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櫻井 英明 の投稿

ギャンブル

櫻井 英明

2018/01/23 07:27

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雪。

「なごり雪」とか「粉雪」など「ロマンスの神様」みたいな雰囲気は最近はほとんど感じられません。

翌日の前場に行けるかどうか。

夜の間に兜町に行って泊まるべきかどうか。

ただそれだけが脳裏に浮かんでくるもの。

ここでモノを言うのが経験則なのでしょう。

夜半に雪が止むなら「電車は始発から動く」。

こう決め打ちするのはギャンブルチック。

台風の時も同様です。

しかし過去10年、株と違ってこの予測が外れたことはありません。

こういう経験則や予測の精緻さを持って株式の見通しが語れれば良いのですが・・・。



最近セミナーなどで質問していること。

「今年株価は上昇すると思いますか?」。

多くの人が挙手されます。

そして「手持ちの株は利食い玉ばかり」という方もチラホラと。

以前は「手持ちの株は塩漬けばかり」とい方々ばかりでしたから大きな変化と言えるでしょう。

脳裏に浮かぶのは・・・。

「相場が上がって喜ぶのは過去の呪縛からの解放。

相場が下がってときめくのは未来志向の表現」。

時間軸をどこに置くかで相場観と相場体感は相当違うようです。


先週はスキュー指数の上昇が話題になっていました。

目先の相場が大きく下落する確率が高まると、スキュー指数は大きくなります。

想定外の下落リスクを織り込むため、「ブラックスワン指数」とも呼ばれます。

スキュー指数はS&P500のオウトオブザマネーのオプション価格から市場の歪みを指数化したもの。

コールのボラからプットのボラを差し引いて算出。

100が通常の状況。

100より上であればプットが買われてオプションのボラが上昇している状態。

警戒心が高まっていると解釈します。

ブレグジットの時は153まで上昇。

因みに1月17日のCBOEでのSKEWXはプラス7.54(プラス5.86%)の136.19。

昨年12月27日の138.43以来の水準。

昨年10月17日は150.12でした。

直近は1月12日の124.95が低水準。

その前は11月28日の124.08。

VIX(恐怖)指数はオプション価格から算出したボラティリティー(予想変動率)を基に計算されます。

VIX指数が大きくなると、市場関係者は目先の相場が大きく変動すると見込んでいると解釈されます。

VIX指数は市場関係者が予想する将来の相場変動の大きさの数値化。

上下どちらに相場が動くか方向性は示していません。

例えば、上げと下げを予想する人が同じだけいればVIX指数は上昇しません。

一方、スキュー指数は投資家が極端な下落予想をすると高くなります。

ココが大きな違い。

もっとも・・・。

市場は「たとえ具体的数値であっても、しばしば理路整然と間違うことが多い」というのも過去の経験則ではあります。


立花証券創業者石井久翁の「相場格言実践録」から10の滋味あふれる言葉。

「相場は確率に賭けよ」

「株価は価値5割、需給3割、人気2割」

「相場が変われば作戦を変えよ」

「相場は記憶術」

「景気の主役につけ」

「売り期日が再騰の転機」

「タイミングは勘と経験から測る」

「買値にこだわるな」

「上がり坂の悪材料は買え」

「買い上手より売り上手」


以下は今朝の場況。

「政府機関封鎖解除の方向を好感」


週明けのNY株式は続伸。

主要3指数は揃って過去最高値を更新した。

「米政府機関の一部閉鎖が解除される見通し」と伝わったことを好材料視。

午前中は売り先行の動き。

引けにかけて「買い安心感が拡大。

主要企業の決算発表で業績期待も相場を支えた」との解釈。

ネットフリックスやベライゾン、P&Gなどが買い物優勢。

長期金利が上昇していることが金融セクターには追い風となり上昇。

ゴールドマン・サックスがNYダウを約37ドル押し上げた。

一方で下落寄与度トップはアップルでNYダウを10ドルほど押し下げた。

原油先物価格の上昇を受けてエクソンなど石油セクターも上昇。

アルファベット(グーグル)、アマゾン、フェイスブックなどFUNG銘柄やM&A関連でのバイオ―セクタが買われNASDAQは大幅高。

IMFの世界経済見通しの上方修正も好感された。

特にトランプ大型減税で経済が上振れの可能性が指摘され「貿易相手国の外需が高まる」との見方。

