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中嶋 健吉 の投稿

馴染みの店

中嶋 健吉

2019/11/07 07:41

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どうしても食に絡む料理屋になってしまいます。仕事上で使う店には招待客に気配りのできる店、恥ずかしくない店など、余計な条件が加えられますがプライベートでは味、店主の人柄、等が優先します。しかし良い店とは、こうした全ての条件を意識せずに醸し出しているものですが。


仕事上での馴染みの店はそれなりに胸襟を開いても、時間の経過とともに社会的な立ち位置も変わり、徐々に縁も薄くなっていくものです。個人的にもそうした店が何軒かあります。一方仕事を離れ、特に夫婦で付き合いを深めた馴染みの店は、必ずしも頻繁に訪れなくても心地よい距離感を保った関係が続くものです。我が家にもそうした馴染みの店が何軒かありますが、特に自宅近くの寿司屋、茅場町の日本料理店には何かと理由を付けて、夫婦で訪れたものでした。


二つの店に共通するのは、夫婦だけで運営しており、主人が料理を、奥様がサーブと会計を担当する、こじんまりした店にあります。その為ともに夫婦での会話を、気兼ねなく楽しめる気安さがあります。しかし何といっても最大の魅力は、それぞれ味とメニューにこだわっており、先ず裏切られたことがなく、常に満足感を持って店を後に出来ることです。その分若者相手の居酒屋に比べ、料金が割高になりますが。


そうした長い付き合いを重ねた両店ですが、寿司屋は昨年末に店仕舞いとなりました。それなりの常連客が歳を重ねるにつけ、遠のいたことが原因の様です。続いて茅場町の店が高円寺に場所替えです。千葉県からはいかにも距離があり、足が遠のくことになりました。ただ最近ある祝い事もあり、家内と久々に訪ねたのですが、いつもながらの裏切らない味覚を堪能できました。しかし高円寺駅南口から近いものの、少しメイン通りから外れているのか客の入りが今一つです。何とか頑張ってもらいたく個人的な思いを込め、この店のアッピールです。店の名は「徳竹」。ネット検索で店の概要は十分把握できます。興味のある方は一度ご訪問を。コスパは十分なお釣りがくると思うのですが。 

(中嶋)

今回は日本編です。 
フランス、スイスのドライブ旅行では常に愛犬を伴っていたのですが、帰国してのドライブも愛犬同伴が原則です。 幸い日本でも愛犬と泊まれるペンションが、各地で出来始めた時期でもありました。 主人以上に旅行好きの愛犬へのサービスが始まります。 特に信州は、スイスの自宅周りの散歩道を思い出させるのか、大のお気に入りの地域でした。 普通は助手席の床に陣取る愛犬も、大きなバッグを車のリアボックスに入れると、旅行で長いドライブになると感じるのか、躊躇わず後部座席で寝そべるのが常でした。 

前回のブログで、スイス時代の馬力の小さな車での登坂の苦労を書きましたが、 その反省から日本ではセダンでも馬力の強い車を選びました。 北は竜飛岬、南は家内の故郷の宮崎まで足を延ばしています。 当然遠い宮崎には、途中2泊の名所巡りを入れたドライブになります。 海外が長かった分、国内を殆ど回っていないので、こうした長距離のドライブも全く苦にならなかったものです。 基本は私が全距離の3分の2、残りは家内の分担です。 家内も劣らずドライブ好きで、私と同じくロンドンで免許を取得したことは前回述べました。日本での運転の経験がない儘、帰国して一週間目に友人の車を運転して軽井沢までのドライブを楽しんでいます。 ナビのない時代ですので、報告を受けてその度胸の良さに驚いたものです。 パリの凱旋門仕込みがそうさせたのでしょうか。

そうした苦楽を共にした愛車ですが、つい最近廃車にしました。 通算20万1000キロの走行距離でした。 メンテナンスには、かなりのコストを掛けたので、エンジンに全く問題はないのですが、足回りの部品がどうしても調達できず、車検を通過できなくなった為です。 長丁場のドライブを卒業するタイミングが来たのかもしれません。 新たなドライブの形をどうするか、現在思案中です。

(中嶋)
車の運転免許を取ったのは、ロンドン駐在時の1982年頃と記憶しています。 タイミング良く、日本に帰国する同僚から日産ブルーバードを買い受け、ドライブ人生が始まりました。 次いで家内も免許を取得し、丁度小学一年の息子の送り迎えに不自由はなかったのですが、富裕層が多い私立の現地校で、ほかのマダムの高級車と比較し、ブルーバードでは見劣りすると苦笑していましたが。

英国国内は積極的に回りました。 その中でも特にウェールズの古城群は、今でも印書に残っています。 更に日本の観光客には余り評判の良くないストーンヘンジも、訪れたのが夕暮れの薄暮に包まれていた時で、その神秘性を感じたものです。 唯一残念なのは、一念発起してオランダのチューリップ見物の為、ドーバー海峡をフェリーで渡ったのですが、丁度前週にすべてのチューリップが刈り取られた後だったことです。 残念な帰国はベルギーを通過するのですが、道を間違ったので通行人にフランス語で質問したところ、全く通じない。 まだオランダ語圏だったのです。 ベルギーはフランス語の先入観が崩れ、国の多面性を見た思いでした。

