄(前日395銘柄)。
値下がり931銘柄(前日1714銘柄)。
新高値42銘柄(前日88銘柄)。
新安値20銘柄(前日14銘柄)。
騰落レシオは120.47(前日112.47)。
NTレシオは15.05倍(前日15.08倍)。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
右肩上がりの25日線(25699円)からは△2.99%。
24日連続で上回った。
右肩上がりの75日線は24122円。
右肩上がりの200日線(22254円)からは△18.93%(前日△19.36%)。
2日連続の▲20%割れ。
右肩下がりに転じた5日線(26675円)から▲0.72%。
2日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.659%(前日▲17.728%)。
買い方▲7.330%(前日▲7.922%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲11.640%(前日▲10.957%)。
買い方▲19.625%(前日▲20.044%)。
空売り比率は41.1%(2日連続の40%超:前日40.4%)。
空売り規制なしの比率は9.0%(前日7.5%)。
8%超は反転水準。
12月4日時点の信用売り残は8億円減の9042億円。
2週ぶりに減少。
同信用買い残は1148億円増の2兆5023億円。
3週ぶりに大幅な増加。
2兆円台は30週連続。
金額ベースでの信用倍率は2.77倍(前週は2.64倍)。
日経VIは19.91と低下。
日経平均採用銘柄の予想PERは24.67倍(前日24.67倍)。
前期基準では19.59倍。
EPSは1072円(前日1076円)。
225のPBRは1.17倍。
BPSは22621円(前日22690円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.05%(前日4.05%)。
配当利回りは1.74%。
東証1部全銘柄だと予想PERは27.20倍。
前期基準では21.33倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.28倍。
ドル建て日経平均は254.34(前日255.04)。
東証1部単純平均株価は9円高の2310円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
東証1部売買単価は1985円(前日1922円)
東証1部時価総額は668兆円(前日668兆円)。
火曜のシカゴ225先物終値は大証日中比80円高の26570円。
高値26575円、安値26320円。
225先物大証夜間取引終値は日中比80円高の26570円。
気学では「目先のポイントをつくる注意日」。
木曜は「吹き値売りの日」。
金曜は「前日の足取りに反して動くこと多し」。
ボリンジャーのプラス1σが26694円。
プラス2σが27690円。
一目均衡の雲の上限が23331円。
25日連続で雲の上。
勝手雲の上限は26132円。
25日連続で勝手雲の上。
RSIが58.93(前日62.50)。
RCIが84.62(前日92.03)と低下。
11月SQ値は25480円、9月メジャーSQ値は23272円。
アノマリー的には「SQ週の荒れる水曜日」。
(櫻井)