2018年のアメリカ経済については0.4%引き上げ2.7%成長の見通し。

週末にトランプ大統領がスイス・ダヴォスに行けるのならば、それも材料になろうか。

VIX(恐怖)指数は一時は10.84%まで続落。

10年国債利回りは2.67%まで上昇。

2014年7月以来の水準まで買われた。


「火曜日3連勝へ期待」 ピン引け月曜日。


引け味は悪くなかった。

一時3ケタ下落した場面もあったが大引けでは小幅高。

値上がり1128銘柄、値下がり842銘柄と結局買い優勢の展開。

NY株上昇への余韻となった。

25日線からのかい離はプラス2.3%(前日プラス2.5%)。

騰落レシオは106.80%。

松井証券信用評価損率速報で売り方は▲17.828%。

買い方は△0.329%と再度プラ転。

空売り比率は38.8%(前営業40.3%)まで低下した。

東証1部単純平均が3030円(△5.57円)と3000円台をキープしているのは心強い。

シカゴ225先物終値は大証日中比155円高の23945円。

高値は23950円だったからほぼ高値水準での戻りだ。

個別物色の動きは継続だろうが前日までの中小型物色が全体に拡大するかどうかが課題だろう。

今年火曜日は2勝無敗。

10時過ぎ、あるいは後場に崩れなければ3連勝だ。

IMFが世界経済成長率見通しを発表。

2018年の世界全体は前回(昨年10月)から0.2%引き上げて3.9%。

日本は0.5%上方修正で1.2%。

23日に安川電機、東京製鉄、24日に日本電産、26日にファナック、信越化学などが予定している。

22~23日の日銀金融政策決定会合は波乱なしの可能性。

25日のECB理事会とドラギ総裁会見。

週末の米国GDPの発表などが外部材料だ。

1月SQ値23723円の対しては【●●〇〇〇〇】で4勝2敗。

その後の株高のサインではある。

東京運命学院の気学運勢暦では火曜は「戻り売り方針」。

水曜は「押し込んでも戻す日」。

木曜は「押し目買い方針」。

そして週末が「大いに高いと休み明け安い」。

週末高期待となろうか。

18日に1527円まで戻してきた日経平均採用銘柄のEPS。

昨年11月17日の1534円をいつ上抜けるかが課題となってきた。

(櫻井)。

株式市場は玉石混交、魚目混珠、多様多彩な場所。

先週「白い鴉」というドラマを見ていて得た教訓はイソップ寓話の「おしゃれな鴉」。

神様は、最も美しい鳥を王様に決めることにした。

カラスは自分の姿は黒く醜いと思い込んでいた。

美しく装うために、他の鳥たちが落とした羽を拾い集め、身体中に貼りつけた。

鳥たちは神様の前に集まり色とりどりの羽で着飾ったカラスも姿を見せた。

神様はカラスの羽が最も美しかったので王様にしようとした。

すると他の鳥たちは異議を申し立てた。

そして見覚えのある自分の羽を鴉から引き抜いた。

結局カラスに残されたのは黒い羽だけだった。

「カラスが自身の黒い姿 を受け容れ、その黒い羽に磨きをかけていれば、結果は違っていたかもしれない」というのがエンディング。

ウィキペディアによればその教訓は「どんなに着飾ったり見た目を良くしても、上辺だけの嘘や偽りはなんの意味もない。

己を受け容れ、己で努力することが大切。

他人の力でのし上がろうと企めば、初めは良くても、後には必ず暴かれる」。


株式市場では意図せずしてこういう「おしゃれなカラス」に仕立て上げられたものもなくはありません。

その真贋を見極めるのが投資する側の責務。

みかけの美しさは得てして中身の貧弱さの対極にあることは多いもの。

必要はことは「本質を見極めること」。

好材料、悪材料さまざまな材料で飾り立てられた解釈を素直な自分の解釈に 翻訳することが重要です。


日経ヴェリタスに掲載された市場関係者の「びっくり予想」 どれ一つあって欲しいものではありませんが・・・。

米共和党、ロシアゲート問題でトランプ大統領の弾劾手続きを開始

トランプ政権、北朝鮮への軍事介入を決定

米国と北朝鮮、食糧援助と核放棄で合意

米中欧景気減速、

半導体市況悪化、

円高のパーフェクトストームが到来

中国発の世界景気後退が金融市場を揺るがす

安倍首相、体調不良で退任

岸田文雄氏が首相に

日銀黒田総裁の後任にバーナンキ元FRB議長

日銀、保有するETFをヘッジファンドに売却

ビットコイン、米アップルの時価総額を超える

ビットコイン価格、大暴落


以下は今朝の場況。

「リズムは3日」


週初は4日ぶりのぶりの反発ながら陰線。