その後パリに転勤、車はホンダ車に変わります。 ホンダフランスの社長が大学の先輩で少し安く購入できたためですが、会社の公用車のフランス車に少し不満があった為でもあります。 国内は殆ど回りましたが、何といっても凱旋門のロータリーを乗り切った自信は大きなものでした。 フランスは右側優先の為、凱旋門のロータリーを回って目的の道路に入るには、常に右側から突っ込んでくる車を避けなければなりません。 技術も必要ですが、何といっても度胸が優先します。 ちなみにロンドン時代の同僚が車でパリまで来たのは良かったのですが、凱旋門のロータリーに入り込み脱出するまで30分以上中をグルグル回され、冗談ではなく命の危険を感じたとの事でした。 

次いでスイスです。 自家用車は前任者から受け継いだスバルの4輪駆動車です。 雪道には強いのですが、排気量が2000CC未満の車の為 スイスの山道には馬力不足で、ドイツの高排気量の車に後ろから圧力を受けながらも、喘ぎながら登る健気さがありました。 しかしドイツ、イタリア、南仏など一番ドライブを楽しんだ車でもありました。 ドライブ好きに導いた車です。

(中嶋)
千葉県中心に大きな被害を招いた台風15号が、通過した後の9月12日に、上記表題でブログに投稿しています。まさか時間を置かずに続編を投稿するとは考えも及ばなかったのですが。 

今回の台風19号は、100年に一度と言われる豪雨を伴った為、東日本中心に甚大な被害を与え、特に水インフラの脆弱性を国民に思い知らせたものです。堤防決壊に伴う被害地が、首都圏のこうした被害には無縁と思われた地域の、二子玉川、田園調布、世田谷などに及んだことは、その規模の大きさと広域性を示したものです。 こうした水被害をいかに最小化するかは、政策当局の最重要課題のはずです。被害を前に何らかの批判が出てくる可能性があります。

特に今回注目を集めたのが、民主党政権下の「仕分け」で一度は工事中止が決まった八ッ場ダムの果たした役割です。 紆余曲折を経て工事が終了、この10月1日から「試験湛水」が始まり、518mから573mまでの貯水を行った為、利根川の氾濫防止に寄与したとの指摘です。 巨大大河の利根川に、一つのダムがどの程度貢献したかは これからの検証が必要ですが、ダムの効用への論議に一石を投じたと言えます。 かつて長野県知事を務めた田中康夫氏の「脱ダム宣言」も再検証の余地がありそうです。採算のみを重視した決定は禍根を残す可能性があるからです。

こうした社会インフラ投資を、「採算、黒字、赤字」の価値観だけで判断すると創造的なものは生まれ難くなるのです。  例えば鉄道建設ですが、かつて北海道新幹線プロジェクトが持ち上がった折、ある政治家が「熊でも乗せるのか」との迷言を吐いたものです。需要があるから作るのではなく、作ったから需要が生まれるのが正解です。何の需要もない月に人を送るアポロ計画でしたが、これがなければIT強国のアメリカは生まれなかったのです。

安倍政権が2013年に目玉として提唱した「国土強靭化計画」です。 「リスクごとに対応を考える防災ではなく、どんなことが起ころうとも最悪な事態に陥ることが避けられ様な強靭な行政機能や地域社会を作る」ことを目的としています。この観点から今回の2度にわたる台風被害を見ると、十分に機能しているとは言えないようです。より具体的な政策が待たれます。

(中嶋)

E S G投資

中嶋 健吉

2019/10/10 08:00

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ESG投資とは E=環境 S=社会 G=ガバナンス に着目した投資スタイルで、より具体的には、環境や社会への配慮、企業統治が優れた企業を選び、投資する手法になります。 ESGの考えは欧州で発祥したのですが、金融資本主義の行き過ぎが招いたリーマンショックへの反省から、世界的な広がりを見せます。 まず企業に求められる価値観が、顧客や従業員、取引先や地域社会などに配慮しつつ、長期的な観点から企業価値を高める事に変わってきたのです。 今やほぼ世界の企業の規範になりつつあります。 その端的な例が8月にアメリカの経済団体が行った宣言です。従来の「株主第一主義」から決別し深まる格差、環境問題に向き合うことを表明したのです。 そして今やESG投資の規模は世界の投資金額の3割近くにまで膨らんでいるのです。

日本でも最大の公的年 GPIF(年金基金管理運用独立行政法人)が2019年3月末時点で3.5兆円のESG投資を行ったこと発表しています。 1年前に比べ2.3倍もの急増です。 ESGの投資哲学は日本人にも受け入れやすい土壌があるのかもしれません。 ある評論家の指摘に納得です。 「売り手よし、買い手よし、世間よし」を表す「近江商人の三方よし」の考えです 企業の社会的責任は社会の公器として顧客、従業員、株主そして何より地域社会に資することを指摘しているのです。

投資の観点からも 割安、割高、グロース、バリュー、モメンタム等の分類にESG投資が新たに加わる事になります。 特にGPIFがESG投資を更に拡大する方針を明確にしているため、ほかの機関投資家も追随すると見られます。
今後数年に渡りESG投資は注目を集め続けそうです。

(中嶋)