「今年は3日というリズム」の可能性を感じる動きでもあった。

110円台のドル円を嫌気。

NY市場がキング牧師記念日で休場であることから集中力が欠如した格好だ。

5日移動平均(23743円)も割れ込んだ。

残念だったのは週末のSQ値23723円をわずかに上回れなかったことだ。

「無理しない姿勢は好感。

同じ日経でもジャスダック平均は190年7月9日以来の史上最高値を更新。

外堀からバブル時の高値を攻める動きか」という声も聞こえる。

NYは休場ながら夜間取引でのNYダウは25976ドルまで上昇。

2400ドル→25000ドルの1000ドル上昇を23日で通過。

26000ドルの節目抜きまで7日の可能性が出てきた。

25日線からのかい離はプラス2.9%。

松井証券信用評価損益率速報で売り方は▲17.694%と昨年来最低水準。

買い方は△0.448%と4日連続のプラス水準。

これは強い。

マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率でも売り方▲7.11%(前日▲11.63%)。

買い方△0.1%(前日▲0.75%。

売り方も改善したものの買い方はプラス水準に浮上してきた。

空売り比率は36.9%まで低下(前比42.4%)。

第3四半期決算発表に突入し225採用銘柄のEPS(1517円)が増加する可能性は高い。

野村証券は15日付のレポートで3月末の日経平均株価の目標水準を24500円に設定。

「好調な景気指標、業績モメンタムを背景として株価は上昇しやすい」との指摘。

17年度10~12月期は前年同期比9%増収、同18%経常増益と予想する」とのコメント。

従来予想は前年同月比8%増収、同16%経常増益。

業績予想は上方修正した格好だ。

気学運勢暦では「高下波乱をみせる、逆張り方針よし」となっている。

円高トレンドとの駆け引きとなろうか。

(櫻井)。

雲外蒼天

櫻井 英明

2018/01/09 07:12

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今年もよろしくお願いします。


戌笑うの2018年。

産業革命の流れはまずます大きくなりそれを先取りした株式市場の成長も期待できる年。

気が付くか気が付かないかが大きなパフォーマンスの差をもたらす年かも知れません。

株は時間の積み重ね。

その貴重な時間が刻まれていくなかでの産業構造の変化こそがマーケットの主導役でしょう。

新常態とか新常識というのが意外とキーワード。

状況が新たな展開へと向かうような予感は誰しもが感じているに違いありません。

悲観一色だった市場はようやく温まり、悲観と楽観の同居状態となってきました。


総理大臣の今年の年頭所感で引用されたのは津田梅子さんの言葉。

「高い志と熱 意を持ち、 より多くの人たちの心を動かすことができれば、 どんなに弱い立場にある者でも、成し遂げることができる」。

そして「未来は、変えることができる。 すべては、私たち日本人の志と熱意にかかっている。

150年前の先人たちと同じように、未来は変えられると信じ、 行動を起こすことができるかどうかにかかっています」。

結論は「実行の一年」。

とはいえ、「もう」と「まだ」の交錯は戌年も続くのでしょう。

「高きをば、せかず急がず待つは仁。向かうは勇、利乗せは智の徳。」(三猿金泉秘録)。

今年のキーワードは「拾う勇気と捨てる勇気」。

結構難しいことですが・・・。


元旦の日経朝刊のトップの見出しは「溶けゆく境界、もう戻れない」。

「 デジタルの翼に解き放たれ境界を溶かしていく。

つながる世界への扉が開いた。

もう誰も後には戻れない」。

もう一つのキーワードは「パンゲアの扉」。

パンゲアはギリシャ語に由来する「すべての陸地」の意。

ひとつにつながる世界への扉。

あらたなグローバリゼーションの誕生ということになります。

そして元旦恒例の経営者アンケート。

日経平均の高値は「25000円以上」というのが結論。

信越化学の金川会長の8~9月28000円というのが最高値。

平均は25440円。

セコムの中山社長の19500円(6月)というのが最安値でした。

平均は21240円。

個別ではトヨタが5年連続のトップ。

2位が5年連続で信越化学。

以下、忠、ダイキン、日立、 フィルム、日電産、大和ハウス、ファナック、 パナソニック、TDK、三菱UFJ、東京エレクトロン、NTTデータ、 コマツ、安川と続きました。


今年の大きなテーマはSDGs。 「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。

読み方は、SDGs(エス・ディー・ジーズ)。

SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもの。

国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた目標。

その大きな目標は17。

この17色のバッジを最近は多くの市場関係者が左襟に飾るようになりました。

相場とは関係なさそうでいかにも抹香臭いのが気にかかりますが、でもおそらく関連付けてそのうち語られるのでしょう。

(1)貧困をなくそう

(2)飢餓をゼロに

(3)すべての人に健康と福祉を

(4)質の高い教育をみんなに

(5)ジェンダー平等を実現する

(6)安全な水とトイレを世界中に

(7)エネルギーをみんな にそしてクリーンに

(8)働きがいも経済成長も

(9)産業と技術革新の基盤をつくろう

(10)人や国の不平等をなくそう

(11)住み続けられるまちづくり

(12)つくる責任、つかう責任

(13)気候変動に具体的な対策を

(14)海の豊かさを守ろう

(15)陸の豊かさも守ろう

(16)平和と公正をすべての人に

(17)パートナーシップで目標を達成しよう



恒例のマグロ漁師のドキュメンタリー番組を見ていて思ったことが二つ。

一つは「漁師がマグロを選ぶのではなく、マグロが漁師の餌を選ぶ」。

主役は漁師ではなく、激闘のシナリオライターはマグロだということ。

株式市場でも投資家が銘柄を選ぶのではなく、実は急騰銘柄に選ばれた投資家になる かどうかという解釈が可能になります。

主客に関しての既成概念の交代です。

もうひとつはシケで漁に出れないときの漁師の行動。

トップ漁師は船の掃除にいそしみ、そうでない漁師は休みます。

いつも漁に出れないのは株式市場も一緒。

だったら漁に出ないときの行動は、銘柄研究や罫線比較に充てることが重要になるのかのも知れません。

まさに「雲外蒼天」。

日経朝刊連載小説「愉楽にて」はようやく佳境。

ようやく作者にも相場の綾が理解されてきたのでしょう。

株高の予兆と言ってもいいのかも知れません。


以下は今朝の場況。

「小幅反落ながらしっかり」


週末のNY株式市場は4日続伸。

ハイテクセクター中心に主要株価3指数はそろって最高値を更新。

NASDAQとS&P500指数は週間で約1年ぶりの大幅な上昇となった。

「年初の4日間で株価は2%上昇。

第4四半期の企業決算への期待と良好な経済見通しが追い風、税制改革効果への期待も株価の押し上げ要因」との見方だ。

週間ではNYダウが2.3%、NASDAQ3.4%、S&Pが2.6%上昇した。

雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比14.8万人増と、予想の19万人増を下回って着地。

ただ、時間当たり賃金は0.3%増。

失業率は17年ぶりの低水準となる4.1%を維持。

3月利上 げを観測を後退させるほど悪くはなく、かといって急速な利上げ警戒から程遠く適温状態。

注目すべきは世界の株価の先週の動き。

1位はロシアで週間騰落率5.67%。

2位は日本で4.17%。

以下、イタリア4.16% 、ブラジル3.49%、 ドイツ3.11%。 NYは14位で2.33%。

出遅れ市場への資金流入という格好だ。

週明けのNYダウは5日ぶりの小幅反落。

もっとも業績期待を背景に小高く推移する場面が多かった。

「4日続けて過去最高値を更新した後の一服」との解釈だ。

キャタピラーやユナイテッドテクノロジーズが上昇。

JPモルガン、ウェルス・ファーゴ、ユナイテッド・ヘルス、ディズニーが下落。

一方でNASDAQは5日続伸し過去最高値更新。

エヌビディアやテスラの上昇が目立った。

S&P500も5日続伸。


「年初3日続伸に期待」


日経平均は大発会741円高、金曜208円高。

合計2日間で約950円の上昇。

大発会の上昇率は3.3%と過去3 番目に高かった。

しかも戻り売りや利食い売りをこなしての続伸は評価されよう。

「昨年9月から10月にかけて見られた指数主導のラリーが再開しそうな気配」という声も聞こえる。

2日間の業種別騰落では上位が証券・商品先物、海運、電気機器、精密機器、鉄鋼。

一方下位は空運、ゴム製品、パルプ・紙、水産・農林、小売など。

日経平均は4.2%高で週足陽線。

TOPIXは3.5%高でともに2週ぶりの大幅反発。

東証マザーズ指数は1.5%高、7週続伸(累計10.4%上昇 11/20の第4週から上昇)。

日経ジャスダック平均は2.0%高、7週続伸(同9.7%上昇 11/20の第4週から上昇)。

東証2部指数は2.6%高、2週続伸(同4.1%上昇)。

2 5日線(22828円)からは3.9%のプラスかい離。

200日線(20479円)からは15.80%のプラスかい離。

騰落レシオは122.48%。

サイコロは7勝5敗で58.3%。

松井証券信用評価損益率速報で売り方は▲17.280%(前日▲16.893%)と昨年来最低水準を更新。

買い方は▲0.827%(前日▲1.435%) とこちらは昨年来最高水準を更新。

売り方は苦しい。

空売り比率は36.0%(全営業38.6%)。

ボリンジャーのプラス3σ(23689円)は依然上回ったままだ。

「ファーストリテの12月月次販売の18.1%増という数字はかなり刺激的な材料」という声がある。

シカゴ225先物終値は週末大証日中比225円高の23945円。

25日線からは4.8%プラスかい離した水準での戻り。

225先物の時間外も商いが膨らんできており週明けの株高を見越した格好だ。

ドル建て日経平均は209.88と昨年来高値水準を更新している。

このところ225の新年2日目の相場は下げることが多かった。

新年相場が続伸したのは2010年以来。

「国内勢が出遅れ銘柄を物色する一方で海外投資家は主力株の 上値を追い8年ぶりの連勝スタート」という見方。

久々の新年3連勝を見たいところ。

「押し目にある時は急伸」という観測があったが、押し目でなくとも急伸に期待。

課題は寄り後の展開と後場になろう。

(櫻井)。

最終週

櫻井 英明

2017/12/26 07:18

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現場感覚というのがあまり感じられないのが株式市場なのかも知れません。

決算短信と罫線だけで銘柄を論じることが多すぎるような気がします。

時間がない向きはそれでもいいのかも知れません。

しかしプロである以上、現場に行くことは重要なこと。

PERが何倍。

スクリーニング上位何番目。

罫線がこういう形。

営業利益率上位。

EBTDAがどうのこうの。

ROEが10%以上だ。

それで戦えるのならばAIなど要りません。

逆に言えば、ココで戦ってAIには勝てないもの。

AIは物理的に動くことは今のところはありません。

だったらAIに欠けている部分を戦闘のフィールドにすることが大切でしょう。

それはまだ「動く足」でも可能です。

自虐的で自嘲めくかもかも知れませんが、セミナーや講演会に出向くよりは会社に出向く方が役に立つでしょう。

業界の会話よりも企業のIRに真実があることの方が多い筈。

バイアスのかかった見方よりも素直な感受性に分があると信じたいものです。

自分で見聞きしたもの、自分で感じたものこそ相場観。

他力ではなく、自力。

依存ではなく自立。

ココを取り違えてはいけません。

相場はもともと孤独なものです。


ある指摘。

東証一部単純平均は2013年3月の水準。

日経平均は「その水準から倍に上昇している」。

つまり、円安が寄与していない銘柄は2013年3月というアベノミ クスが始まったばかりの水準で足踏み。

日経平均23000円は日本経済の実力ではなく、金融緩和による円安の影響効果。

日本経済全体はアベノミクスが始まった水準で止まっているということ。

東証一部単純平均の現在の水準は「リーマンショックが起こって二回目の暴落が起こっているとき」と同じ。

2005年1月の高値は5800円で、現在が2900円。

まだ1900円足りない水準。

これに対して日経平均の2005年初めは11500円。

今が22900円。

既に11300円もオーバー。

2005年初めから東証一部単純平均は66%しか戻っていないというのが現実。

日経平均は98%もオーバーしています。

肌感覚の違って言うのは意外と大きいのですが、錯覚というのも人の常。


いよいよ最終週。

商いは薄く、期待感だけが先行という形の展開。

年内権利付最終日を通過すれば、もう明日は受け渡しベースの新年。

良い戌年をお迎えください。


以下は今朝の場況。

「NYは休場」


NY市場はクリスマスで休場。

米投資情報誌バロンズ電子版最新号の特集はアップル。

題名は「2018年にアップルの時価総額は1兆ドルに達しそうだ」。

アップルの時価総額は現在8990億ドル。

「iPhone X」やストリーミング関連のサービス事業の売上高があれば時価総額1兆ドルも不可能ではないとの指摘。

税制改革法案が成立。

法人税率が引き下げられれば海外にキャッシュを保有する必要が無くなるため自社株買いが行われる可能性も指摘している。


「悪くない試算」


年末のTOPIXに関しての野村のレポート。

「1949年から2016年の年末最終営業日までのTOPIXの推移の検証。

4営業日前から年末最終営業日までに平均で1.3%上昇。

上昇した年は過去68年のうち48年(70.6)を占めた。

年末高の要因は年最終週までの2週間に海外投資家の委託売買代金シェアが低下し 個人投資家のシェアが上昇する傾向であること。

個人投資家が年末株高を牽引している可能性がある」との分析だ。

過去10年間の大納会までの5日間の日経平均は7回上昇。

週間上昇率の平均は1.7%。

平均上昇幅は205円。

昨年末は週間で1.6%(313円)下落。

「海外投資家は例年27日あたりにクリスマス休暇から戻ってくる」という声に期待したいところだ。

「日本株の持ち高がまだ少ないマクロ系ヘッジファンド。

国内の市場参加者が減って薄商いとなる来週中に日経平均先物の2万3000円突破を狙っている」と言う声もある。

税制改革法案の恩恵は日本の自動車メーカーにも及ぶ。

試算では2019年3月期のトヨタ自動車の純利益は405億円押し上げられるという。

ホンダ、日産、SUBARU、ヤマハ発動機を含めた5社合計では減税効果が1029億円。

悪くない方向だ。

225先物大証夜間取引終値は日中比10円安の22870円と方向感のない動き。

空売り比率は34.0%まで低下。

あと1日の休暇という格好。

東証1部の単純平均株価(2961.16円)の3000円台復活を見たいところだ。

(櫻井)。

遠くを見よ

櫻井 英明

2017/12/19 07:28

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株式市場は視点を近くに置いて足元の事柄ばかりを気にする世界。

だから日替わりメニューの目眩ましに幻惑されます。

市場のベクトルの根本は世界の金融動向と規制の強弱と決め打ちすれば、瑣末な海外事情に右往左往しなくなるでしょう。

重要なのは視点の時間軸の頂点になります。

何十年も相場を見てきて感じるのは未来永劫に続く好材料も悪材料もないということ。

目先しか見ていない輩の方が声が大きいことが多いからそれに引きずられる傾向。

自分の視点がないから、他律他動的な相場観になってしまうのでしょう。

これは敵の思う壺。

ついこの間の悪材料だったエルサレムなんて今週は誰も言いません。

アラバマ州上院補選もすでに忘却の彼方。

「 ブレないこと 」は難しいですがブレないところに本質があると考えればブレなことは重要です。

フランスの哲学者アランの言葉は「遠くを見よ」。

兜町の視点だけでなく、ウォールストリートやシティの視点だけでなく地球鳥瞰のような目を持つべきです。

一方で「脚下照顧」というのは比叡山延暦寺の根本中堂に掲げられた言葉。

「自分の足元をよくよく見よ」という意味の言葉。

「他に向かって悟りを追求せず、まず自分の本性をよく見つめよ」という戒め。

他に向かって理屈を言う前に、まず自分の足元を見て自分のことをよく反省すべき。 あるいは「足元に気をつけよ」の意。

ここまでの高尚さを持っていれば良いでしょうが・・・。


日経平均の足元の試算は大和証券のレポート。

 【2017年】

1ドル110 円1ユーロ130円の場合 PER14倍で22300円、15倍で23900円、16倍で25400円。

【2018年】 1ドル110円1ユーロ130円の場合 PER14倍で23700円、15倍で25400円、16倍で27100円。

1ドル120円で1ユーロ140円ならPER16倍で28400円。

年末23000円で上昇率が年間限界値の20%ならば27600円。

28000円が2018年に見えても不自然ではなくなってきました。

因みにこの試算の前提の日経平均採用銘柄のEPSは2017年1600円レベル。

2018年は1700円レベルとなっています。


「掉尾の一振」のアノマリーの検証。

過去20年の大納会前5日間の動向は17勝3敗。

勝率85%で平均上昇幅は225円。

2016年:19394.91円→19114.37円▲280.54円

2015年:19033.71円△147.01円

2014年:17450.77円▼184.37円

2013年:16291.31円△420.89円

2012年:20395.18円△355.85円

2011年: 8455.35円△60.19円

2010年:10228.92円▼117.56円

2009年:10546.44円△168.41円

2008年: 8859.56円△135.78円

2007年:15307.78円△276.18円

2006年:17225.83円△120.87円

2005年:16111.43円△170.06円

2004年:11488.76円△279.32円

2003年:10676.64円△304.13円

2002年: 8578.95円△172.07円

2001年:10542.62円△109.10円

2000年:13785.69円△358.61円

1999年:18934.34円△472.41円

1998年:13842.17円△62.72円

1997年:15258.74円△459.34円

1996年:19361.35円▼329.11円


以下は今朝の場況。

「ビッグサンタへの期待」


週明けのNY株式市場は続伸。

主要3指数が連日で過去最高値を更新した。

税制改革法案が週内にも上下両院で可決される見通しを好感。

法人税減税を好感した買いが続いた。

「海外株の上昇も投資家心理の改善につながった」という反射鏡のようなコメントも見られる。

法人税減税の恩恵を受けやすいとされる金融や小売り関連といった内需関連に銘柄に資金が向かった格好だ。

NYダウの上昇寄与度は建機大手キャタピラーが21ドル。

ゴールドマンが19ドル。

分割後高値を更新したアップルが16ドル。

インテルなど半導体関連が上昇。

アップルやアルファベット(グーグル)など大型ハイテクセクターも買い物優勢の展開。

ツイッター、アマゾンも上昇。

ハイテク株比率が高いNASDAQ総合株価指数は一時7000ポイントを初めて上回った。

4月25日に6000ポイントの大台に乗せて以来の大台変わりを迎えたことになる。

ちなみに4月25日から12月15日までの騰落率。

半導体大手のエヌビディアが86.8%高。

同業のマイクロン・テクノロジーが57.1%高。

アマゾン(29.9%高)、マイクロソフト(27.9%高)、フェイスブック(23.0%高)。

時価総額の大きいネット関連株も上昇上位。

原油先物価格はナイジェリアで行われていたストライキが中断されると報じられ3日ぶりに反落。

金は4日続伸。

10年国債は売りが優勢で午後に下げ幅を拡大。

為替はユーロが対ドル、対円で上昇。

税制改革で注目されるのはレパトリ。

海外子会社から配当を受け取る時の税率は35%。

大企業の多くが課税を回避するため約290兆円の資金を海外に置いている。

最も多いのがアップルで約27兆円、次がマイクロソフトで約14.8兆円。

税率が低いプエルトリコ、アイルランド、シンガポールなどに滞留させているという。

トランプ大統領が希望する「レパトリ税」は10%程度への引き下げ。

共和党の最終案では、現金への税率が15.5%だ。

「海外にあるアメリカ企業の資金のほとんどは米国債とすればレパトリは米国債売りにつながる。

利回り上昇→米ドル高につながる可能性がどう決着するかがビッグサンタへの期待感となろうか。


「挑戦」


月曜日は5日ぶりの急反発で2週連続の上昇。

やはり基本は「上げ4日、下げ4日」のリズムなのだろう。

日経平均は4日間で合計485円下落。

348円高で戻り率は71.8%%だった。

大型株優位の地合いとなりTOPIXは終値ベースで年初来高値を更新。

1991年11月14日以来26年1か月ぶりの水準まで浮上した。

トヨタ、三菱UFJ、ソニーがTOPIXの上昇寄与度ベスト3というのは自然体という印象だ。

一方、マザーズ指数は逆行安となった。

日経平均は23000円を巡る攻防に期待感が醸成された。

直近で何度か23000円を目前にして跳ね返されていたのが現実。

「あっさり上回ってくれば、買いが買いを呼ぶ展開も想定される。

11月9日の高値23382円を上回って一段高となるシナリオが現実味を帯びてくる」という声も聞こえる。

25日線からのかい離はプラス1.5%。

サイコロは5勝7敗で41.7%。

空売比率は35.5%(前日39.4%)まで低下した。

日経平均採用銘柄のPERは15.06倍でEPSは1520.70円。

松井証券信用評価損益率速報で売り方は▲16.130%(前日▲15.030%)。

11月2日の▲15.855%を上回り今年最悪水準を更新。

買い方は▲3.028%(前日▲3.529%)と悪くない。

シカゴ225先物終値は日中比80円高の22960円。

現物ではほぼ23000円水準だ。

12月11日の高値は22988円。

これを上抜いて23000円挑戦から上値狙いに期待という火曜日だ。

(櫻井)。

タイトル 投稿者 投稿日時
覚悟 櫻井 英明 2021/01/25 11:26
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